JP3176029B2 - 自己収納式手術用配管取扱い装置 - Google Patents
自己収納式手術用配管取扱い装置Info
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B46/00—Surgical drapes
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- A61B46/23—Surgical drapes specially adapted for patients with means to retain or hold surgical implements
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- A61B50/30—Containers specially adapted for packaging, protecting, dispensing, collecting or disposing of surgical or diagnostic appliances or instruments
- A61B2050/314—Flexible bags or pouches
- A61B2050/318—Multi-pouches, e.g. strips of side-by-side pouches
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自己収納式の手術用
配管取扱い装置に関する。
配管取扱い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡的手術用器具は典型的には、人体
の微妙で狭いスペースから組織を除去する場合に、例え
ば眼の手術で、特に硝子体又は水晶体の除去手術を行う
場合に外科医によって使用される。それら器具には、外
科医が組織を切開及び除去するのに用いる手術用ハンド
ピースと制御コンソールが含まれる。ハンドピースは、
組織を切開又は切断するための超音波顕微鏡的手術用カ
ッターあるいは空気硝子体プローブのような手術用具を
有し、そして、長い空気圧力(空圧)ラインあるいは動
力ケーブルによって、又、長い導管、ケーブル、光ケー
ブル、あるいは、手術個所へ注入流体を供給しそしてそ
の手術個所から流体及び切開/切断された組織を引出す
又は吸引するための可撓性の管によって、制御コンソー
ルに結合される。ハンドピースの切開、流体注入、及び
吸引機能は遠隔の制御コンソールによって制御される。
この制御コンソールは、手術用ハンドピース(例えば、
往復又は回転切開刃あるいは超音波振動針)に動力を与
えるだけでなく、又注入流体の流量を制御し、そして、
流体及び切開/切断組織を吸引するための低圧源を備え
る。コンソールの機能は外科医が手動的に、普通は足操
作スイッチによって制御する。
の微妙で狭いスペースから組織を除去する場合に、例え
ば眼の手術で、特に硝子体又は水晶体の除去手術を行う
場合に外科医によって使用される。それら器具には、外
科医が組織を切開及び除去するのに用いる手術用ハンド
ピースと制御コンソールが含まれる。ハンドピースは、
組織を切開又は切断するための超音波顕微鏡的手術用カ
ッターあるいは空気硝子体プローブのような手術用具を
有し、そして、長い空気圧力(空圧)ラインあるいは動
力ケーブルによって、又、長い導管、ケーブル、光ケー
ブル、あるいは、手術個所へ注入流体を供給しそしてそ
の手術個所から流体及び切開/切断された組織を引出す
又は吸引するための可撓性の管によって、制御コンソー
ルに結合される。ハンドピースの切開、流体注入、及び
吸引機能は遠隔の制御コンソールによって制御される。
この制御コンソールは、手術用ハンドピース(例えば、
往復又は回転切開刃あるいは超音波振動針)に動力を与
えるだけでなく、又注入流体の流量を制御し、そして、
流体及び切開/切断組織を吸引するための低圧源を備え
る。コンソールの機能は外科医が手動的に、普通は足操
作スイッチによって制御する。
【0003】ハンドピースとコンソールとの間で動力ケ
ーブルや注入ラインや吸引ラインの多くの結合を行なう
必要性は、手術前の装置の準備と連結を非常に複雑なも
のにしていた。そしてこのことは装置の消毒の維持や間
違いの無い結合の確保にも関連してくる。従って典型的
な顕微鏡的手術用器具では流体取扱い結合部が1つの
