JP3178265U - 岩塩加工品 - Google Patents

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Abstract

【課題】高湿度の環境下においても岩塩の潮解を抑制することができる岩塩加工品を提供する。
【解決手段】インテリアあるいはその構成品として使用される岩塩加工品10は、岩塩本体110と、静止載置するために前記岩塩本体に設けられた平坦底面110eと、岩塩本体の平坦底面を含む全表面あるいはこの全表面の内の特定表面部位に施された透明または半透明の防湿被膜120とを備えている。防湿被膜120の原料は、油性原料であることが望ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば岩塩ランプのようにインテリアあるいはその構成品として使用される岩塩加工品に関するものである。
岩塩の用途は様々であるが、その中の1つにインテリアとしての用途がある。そして、インテリア用途の岩塩(インテリア岩塩)の代表として、岩塩ランプがある。岩塩ランプは、砕石された岩塩あるいはさらに幾何立体に加工された岩塩に空隙を設け、この空隙に照明器具を挿入した構成であり、岩塩の有する透光性によって幻想的な光を岩塩の表面から発するものである。
しかし、岩塩は、上記透光性の他に、水溶性および潮解性という特性も併せ持っている。このような特性により、高湿度(例えば湿度70%以上)の環境下に岩塩を長期間置いていると、その表面が潮解し、潮解によって生じた水溶液(高濃度塩水)が岩塩の表面から滴下する。そして、この滴下した高濃度塩水が、インテリア岩塩を載置してあるテーブルや家具さらには床や絨毯を濡らして汚すことがあった。また、岩塩ランプにあっては、さらに照明器具を破損させることもあった。
このような問題を改善するために、インテリア岩塩の底部に、上記潮解によって生じた高濃度塩水を貯蔵するための凹部を有する台座を設けたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
実用新案登録第3146860号
しかしながら、上記従来のインテリア岩塩においては、潮解によって生じた高濃度塩水を貯蔵するための台座が必要であるため、岩塩をテーブルや家具や床等に直接載置することができないという課題があった。
また、上記従来のインテリア岩塩においては、製作時から長期間経過すると、岩塩表面の潮解によって、岩塩の容姿が製作当初のものとは異なったものに微妙に変形してしまうという課題があった。
本考案は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、高湿度の環境下においても岩塩の潮解を抑制することができる岩塩加工品を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案の第1の岩塩加工品は、インテリアあるいはその構成品として使用される岩塩加工品において、岩塩本体と、静止載置するために前記岩塩本体に設けられた平坦底面と、前記岩塩本体の前記平坦底面を含む全表面あるいはこの全表面の内の特定表面部位に施された透明または半透明の防湿被膜とを備えたことを特徴とするものである。
本考案の第2の岩塩加工品は、上記本考案の第1の岩塩加工品において、照明器具を挿入するために前記平坦底面に設けられた空隙部をさらに備え、前記防湿被膜が、前記空隙部の内面を除いた前記岩塩本体の表面に施されていることを特徴とするものである。
本考案の第3の岩塩加工品は、上記本考案の第1または第2の岩塩加工品において、前記防湿被膜の原料が、油性原料であることを特徴とするものである。
本考案によれば、岩塩本体の表面に防湿被膜を施すことにより、高湿度の環境下においても岩塩本体の潮解を抑制することができるので、台座の他にテーブルや家具や床等に直接載置することができ、長期間載置しても岩塩本体の容姿の微妙な変形を防止することができるという効果がある。
本考案の実施の形態1の岩塩加工品の構成を説明する図である。 本考案の実施の形態2の岩塩加工品の構成を説明する図である。 本考案の実施の形態3の岩塩加工品の構成を説明する図である。 本考案の実施の形態4の岩塩加工品の構成を説明する図である。
本考案を実施するための形態について、図面を参照しつつ、以下に詳細に説明する。
実施の形態1
図1は本考案の実施の形態1の岩塩加工品の構成を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は(a)においてのA−A間の断面図である。なお、この実施の形態1の岩塩加工品10の背面図および両側面図は、(b)と同様のものとなる。また、(a)においてのB−B間の断面図は(d)と同様のものとなる。
