JP3172917B2 - 細菌検出方法 - Google Patents

細菌検出方法

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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子増幅技術
(PCR)を用いて食品等に存在する微量の細菌を簡
単、迅速、高感度に検出する細菌検出方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、PCRによる遺伝子検出技術は迅
速、高感度であることから、医療分野での遺伝子診断や
細菌検査、食品分野での食中毒菌などの検査などに広く
利用されている。このような、ルーチンの検査の場合、
操作は簡単且つ迅速であることが要求されるので、試薬
類のキット化や操作の自動化が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この中で簡便な細菌か
らのDNA抽出方法として、キレックス試薬を用いる方
法があり、この方法では、細菌ペレットをキレックス溶
液に懸濁後、加熱、攪拌を繰り返し、その後、遠心分離
して上澄みをPCR反応に使用している。この方法で
は、確かに、グラム陰性菌のDNAは効率良く調製でき
るが、細胞壁が硬いグラム陽性菌の場合は、キレックス
溶液での処理前に、細胞壁分解酵素処理、界面活性剤存
在下での蛋白分解酵素処理が必要である。この場合、処
理に時間がかかり、又、界面活性剤が存在するため、P
CR反応に供することができる量は僅かであり、そのた
め、絶対的検出感度は悪い。
【0004】また、キレックス試薬を用いることなく、
細菌DNAを抽出する方法として、界面活性剤を用いる
方法があるが、エタノール等によるDNAの沈殿精製操
作が必要で、その操作は煩雑で、その上、抽出効率も良
くなかった。更に、アクロモペプチターゼを使用して、
グラム陽性菌からの鋳型DNA調製法があるが、これも
界面活性剤と有機溶媒による抽出、エタノール等による
沈殿精製操作などが必要で、やはり、その操作は煩雑で
ある。このように、グラム陽性菌の検出方法は、DNA
抽出操作が煩雑で、簡単且つ迅速に検出ができなかっ
た。本発明は、簡単且つ迅速に高感度で細菌が検出でき
る細菌検出方法を提供することを目的とする。
【0005】上記目的を達成ずべく、本願発明にかかる
細菌検出方法は、細菌ペレットを、アクロモペプチダー
ゼ単独の緩衝液あるいは他の細菌細胞壁分解酵素との混
合緩衝液に懸濁し、加熱後、キレックス溶液で懸濁し、
加熱、攪拌後、遠心分離し、上澄みをPCR反応してな
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例につき説明する。
本発明に用いた菌株および培養は次のとおりである。使
用した細菌は、Escherichia coli I
FO3806、Staphylococcus aur
eusATCC2593およびBacillus ce
reus emetic standardおよびSa
lmonella enteritidis、Vibr
io parahaemolyticus(食中毒患者
から単離された菌株)、Bacillus subti
lis、Lactobacillus sp.、Leu
conostoc sp.(食品からの分離株)であ
る。
【0007】乳酸菌以外の菌はトリプトソーヤ液体培地
中、37℃で一夜静置培養されたあと、鋳型DNA調整
に供された。二種類の乳酸菌はGAM液体培地で30℃
で一夜静置培養された。
【0008】colony forming unit
(CFU)の計測は次の通りである。菌の一夜培養液
は、生理食塩水により10倍段階に希釈した。この各段
階の菌希釈液を寒天平板培地2枚に0.1mlずつ塗抹
し、35℃で24時間乃至48時間培用後、コロニー数
を計測した。
【0009】使用した平板培地はEscherichi
a coliとBacillussubtilisでは
標準寒天培地(以下SPCと略す)、Staphylo
coccus aureusではSPCあるいはマンニ
ット食塩寒天培地(以下MSと略す)、Bacillu
s cereus emetic standardで
はSPCあるいはNGKG寒天培地、Salmonel
la enteritidisではDHL寒天培地、V
ibrio parahaemolyticusではビ
ブリオ寒天培地、Lactobacillus sp.
