JP3172919B2 - 自在継手及びそのフエラスメタル製ヨーク - Google Patents

自在継手及びそのフエラスメタル製ヨーク

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JP3172919B2 JP30794688A JP30794688A JP3172919B2 JP 3172919 B2 JP3172919 B2 JP 3172919B2 JP 30794688 A JP30794688 A JP 30794688A JP 30794688 A JP30794688 A JP 30794688A JP 3172919 B2 JP3172919 B2 JP 3172919B2
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レイ、エイ、ゴール
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デーナ、コーポレイション
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/08Couplings for intersecting shafts, provided with intermediate bars bent in an angle corresponding with the angle of intersection

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フツク形自在継手用のヨークに関すること
に本発明は、このような自在継手に対し重量を軽減した
わみ性を高めたフエラスメタル(ferrous metal)製ヨ
ークに関する。
〔関連出願の引照〕
本願は本発明者による米国特許第129,765号明細書のC
IPである。
〔発明の背景〕
従来よく知られているようにフツク形自在継手は、通
常アーム又は耳と称する1対の互いに間隔を隔てた部材
を持つヨークにより構成してある。このような各アーム
又は各耳は、これを貫いて延びる横穴を持つ。このよう
なアーム又は耳の穴は相互に同軸である。この種の自在
継手は又クロス部材(cross member)を備えている。こ
のクロス部材は、通常ジヤーナルクロス(journal cros
s)、トラニオン又はスパイダと呼ばれ、それぞれヨー
クの各アームの穴内に枢動可能に取付けた第1の1対の
互いに対向する同軸のアームを持つ。この種の自在継手
はさらに、貫通して延びる互いに同軸の横穴を形成した
1対の互いに間隔を隔てたアームを持つ第2のヨークで
もよい第3の受材を備えている。前記の当横穴には、ジ
ヤーナルクロスの第2の1対の互いに対向する同軸のア
ームを枢動可能に取付受けてある。ジヤーナルクロスの
第2の対の互いに対向する同軸のアームの軸線は、第1
の対のアームの軸線に直交して延びる。このような自在
継手の目的は、第1のヨーク及び第2のヨークのうちの
一方を連結した駆動部材から、前記の第1ヨーク及び第
2ヨークのうちの他方を連結した被駆動部材に、前記駆
動部材の回転軸線と前記被駆動部材の回転軸線との間に
互いに同軸でない関係が存在し又は存在するかも知れな
いときに、トルクを伝達することにある。駆動部材の回
転軸線と被駆動部材の回転軸線との間の軸線方向の不整
合条件は、駆動部材及び被駆動部材の間に多数のフツク
形自在継手を、これ等の各対の自在継手の間に中間被駆
動部材を設けて使うことにより適応することができる。
前記したように自在継手は種種の形で、フロントエンジ
ン・リアホイール駆動の自動車及びトラツクにおいて、
このような車両の変速機からその差動装置にトルクを伝
達するのに使用される駆動軸アセンブリに関して広く使
われている。この駆動軸アセンブリは又、変速機の出力
軸の回転軸線と差動装置の入力軸の回転軸線との間の非
同軸関係に、とくにこのような軸線間の関係が車両の懸