図1の岩塩加工品10は、岩塩本体110と、平坦底面110eと、防湿被膜120とを備えて構成されている。
岩塩本体110は、天然の岩塩を採取および適度な大きさに砕石したあとに切削加工や研削加工等をすることによって、略ピラミッド型の幾何立体に加工されたものである。
この岩塩本体110の表面は、平坦底面110eを含め、合計9面の平面110af,110ag,110bf,110bg,110cf,110cg,110df,110dg,110eによって構成されている。
平坦底面110eは、岩塩加工品10を、インテリアあるいはその構成品として、テーブルや家具や床等あるいは台座に静止載置するために設けられたものである。つまり、平坦底面110eは、岩塩加工品10を静止載置する際に、この平坦底面110eに施された防湿被膜120が被載置面に当接することとなる平坦面である。
なお、この実施の形態1の岩塩加工品10では、合計9面ある平面の内、載置時のバランス性を考慮して、平面110eを平坦底面としたが、他の平面、例えば平面110afを平坦底面とすることも可能である。
防湿被膜120は、岩塩本体110の全表面、つまり平面110af,110ag,110bf,110bg,110cf,110cg,110df,110dgおよび平坦底面110eに施された透明または半透明の被膜である。この防湿被膜120は、岩塩本体110の表面が大気中の水分(湿気)に晒されるのを抑止する機能を有する。
この防湿被膜120を岩塩本体110の表面に設ける手順について、以下に説明する。
まず、岩塩本体110の表面に付いている埃その他の異物を除去する。この異物除去処理は、例えばエアブロー処理あるいは乾燥ウエスを使用した拭き取り処理である。
次に、上記異物除去処理された岩塩本体110の表面の油脂成分を除去する。この油脂除去処理において、油脂成分除去剤には、例えば第1石油類の油性(非水溶性)シリコンオフ剤を使用する。
そして、上記油脂成分除去処理された岩塩本体110の表面に防湿被膜原料を塗布する。この防湿被膜原料には、例えば第2石油類の油性(非水溶性)ウレタン塗料を使用し、この油性ウレタン塗料を岩塩本体110の表面に吹き付ける。
このあと、上記の塗布された防湿被膜原料を乾燥させる。この乾燥処理は、例えば上記防湿被膜原料を乾燥ブースにて強制乾燥させる処理である。以上の手順により、岩塩本体110の全表面に防湿被膜120を施すことができる。
なお、岩塩本体110の表面の油脂成分は、防湿被膜原料を岩塩本体110の表面に付着させることの障害となるものであり、上記油脂成分除去処理は、岩塩本体110の表面に確実に付着させるためになされるものである。
このため、防湿被膜原料を岩塩本体110の表面に確実に付着させることが可能であれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理、あるいはこれらのいずれかの処理を省略することも可能である。
例えば、実施の形態1の岩塩本体110のように全表面が切削加工や研削加工されたものにあっては、上記切削加工や研削加工によって、同時に異物および油脂成分が除去されていれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理は不要である。
また、上記防湿被膜原料として水溶性塗料を使用することも可能である。ただし、一般に水溶性塗料は油性塗料よりも乾燥に時間がかかる。また、岩塩は、水には溶けるが油には溶けないという特性を有している。このため、水溶性塗料を使用すると、塗料が乾燥するまでの間に、水溶性塗料に含まれる水分によって岩塩本体110の表面の微量の岩塩が溶けてしまうという問題がある。従って、上記防湿被膜原料には、油性のものを使用することが望ましい。
同様に、上記油脂成分除去剤として水溶性シリコンオフ剤を使用することも可能である。ただし、上記防湿被膜原料の場合と同様に、水溶性シリコンオフ剤に含まれる水分によって岩塩本体110の表面の極微量の岩塩が溶けてしまう。このため、上記油脂成分除去剤にも、岩塩が溶けない油性のものを使用することが望ましい。
この実施の形態1では、岩塩本体110の表面に防湿被膜120を設けており、この防湿被膜120によって岩塩本体110の表面が直接大気に触れることを防止できる構成となっている。このように、岩塩本体110の表面が直接大気に晒されない構成とすることにより、高湿度(例えば湿度70%以上)の環境下においても、岩塩本体110の表面が潮解するのを抑制することが可能となる。