「カセット」に集中されるようになって、そのカセット
は、一ユニットで、吸引ライン、流体の流れを導く内部
導管、ハンドピースからの流体の流れを制御する弁、吸
引された流体と組織の受容器の結合部を含み、そして場
合によっては蠕動ポンプの管部分を含む。そのカセット
は典型的には、既に取付けられているか又は未だ取付け
られていない状態の色彩コードを付けられた結合管と共
に消毒されたパッケージに入れて供給される。しかしそ
れでもなお、装置の組立には、カセットとコンソールを
ハンドピース注入ライン、ハンドピース吸引ライン、電
力ケーブル、空圧ライン及び/又は光ファイバ・ケーブ
ルに結合し、そしてそのカセットをコンソール内の受容
器に挿入することが必要である。更に典型的な手術で
は、数個のハンドピースが使用され、その場合ハンドピ
ースとコンソールとの間で結合しなければならないライ
ンの数を倍増する。ラインの色彩コード付けはライン結
合の間違いの可能性を少なくはするが、コンソールは一
般的に消毒された区域の外側、即ち手術個所から数フィ
ート(1フィートは約30cm)離れた所にあり、従っ
てラインの長さも数フィートになるから、それら多数の
ラインは容易に相互にからみ合い、そしてよじれる。そ
こで、手術個所へ、又この個所から空気及び注入/吸引
流体を自由に流通させるようにするために、それらライ
ンを引伸ばした比較的直線的な状態に維持することが重
要になる。又それらラインは弁及び/又はストップコッ
クに結合される。ラインを直線的な、からみ合っていな
い状態に維持することは、弁とラインとを正しく組合せ
るのにも役立つ。
ーブルや注入ラインや吸引ラインの多くの結合を行なう
必要性は、手術前の装置の準備と連結を非常に複雑なも
のにしていた。そしてこのことは装置の消毒の維持や間
違いの無い結合の確保にも関連してくる。従って典型的
な顕微鏡的手術用器具では流体取扱い結合部が1つの
「カセット」に集中されるようになって、そのカセット
は、一ユニットで、吸引ライン、流体の流れを導く内部
導管、ハンドピースからの流体の流れを制御する弁、吸
引された流体と組織の受容器の結合部を含み、そして場
合によっては蠕動ポンプの管部分を含む。そのカセット
は典型的には、既に取付けられているか又は未だ取付け
られていない状態の色彩コードを付けられた結合管と共
に消毒されたパッケージに入れて供給される。しかしそ
れでもなお、装置の組立には、カセットとコンソールを
ハンドピース注入ライン、ハンドピース吸引ライン、電
力ケーブル、空圧ライン及び/又は光ファイバ・ケーブ
ルに結合し、そしてそのカセットをコンソール内の受容
器に挿入することが必要である。更に典型的な手術で
は、数個のハンドピースが使用され、その場合ハンドピ
ースとコンソールとの間で結合しなければならないライ
ンの数を倍増する。ラインの色彩コード付けはライン結
合の間違いの可能性を少なくはするが、コンソールは一
般的に消毒された区域の外側、即ち手術個所から数フィ
ート(1フィートは約30cm)離れた所にあり、従っ
てラインの長さも数フィートになるから、それら多数の
ラインは容易に相互にからみ合い、そしてよじれる。そ
こで、手術個所へ、又この個所から空気及び注入/吸引
流体を自由に流通させるようにするために、それらライ
ンを引伸ばした比較的直線的な状態に維持することが重
要になる。又それらラインは弁及び/又はストップコッ
クに結合される。ラインを直線的な、からみ合っていな
い状態に維持することは、弁とラインとを正しく組合せ
るのにも役立つ。
【0004】米国特許第3,721,234号と第5,
010,899号に開示されている手術用ドレープを含
む従来技術の装置はこれに一体のタブ又はループを備
え、これらの中に手術用ラインが置かれ、手術の間保持
される。それらのドレープは、手術中ラインを所定個所
に保持する手段を備えているが、手術前のラインのよじ
れやからみ合いを少なくし、ラインの結合間違いを減ら
すという問題には向けられていない。
010,899号に開示されている手術用ドレープを含
む従来技術の装置はこれに一体のタブ又はループを備
え、これらの中に手術用ラインが置かれ、手術の間保持
される。それらのドレープは、手術中ラインを所定個所
に保持する手段を備えているが、手術前のラインのよじ
れやからみ合いを少なくし、ラインの結合間違いを減ら
すという問題には向けられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、手術中に使わ