とLeuconostoc sp.ではSPCあるいは
BL寒天培地であった。これらの培地は日水製薬(株)
製である。
【0010】二種類の培地を使った菌の場合、CFUは
SPCで若干多めであったが、基本的にほとんど変化が
ないので、以後はSPCを用いた。
【0011】上記菌により、本発明の細菌検出方法を行
う。最初に、菌の10倍段階希釈液を2本の1.5ml
マイクロ遠心チューブに1.0mlずつ取る。そして、
12000rpmで3分間遠心分離する。上澄みを除
き、菌ペレットを500U/mlのアクロモペプチダー
ゼ(和光純薬工業)を含む緩衝液(10mM Tris
−HCl(pH8.0)、1mM EDTA、10mM
Nacl)0.1mlに懸濁する。
【0012】これを55℃で10分間加熱し、0.1m
lのInstaGene Matrix(6%キレック
ス溶液、BioRad社)を加える。そして、56℃で
15分間加熱後、10秒間攪拌する。その後、8分間ボ
イルし、10秒間攪拌する。そして、10000rpm
で3分間遠心分離を行う。上澄みを新しい1.5mlマ
イクロ遠心チューブに移す。
【0013】最終的に、鋳型DNA溶液の液量は、約
0.2mlとなり、菌希釈液である生理食塩水も同様な
操作を行い、陰性対照とした。アクロモペプチダーゼ処
理を省く場合には、前記における12000rpmで3
分間遠心分離後、菌ペレットに0.1mlのInsta
Gene Matrix(6%キレックス溶液、Bio
Rad社)を加え、前述したと同様な操作を行う。
【0014】この場合、最終的な鋳型DNA溶液の液量
は、約0.1mlとなり、PCR反応に使用する量は、
50μlのPCR反応液当たり、アクロモペプチダーゼ
処理の場合は20μl、アクロモペプチダーゼ無処理の
場合は10μlである。
【0015】鋳型DNA溶液をすぐに使用しない場合に
は、−20℃で保存し、使用時には解凍後、10秒間攪
拌し、10000rpmで3分間遠心分離を行い、上澄
みをPCR反応に用いる。
【0016】反応液(全量50μl)は、TaqBea
d Hot Start PolymeraseBea
d(Promega社)を1粒、1×Reaction
Buffer w/o MgCl2(Promega
社、酵素に添加されているもの)、1.5mM(16S
rRNA遺伝子検出用プライマーを使用する場合)ある
いは2.5mM(それ以外のプライマーを使用する場
合)MgCl2、各0.2mMのdNTPs(dATP、
dCTP、dGTP、dTTP)、0.25μM(16
SrRNA遺伝子検出用プライマーを使用する場合)あ
るいは0.4μM(それ以外のプライマーを使用する場
合)の5’プライマーおよび3’プライマー、0.2μ
g/mlのSaccharomyces cerevi
siaeDNAから成る。
【0017】PCR反応は、94℃で3分加熱後、94
℃で30秒、55℃で15秒、72℃で30秒のサイク
ルを36回行い、反応終了後に72℃で7分加温した。
使用したPCR装置はGeneAmp PCR Sys
tem 2400(PE Biosystems社)で
ある。
【0018】PCRに使用したプライマーの塩基配列は
以下に示す。 一般細菌用検出用プライマー:対象遺伝子、16SリボソームRNA遺伝子( 16SrDNA、増幅されるDNAのサイズは604bp) 5’プライマー:AAC TAC AAG GAA TTG ACG GG 3’プライマー:GGT TAC CTT GTT ACG ACT T
【0019】 大腸菌群(coli form)検出用プライマー:対象遺伝子、β−D−g alactosidase遺伝子(lacZ、264bp) 5’プライマー:ATG AAA GCT GGC TAC AGG AAG GCC 3’プライマー:GGT TTA TGC AGC AAC GAG ACC GTC A
【0020】 E.coli検出用プライマー:対象遺伝子、β−D−glucuronid ase遺伝子(uidA、147bp) 5’プライマー:TGT TAC GTC CTG TAG AAA GCC C 3’プライマー:AAA ACT GCC TGG CAC AGC AAT T
【0021】 S.aureus検出用プライマー:対象遺伝子、耐熱性nuclease遺 伝子(nuc、280bp) 5’プライマー:GCG ATT GAT GGT GAT ACG GTT 3’プライマー:AGC CAA GCC TTG ACG AAC TAA AGC
【0022】 B.cereus検出用プライマー:対象遺伝子、phosohpolipa se C遺伝子(cerA、396bp) 5’プライマー:GAG TTA GAG AAC GGT ATT TAT GCT GC 3’プライマー:CTA CTG CCG CTC CAT GAA TCC
【0023】S.enteritidis検出用プライ
マー:対象遺伝子、エンテロトキシン遺伝子(stn、
260bp)本プライマーは宝酒造(株)製である。
【0024】 V.parahaemolyticus検出用プライマー:対象遺伝子、pR 72H遺伝子(387bp) 5’プライマー:TGC GAA TTC GAT AGG GTG TTA ACC 3’プライマー:CGA ATC CTT GAA CAT ACG CAG C