架装置の影響によつて車両の運転中に変化を受ける際に
適応するのに使う。
前記したような公知の形式のフツク形自在継手ヨーク
には、フエラスメタルたとえば鋳鉄又は鍛鋼から作つた
ヨークと、任意のこのようなヨークの所望の強さ、たわ
み及び重さの特性により又駆動アセンブリの別の要素を
溶接できることが望ましいか又は必要であるかどうかに
より定まるアルミニウム及びアルミニウム合金のような
軽量金属から作つたヨークとがある。この場合運転上の
要求では鍛鋼製ヨークの使用が指示されている。もちろ
ん、フエラスメタル製ヨークの弾性係数はアルミニウム
又はアルミニウム合金製のヨークの弾性係数よりほぼ3
倍だけ高い(10,300,000psiに対して30,000,000psi)か
ら、又鋳鉄製ヨークの弾性係数(23,000,000psi)も又
アルミニウム又はアルミニウム合金製のヨークの弾性係
数よりかなり高いから、鍛鋼製ヨーク又は鋳鉄製ヨーク
のアームは、類似のアルミニウム又はアルミニウム合金
製ヨークのアームに比べて、自在継手の正常な作動中に
受けるトルク荷重のもとではるかに高い剛性を持ちたわ
み及びゆがみがはるかに生じにくい。このことは、自在
継手の作動中にこれに加わるトルク荷重から継手のジヤ
ーナルクロスに生ずるゆがみ又はたわみによつて、自在
継手の設計の際に問題となる。このようなゆがみ又はた
わみによりジヤーナルクロスの各対のアームの本来同軸
の互いに対向するアームの軸線が不整合になりやすい。
従来鋳鉄製又は鍛鋼製のヨークを使う形式の自在継手で
は、この自在継手の作動中にアームに加わるねじり荷重
のもとでこのようなヨークのアームにゆがみ及びたわみ
を最少にするのにヨークを比較的大きくして、このよう
なヨークにはめたジヤーナルクロスのアームのたみ及び
ゆがみを制限している。しかしこの対策では、ヨークア
ーム及びジヤーナルクロスのアームを通常回転運動を隔
離する環状軸受とこのような環状軸受の針状ころ軸受部
品とに加わる局部的に不つりあいの荷電が生じ、従つて
軸受の早期故障を招きヨークに比較的大きいアームを必
要とするようになる。従来のフエラスメタル製自在継手
ヨークのアームを、ねじり荷重のもとでヨーク及びジヤ
ーナルクロスのゆがみを最少にするのに必要なので大き
くすると、ヨークとこのようなヨークを備えた自在継手
との重量及び材料費が加算される。
〔発明の要約〕
本発明によれば、フツク形自在継手用のフエラスメタ
ル製ヨークと、このようなヨークを備え、このヨークの
各アームに、このようなアームの内方にすなわちアーム
とこのようなアームを持つヨークの回転軸線との間にせ
ん断中心(又は場合により『曲げ中心』とも呼ばれる)
を設けたフツク形自在継手とが得られる。この構造の特
長によりこのようなアームにヨークのこのアームに受入
れる、自在継手ジヤーナルクロスのアームのねじり荷重
たわみ及びゆがみ特性に合致するねじり荷重たわみ及び
ゆがみ特性を与える。本発明のヨークのアームには、こ
のアームを貫通するジヤーナル穴を形成する少くとも1
個所のアーム部分を構成することによりせん断中心特性
を付与することができる。このアーム部分は一般に、こ
のヨークの回転軸線に平行に延びる通常平らなウエブ部
分と、相互に平行にこのウエブ部分から外方に又このウ
エブ部分に対して大体直交する向きに延びる互いに間隔
を隔てた通常平らな各フランジ部分とを持つ外向きのC
字の形状にしてある。ヨークアームのせん断中心をこの
ようにして内方に移すことにより、このようなアームに
加わるねじり荷重によるねじり運動が増大し、この増大
によりねじり荷重のもとでアームのねじれが増し、この
アーム内に受入れたジヤーナルクロスのアームのたわみ
及びゆがみの自在特性に合致できるようにする。これと
同時にヨークのアムの材料の量従つてヨークの重量及び
費用を低減することができる。さらにヨークのアームの
材料の低減によりねじり荷重のもとでのアームの横移動
が増し、この場合又、ねじり荷重のもとでのヨークのア
ームの作用がジヤーナルクロスのアームの作用に一層よ
