JP3172868U - 自発光式視線誘導灯 - Google Patents

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建治 大朏
俊行 今井
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Abstract

【課題】LED、太陽電池及び蓄電体を備え、蓄電体の交換や追加を容易に行える自発光式視線誘導灯を提供する。
【解決手段】自発光式視線誘導灯は、LED及び太陽電池等の内部ユニット44が収納された発光・発電部1と、発光・発電部1と分離可能に構成され且つ太陽電池により発電した電気を蓄電すると共にLEDに給電する蓄電体25が収納された蓄電部2とからなり、発光・発電部1は、路面設置用の支持パイプ5の上方開放部に取り外し自在にセット可能なベース体10を有すると共に、ベース体10の上面に内部ユニット44とそれを包囲する透明ケース16が一体的に取り付けられ、蓄電部2は、蓄電体25が収納されるバッテリーケース21を具備すると共に、バッテリーケース21は支持パイプ5内に取り出し自在に収納される。
【選択図】図2

Description

本考案は、道路の中央分離帯や路肩等に設置して発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯に関する。
自発光式視線誘導灯は、道路の中央分離帯や路肩等に設置されて自ら発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導するものである。図6、図7に示すように、自発光式視線誘導灯100は、ポール本体102内に、LED(発光ダイオード)103と、太陽電池104と、太陽電池104により発電した電気を蓄電すると共にLED103に給電する蓄電体105と、LED103の発光パターンや発光の停止及び開始等を制御する制御部(図示せず)とを備えており、前記制御部からの制御信号によってLED103を点灯又は点滅させることにより、車両運転者等の視線を誘導する。
ポール本体102は、円筒状のポールベース121の上端に、ポールベース蓋122と縦長筒状の透明ケース200が立設される構成であり、この透明ケース200の上端には蓋板123が取り付けられ、さらに、この蓋板123の雄ネジ部232にドーム状のトップカバー124が螺合されている。
透明ケース200は、図7に示すように、2つのコ字状ケース半体201と、2つの凹所付ケース半体202との4部品で構成されている。太陽電池104は、四角形状の太陽電池セル141を細長いパネル板140に複数個添設して細長い板状に形成されてあり、コ字状ケース半体201の突片201aの外面と、凹所付ケース半体202の凹所202aの内面との間に挟持される。
LED103は、細長い板状のLED基板130に一直線状に複数個並べて取り付けられてあり、図7に示すように、一対の支え板7間に挟まれて設置される。LED基板130の上端部に具備させた上側基板受131が、支え板7の上端片71と蓋板123によって支持されると共に、その下端部に具備させた下側基板受132がポールベース蓋122上に支持されている。尚、支え板7は、その下端片72が、ポールベース蓋122を介して、ポールベース121の上端部にビス止めされると共に、上端片71が蓋板123にビス止めされることにより、これらポールベース蓋122と蓋板123の間に固定される。
また、ポールベース121は、1個の蓄電体105を収容するコップ状の収容部211を有し、このコップ状収容部211の上端から外方へ延出するフランジ部212が形成されている。このフランジ部212の下面から下方へ垂下するスカート状筒部213に設置用支持パイプ50の上端を差し込み、ネジ止めすることにより、自発光式視線誘導灯100は設置用支持パイプ50に取り付けられて道路等の所定箇所に設置できる構成となっている。
実用新案登録第3139591号公報
ところが、上記構成の自発光式視線誘導灯では、バッテリーとしての蓄電体105を交換したり追加したりするために、ポールベース121のコップ状の収容部211の上端を開放しなければならず、このためには、図7に示すように、トップカバー124及び蓋板123を取り外すと共に、続いて、透明ケース200及びパネル板140を分解し、下端片72の、ポールベース121の上端部へのビス止めを取り外さなければならない。このように、収容部211の上方を開放するには、ポール本体102を分解しなければならないため、収容部211内に収納されているバッテリーとしての蓄電体105の取り替えや、追加補充が大変面倒であった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、蓄電体の交換や追加を容易に行える自発光式視線誘導灯を提供することを課題とする。
本考案に係る自発光式視線誘導灯は、
道路の中央分離帯や路肩等に設置して発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯において、
LED及び太陽電池等の内部ユニットが収納された発光・発電部と、前記発光・発電部と分離可能に構成され且つ前記太陽電池により発電した電気を蓄電すると共にLEDに給電する蓄電体が収納された蓄電部とからなり、
前記発光・発電部は、路面設置用の支持パイプの上方開放部に取り外し自在にセット可能なベース体を有すると共に、前記ベース体の上面に前記内部ユニットとそれを包囲する透明ケースが一体的に取り付けられる構成とし、
前記蓄電部は、蓄電体が収納されるバッテリーケースを具備すると共に、前記バッテリーケースは前記支持パイプ内に取り出し自在に収納されることである。
