JP3175090U - レンズの配光制御構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズの配光制御構造を提供する。
【解決手段】光入射面と光出射面と、を備える。光出射面と光入射面の傾斜角はθであり、前記傾斜角θは0より大きい。光入射面と光出射面との間は光入射面と光出射面のへりに接続するシボ加工面を設けられ、シボ加工面はと光入射面が垂直していて、かつ角度誤差ψを設けられている。本考案のレンズの配光制御構造は、光入射面は長さLの第1光入射面の軸を有し、光出射面は長さL’の第1光出射面の軸を有する。かつ第1光入射面の軸と第1光出射面の軸との挟み角は、傾斜角θ設けることによって、第1光出射面の軸の長さL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)を形成し、かつ誤差は5%以内に納まる特徴を有する。
【選択図】図2
【解決手段】光入射面と光出射面と、を備える。光出射面と光入射面の傾斜角はθであり、前記傾斜角θは0より大きい。光入射面と光出射面との間は光入射面と光出射面のへりに接続するシボ加工面を設けられ、シボ加工面はと光入射面が垂直していて、かつ角度誤差ψを設けられている。本考案のレンズの配光制御構造は、光入射面は長さLの第1光入射面の軸を有し、光出射面は長さL’の第1光出射面の軸を有する。かつ第1光入射面の軸と第1光出射面の軸との挟み角は、傾斜角θ設けることによって、第1光出射面の軸の長さL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)を形成し、かつ誤差は5%以内に納まる特徴を有する。
【選択図】図2
Description
本考案はレンズの構造に関し、特にレンズの構造を改変することによって、光照射区域の偏位を形成するレンズの配光制御構造に関する。
LEDの応用面が次第に普及することにつれて、レンズを使って、LEDの点光源の発光を使用に適した光束に調節することは、LED照明の重要技術の一つとなっている。
レンズの原理は、高温に耐えられる透明部材を媒質として、LED光出射の光路がレンズを通過して、二次的な屈折及び反射などの光学的な物理現象を引き起し、光出射の効果を改変できる。光学の屈折は媒質が改変する境界面で引き起こされるが、光入射面の範囲が小さいため、光入射面における光学設計は、つねに補助的に使用されている。一般的で言うと、照明区域を均一にするため、レンズのほとんどは、軸が対称に設けられている。設計のポイントは二種類に分ける。一つは光出射面の曲率(カーブ)を工夫することによって、光線がレンズを離れて二次屈折のときに方向を改変させ、光線の拡散または集光の効果を図る。もう一つは、光線をレンズ内部にて反射を引き起こした後、光出射面よりレンズを離れる。通常、その光出射面は平面の設計である。この種の設計は、レンズ反射面の曲率(カーブ)に重点を置かれている。これらの設計は、さまざまなタイプのLEDに合わせて変化して、各種の製品応用に適用することができる。
本考案は、光出射面が平面のレンズに改良を行い、レンズ上の光出射部構造を調節し、従来はレンズの軸心方向と垂直していた照明区域に傾斜角を持つことによって、従来の照明区域と同等な均一の集光効果を有する。
本考案の主な目的は照明区域の投射角度を改変した、レンズの配光制御構造を提供する。
前述目的を達成するため、本考案のレンズの配光制御構造は、LED光源がレンズを通過した後の光出射を改変することができる。レンズの配光制御構造は、レンズの発光部に貼り付ける光入射面を有する。レンズの配光制御構造は光出射面を設けられ、かつ光出射面と光入射面は傾斜角θを形成し、傾斜角θは0より大きい。さらに、光入射面と光出射面との間は、光出射面と光出射面の縁に接続するシボ加工面を設けられ、シボ加工面と光入射面が垂直していて、かつ角度誤差ψを有する。本考案のレンズの配光制御構造は、光入射面は長さLの第1光入射面の軸を有し、光出射面は長さL’第1光出射面の軸を有する。さらに、第1光入射面の軸と第1光出射面の軸との挟み角は、傾斜角θを形成することによって、第1光出射面の軸の長さL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)、かつ誤差は5%以内に納まる特徴を有する。そのうち、傾斜角θは境界角θcより小さく、境界角θcはレンズの配光制御構造の部材によって決められ、シボ加工面に屈折された後、レンズを通過する光量を軽減する。