く適合するようになる。欧州特許EP第074,625号明細書
にはC字形の横断面を持つアームを備えたヨークを示し
てある。この場合標準のヨークのアームの横たわみに比
べて、ねじり荷重のもとでのアームの横たわみが増す。
しかしこの引用のヨークのアームのC字の形状は内方に
向き、せん断荷重のもとでの各アームのねじれを、これ
ら等の各アームのせん断中心を外方に動かすことにより
望ましい方向とは反対の向きにする作用を生ずる。本発
明は、フロントエンジン・リアホイール駆動の自動車及
びトラツクの駆動軸アセンブリに使うブツク形自在継手
用の種種の形式のヨーク、たとえばチユーブヨーク、ス
リツプヨーク及び端部ヨークに応用することができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、第1A図及
び第1B図はそれぞれフツク形自在継手の互いに対向する
半部分を示す。第1A図の部分は、ヨーク20′であり従来
の技術により構成してある。第1B図の部分はヨーク20で
あり本発明の実施例として構成してある。ヨーク20,2
0′は、一般に端部ヨークと呼ばれ、鋳鉄又は鍛鋼のよ
うな重い比較的剛性のフエラスメタルから構成した構造
を持つ。各ヨーク20,20′はそれぞれ、貫いて延びる穴2
4,24′を形成した環状のハブ部分22,22′を設けてあ
る。環状ハブ部分22,22′は、このようなヨークを備え
た自在継手の作動中にヨーク20,20′の回転軸線となる
中心軸線を持つ。さらにヨーク20,20′は第1A図及び第1
B図にそれぞれ一方だけ例示した1対の互いに間隔を隔
てた1対のアーム26,26′を持つ。各アーム26,26′は、
相互に又ヨーク20,20′の回転軸線に通常平行に各ハブ
部分22,22′の端部から延びている。ヨーク20′のアー
ム26′は従来の技術によるものであり、又ヨーク20のア
ーム26は本発明によるものである。アーム26は、これを
貫いて延びる穴28を持つ。又アーム26′は、これを貫い
て延びる穴28′を持つ。各穴28,28′は、ヨーク20,20′
が無負荷状態にあるときは、このようなヨークの対向す
るアームと同軸であり、各穴28,28′はヨーク20,20′の
回転軸線を通りこれに直交して延び、そして各穴28,2
8′は環状軸受(図示してない)をはめてある。これ等
の環状軸受は又普通の十字形の十字軸の互いに対向する
対のクロスアームの端部を受入れる。
アーム26′の作動状態ではヨーク20′に加わるねじり
荷重から生ずる力がヨーク20′に加わり軸線x′−x′
に沿つて作用する。このようなアーム26′は、軸線y′
−y′に沿つて位置するせん断中心を持つ。又軸線x′
−x′に作用する力のもとでアーム26′のたわみは、軸
線x′−x′及び軸線y′−y′間の距離Z′である。
アーム26′のねじりモーメントアームの関数である(と
共にアームの長さとハブへのアームの連結部の構造との
ような他の構造特長の関数である)。第2図に明らかな
ように普通の構造の自在継手ヨークアームの距離Z′す
なわちねじりモーメントアームは小さくて、このような
アームがねじり荷重のもとで極めてわずかなたわみ又は
ゆがみだけしか生じないことを示す。このたわみ又はゆ
がみは、このヨークアーム内に軸架されたジヤーナルク
ロス(journal cross)30のアームの自由たわみより著
しく小さい。したがつてねじり荷重のもとでジャーナル
クロスと、穴28′内の環状軸受とが不整合状態になる。
この場合このようなジヤーナルクロスのアーム及び自在
継手のヨークのアームの間に位置させた環状軸受に実質
的に不つりあいの荷重が加わるようになる。
第2図に示した従来の構造に係わる前記した問題は、
第3図に示すように大体C字形の横断面を持つアーム26
を使うことにより除くことができる。アーム26は、通常
平らなウエブ部分26aと、ウエブ部分26aの端部から外方
に直交する向きに相互に平行に延びる互いに間隔を置い