れる様々な動力及び流体ラインを比較的直線的で、相互
に離間し、そして予結合された状態に維持し、これによ
って、手術用ハンドピースをより簡単且つ確実にコンソ
ールに結合することができるようにする完全な配管及び
ケーブル・パッケージを作れるような自己収納式手術用
配管取扱い装置の必要性が存在するのである。
れる様々な動力及び流体ラインを比較的直線的で、相互
に離間し、そして予結合された状態に維持し、これによ
って、手術用ハンドピースをより簡単且つ確実にコンソ
ールに結合することができるようにする完全な配管及び
ケーブル・パッケージを作れるような自己収納式手術用
配管取扱い装置の必要性が存在するのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術を改
良するために、最も一般的に使用される手術用ハンドピ
ース、動力及び流体管、ケーブル、及び結合部が予結合
され、単一の使い捨てパッケージに組込まれるような自
己収納式手術用ドレープを提供する。本発明のドレープ
部分は全体的に、患者の身体の全部又は一部だけを覆う
消毒されたシート又は基層を備える。シートの一方の端
部にポケットが形成される。このポケットは患者の頭部
の側に置かれ、そしてそのポケットの中に、硝子体プロ
ーブ、注入カニューレ、吸引ライン、凝固プローブ等の
ような多数の様々な手術用器具が入れられる。これら器
具の操作に必要ないろいろな動力及び流体ラインがそれ
ぞれの器具に恒久的又は一時的に結合され、シートの長
さ方向に沿って延ばされる。それらラインはシートの様
々な個所で、例えば接着剤、接着テープ、フック及びル
ープ・ファスナ、あるいはシートに設けたスリットにラ
インを通すことのような様々な方法によって、シートに
取付けられる。あるいは又、シートを2層構造にして、
それらの層の間にラインをサンドウィッチ状に挟むよう
にもできよう。それらラインは、器具ポケットの反対側
のポケットの中へまで延在する。この第2ポケットの中
で各ラインは小さなスプールを作るように巻いて収納さ
れる。従ってラインはシートの縁を超えて引伸ばし、手
術用コンソールに結合することができる。
良するために、最も一般的に使用される手術用ハンドピ
ース、動力及び流体管、ケーブル、及び結合部が予結合
され、単一の使い捨てパッケージに組込まれるような自
己収納式手術用ドレープを提供する。本発明のドレープ
部分は全体的に、患者の身体の全部又は一部だけを覆う
消毒されたシート又は基層を備える。シートの一方の端
部にポケットが形成される。このポケットは患者の頭部
の側に置かれ、そしてそのポケットの中に、硝子体プロ
ーブ、注入カニューレ、吸引ライン、凝固プローブ等の
ような多数の様々な手術用器具が入れられる。これら器
具の操作に必要ないろいろな動力及び流体ラインがそれ
ぞれの器具に恒久的又は一時的に結合され、シートの長
さ方向に沿って延ばされる。それらラインはシートの様
々な個所で、例えば接着剤、接着テープ、フック及びル
ープ・ファスナ、あるいはシートに設けたスリットにラ
インを通すことのような様々な方法によって、シートに
取付けられる。あるいは又、シートを2層構造にして、
それらの層の間にラインをサンドウィッチ状に挟むよう
にもできよう。それらラインは、器具ポケットの反対側
のポケットの中へまで延在する。この第2ポケットの中
で各ラインは小さなスプールを作るように巻いて収納さ
れる。従ってラインはシートの縁を超えて引伸ばし、手
術用コンソールに結合することができる。
【0007】そこで本発明の1つの目的は、様々なライ
ンが手術用ドレープ又はシートに予め取付けられたり、
取外すことができたり、又交換可能であり、そして追加
のラインを補充できるような、自己収納式手術用配管取
扱い装置を提供することである。
ンが手術用ドレープ又はシートに予め取付けられたり、
取外すことができたり、又交換可能であり、そして追加
のラインを補充できるような、自己収納式手術用配管取
扱い装置を提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、様々なラインが相互
に離間されている、自己収納式手術用配管取扱い装置を
提供することである。
に離間されている、自己収納式手術用配管取扱い装置を
提供することである。
【0009】本発明の更に他の目的は、手術で最も普通
に使用される器具が予め組立てられ、そしてシートの中