一実施例において、光出射面はさらに照明区域の調整機構を有し、照明区域の調整機構は波状を形成しており、かつ波頭(wavefront)と第1光出射面の軸と平行しているため、照明区域の範囲を改変することができる。
よって、本考案のレンズの配光制御構造は、光出射面が平面のレンジに対して改良を行い、従来の均一な光拡散効果を有するレンズの光出射部構造を調節し、従来はレンズの軸心方向と垂直していた照明区域に傾斜度を持たせることによって、従来の照明区域と同等な均一の集光効果を有する。このほか、照明区域の範囲を調節可能な構造を光出射面に加わることによって、様々な応用に適用することができる。
本考案の内容のさらなる理解を図るため、下記の説明に図式を組み合わせ、参考に供する。
図1の、本考案の立体概略図を参照する。図示のように、本考案のレンズの配光制御構造1は、LED光源3がレンズの配光制御構造1を通過した後の光出射を改変するレンズ2に接続されている。レンズの配光制御構造1は、光入射面10と、光出射面12及び、前記光入射面10と前記光出射面12の縁に接続するシボ加工面14からなる。光入射面10はレンズの光出射部20に貼り合わせていて、かつ光入射面10は長さLの第1光入射面の軸101と、長さMの第2光入射面の軸102と、を有する。第1光入射面の軸101と第2光入射面の軸102との長さ関係は限定されない。
光入射面10の形状は、例えばL>M、L=M、L<Mのいずれかより選択できる。さらに、第1光入射面の軸101と第2光入射面の軸102が互いに垂直されている。光出射面12は長さL’の第1光出射面の軸121と、長さM’の第2光出射面の軸122と、を有する。かつ第1光出射面の軸121は、第1光入射面の軸101を通過し、かつ光入射面10と垂直した平面上に位置し、第2光出射面の軸122は、第2光入射面の軸102を通過し、かつ光入射面10と垂直した平面上に位置する。光出射面12と光入射面10は互いに傾斜していて、かつ傾斜角θを形成する。光線が光出射面12において、全反射を発生し光出射効率の低下を防止するため、傾斜角θは0より大きく、かつ境界角θcより小さい。境界角θcは、レンズの配光制御構造の部材によって決められる。シボ加工面14は、光入射面10と光出射面12との間に設けられ、シボ加工面14と光出射面10がほぼ垂直していて、かつ角度誤差ψを有し、角度誤差ψは生産プロセスにおいて、生産の便利を図るため、射出成型の抜き勾配(draft angle)にすることができる。
光入射面10の形状は、例えばL>M、L=M、L<Mのいずれかより選択できる。さらに、第1光入射面の軸101と第2光入射面の軸102が互いに垂直されている。光出射面12は長さL’の第1光出射面の軸121と、長さM’の第2光出射面の軸122と、を有する。かつ第1光出射面の軸121は、第1光入射面の軸101を通過し、かつ光入射面10と垂直した平面上に位置し、第2光出射面の軸122は、第2光入射面の軸102を通過し、かつ光入射面10と垂直した平面上に位置する。光出射面12と光入射面10は互いに傾斜していて、かつ傾斜角θを形成する。光線が光出射面12において、全反射を発生し光出射効率の低下を防止するため、傾斜角θは0より大きく、かつ境界角θcより小さい。境界角θcは、レンズの配光制御構造の部材によって決められる。シボ加工面14は、光入射面10と光出射面12との間に設けられ、シボ加工面14と光出射面10がほぼ垂直していて、かつ角度誤差ψを有し、角度誤差ψは生産プロセスにおいて、生産の便利を図るため、射出成型の抜き勾配(draft angle)にすることができる。
図2と図3の、本考案の主軸方向の断面図と、短軸方向の断面図を参照する。本実施例において、L=Mは光入射面10が円形の実施態様を示す。図示のように、本考案のレンズの配光制御構造1において、第1光出射面の軸121の長さはL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)であり、かつ5%以内の誤差値を有する。そのほか、本実施例において、第1光出射面の軸121と第2光出射面の軸122が互いに垂直しているため、第2光出射面の軸122の長さはM’=M−(L*tanθ*tanψ)であり、かつ5%以内の誤差値を有する。