JP3178414U

JP3178414U - 逆方向同軸発声のイヤホン

Info

Publication number: JP3178414U
Application number: JP2012004035U
Authority: JP
Inventors: 李秉糖
Original assignee: イースターンテクノロジーズホールディングリミテッド
Priority date: 2012-07-04
Filing date: 2012-07-04
Publication date: 2012-09-13
Anticipated expiration: 2022-07-04

Abstract

【課題】逆方向同軸発声のイヤホンを提供する。
【解決手段】双磁気回路の磁気動力素子は発声ユニット台座（７）と透磁Ｔ型鉄（１０）と磁石（１７）と透磁Ｕ型鉄（１２）を組み合わせてから、発声ユニット台座（７）に低音接続線板（１１）を貼り付けた後に、透磁Ｕ型鉄（１２）に高音接続線板（１３）を貼り付けることで構成される。低音接続線板（１１）には低音ボイスコイル（９）の溶接線が設置され、低音ボイスコイル（９）に低音発声膜状片（８）が貼り付けられるとともに、発声ユニット台座（７）に貼り付けられる。高音接続線板（１３）には高音ボイスコイル（１４）の溶接線が設置され、高音ボイスコイル（１４）に高音発声膜状片（１５）が貼り付けられるとともに、透磁Ｕ型鉄（１２）上に貼り付けられ、防塵用保護ケース（１６）によって閉蓋される。よって、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを完成する。
【選択図】図３

Description

本考案はイヤホンの構造に係り、特にイヤホン及びその発声ユニットの改善を図ることができる逆方向同軸発声のイヤホンに関する。

通常のイヤホンでは、単独の可動コイル式発声ユニットが多用されている。但し、この単独の可動コイル式発声ユニットは比較的強い低音を表現するために、一部の中高音を失わなければならない。

また、従来のイヤホンでは、いずれも単一の発声ユニットで発音するため、比較的広い音声を達成し難い。さらに、比較的広い音声を達成するためには、イヤホン内に数多くの発声ユニットを設置する必要がある。このため、コストがかなり嵩む。

なし

本考案が解決しようとする課題は、イヤホンの外殻と互いに結合し、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを有する逆方向同軸発声のイヤホンを提供することである。

上記課題を解決するため、本考案は、イヤホンであって、双磁気回路の磁気動力素子と、低音接続線板（１１）と、高音接続線板（１３）を備え、前記双磁気回路の磁気動力素子は、たらい状の発声ユニット台座（７）と、透磁Ｔ型鉄（１０）と、磁石（１７）と、透磁Ｕ型鉄（１２）を組み合わせてから、たらい状の発声ユニット台座（７）に低音接続線板（１１）を貼り付けた後に、更に透磁Ｕ型鉄（１２）に高音接続線板（１３）を貼り付けることで構成され、前記低音接続線板（１１）には、低音ボイスコイル（９）の溶接線が設置され、低音ボイスコイル（９）に低音発声膜状片（８）が貼り付けられるとともに、たらい状の発声ユニット台座（７）に貼り付けられ、前記高音接続線板（１３）には、高音ボイスコイル（１４）の溶接線が設置され、高音ボイスコイル（１４）に高音発声膜状片（１５）が貼り付けられるとともに、透磁Ｕ型鉄（１２）上に貼り付けられ、さらに高音発声膜状片（１５）と高音ボイスコイル（１４）を保護するための防塵用保護ケース（１６）によって閉蓋され、上記構成要素を組み立てた後に、高圧磁化を行うことにより、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを完成できることを特徴とする逆方向同軸発声のイヤホンである。

本考案は、双磁気回路の磁気動力素子を有するものであるため、低音発声振動膜状片と中高音発声振動膜状片が独立的に働き、更に低音ボイスコイルと高音ボイスコイルも独立的に働き、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットによって、発声振動膜状片をより多く選択でき、低音ボイスコイルと高音ボイスコイルの電気性をより自由に調整できるという効果を奏する。

本考案の斜視図である。本考案の分解斜視図である。本考案の断面模式図である。本考案のイヤホンのフロントケース用透気穴の模式図である。従来技術の断面模式図である。

以下、本考案の実施形態を図に基づいて説明する。

本考案は図１〜図４に示すように、主に、双磁気回路の磁気動力素子と、低音接続線板（１１）と、高音接続線板（１３）を備える。前記双磁気回路の磁気動力素子は、たらい状の発声ユニット台座（７）と、透磁Ｔ型鉄（１０）と、磁石（１７）と、透磁Ｕ型鉄（１２）を組み合わせてから、たらい状の発声ユニット台座（７）に低音接続線板（１１）を貼り付けた後に、更に透磁Ｕ型鉄（１２）に高音接続線板（１３）を貼り付けることで構成される。

前記低音接続線板（１１）には、低音ボイスコイル（９）の溶接線が設置され、低音ボイスコイル（９）に低音発声膜状片（８）が貼り付けられるとともに、たらい状の発声ユニット台座（７）に貼り付けられる。