そして、上記のように岩塩本体110の表面の潮解を抑制できることにより、潮解による高濃度塩水が生じ、この高濃度塩水が滴下することを防止できる。これにより、上記潮解による高濃度塩水を貯蔵するための台座が不要となり、岩塩加工品10をテーブルや家具や床等に直接載置しても、上記高濃度塩水によってテーブル等を濡らして汚すようなことを回避できる。
また、上記のように岩塩本体110の表面の潮解を抑制できることにより、岩塩加工品10を長期間載置しても、製作当初の岩塩本体110の容姿をそのまま維持することができ、岩塩本体110の容姿が表面の潮解によって微妙に変形することを防止することができる。
さらに、この実施の形態1では、防湿被膜120の原料として油性塗料を使用している。このように、上記防湿被膜原料として油性原料を使用することにより、岩塩本体110の表面に防湿被膜120を設ける際にも、岩塩本体110の表面が溶けるのを防止できるので、防湿被膜120を設ける前の岩塩本体110の容姿を完全に維持できるとともに、溶けた高濃度塩水によって防湿被膜120が部分剥離してしまうことを防止することができる。
以上のように本考案の実施の形態1によれば、略ピラミッド型の岩塩本体110の全表面に防湿被膜120を施すことにより、高湿度の環境下においても岩塩本体110の潮解を抑制することができるので、台座の他にテーブルや家具や床等に直接載置することができ、長期間載置しても岩塩本体110の容姿の微妙な変形を防止することができる。
実施の形態2
図2は本考案の実施の形態2の岩塩加工品の構成を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(a)においてのA−A間の断面図、(e)は(a)においてのB−B間の断面図である。なお、この実施の形態2の岩塩加工品20の下面図は(a)と同様のものとなり、背面図は(b)と同様のものとなり、左側面図は(c)と同様のものとなる。
図2の岩塩加工品20は、岩塩本体210と、平坦底面210e(または210f)と、防湿被膜220とを備えて構成されている。
岩塩本体210は、天然の岩塩を採取および適度な大きさに砕石したあとに切削加工や研削加工等をすることによって、略煉瓦型の幾何立体に加工されたものである。
この岩塩本体210の表面は、平坦底面210e(または210f)を含め、合計6面の平面210a,210b,210c,210d,210e,210fによって構成されている。
平坦底面210e(または210f)は、岩塩加工品20を、インテリアあるいはその構成品として、テーブルや家具や床等あるいは台座に静止載置するために設けられたものである。つまり、平坦底面210e(または210f)は、岩塩加工品20を静止載置する際に、この平坦底面210e(または210f)に施された防湿被膜220が被載置面に当接することとなる平坦面である。
なお、この実施の形態2の岩塩加工品20では、合計6面ある平面の内、載置時のバランス性を考慮して、面積が最大の平面210e(または210f)を平坦底面としたが、他の平面、例えば平面210a(または210b)を平坦底面とすることも可能である。
防湿被膜220は、岩塩本体210の全表面、つまり平面210a,210b,210c,210d,210f(または210e)および平坦底面210e(または210f)に施された透明または半透明の被膜である。この防湿被膜220は、岩塩本体210の表面が大気中の水分(湿気)に晒されるのを抑止する機能を有する。
この防湿被膜220を岩塩本体210の表面に設ける手順について、以下に説明する。
まず、岩塩本体210の表面に付いている埃その他の異物を除去する。この異物除去処理は、例えばエアブロー処理あるいは乾燥ウエスを使用した拭き取り処理である。
次に、上記異物除去処理された岩塩本体210の表面の油脂成分を除去する。この油脂除去処理において、油脂成分除去剤には、例えば第1石油類の油性(非水溶性)シリコンオフ剤を使用する。
そして、上記油脂成分除去処理された岩塩本体210の表面に防湿被膜原料を塗布する。この防湿被膜原料には、例えば第2石油類の油性(非水溶性)ウレタン塗料を使用し、この油性ウレタン塗料を岩塩本体210の表面に吹き付ける。
このあと、上記の塗布された防湿被膜原料を乾燥させる。この乾燥処理は、例えば上記防湿被膜原料を乾燥ブースにて強制乾燥させる処理である。以上の手順により、岩塩本体210の全表面に防湿被膜220を施すことができる。
なお、岩塩本体210の表面の油脂成分は、防湿被膜原料を岩塩本体210の表面に付着させることの障害となるものであり、上記油脂成分除去処理は、岩塩本体210の表面に確実に付着させるためになされるものである。
このため、防湿被膜原料を岩塩本体210の表面に確実に付着させることが可能であれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理、あるいはこれらのいずれかの処理を省略することも可能である。