に収納される、自己収納式手術用配管取扱い装置を提供
することである。
に使用される器具が予め組立てられ、そしてシートの中
に収納される、自己収納式手術用配管取扱い装置を提供
することである。
【0010】本発明の他の目的は、手術で最も普通に使
用される器具が容易に外科医の近くに置かれ、そして手
術用コンソールに結合される、自己収納式手術用配管取
扱い装置を提供することである。
用される器具が容易に外科医の近くに置かれ、そして手
術用コンソールに結合される、自己収納式手術用配管取
扱い装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、簡単に現場で患者の
上に拡げることができる自己収納式手術用配管取扱い装
置を提供することである。
上に拡げることができる自己収納式手術用配管取扱い装
置を提供することである。
【0012】本発明の更に他の目的は、手術用器具の操
作に必要な様々な動力及び流体ラインのもつれ及びよじ
れを少なくする自己収納式手術用配管取扱い装置を提供
することである。
作に必要な様々な動力及び流体ラインのもつれ及びよじ
れを少なくする自己収納式手術用配管取扱い装置を提供
することである。
【0013】本発明の更に他の目的は、手術用器具の操
作に必要な様々な動力及び流体ラインの結合間違いを少
なくする自己収納式手術用配管取扱い装置を提供するこ
とである。
作に必要な様々な動力及び流体ラインの結合間違いを少
なくする自己収納式手術用配管取扱い装置を提供するこ
とである。
【0014】当業者には以下の詳細な記述と図面から本
発明のその他の目的と長所が明瞭になるであろう。
発明のその他の目的と長所が明瞭になるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2からよく分るよう
に、本発明の自己収納式手術用配管取扱い装置10は全
体的に基層又はドレープ12、ライン14、及び手術用
器具16で構成される。これら器具16は、支持コンソ
ール/装置に結合され、外科医及び/又は助手によって
使用される硝子体プローブ、白内障又は切断ハンドピー
ス、凝固プローブ、レーザー・プローブ、注入カニュー
レ、吸引ライン、光ファイバ照明プローブ、その他の任
意のプローブのような、いろいろな手術用具のいずれか
である。ライン14は、器具16を操作するのに必要な
様々な流体、光、又は動力(電気、空圧、又は光/レー
ザー)ラインのいずれかとすることができる。ライン1
4は任意の型式のものにすることができるが、通常は当
該技術で周知の電気ケーブル、可撓性の流体管、又は光
ファイバ・ケーブルである。好適にはそれらライン14
は、これと結合される特定の器具16ごとに色分けされ
た色彩コードを付けられ、そしてその器具に恒久的に取
付けられるか、あるいは又図2の中に示されるように、
いずれの器具16にも結合されないままで、その先端部
がコイル27の形にされ、スペア・ラインとして使用さ
れる。ライン14は自由端部まで延在し、この自由端部
は、ルアー・ロック(luer lock)、CPC、
レモ(Lemo)、又は光ファイバ・コネクタのような
コネクタ(図示せず)を有する。好適には、手術用コン
ソール(図示せず)へのライン14の結合の間違いを無
くするようにするため、各ライン14に使用されるコネ
クタはそれぞれ独得な型式のものにされる。図2と図3
から分るように、ライン14は基層12より長くされ、
従ってライン14は基層12の限界を超えて延ばして制
御コンソール(図示せず)に結合させることができ、従
って又器具16を基層12の範囲を超えて延ばすことが
できる。
に、本発明の自己収納式手術用配管取扱い装置10は全
体的に基層又はドレープ12、ライン14、及び手術用
器具16で構成される。これら器具16は、支持コンソ
ール/装置に結合され、外科医及び/又は助手によって
使用される硝子体プローブ、白内障又は切断ハンドピー
ス、凝固プローブ、レーザー・プローブ、注入カニュー
レ、吸引ライン、光ファイバ照明プローブ、その他の任
意のプローブのような、いろいろな手術用具のいずれか
である。ライン14は、器具16を操作するのに必要な
様々な流体、光、又は動力(電気、空圧、又は光/レー
ザー)ラインのいずれかとすることができる。ライン1
4は任意の型式のものにすることができるが、通常は当
該技術で周知の電気ケーブル、可撓性の流体管、又は光
ファイバ・ケーブルである。好適にはそれらライン14
