JP3175623U - デバイデッドリバーシブルベスト（分割表裏着用可能ベスト） - Google Patents

Abstract

【課題】１枚のベストで、表や裏で着たり、前後反対で着たり、左を表生地、右を裏生地で着たりとか、またその逆とかというように自由に着こなすことができ、複数のコーディネートが可能になるベストを提供する。
【解決手段】前後左右対称のパターンをベースに、裏を着用した際や前後を逆に着用した際のデザイン仕様を考え、更に左右の表裏を変えて着用できるように、身頃の中心を共通ジッパーまたは共通ボタンで閉じることで課題を解決している。
【選択図】図２

Description

本考案は、左右の切離しができ、表裏前後で着用したり、左右の表裏を変えて着用したりすることができるベストに関するものである。

従来の一枚のベストでは、表生地の色やデザインによる複数のコーディネート汎用性が難しい。

１枚のベストで、表や裏で着たり、前後反対で着たり、左を表生地、右を裏生地で着たりとか、またその逆とかというように自由に着こなすことができることを目的とする。

本考案は、前後左右対象のパターンをベースに、裏を着用した際や前後を逆に着用した際のデザイン仕様を考え、更に左右の表裏が変えられるように、身頃の中心を前後共通のジッパーまたはボタンで閉じることで課題を解決している。

左右同一の表裏や左右違う表裏の着用が可能で、同素材で表裏の使用をした場合は、デザインで表ドレスの裏カジュアルといった変化を出したり、右がカジュアル左がドレスという変化や左右表裏を異素材や異色で楽しむこともでき、ドレスアップ的なコーディネートをしたりカジュアル的なコーディネートをしたり、８通りの変化が楽しめことで、コーディネートの汎用性が増し、旅行など荷物の軽減効果や、さらに同仕様同サイズのもう１着のベストがあれば、ジッパーで合体させることで、より多くの変化が可能になり、オシャレと実用の両面からの効果が得られる。

デバイデッド・リバーシブル・ベストを着用した前後姿図である デバイデッド・リバーシブル・ベストのパターン図である。 デバイデッド・リバーシブル・ベストの前後横からのデザイン図である。 表側着用時の前後のデザイン図である。 裏側着用時の前後のデザイン図である。 右表左裏を着用時の前後のデザイン図である。 右裏左表を着用時の前後のデザイン図である。

考案の実施するための形態

前後左右を対称化させるために、前身の半分のパターンをベースにして、脇で縫い合わせて前後対称の半身頃を２枚作るか、または最初から脇を縫わなくてもよいような前後対称の半身頃を２枚作って、背の中央をジッパーでまたはボタンで閉じることで、ベストとしての機能が生まれ、表裏着用はもとより、前を閉めて後を開けて、前後を逆にした前後着用も可能になり、更に左右に分割して、左を表で、右を裏での合体や、またその逆で左を裏で、右を表で合体させても、同様の表裏着用や前後着用することが可能な機能と利便性を生み出すことができる

以下、添付図面に従って実施例を説明する。
図１のように、着用時に前身と後身は、同じ身幅、同じ着丈という様にポケットデザインは変えられるが、基本的には、前後対称に見える。

更に、図２のように前から見たデザインも、後ろから見たデザインも、横から見たデザインも対象となることで、見た目にもバランスが良く、前後での着用の際に取りやすいポケットデザインやダブルファスナーを使ってポケットを共通化させたりすることで、すべての着用時の利便性も高くなる。

前後左右対称とするために、図３のように、前身の半分のパターンを基本として、表前後と裏前後用に４色をそれぞれ前身左右分として裁断し、表Ａ色と表の背部分Ｂ色を脇で縫い合せ、裏用Ｃ色と裏の背部分Ｄも同様に縫い合わせ、更にそれぞれの表と表を、ジッパーを挟み込んで縫い合わせて、片方の身頃の前後ジッパーは、２本ともスライダー付にして、もうひとつの身頃は、２本ともスライダーなしにすることで、左右別々の裏表着用が可能となり、フロントボタン止めの際は、ジッパー部分にジッパーの代わりに前立てを作って、それぞれにボタンホールを付けて、拝みボタンで留めることで、またフロントドットボタン止めの際も、ボタンホールの代わりに身頃の前後の前立て部分にすべてオスドットを打った身頃と、もう片方の身頃の前後にすべてメスドットを打つことで、ファスナーであっても、ボタンであっても、同様の左右別々の裏表着用が可能となる。

縫い合わされた製品の８通りの着方を説明すると、図４左が前身Ａ色のデザイン図で、その背部分がＢ色であり、背を前に着た時の見え方です。

図５は、単純に裏返しを着た時の前を表にしたＣ色とその時の背を前にして着た時のＤ色のデザイン図である。

さらに、前後のジッパーを外して、分割し着用時右前をそのままにして、左前の裏を表にして背部分のジッパーを閉じると、図６の左の図になり、その背を前にしたのが、図６の右の図である。

それを、裏返しにして、更に、前後を着用すると、図７のように、着用することができ、最終的には、１枚のベストで８通りの着方が可能になります。

本考案は、１枚のベストで、目的に応じて最大８種類のコーディネートが可能となり、ビジネスシーン・トラベルシーン・スポーツシーン・プライベートシーンなどの多様なシーンに、１枚のベストで、より快適な利便性を提供できる可能性を有している。

Claims (1)

1. 前後を対称化させた左右の同じ半身頃を、ジッパーやボタンで、背中心を合体させることで、ベストとして表裏着用が可能になり、次に前を閉めて後を開けて、前後を逆にした前後着用も可能になり、更に左右に分割して、左を表で右を裏で、またはその逆で背中心を合体させても、表裏着用や前後着用することができるベスト。