例えば、実施の形態2の岩塩本体210のように全表面が切削加工や研削加工されたものにあっては、上記切削加工や研削加工によって、同時に異物および油脂成分が除去されていれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理は不要である。
また、上記防湿被膜原料として水溶性塗料を使用することも可能である。ただし、一般に水溶性塗料は油性塗料よりも乾燥に時間がかかる。また、岩塩は、水には溶けるが油には溶けないという特性を有している。このため、水溶性塗料を使用すると、塗料が乾燥するまでの間に、水溶性塗料に含まれる水分によって岩塩本体210の表面の微量の岩塩が溶けてしまうという問題がある。従って、上記防湿被膜原料には、油性のものを使用することが望ましい。
同様に、上記油脂成分除去剤として水溶性シリコンオフ剤を使用することも可能である。ただし、上記防湿被膜原料の場合と同様に、水溶性シリコンオフ剤に含まれる水分によって岩塩本体210の表面の極微量の岩塩が溶けてしまう。このため、上記油脂成分除去剤にも、岩塩が溶けない油性のものを使用することが望ましい。
この実施の形態2では、岩塩本体210の表面に防湿被膜220を設けており、この防湿被膜220によって岩塩本体210の表面が直接大気に触れることを防止できる構成となっている。このように、岩塩本体210の表面が直接大気に晒されない構成とすることにより、高湿度(例えば湿度70%以上)の環境下においても、岩塩本体210の表面が潮解するのを抑制することが可能となる。
そして、上記のように岩塩本体210の表面の潮解を抑制できることにより、潮解による高濃度塩水が生じ、この高濃度塩水が滴下することを防止できる。これにより、上記潮解による高濃度塩水を貯蔵するための台座が不要となり、岩塩加工品20をテーブルや家具や床等に直接載置しても、上記高濃度塩水によってテーブル等を濡らして汚すようなことを回避できる。
また、上記のように岩塩本体210の表面の潮解を抑制できることにより、岩塩加工品20を長期間載置しても、製作当初の岩塩本体210の容姿をそのまま維持することができ、岩塩本体210の容姿が表面の潮解によって微妙に変形することを防止することができる。
また、この実施の形態2では、防湿被膜220の原料として油性塗料を使用している。このように、上記防湿被膜原料として油性原料を使用することにより、岩塩本体210の表面に防湿被膜220を設ける際にも、岩塩本体210の表面が溶けるのを防止できるので、防湿被膜220を設ける前の岩塩本体210の容姿を完全に維持できるとともに、溶けた高濃度塩水によって防湿被膜220が部分剥離してしまうことを防止することができる。
さらに、この実施の形態2の岩塩加工品20は略煉瓦型であるため、複数個の岩塩加工品20を用意すれば、これらを容易かつ自由に積み上げることができ、独自の意匠性を持ったインテリアを創作することが可能である。
以上のように本考案の実施の形態2によれば、略煉瓦型の岩塩本体210の全表面に防湿被膜220を施すことにより、高湿度の環境下においても岩塩本体210の潮解を抑制することができるので、台座の他にテーブルや家具や床等に直接載置することができ、長期間載置しても岩塩本体210の容姿の微妙な変形を防止することができる。
実施の形態3
図3は本考案の実施の形態3の岩塩加工品の構成を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は(a)においてのA−A間の断面図である。なお、この実施の形態3の岩塩加工品30の背面図および両側面図は、(b)と同様のものとなる。また、(a)においてのB−B間の断面図は(d)と同様のものとなる。
図3の岩塩加工品30は、岩塩本体310と、平坦底面310bと、防湿被膜320と、空隙部330とを備えて構成されている。
岩塩本体310は、天然の岩塩を採取および適度な大きさに砕石したあとに切削加工や研削加工等をすることによって、略真球型の幾何立体に加工されたものである。
この実施の形態3の岩塩本体310の表面は、球面310aと、平坦底面310bと、空隙内面310c(空隙部330の周面および天面)によって構成されている。
平坦底面310bは、岩塩加工品30を、インテリアあるいはその構成品として、テーブルや家具や床等あるいは台座に静止載置するために設けられたものである。つまり、平坦底面310bは、岩塩加工品30を静止載置する際に、この平坦底面310bに施された防湿被膜320が被載置面に当接することとなる平坦面である。