は、これと結合される特定の器具16ごとに色分けされ
た色彩コードを付けられ、そしてその器具に恒久的に取
付けられるか、あるいは又図2の中に示されるように、
いずれの器具16にも結合されないままで、その先端部
がコイル27の形にされ、スペア・ラインとして使用さ
れる。ライン14は自由端部まで延在し、この自由端部
は、ルアー・ロック(luer lock)、CPC、
レモ(Lemo)、又は光ファイバ・コネクタのような
コネクタ(図示せず)を有する。好適には、手術用コン
ソール(図示せず)へのライン14の結合の間違いを無
くするようにするため、各ライン14に使用されるコネ
クタはそれぞれ独得な型式のものにされる。図2と図3
から分るように、ライン14は基層12より長くされ、
従ってライン14は基層12の限界を超えて延ばして制
御コンソール(図示せず)に結合させることができ、従
って又器具16を基層12の範囲を超えて延ばすことが
できる。
【0016】基層12は、手術室でドレープ材料として
普通に使用されるいろいろな布地、不織布(例えば不織
ポリプロピレン)、又は紙材料のいずれかとすることが
できる。基層12は好適には、折りたたみ且つ消毒する
ことができ、そして図1に示されるように比較的小型か
(患者の全身を覆うことがない)、あるいは又患者の全
身を覆うような大型のものにされる。図2でよく分るよ
うに、基層12は、この基層にライン14を取付けるた
めの複数個のファスナ18を備える。これらファスナ1
8は普通に市販されているいろいろなファスナ、例えば
フック及びループ・ファスナ(例えば商品名VELCR
Oとして市販)、スナップ・ファスナ、接着テープ、ト
ゥィスト・タイ、スナップイン・ファスナ、ケーブル・
タイのいずれかにすることができよう。又ファスナ18
は基層12に切込んだ複数個のループ形成スリットで構
成することもでき、それらスリットにライン14を通す
ことによってライン14を基層12に対して保持するこ
とができる。あるいは又、図3に示されるように、シー
ト24を基層12′に接着又は織込み、そのシート24
と基層12′との間にライン14′をサンドウィッチ状
に挟むことによってライン14′を基層12′に対して
保持するようにしてもよい。基層12は又複数個のポケ
ット20と21を有する。これらポケットは、基層12
の各端部に第2の材料片(例えば透明なプラスチック材
料)22を取付けるか、あるいは基層の端部を折返こと
によって作られてもよい。ポケット20と21は手術用
器具16又はライン14のコイル状端部26を保持する
ために使用される。
普通に使用されるいろいろな布地、不織布(例えば不織
ポリプロピレン)、又は紙材料のいずれかとすることが
できる。基層12は好適には、折りたたみ且つ消毒する
ことができ、そして図1に示されるように比較的小型か
(患者の全身を覆うことがない)、あるいは又患者の全
身を覆うような大型のものにされる。図2でよく分るよ
うに、基層12は、この基層にライン14を取付けるた
めの複数個のファスナ18を備える。これらファスナ1
8は普通に市販されているいろいろなファスナ、例えば
フック及びループ・ファスナ(例えば商品名VELCR
Oとして市販)、スナップ・ファスナ、接着テープ、ト
ゥィスト・タイ、スナップイン・ファスナ、ケーブル・
タイのいずれかにすることができよう。又ファスナ18
は基層12に切込んだ複数個のループ形成スリットで構
成することもでき、それらスリットにライン14を通す
ことによってライン14を基層12に対して保持するこ
とができる。あるいは又、図3に示されるように、シー
ト24を基層12′に接着又は織込み、そのシート24
と基層12′との間にライン14′をサンドウィッチ状
に挟むことによってライン14′を基層12′に対して
保持するようにしてもよい。基層12は又複数個のポケ
ット20と21を有する。これらポケットは、基層12
の各端部に第2の材料片(例えば透明なプラスチック材
料)22を取付けるか、あるいは基層の端部を折返こと
によって作られてもよい。ポケット20と21は手術用
器具16又はライン14のコイル状端部26を保持する
ために使用される。
【0017】装置10の製造の間、ライン14の器具1
6の反対側の端部の一部分がコイル26の形にされポケ
ット21の中に置かれる。ライン14と器具16は基層
12の長さに沿って延ばされ、そしてライン14と器具
16がファスナ18に通されるか、又はファスナ18が
ライン14の上から留められる。器具16はそれぞれの