たフランジ部分26a,26bとを持つ。すなわちアーム26の
せん断中心に、アーム26の実質的に内方にこのようなア
ームを備えた自在継手のヨークの回転軸線に近い方に位
置する。第3図に例示した実施例ではこのようなせん断
中心は軸線y−yに沿つて存在する。すなわちアーム26
の構造により、従来のアーム26′のせん断中心に対応す
るアーム26のせん断中心をアーム内のせん断中心場所に
対して移動させるが、このような構造では、この構造に
作用するねじり荷重から生ずる力の場所は同様には移動
させない。このような力は第3図の実施例では軸線x−
xに沿つて作用する。すなわち第2図に例示したような
従来のアーム26′の構造に対する関係で、本発明による
アーム26は第3図に示すように、実質的に一層大きいね
じりモーメントアームZを持ち、すなわち従来のアーム
26′に比べてねじり荷重のもとではるかに大きいねじり
作用を受ける。すなわちアーム26は、ジヤーナルクロス
のアームの正常なたわみと同じ方向に、ねじり荷重のも
とでねじれることにより、ねじり荷重のもとでジャーナ
ルクロスとアーム26の穴28内の環状軸受とが整合状態を
保ち、ジヤーナルクロスのアームとこのジヤーナルクロ
スのアームを回転自在に受入れるアーム26内の環状軸受
(図示してない)とに加わる局部的荷重を解放する。さ
らにアーム26は、アーム26′に比べてアーム26内の材料
の量を減らしてあるので、ねじり荷重のものでアーム2
6′より大きく横移動する。このことは又、ジヤーナル
クロスのアームとこのクロスアームを受入れる軸受とに
加わる局部荷重を減らすのに役立つ。
第4図に示すように駆動アセンブリ40は、その入力端
部42からその出力端部44にトルクを伝達するために設け
る。第4図の駆動アセンブリ40は、フロントエンジン・
リアホイール駆動式自動車の変速機からトルクを伝達す
るのに使う形式のものである。入力端部42は、自動車の
変速機に取付けるようにした端部であると考えられる。
すなわち駆動アセンブリ40の出力端部44はこのような自
動車の差動装置に取付けるようにしてある。
駆動アセンブリ40はスリツプヨーク形の第1のヨーク
48を備えている。第1ヨーク48は、ヨーク48の互いに間
隔を置いたアーム内に枢動可能に受入れた第1のジヤー
ナルクロス46の第1の1対のアーム50,52のうちの互い
に対向するアームを持つ。ヨーク48及び第1のジヤーナ
ルクロス46を備えた自在継手は通常、別のヨーク(図示
してない)でよい別の部品を備えている。この別のヨー
クの互いに間隔を置いたアームは、ジヤーナルクロス46
の別の1対のアームのうちの互いに対向するアームを受
入れる。このようなアーム54は1つだけを図示してあ
る。ヨーク48は細長い環状のハブ部分56を備えるものと
して示してある。ハブ部分56の内部には当業界にはよく
知られているように内歯スプラインを形成してある。駆
動アセンブリ40はさらに、ヨーク48の内歯スプライン部
分58内に滑動可能にはめた軸部分を持つ部材60を備えて
いる。部材60は拡大端部部分62を持つ。駆動アセンブリ
40はさらに管状部材64を備えている。管状部材64は、拡
大端部部分62のまりにはめ込んだ第1の端部を持ち端部
部分62に溶接部66で溶接してある。
管状部材64の反対側端部は、第2のヨーク72のハブ70
の端部68のまわりにはめてある。チユーブヨーク形であ
る管状部材64の反対側端部を溶接することができるよう
に鍛鋼品から作らなければならない第2のヨーク72は、
ジヤーナルクロス78の第1の対の互いに対向するアーム
74,76を受入れる。さらに第2のジヤーナルクロス78
は、一方のアーム80だけ図示した第2の対の互いに対向
するアームを備えている。これ等の第2の対の互いに対
向するアームは、ジヤーナルクロス78の第1の対のアー
ム74,76の横方向に延びている。この第2の対の各アー
ムはそれぞれ1対の互いに間隔を置いたヨークアーム内
に枢動自在にはめてある。これ等のアームは、その一方