【0025】次に、増幅産物の検出につき説明する。1
0μlの反応液に1μlの10×sample buf
ferを加え、2%アガロース・ゲル電気泳導を行う。
100v30分電気泳導後、0.5μg/mlのエチヂウ
ムブロマイドを含む溶液にゲルを20分間浸積する。こ
のゲルに紫外線を照射して増幅産物(DNA)を可視化
し、写真撮影する。
【0026】あるいは、10μlの反応液に、1μlの
10×sample bufferとジメチルスロホキ
シドで100倍希釈したSYBR Green Nuc
leic Acid Gel Stains(FMC
BioProducts、USA)1μlを加え、2%
アガロース・ゲル電気泳導を行う。100v30分電気
泳導後、このゲルに紫外線を照射して増幅産物(DN
A)を可視化し、写真撮影する。
【0027】5種類のグラム陽性菌と1種類のグラム陰
性菌で比較する。図1は、S.aureusの一夜培養
液(約1×109CFU/ml)を10倍段階希釈し、ア
クロモペプチダーゼ処理と無処理で鋳型DNAを調製し
た。これを用いてPCR反応を行い、検出感度を比較し
たもので、図2は、B.cereusの一夜培養液(約
2×107CFU/ml)、図3は、B.subtili
sの一夜培養液(約1×108CFU/ml)、図4は、
Lactobacillus sp.の一夜培養液(約
6×108CFU/ml)、図5は、Leuconost
oc sp.の一夜培養液(約1×108CFU/m
l)、図6は、グラム陰性菌であるEcoliの一夜培
養液(約2×109CFU/ml)でそれぞれ行った検出
感度を比較したものである。
【0028】図1(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のもの、(C)はnuc
で、アクロモペプチダーゼ無処理のもの、(D)はnu
cで、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図1
中、Lane1は陰性対照、2は1×100CFU、3
は1×101CFU、4は1×102CFU、5は1×1
3CFU、Mは分子量マーカーである。(C)と
(D)の下のパネルはSYBRグリーンによる染色、他
はエチヂウムブロマイドによる染色である。
【0029】図2(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のもの、(C)はcer
Aで、アクロモペプチダーゼ無処理のもの、(D)はc
erAで、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図
2中、Lane1は陰性対照、2は2×100CFU、
3は2×101CFU、4は2×102CFU、Mは分子
量マーカーである。エチヂウムブロマイドによる染色で
ある。
【0030】図3(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図3中、
Lane1は陰性対照、2は8×10-1CFU、3は8
×100CFU、4は8×101CFU、5は8×102
CFU、Mは分子量マーカー。エチヂウムブロマイドに
よる染色である。
【0031】図4(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図4中、
Lane1は陰性対照、2は8×10-1CFU、3は8
×100CFU、4は8×101CFU、5は8×102
CFU、Mは分子量マーカー。エチヂウムブロマイドに
よる染色である。
【0032】図5(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図5中、
Lane1は陰性対照、2は2×101CFU、3は2
×102CFU、4は2×103CFU、Mは分子量マー
カーである。エチヂウムブロマイドによる染色である。
【0033】図6(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ無処理のもの、(B)は16SrDNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のもの、(C)はlac
Zで、アクロモペプチダーゼ処理のもの、(D)はui
dAで、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図6
中、Lane1は陰性対照、2は1×100CFU、3
は1×101CFU、4は1×102CFU、Mは分子量
マーカー。(C)と(D)の下のパネルはSYBRグリ
ーンによる染色、他はエチヂウムブロマイドによる染色
である。
【0034】アクロモペプチダーゼ処理とキレックスを
併用した調製法により、グラム陽性菌から効率良く鋳型
DNAを抽出することができ、PCRにより100ある
いはそれ以下のCFUを検出することができる。グラム
陰性菌であるE.coliからはアクロモペプチダーゼ