ライン14の小さなコイルと一緒に(この小さなコイル
を備えることによって器具を手術個所まで延ばすことが
できる)ポケット20の中に置かれる。それから基層1
2が丸められるか又は折りたたまれてコンパクトなパッ
ケージにされる。図1に最もよく示されるように、使用
される際、その丸められ又は折りたたまれた配管取扱い
装置10が、あお向けになっている患者28の上に置か
れ、そして拡げられる。このとき手術用器具16を容れ
ているポケット20が患者28の頭部29の側に位置
し、そしてライン14のコイル26を容れているポケッ
ト21が患者の足元(図示せず)に位置するようにされ
る。手術用コンソール(図示せず)は患者28の足元又
は脇の方に設置される。ポケット21からコイル26が
取出され、コイルをほどいて延ばされる。これによって
ライン14を容易にコンソールに結合できる。手術を始
める前にポケット20から器具16が取出されて手術個
所のそばに置かれるか、あるいは外科医が要求するまで
ポケット20の中に置かれている。そのようにして、フ
ァスナ18によって基層12に取付けられているライン
14を使用することにより、それらライン14がよじれ
たり、からみ合ったりする傾向を防ぎ、従ってライン1
4の結合の間違いを少なくし、又器具16をコンソール
に結合する時間を短縮することができる。更に、手術中
使用されるその他のばらばらな器具、例えばカセット
(図示せず)、ナイフ(図示せず)、ガーゼ(図示せ
ず)、アイ・スペア(図示せず)、その他の手術用具を
丸められるか又は折りたたまれた配管取扱い装置10の
中に適宜に包み込むか、あるいは予備のポケット20又
は21の中に入れておいて、手術個所で取出すようにす
ることができる。
6の反対側の端部の一部分がコイル26の形にされポケ
ット21の中に置かれる。ライン14と器具16は基層
12の長さに沿って延ばされ、そしてライン14と器具
16がファスナ18に通されるか、又はファスナ18が
ライン14の上から留められる。器具16はそれぞれの
ライン14の小さなコイルと一緒に(この小さなコイル
を備えることによって器具を手術個所まで延ばすことが
できる)ポケット20の中に置かれる。それから基層1
2が丸められるか又は折りたたまれてコンパクトなパッ
ケージにされる。図1に最もよく示されるように、使用
される際、その丸められ又は折りたたまれた配管取扱い
装置10が、あお向けになっている患者28の上に置か
れ、そして拡げられる。このとき手術用器具16を容れ
ているポケット20が患者28の頭部29の側に位置
し、そしてライン14のコイル26を容れているポケッ
ト21が患者の足元(図示せず)に位置するようにされ
る。手術用コンソール(図示せず)は患者28の足元又
は脇の方に設置される。ポケット21からコイル26が
取出され、コイルをほどいて延ばされる。これによって
ライン14を容易にコンソールに結合できる。手術を始
める前にポケット20から器具16が取出されて手術個
所のそばに置かれるか、あるいは外科医が要求するまで
ポケット20の中に置かれている。そのようにして、フ
ァスナ18によって基層12に取付けられているライン
14を使用することにより、それらライン14がよじれ
たり、からみ合ったりする傾向を防ぎ、従ってライン1
4の結合の間違いを少なくし、又器具16をコンソール
に結合する時間を短縮することができる。更に、手術中
使用されるその他のばらばらな器具、例えばカセット
(図示せず)、ナイフ(図示せず)、ガーゼ(図示せ
ず)、アイ・スペア(図示せず)、その他の手術用具を
丸められるか又は折りたたまれた配管取扱い装置10の
中に適宜に包み込むか、あるいは予備のポケット20又
は21の中に入れておいて、手術個所で取出すようにす
ることができる。
【0018】ここに本発明を詳細に記述してきたが、本
発明の精神と本質的な特徴から離れることなく他の形態
又は変形で実施できることを理解すべきである。従って
ここに記述した実施形態は単なる具体例であって、何等
制約的なものではない。
発明の精神と本質的な特徴から離れることなく他の形態
又は変形で実施できることを理解すべきである。従って
ここに記述した実施形態は単なる具体例であって、何等
制約的なものではない。
【図1】患者の上に置かれた本発明の自己収納式手術用
配管取扱い装置の第1実施例の立面図である。
配管取扱い装置の第1実施例の立面図である。
【図2】図1の第1実施例の平面図である。