だけが図示されフランジ84に取付けられそしてこの自動
車の差動装置(図示してない)を取付けてある。ヨーク
72の構造では第5図に示すように各アーム86,88及び環
状ハブ部分56の間の接合部は薄肉板の特性によつてたわ
むことがないように、横方向に延びる平面内で十分な厚
さを持たなければならない。又このような各アームと環
状ハブ部分との接合部では比較的短い半径を持たなけれ
ばならない。このような設計基準は本発明によるどのヨ
ークにも適用する。
ヨーク48は、第5図及び第6図に詳しく示すように1
対の互いに間隔を置いたアーム86,88を備えている。各
アーム86,88は、細長いハブ部分56の同じ端部から駆動
アセンブリ40の入力端部42に向かつて延び、そして鍛鋼
又は鋳鉄のようなフエラスメタルからハブ部分56と一体
に単一体に形成してある。ヨーク48のアーム86,88は構
造が同様である。とくに第6図にアーム86について示す
ようにこれ等の各アームは、C字形の形状を持ち、この
ようなアームの内方に位置し、従つて第1自在継手の作
動中にこれ等のアームに作用するねじり荷重に対し一層
大きいモーメントアームを生ずるせん断中心が得られる
ようにしてある。第1B図のアーム26について述べたよう
に、各アーム86,88のせん断中心のこの配置により、こ
れ等のアームの軸受内にクロスアームを受入れたジヤー
ナルクロスの自由たわみに対応する又は密接に対応する
自由たわみが各アーム86,88に生ずるようになる。すな
わちアーム86は、通常平らなウエブ部分86aと、ウエブ
部分86aからほぼ直交する向きに外方に延び相互にほぼ
平行な1対の互いに間隔を置いたフランジ部分86b,86c
とを持つ。さらに各アーム86,88にはそれぞれ拡大端部
部分90,92を設けてある。各端部部分90,92はそれぞれ、
ジヤーナルクロス78の各アームの枢動させる環状軸受
(図示してない)を受入れるように貫通して延びる穴9
4,96を形成してある。各アーム86,88の穴94,96には拡大
した保持みぞ98を形成して、外部位置決め式の保持リン
グ(図示してない)を保持してこのような穴内に環状軸
受(図示してない)を正確に位置させるようにしてあ
る。
第7図、第8図及び第9図は第4図の自在継手のヨー
ク72を示す。ヨーク72は、横方向に延びるウエブ部分11
0により端部をふさいだ環状のハブ部分112と、1対の互
いに間隔を置いたアーム114,116とを備えている。各ア
ーム114,116は、ハブ部分112のふさいだ端部から延び、
鍛鋼又は鋳鉄のようなフエラスメタルからハブ部分112
と一体に単一部分品に形成してある。ヨーク72の各アー
ム114,116は構造が互いに同様である。とくに第8図及
び第9図のアーム114について示すようにこれ等の各ア
ームは外向きのC字形の形状を持ち、このようなアーム
の内方に位置するせん断中心を形成するようにしてあ
る。このせん断中心により従つてヨーク72を備えた自在
継手の作動中にこのアームに作用するねじり荷重に対し
一層大きいモーメントアームが得られる。第1B図のアー
ム26について述べたようにヨーク72のアーム114,116の
せん断中心のこの配置により、軸受内にアームを受入れ
たジヤーナルクロスの自由たわみに対応する又は密接に
対応する自由たわみが各アーム114,116に生ずる。すな
わちアーム114は、ウエブ部分114aと1対の互いに間隔
を置いたフランジ部分114b,114cとを持つ。各フランジ
部分114b,114cは、通常ウエブ部分114aから直交する向
きに外方に延び相互に平行である。さらに各アーム114,
116はそれぞれ、貫通して延びる穴122,124を形成した端
部部分118,120を設けてある。各穴122,124は環状軸受
(図示してない)を受入れるようにしてある。この環状
軸受により、その中でジヤーナルクロス(図示してな
い)の互いに対向するクロスアームが枢動することがで
きる。各穴122,124には拡大した保持みぞ126が形成さ