防湿被膜320は、岩塩本体310の全表面の内、空隙内面310cを除いた特定部位、つまり球面310aおよび平坦底面310bに施された透明または半透明の被膜である。この防湿被膜320は、岩塩本体310の表面の上記特定部位が大気中の水分(湿気)に晒されるのを抑止する機能を有する。
空隙部330は、平坦底面310bに凹設された略円筒型の空隙である。この空隙部330は、照明器具が挿入されることによって、岩塩加工品30を岩塩ランプとして使用するために設けられたものである。なお、空隙部330は、岩塩ランプとして使用したときの発光具合等の必要に応じて、例えば略角筒型や略円錐型あるいは幾何立体表面としての凹凸を有する略円筒型等とすることも可能である。
空隙部330は、平坦底面310bの一部を繰り抜き加工することによって設けることができる。あるいは、採取および砕石された天然の岩塩を繰り抜き加工したあと、その繰り抜き加工の開口を含むように平坦底面310bを切削加工または研削加工することによって、設けることができる。
岩塩は、加熱されるとマイナスイオンを発生させる特性を有している。このため、照明器具を空隙部330に挿入して、岩塩加工品30を岩塩ランプとして使用すると、この岩塩加工品30は、照明器具によって加熱された空隙内面310cからマイナスイオンを発生させる。発生したマイナスイオンには、リラクゼーション効果や室内の空気の清浄作用がある。
空隙内面310cにも防湿被膜320を施すと、岩塩ランプとして使用したときに、上記岩塩のマイナスイオン発生効果を低減させてしまうおそれがある。このため、この実施の形態3の岩塩加工品30では、空隙内面310には防湿被膜320を設けず、上記岩塩のマイナスイオン発生効果を確保できるようにしている。
なお、上記の岩塩のマイナスイオン発生効果を発揮させるためには、岩塩加工品30が載置されたときに、空隙部330の開口が大気開放となるように(空隙部330が密閉されずに室内雰囲気に通ずるように)、岩塩ランプを構成することが望ましい。例えば、岩塩加工品30を台座に載置する場合には、照明器具を空隙部330に引き込むために台座に設けられる貫通穴を空隙部330の開口以上の大きさにするとともに、この貫通穴が台座の裏面において密閉されてしまうことがないように、台座を構成する。
この防湿被膜320を岩塩本体310の表面に設ける手順について、以下に説明する。なお、以下に説明する手順は、空隙部330を設けたあとに防湿被膜320を施すものであるが、逆に、岩塩本体310の全表面に防湿被膜320を施したあとに空隙部330を設けることも可能である。
まず、岩塩本体310の表面に付いている埃その他の異物を除去する。この異物除去処理は、例えばエアブロー処理あるいは乾燥ウエスを使用した拭き取り処理である。
次に、上記異物除去処理された岩塩本体310の表面の油脂成分を除去する。この油脂除去処理において、油脂成分除去剤には、例えば第1石油類の油性(非水溶性)シリコンオフ剤を使用する。
そして、空隙部330の開口を塞いで空隙内面310cを防護した上で、上記油脂成分除去処理された岩塩本体310の表面に防湿被膜原料を塗布する。この防湿被膜原料には、例えば第2石油類の油性(非水溶性)ウレタン塗料を使用し、この油性ウレタン塗料を岩塩本体310の表面に吹き付ける。
このあと、上記の塗布された防湿被膜原料を乾燥させる。この乾燥処理は、例えば上記防湿被膜原料を乾燥ブースにて強制乾燥させる処理である。以上の手順により、岩塩本体310の全表面の内、空隙内面310cを除いた特定部位、つまり球面310aおよび平坦底面310bに防湿被膜320を施すことができる。
なお、岩塩本体310の表面の油脂成分は、防湿被膜原料を岩塩本体310の表面に付着させることの障害となるものであり、上記油脂成分除去処理は、岩塩本体310の表面に確実に付着させるためになされるものである。
このため、防湿被膜原料を岩塩本体310の表面に確実に付着させることが可能であれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理、あるいはこれらのいずれかの処理を省略することも可能である。
例えば、実施の形態3の岩塩本体310のように全表面が切削加工や研削加工されたものにあっては、上記切削加工や研削加工によって、同時に異物および油脂成分が除去されていれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理は不要である。
また、上記防湿被膜原料として水溶性塗料を使用することも可能である。ただし、一般に水溶性塗料は油性塗料よりも乾燥に時間がかかる。また、岩塩は、水には溶けるが油には溶けないという特性を有している。このため、水溶性塗料を使用すると、塗料が乾燥するまでの間に、水溶性塗料に含まれる水分によって岩塩本体310の表面の微量の岩塩が溶けてしまうという問題がある。従って、上記防湿被膜原料には、油性のものを使用することが望ましい。