【図3】本発明の第2実施例の平面図である。
10 自己収納式手術用配管取扱い装置 12 基層 14 ライン 16 手術用器具 18 ファスナ 20 ポケット 21 ポケット 22 第2材料片 26 コイル 27 コイル 28 患者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エイ.リプリー アメリカ合衆国カリフォルニア州ニュー ポート ビーチ,デボン レーン 1233 (72)発明者 ジョン シー.フクラック アメリカ合衆国カリフォルニア州ラグナ ニグエル,アボツィンク 29125 (56)参考文献 米国特許4654026(US,A) 米国特許4476860(US,A) 米国特許4731029(US,A) 米国特許5383476(US,A) 米国特許4637075(US,A) 独国特許出願公開4241334(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 19/00 - 19/08
Claims (7)
- 【請求項1】 手術用器具(16)に連結された、配
管、電気ケーブル、および光ファイバ・ケーブルなどの
ための手術用配管およびケーブル取扱い装置(10、1
0’)であって、所定長さの基層(12,12’)と、
配管およびケーブルライン(14,14’)のいずれか
一方または両方を前記基層(12、12’)に取り付け
るための手段(18)とを有する前記手術用配管および
ケーブル取扱い装置において、 1つ以上の手術用器具(16)が、患者(28)の頭部
(29)近傍に配置された前記基層(12、12’)の
端部で、第1保持手段によって該基層上に保持され、 1つ以上の、配管およびケーブルライン(14,1
4’)のいずれか一方または両方がそれらの一端におい
てそれぞれの手術用器具(16)に予め連結され、 前記配管およびケーブルライン(14,14’)のいず
れか一方または両方が前記基層(12、12’)に予め
取り付けられるとともに、該基層(12、12’)の前
記所定長さ方向に沿って延在して前記手術用器具(1
6)とは反対側の自由端に終わり、 これにより自己収納および使い捨て可能な手術用配管お
よびケーブル取扱い装置を提供することを特徴とする、
手術用配管およびケーブル取扱い装置 。 - 【請求項2】 複数の手術用器具(16)と、複数の配
管およびケーブルライン(14,14’)のいずれか一
方または両方とを有し、前記配管およびケーブルライン
のいずれか一方または両方を個々に前記基層(12、1
2’)に取り付けるための前記手段(18)は前記ライ
ンを相対的に真直に且つ互いに離隔して保持する、請求
項1に記載された手術用配管およびケーブル取扱い装
置。 - 【請求項3】 前記基層(12、12’)は手術用ドレ
ープ材料、紙、布または不織ポリプロピレンである、請
求項1または請求項2に記載された手術用配管およびケ
ーブル取扱い装置。 - 【請求項4】 前記配管およびケーブルライン(14,
14’)のいずれか一方または両方を前記基層(12、
12’)に取り付けるための前記手段(18、24)
は、前記基層に切り込まれた複数のループ形成スリッ
ト、単一のライン または複数のライン(14’)上に配
置され且つ前記基層(12’)に取り付けられたシート
(24)、接着テープ(18)あるいはフック及びルー
プ・ファスナを有する、請求項1から請求項3までのい
ずれか1項に記載された手術用配管およびケーブル取扱
い装置。 - 【請求項5】 前記基層(12、12’)がその使用に
際して実質的に患者(28)の全体を覆うようにされ
た、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載さ
れた手術用配管およびケーブル取扱い装置。 - 【請求項6】 前記配管およびケーブルライン(14,
14’)のいずれか一方または両方の自由端を前記基層
上でスプールまたはコイルの形にして保持するための第
2の保持手段を更に有する、請求項1から請求項5まで
のいずれか1項に記載された手術用配管およびケーブル
取扱い装置。 - 【請求項7】 前記第1および第2の保持手段は、前記
基層(12、12’)の両端部に形成されたそれぞれの
ポケット(20、21、21’)を有する、請求項6に
記載された手術用配管およびケーブル取扱い装置。
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