れ、外部位置決め式の保持リング(図示してない)を保
持してこのような穴内に環状軸受を正確に位置決めする
ようにしてある。
第10図、第11図及び第12図に端部ヨーク形の本発明に
よる自在継手のヨーク130を示す。ヨーク130は、環状の
ハブ部分132と、ハブ部分132の端部部分から延びる1対
の互いに間隔を置いたアーム134,136とを備えている。
各アーム134,136は、鍛鋼又は鋳鉄のようなフエラスメ
タルからハブ部分132と一体に単一部分品に形成してあ
る。ヨーク130のアーム134,136は構造が互いに同様であ
る。とくに第11図にアーム134について示したようにこ
れ等の各アームは外向きのC字形の形状を持ちこのよう
なアームの内方に位置するせん断中心が得られるように
してある。従つてこのせん断中心により、ヨーク130を
備えた自在継手の作動中にこのアームに作用するねじり
荷重に対し比較的大きいモーメントアームが得られるよ
うになる。第1B図のアーム26について前記したようにア
ーム134,136のせん断中心にこの配置により、軸受内に
アームを受入れたジヤーナルクロスの自由たわみに対応
する又は密接に対応する自由たわみが各アーム134,136
に生ずる。すなわちアーム134は通常、平らなウエブ部
分134a及び、その互いに間隔を置いたフランジ部分134
b,134cを持つ。各フランジ部分134b,134cは通常、ウエ
ブ部分134cから直交する向きに外方に延び相互に平行で
ある。さらに各アーム134,136にはそれぞれ拡大端部部
分138,140の設けてある。各端部部分138,140はそれぞ
れ、環状軸受(図示してない)を受入れるように半円筒
形の穴142,144を形成してある。この環状軸受により、
その中でジヤーナルクロス(図示してない)のアームを
枢動させることができる。各半円筒形穴142,144は、そ
の中に軸受を挿入した後、ストラツプ146,148により閉
じる。各ストラツプ146,148は、それぞれを半円筒形の
中央部分146a,148aを持ち、それぞれ半円筒形の穴142,1
44と共に円筒形の軸受くぼみを形成する。ヨーク130の
アーム136について第12図に示すようにストラツプ146
は、アーム136のねじ穴154,156内にねじ込んだ締付けね
じ150,152によりアーム136に取りはずし自在に固定して
ある。図示してないがストラツプ148はアーム136に同様
に取付けてある。
本発明の好適とする実施例について述べたが本発明は
なおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うこと
ができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1A図は従来の技術により構成したアームを持つ自在継
手用ヨークの一部の側面図、第1B図は本発明により構成
したアームを持つ自在継手用ヨークの一部の側面図であ
る。第2図は第1A図の2−2線に沿う断面図、第3図は
第1B図の3−3線に沿う断面図である。第4図は本発明
による多数の自在継手のヨークを備えた自動車用駆動ア
センブリを一部に軸断面にして示す側面図、第5図は第
4図に例示した自在継手のうちの1つのヨークを一部を
軸断面にして示す拡大側面図、第6図は第5図の6−6
線に沿う拡大断面図、第7図は第4図に例示した自在継
手のうちの別のヨークの拡大斜視図、第8図は第7図の
自在継手のヨークを一部を軸断面にして示す側面図、第
9図は第8図の9−9線に沿う断面図、第10図は第4図
に例示した自在継手のヨークのなお別のヨークを一部を
軸断面にして示す側面図、第11図は第10図の11−11線に
沿う断面図、第12図は第10図及び第11図の自在継手のヨ
ークの端面図である。 46……ジヤーナルクロス、48,72……ヨーク、50,52,54
……アーム、86,88……アーム、86a……ウエブ部分、86
b,86c……フランジ、94,96……穴