前記高音接続線板（１３）には、高音ボイスコイル（１４）の溶接線が設置され、高音ボイスコイル（１４）に高音発声膜状片（１５）が貼り付けられるとともに、透磁Ｕ型鉄（１２）上に貼り付けられ、さらに高音発声膜状片（１５）と高音ボイスコイル（１４）を保護するための防塵用保護ケース（１６）によって閉蓋される。

上記構成要素を組み立てた後に、高圧磁化を行うことにより、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを完成する。

本考案の逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットをイヤホンのフロントケース（３）の内およびイヤホンのハウジング（４）と組み合わせ、結果として気流を通過できる気流通路Ｂ（２０）と気流通路Ｃ（２１）を構成する。フロントケース用透気穴（１８）を有するイヤホンのフロントケース（３）とイヤホンのハウジング（４）は、図３と図４に示すように、気流を通過できる気流通路Ａ（１９）を構成する。図５は従来技術の断面模式図で、従来のイヤホンでは、気流通路（２２）のみを有することが分かる。

本考案のフロントケース透気穴（１８）は、その穴の径と穴の数で、気流の流量を調整し、音声が合流して気流通路Ａ（１９）から漏れ出すので、ハウジングの空間不足による滞留波がイヤホンのケース内に反射して音声が混沌して不明になる欠点を解決するが、音声を調整した後に、気流通路Ｂ（２０）がより好ましい音声を得ることが出来、音声が混沌して不明になる欠点を有しない。フロントケース透気穴（１８）は、イヤホン用軟質イヤーカバー（２）のイヤホンのフロントケース（３）スロット内に隠され、外観に影響を及ぼさず、音声の調整機能を有する。

上記の組み立てを行ってから、通常の電気接続用オーディオ信号線（６）により通信をオンした後に、より好ましい音声を得ることができる。

通常の電気接続用オーディオ信号線（６）により通信をオンした後に、更に音声通信中にアコースティック・スプリッター（２３）を一つ選択して設置できる。

イヤホンヘッドバンド（５）とイヤホン用軟質イヤーカバー（２）及びイヤホン用フロントケース防塵網（１）を加えると、相当に完璧な逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを有するイヤホンを構成できる。

１：イヤホン用フロントケース防塵網
２：イヤホン用軟質イヤーカバー
３：イヤホンのフロントケース
４：イヤホンのハウジング
５：イヤホンヘッドバンド
６：電気接続用オーディオ信号線
７：たらい状の発声ユニット台座
８：低音発声膜状片
９：低音ボイスコイル
１０：透磁Ｔ型鉄
１１：低音接続線板
１２：透磁Ｕ型鉄
１３：高音接続線板
１４：高音ボイスコイル
１５：高音発声膜状片
１６：防塵用保護ケース
１７：磁石
１８：フロントケース用透気穴
１９：気流通路Ａ
２０：気流通路Ｂ
２１：気流通路Ｃ
２２：従来のイヤホンの気流通路
２３：アコースティック・スプリッター

Claims

イヤホンであって、
双磁気回路の磁気動力素子と、低音接続線板（１１）と、高音接続線板（１３）を備え、
前記双磁気回路の磁気動力素子は、たらい状の発声ユニット台座（７）と、透磁Ｔ型鉄（１０）と、磁石（１７）と、透磁Ｕ型鉄（１２）を組み合わせてから、たらい状の発声ユニット台座（７）に低音接続線板（１１）を貼り付けた後に、さらに透磁Ｕ型鉄（１２）に高音接続線板（１３）を貼り付けることで構成され、
前記低音接続線板（１１）には、低音ボイスコイル（９）の溶接線が設置され、低音ボイスコイル（９）に低音発声膜状片（８）が貼り付けられるとともに、たらい状の発声ユニット台座（７）に貼り付けられ、
前記高音接続線板（１３）には、高音ボイスコイル（１４）の溶接線が設置され、高音ボイスコイル（１４）に高音発声膜状片（１５）が貼り付けられるとともに、透磁Ｕ型鉄（１２）上に貼り付けられ、さらに高音発声膜状片（１５）と高音ボイスコイル（１４）を保護するための防塵用保護ケース（１６）によって閉蓋され、
上記構成要素を組み立てた後に、高圧磁化を行うことにより完成される、逆方向同軸の単一磁石で双磁気回路・双ボイスコイルの発声ユニットを有することを特徴とする逆方向同軸発声のイヤホン。
請求項１に記載の逆方向同軸発声のイヤホンにおいて、
フロントケース用透気穴（１８）をさらに備え、フロントケース用透気穴（１８）は、イヤホン用軟質イヤーカバー（２）のイヤホン用フロントケーススロット内に隠され、その穴の径と穴の数が、イヤホンのフロントケース（３）において、イヤホンのハウジング（４）の空間不足に対応して調整され、しかもハウジング（４）と組み合わせて気流を通過できる気流通路Ａ（１９）を構成することを特徴とする逆方向同軸発声のイヤホン。