同様に、上記油脂成分除去剤として水溶性シリコンオフ剤を使用することも可能である。ただし、上記防湿被膜原料の場合と同様に、水溶性シリコンオフ剤に含まれる水分によって岩塩本体310の表面の極微量の岩塩が溶けてしまう。このため、上記油脂成分除去剤にも、岩塩が溶けない油性のものを使用することが望ましい。
この実施の形態3では、岩塩本体310の特定表面(球面310aおよび平坦底面310b)に防湿被膜320を設けており、この防湿被膜320によって岩塩本体310の特定表面が直接大気に触れることを防止できる構成となっている。このように、岩塩本体310の特定表面が直接大気に晒されない構成とすることにより、高湿度(例えば湿度70%以上)の環境下においても、岩塩本体310の特定表面が潮解するのを抑制することが可能となる。
そして、上記のように岩塩本体310の特定表面の潮解を抑制できることにより、潮解による高濃度塩水が生じ、この高濃度塩水が滴下することを防止できる。これにより、上記潮解による高濃度塩水を貯蔵するための台座が不要となり、岩塩加工品30をテーブルや家具や床等に直接載置しても、上記高濃度塩水によってテーブル等を濡らして汚すようなことを回避できる。
また、上記のように岩塩本体310の特定表面の潮解を抑制できることにより、岩塩加工品30を長期間載置しても、製作当初の岩塩本体310の容姿をそのまま維持することができ、岩塩本体310の容姿が表面の潮解によって微妙に変形することを防止することができる。
また、この実施の形態3では、防湿被膜320の原料として油性塗料を使用している。このように、上記防湿被膜原料として油性原料を使用することにより、岩塩本体310の特定表面に防湿被膜320を設ける際にも、岩塩本体310の表面が溶けるのを防止できるので、防湿被膜320を設ける前の岩塩本体310の容姿を完全に維持できるとともに、溶けた高濃度塩水によって防湿被膜320が部分剥離してしまうことを防止することができる。
さらに、この実施の形態3の岩塩加工品30では、空隙部330を設けるとともに、空隙内面310cに防湿被膜320を設けない構成としているので、岩塩ランプとしての使用が可能である。
そして、岩塩ランプとして使用したときに、岩塩特有の幻想的な光景を醸す出すことができるとともに、リラクゼーション効果や室内の空気の清浄作用があるマイナスイオンを発生させることができる。
以上のように本考案の実施の形態3によれば、略真球型の岩塩本体310の全表面の内、空隙内面310cを除いた球面310aおよび平坦底面310bに防湿被膜320を施すことにより、高湿度の環境下においても岩塩本体310の潮解を抑制することができるので、台座の他にテーブルや家具や床等に直接載置することができ、長期間載置しても岩塩本体310の容姿の微妙な変形を防止することができる。
実施の形態4
図4は本考案の実施の形態4の岩塩加工品の構成を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)は(a)においてのA−A間の断面図、(f)は(a)においてのB−B間の断面図である。
なお、この実施の形態4の岩塩加工品40の背面図は(b)に類似のものとなり、左側面図は(d)に類似したものとなる
図4の岩塩加工品40は、岩塩本体410と、平坦底面410bと、防湿被膜420と、空隙部430とを備えて構成されている。
岩塩本体410は、天然の岩塩を採取および適度な大きさに砕石したあとに、自然のままの凹凸を適度に残して、必要部分に切削加工や研削加工等がなされたものである。
この実施の形態4の岩塩本体410の表面は、凹凸面410aと、平坦底面410bと、空隙内面410c(空隙部430の周面および天面)によって構成されている。
凹凸面410aは、上記のように自然のままの凹凸が適度に残された面であって、それゆえに岩塩本体410の個々に固有独自のものである。
平坦底面410bは、岩塩加工品40を、インテリアあるいはその構成品として、テーブルや家具や床等あるいは台座に静止載置するために設けられたものである。つまり、平坦底面410bは、岩塩加工品40を静止載置する際に、この平坦底面410bに施された防湿被膜420が被載置面に当接することとなる平坦面である。
防湿被膜420は、岩塩本体410の全表面の内、空隙内面310cを除いた特定部位、つまり凹凸面410aおよび平坦底面410bに施された透明または半透明の被膜である。この防湿被膜420は、岩塩本体410の表面の上記特定部位が大気中の水分(湿気)に晒されるのを抑止する機能を有する。