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−47526(JP,A) 特開 昭60−4624(JP,A) 特開 昭63−172020(JP,A) 実開 昭60−167232(JP,U) 実開 昭62−20226(JP,U) 実開 昭62−71415(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸線及び端部を持つハブと、 このハブの前記中心軸線の互いに対向する側において前
    記端部から延び、相互に間隔を置いた第1及び第2のア
    ームとを備え、単一部分品になるように一体に形成され
    た、自在継手用フエラスメタル製ヨークにおいて、 前記第1及び第2の各アームに、ジャーナルクロスのア
    ームを枢動可能に受入れるように穴を形成し、これ等の
    第1及び第2のアームの穴を相互に同軸にし、 前記第1及び第2の各アームに、前記ハブの端部と前記
    第1及び第2の各アームの穴との間の部分を設け、この
    部分の横断面が、平らなウエブ部分と、この平らなウエ
    ブ部分から直交する向きに外方に相互に平行に延びる第
    1及び第2のフランジとを備え、前記第1及び第2の各
    アームに、前記ヨークの中心軸線と、前記第1及び第2
    の各アームの前記部分の前記平らなウエブ部分との間に
    位置させた軸線に沿って位置するせん断中心を設けて成
    る、自在継手用フエラスメタル製ヨーク。
  2. 【請求項2】(A)第1の軸線に沿って位置する第1の
    1対の互いに対向する同軸のアームと、前記第1の軸線
    を交差部において通って直交する向きに延びる第2の軸
    線に沿って位置する第2の1対の互いに対向する同軸の
    アームとを持ち、さらに前記第1の軸線及び第2の軸線
    にそれぞれ直交し前記交差部を通って延びる中心回転軸
    線を設けたジャーナルクロスと、 (B)中心軸線及び端部を持つハブと、このハブの端部
    から前記中心軸線の互いに対向する側で延び相互に間隔
    を置いた第1及び第2のアームとを備え、単一部分品に
    なるように一体に形成されたフエラスメタル製ヨークで
    あって、 前記第1及び第2の各アームに、前記ジャーナルクロス
    の前記第1の対の互いに対向するアームの一方を枢動可
    能に受入れる穴を形成し、 前記第1及び第2の各アームに、前記ハブの端部と前記
    第1及び第2の各アームの穴との間の部分を設け、この
    部分の横断面が、平らなウエブ部分と、この平らなウエ
    ブ部分から直交する向きに外方に相互に平行に延びる第
    1及び第2のフランジとを備え、前記第1及び第2の各
    アームに、前記ヨークの中心軸線と、前記第1及び第2
    の各アームの前記部分の前記平らなウエブ部分との間に
    位置させた軸線に沿って位置するせん断中心を設け、 前記第1及び第2の各アームと、前記ジャーナルクロス
    の前記第1の対の互いに対向するアームのうち枢動可能
    に内部に受入れられた前記一方のアームとが、前記ジャ
    ーナルクロスの前記中心回転軸線と前記ヨークのハブの
    前記中心軸線とのうちの一方のまわりに加わるねじり荷
    重のもとで互いに対応する自由たわみ特性を持つように
    して成るフエラスメタル製ヨークと、 (C)前記ジャーナルクロスの前記第2の対の互いに対
    向する同軸の各アームを枢動可能に受入れ、前記ヨーク
    の前記中心軸線に交差する中心軸線のまわりに回転でき
    る回転可能手段と、 を包含することにより、前記ヨーク及び回転可能手段の
    うちの一方からこれ等のヨーク及び回転可能手段のうち
    の他方に前記ジャーナルクロスを経てトルクを伝達する
    ことができるようにした自在継手。
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