図2は、第1光入射面の軸101と第1光出射面の軸121を通過する断面図である。図示のように、第1光入射面の軸101と第1光出射面の軸121の挟み角はθであり、かつシボ加工面14と光入射面10との垂線の挟み角はψである。よって、第1光出射面の軸121の長さL’はL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)であり、この断面上に位置するシボ加工面14の高さ約L*sinθ/sin(90°−θ+ψ)であることを推定できる。図3、第2光入射面の軸102と第2光出射面の軸122の断面図を参照する。図示のように、断面がLの中点を通過することによって、M’が所在する高さはL/2*tanθ、一方、Mは高さL/2*tanθによる片辺の縮減はL/2*tanθ*tanψ。よって、角度誤差ψをもって、第2光出射面の軸122の長さをM’=M−(L*tanθ*tanψ)に修正することができる。
図1と図4を併せて参照する。図4は、本考案の光束効果図である。図示のように、本考案のレンズの配光制御構造1の軸心は座標の原点に位置し、X軸は第1光入射面の軸101に平行し、Z軸は第2光入射面の軸102に平行する。光入射面10と光出射面12との挟み角の方向は、−X方向に位置する。図から明らかなように、照明区域は+X方向に向かって偏位を引き起こし、かつθの角度が大きいほど、偏位の量も増加している。
引き続き、図5と図6、本考案もう一つの実施形態の立体図と光束図を参照する。図示のように、本考案のレンズの配光制御構造1は、光出射面12において、照明区域の調節機構123をさらに設けられている。図6に示すように、本実施例において、照明区域の調節機構123は浪状を形成し、波頭(wavefront)と第1光出射面の軸121と平行していて、照明区域の範囲を改変し、光線をZ軸の方向に拡散されている。
前述とおり、本考案のレンズの配光制御構造は、光出射面が平面のレンズに対して改良を行い、従来のレンズ構造の光出射部に傾斜状の挟み角を設計することによって、光線がレンズを通過し二次屈折のときに屈折角度を改変させ、照明区域に偏位を引き起こすことができる。さらに、光出射面は例えば、浪状の光線を調節する微細構造を加えることによって、光線を拡散し照明区域の範囲を改変することができる。
1 レンズの配光制御構造
10 光入射面
101 第1光入射面の軸
102 第2光入射面の軸
12 光出射面
121 第1光出射面の軸
122 第2光出射面の軸
123 照明区域の調整機構
14 シボ加工面
θ 傾斜角
ψ 角度誤差
2 レンズ
20 光出射部
3 LED光源
10 光入射面
101 第1光入射面の軸
102 第2光入射面の軸
12 光出射面
121 第1光出射面の軸
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123 照明区域の調整機構
14 シボ加工面
θ 傾斜角
ψ 角度誤差
2 レンズ
20 光出射部
3 LED光源
Claims (3)
- レンズを通過し出射するLED光源を改変するレンズの配光制御構造であって、
レンズの光出射部に貼り合わせる光入射面と、光出射面と、を備える、
前記光入射面は、前記レンズの前記光出射部に貼り合わせられている、前記光出射面と前記光入射面との傾斜角は傾斜角θを形成していて、かつ前記傾斜角θは0より大きい、前記光入射面と前記光出射面との間は、前記光入射面と前記光出射面の縁に接続するシボ加工面を有し、前記シボ加工面と前記光入射面が垂直していて、かつ角度誤差ψを有する、
前記光入射面は長さLの第1光入射面の軸を有し、前記光出射面は長さL’の光出射面の軸を有する、かつ前記第1光入射面の軸と前記光出射面の軸との挟み角はθを形成し、前記光出射面の軸の長さL’=L*sin(90°−ψ)/sin(90°−θ+ψ)を形成し、かつ誤差が5%以内に納まる特徴を有する。 - 前記傾斜角θは境界角θcより小さく、前記境界角θcは、前記レンズの配光制御構造の部材によって決めることを特徴とする、請求項1記載のレンズの配光制御構造。
- 前記光出射面はさらに照明区域の調整機構を有し、前記照明区域の調整機構は波状を形成していて、かつ波頭(wavefront)は前記第1光出射面の軸と平行することを特徴とする、請求項1記載のレンズの配光制御構造。
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