空隙部430は、平坦底面410bに凹設された略円筒型の空隙である。この空隙部430は、照明器具が挿入されることによって、岩塩加工品40を岩塩ランプとして使用するために設けられたものである。なお、空隙部430は、岩塩ランプとして使用したときの発光具合等の必要に応じて、例えば略角筒型や略円錐型あるいは幾何立体表面としての凹凸を有する略円筒型等とすることも可能である。
空隙部430は、平坦底面410bの一部を繰り抜き加工することによって設けることができる。あるいは、採取および砕石された天然の岩塩を繰り抜き加工したあと、その繰り抜き加工の開口を含むように平坦底面410bを切削加工または研削加工することによって、設けることができる。
岩塩は、加熱されるとマイナスイオンを発生させる特性を有している。このため、照明器具を空隙部430に挿入して、岩塩加工品40を岩塩ランプとして使用すると、この岩塩加工品40は、照明器具によって加熱された空隙内面410cからマイナスイオンを発生させる。
発生したマイナスイオンには、リラクゼーション効果や室内の空気の清浄作用がある。
空隙内面410cにも防湿被膜420を施すと、岩塩ランプとして使用したときに、上記岩塩のマイナスイオン発生効果を低減させてしまうおそれがある。このため、この実施の形態4の岩塩加工品40では、空隙内面410には防湿被膜420を設けず、上記岩塩のマイナスイオン発生効果を確保できるようにしている。
なお、上記の岩塩のマイナスイオン発生効果を発揮させるためには、岩塩加工品40が載置されたときに、空隙部430の開口が大気開放となるように(空隙部430が密閉されずに室内雰囲気に通ずるように)、岩塩ランプを構成することが望ましい。例えば、岩塩加工品40を台座に載置する場合には、照明器具を空隙部430に引き込むために台座に設けられる貫通穴を空隙部430の開口以上の大きさにするとともに、この貫通穴が台座の裏面において密閉されてしまうことがないように、台座を構成する。
この防湿被膜420を岩塩本体410の表面に設ける手順について、以下に説明する。なお、以下に説明する手順は、空隙部430を設けたあとに防湿被膜420を施すものであるが、逆に、岩塩本体410の全表面に防湿被膜420を施したあとに空隙部430を設けることも可能である。
まず、岩塩本体410の表面に付いている埃その他の異物を除去する。この異物除去処理は、例えばエアブロー処理あるいは乾燥ウエスを使用した拭き取り処理である。
次に、上記異物除去処理された岩塩本体410の表面の油脂成分を除去する。この油脂除去処理において、油脂成分除去剤には、例えば第1石油類の油性(非水溶性)シリコンオフ剤を使用する。
そして、空隙部430の開口を塞いで空隙内面410cを防護した上で、上記油脂成分除去処理された岩塩本体410の表面に防湿被膜原料を塗布する。この防湿被膜原料には、例えば第2石油類の油性(非水溶性)ウレタン塗料を使用し、この油性ウレタン塗料を岩塩本体410の表面に吹き付ける。
このあと、上記の塗布された防湿被膜原料を乾燥させる。この乾燥処理は、例えば上記防湿被膜原料を乾燥ブースにて強制乾燥させる処理である。以上の手順により、岩塩本体410の全表面の内、空隙内面410cを除いた特定部位、つまり球面410aおよび平坦底面410bに防湿被膜420を施すことができる。
なお、岩塩本体410の表面の油脂成分は、防湿被膜原料を岩塩本体410の表面に付着させることの障害となるものであり、上記油脂成分除去処理は、岩塩本体410の表面に確実に付着させるためになされるものである。
このため、仮に、防湿被膜原料を岩塩本体410の表面に確実に付着させることが可能であれば、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理、あるいはこれらのいずれかの処理を省略することも可能である。しかしながら、岩塩本体410は、上記のような凹凸面401aを有しているため、上記異物除去処理および上記油脂成分除去処理が必要である可能性が高い。
また、上記防湿被膜原料として水溶性塗料を使用することも可能である。ただし、一般に水溶性塗料は油性塗料よりも乾燥に時間がかかる。また、岩塩は、水には溶けるが油には溶けないという特性を有している。このため、水溶性塗料を使用すると、塗料が乾燥するまでの間に、水溶性塗料に含まれる水分によって岩塩本体410の表面の微量の岩塩が溶けてしまうという問題がある。従って、上記防湿被膜原料には、油性のものを使用することが望ましい。