処理あるいは無処理でほぼ同程度の感度(100CF
U)が示されているが、アクロモペプチダーゼ処理によ
り感度が低下しない。グラム陰性菌である2種の食中毒
菌について、一夜培養液を10倍段階希釈し、アクロモ
ペプチダーゼ処理により調製した鋳型DNAを用いてP
CR反応を行い、検出感度を観た。
【0035】図7はS.enteritidisの一夜
培養液(約2×109CFU/ml)、図8はV.par
ahaemolyticusの一夜培養液(約1×10
8CFU/ml)でそれぞれ行ったものである。グラム陰
性菌食中毒菌であるS.enteritidisおよび
V.parahaemolyticusもアクロモペプ
チダーゼ処理で100のCFUを検出することができ
る。
【0036】図7(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ処理のもの、(B)はstnで、アクロモ
ペプチダーゼ処理のもの、(C)はstnで、アクロモ
ペプチダーゼ処理のものを示す。図7中、Lane1は
陰性対照、2は2×100CFU、3は2×101CF
U、4は2×102CFU、5は2×103CFU、Mは
分子量マーカーである。(A)(C)はエチヂウムブロ
マイドによる染色で、(B)はSYBRグリーンによる
染色である。
【0037】図8(A)は16SrDNAで、アクロモ
ペプチダーゼ処理のもの、(B)はpR72H DNA
で、アクロモペプチダーゼ処理のものを示す。図8中、
Lane1は陰性対照、2は1×100CFU、3は1
×101CFU、4は1×102CFU、Mは分子量マー
カーである。エチヂウムブロマイドによる染色である。
【0038】このように、本実施例ではグラム陽性菌、
グラム陰性菌が高感度に検出することができる。つま
り、自然界にはグラム陽性菌とグラム陰性菌とが混在し
ており、この2種類の菌を異なる方法により検出するこ
とは煩雑であるが、一の抽出試料でグラム陽性菌とグラ
ム陰性菌とが検出することができ、非常に便利である。
【0039】上記説明では、アクロモペプチダーゼ単独
の緩衝液に懸濁した場合につき記載したが、アクロモペ
プチダーゼ緩衝液と他の細菌細胞壁分解酵素との混合緩
衝液に懸濁してもよい。細菌細胞壁分解酵素としては、
例えば、リゾチーム、リゾスタフィン、N−アセチルム
ラミダーゼ等を使用する。かかる場合であっても、アク
ロモペプチダーゼ単独の緩衝液に懸濁した場合と同様
に、一の抽出試料でグラム陽性菌とグラム陰性菌とが高
感度に検出することができ、非常に便利である。
【0040】本願発明にかかる細菌検出方法によれば、
細菌ペレットを、アクロモペプチダーゼ単独の緩衝液あ
るいは他の細菌細胞壁分解酵素との混合緩衝液に懸濁
し、加熱後、キレックス溶液で懸濁し、加熱、攪拌後、
遠心分離し、上澄みをPCR反応してなるものであるの
で、簡単且つ迅速に高感度で細菌が検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PCRによるS.aureusの16SrDNA
及びnucの電気泳導写真。
【図2】PCRによるB.cereusの16SrDN
A及びcerAの電気泳導写真。
【図3】PCRによるB.subtilisの16Sr
DNAの電気泳導写真。
【図4】PCRによるLactobacillus s
p.の16SrDNAの電気泳導写真。
【図5】PCRによるLeuconostoc sp.
の16SrDNAの電気泳導写真。
【図6】PCRによるE.coliの16SrDNA、
lacZ及びuidAの電気泳導写真。
【図7】PCRによるS.enteritidisの1
6SrDNA及びstnの電気泳導写真。
【図8】PCRによるV.parahaemolyti
cusの16SrDNA及びpR72H DNAの電気
泳導写真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 内田 俊生 (56)参考文献 感染症学雑誌,68(10),1203−1210 (1994) 感染症学雑誌,67(2),178(1993) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12Q 1/68 C12N 15/00 - 15/90 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) MEDLINE

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細菌ペレットを、アクロモペプチダーゼ
    単独の緩衝液あるいは他の細菌細胞壁分解酵素との混合
    緩衝液に懸濁し、加熱後、キレックス溶液で懸濁し、加
    熱、攪拌後、遠心分離し、上澄みをPCR反応してなる
    細菌検出方法。
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感染症学雑誌,68(10),1203−1210(1994)

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