同様に、上記油脂成分除去剤として水溶性シリコンオフ剤を使用することも可能である。ただし、上記防湿被膜原料の場合と同様に、水溶性シリコンオフ剤に含まれる水分によって岩塩本体410の表面の極微量の岩塩が溶けてしまう。このため、上記油脂成分除去剤にも、岩塩が溶けない油性のものを使用することが望ましい。
この実施の形態4では、岩塩本体410の特定表面(凹凸面410aおよび平坦底面410b)に防湿被膜420を設けており、この防湿被膜420によって岩塩本体410の特定表面が直接大気に触れることを防止できる構成となっている。
このように、岩塩本体410の特定表面が直接大気に晒されない構成とすることにより、高湿度(例えば湿度70%以上)の環境下においても、岩塩本体410の特定表面が潮解するのを抑制することが可能となる。
そして、上記のように岩塩本体410の特定表面の潮解を抑制できることにより、潮解による高濃度塩水が生じ、この高濃度塩水が滴下することを防止できる。
これにより、上記潮解による高濃度塩水を貯蔵するための台座が不要となり、岩塩加工品40をテーブルや家具や床等に直接載置しても、上記高濃度塩水によってテーブル等を濡らして汚すようなことを回避できる。
また、上記のように岩塩本体410の特定表面の潮解を抑制できることにより、岩塩加工品40を長期間載置しても、製作当初の岩塩本体410の固有独自の容姿をそのまま維持することができ、岩塩本体410の固有独自の容姿が表面の潮解によって微妙に変形することを防止することができる。
また、この実施の形態4では、防湿被膜420の原料として油性塗料を使用している。このように、上記防湿被膜原料として油性原料を使用することにより、岩塩本体410の特定表面に防湿被膜420を設ける際にも、岩塩本体410の表面が溶けるのを防止できるので、防湿被膜420を設ける前の岩塩本体410の固有独自の容姿を完全に維持できるとともに、溶けた高濃度塩水によって防湿被膜420が部分剥離してしまうことを防止することができる。
さらに、この実施の形態4の岩塩加工品40では、空隙部430を設けるとともに、空隙内面410cに防湿被膜420を設けない構成としているので、岩塩ランプとしての使用が可能である。
そして、岩塩ランプとして使用したときに、それぞれの岩塩本体410に固有の凹凸面410aと相まって、岩塩特有のかつそれぞれの岩塩本体410独自の幻想的な光景を醸す出すことができるとともに、リラクゼーション効果や室内の空気の清浄作用があるマイナスイオンを発生させることができる。
以上のように本考案の実施の形態4によれば、固有独自の凹凸面410aを有する岩塩本体410の全表面の内、空隙内面410cを除いた凹凸面410aおよび平坦底面410bに防湿被膜420を施すことにより、高湿度の環境下においても岩塩本体410の潮解を抑制することができるので、台座の他にテーブルや家具や床等に直接載置することができ、長期間載置しても固有独自の立体である岩塩本体410の容姿の微妙な変形を防止することができる。
以上、本考案を実施するための形態について詳細に説明したが、本考案はこれらに限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 岩塩加工品
110 岩塩本体
110af,110ag,110bf,110bg,110cf,110cg,110df,110dg,110e 平面
110e 平坦底面
120 防湿被膜
20 岩塩加工品
210 岩塩本体
210a,210b,210c,210d,210e,210f 平面
210e(または210f) 平坦底面
220 防湿被膜
30 岩塩加工品
310 岩塩本体
310a 球面
310b 平坦底面
310c 空隙内面
320 防湿被膜
330 空隙部
40 岩塩加工品
410 岩塩本体
410a 凹凸面
410b 平坦底面
410c 空隙内面
420 防湿被膜
430 空隙部


Claims (3)

  1. インテリアあるいはその構成品として使用される岩塩加工品において、
    岩塩本体と、
    静止載置するために前記岩塩本体に設けられた平坦底面と、
    前記岩塩本体の前記平坦底面を含む全表面あるいはこの全表面の内の特定表面部位に施された透明または半透明の防湿被膜と
    を備えたことを特徴とする岩塩加工品。
  2. 照明器具を挿入するために前記平坦底面に設けられた空隙部をさらに備え、
    前記防湿被膜が、前記空隙部の内面を除いた前記岩塩本体の表面に施されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の岩塩加工品。
  3. 前記防湿被膜の原料が、油性原料であることを特徴とする請求項1または2に記載の岩塩加工品。


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