上記構成によれば、支持パイプからベース体を取り外せば、発光・発電部全体を一体的に蓄電体から分離することができ、支持パイプの上方を開放することができる。これにより、支持パイプ内のバッテリーケースを、支持パイプの上方開放部から取り出して、バッテリーケース内の蓄電体を交換したリ追加したりすることができる。
上記自発光式視線誘導灯において、
前記支持パイプの側面にピン孔が形成され、
前記ピン孔に落下防止用ピンが挿通され、
前記ピン孔から支持パイプの内方に挿入させた前記落下防止用ピンの挿入部分で、前記バッテリーケースの底面を支持する構成とするのが望ましい。
これにより、バッテリーケースは、ピン孔から内方に突出させた落下防止用ピンによって下方から支持されることから、支持パイプ内でのバッテリーケースの落下防止を実現することができ、安定した状態で収納することができる。また、前記ピン孔を支持パイプの軸線に沿って複数箇所に形成しておけば、支持パイプ内に収納させる蓄電体の数に応じて、落下防止用ピンの挿入位置を調整することができる。
上記自発光式視線誘導灯において、
前記バッテリーケースの上部に、吊り下げ手段を設ける構成としてもよい。
このものでは、吊り下げ手段を持って上方に引っ張り上げれば、バッテリーケースを支持パイプの上方開放部から引き抜くことができるから、バッテリーケースの取り出し、収納が容易となる。尚、吊り下げ手段としては、紐や把手やつまみ等が採用可能である。
上記自発光式視線誘導灯において、
前記蓄電体を一つずつ収納可能な個別ケースが設けられ、
前記個別ケースは、前記バッテリーケースと同径の樹脂製筒体から構成されていると共に、その軸線に沿って所定幅のスリットが上下両端に開放するように形成されてあり、
上下に位置する前記個別ケースの間には、上段の個別ケースのスリットと下段の個別ケースのスリットを嵌め込むリブを有する区画蓋が設けられる構成としてもよい。
この場合、個別ケースは、両端に開放するスリットが形成されていることから縮径自在であるから、個別ケースを縮径させながら、これと同径のバッテリーケース内に収納することができ、収納後に元の径に復帰することにより、バッテリーケース内での位置が安定的に保持される。また、上下に位置する個別ケース間には区画蓋が設けられているから、複数の個別ケースをバッテリーケース内に順に縦方向に重ねて収納する場合に、下段に位置する個別ケース内の蓄電体に荷重圧力がかからない上に、蓄電体相互の接触が防止できるから、各蓄電体の漏電を防止することができる。さらに、区画蓋に設けられているリブを上段の個別ケースのスリットと下段の個別ケースのスリットに同時に嵌め込むことにより、個別ケース相互がバッテリーケース内で回転することがない。これにより、蓄電体の配線の断線を防止することができる。
例えば、前記区画蓋は、個別ケースに内嵌可能な円盤部と、円盤部の外周面に突設されたC字状リブと、C字状リブの開放端相互において円盤部の軸線方向に延長されて個別ケースのスリットが配置される一対の縦リブと、一対の縦リブ間の円盤部外周面に蓄電体の配線が配置される切欠とを有し、
前記円盤部のうち、C字状リブより上方の上部に個別ケースの下方開放部が配置され、C次状リブより下方の下部に下段の個別ケースの上方開放部が配置される構成とすることができる。
上記自発光式視線誘導灯において、
前記蓄電部は、前記バッテリーケースに代えて蓄電体を保持する吊持手段により構成されて前記支持パイプ内に取り出し自在に収納されるようにしてもよい。例えば、前記吊持手段は、コ字状に形成されて蓄電体を配置する蓄電体保持部と、蓄電体保持部の上端に支持パイプの上端又は発光・発電部のベース体に引っ掛けられるフック部とを備える。これにより、ピン孔を設けない支持パイプにおいても蓄電部を支持パイプ内に収納させることができる。
上記自発光式視線誘導灯において、
前記発光・発電部のベース体は、前記支持パイプの外径よりも大径な下方開放のスカート部を有し、前記スカート部の側方から前記スカート部内に挿入され且つ前記支持パイプの外周面を押圧する固定部材が設けられている構成としてもよい。
この場合、固定部材を、スカート部を介して支持パイプの外周面に押圧させることにより、ベース体は支持パイプに抜け止め状態に固定されることとなり、発光・発電部が支持パイプの上端でぐら付いたり、不用意に落下したりすることはない。尚、前記スカート部にネジ孔を設けておき、固定部材としてネジを採用してもよい。
以上のように、本考案に係る自発光式視線誘導灯によれば、ベース体を支持パイプの上端から取り外すだけで、蓄電部と分離して発光・発電部を一体的に取り除いて支持パイプの上方を開放することができる。従って、支持パイプ内のバッテリーケースを支持パイプの上方開放部から取り出して、バッテリーケース内の蓄電体の交換や追加を容易に行うことができる。また、蓄電体は支持パイプ内に多段に収納していくだけで蓄電体を容易に追加することができるから、蓄電部における蓄電能力の増強を簡単に行える。このとき、追加する蓄電体を外付けしなくてもよいから、蓄電体を追加しても蓄電部が占めるスペースが大きくなることなく、省スペースでの蓄電体の追加が可能となる。しかも、蓄電体を外付けする場合に比べて外観も良好となる。
本考案の実施の形態による自発光式視線誘導灯の内部構成を示す断面図である。 本考案の実施の形態による自発光式視線誘導灯から発光・発電部を取り外し、バッテリーケースを支持パイプから引き出した状態を示す断面図である。 本考案の実施の形態による自発光式視線誘導灯のバッテリーケースと個別ケースとを示す説明図である。 個別ケースの区画蓋であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。 他の実施形態として、吊持部材で蓄電体を保持する態様を示す斜視図である。 従来の自発光式視線誘導灯を示す断面図である。 従来の自発光式視線誘導灯の分解斜視図である。
以下に、本考案の実施の形態について説明する。
実施の形態による自発光式視線誘導灯は、図1に示すように、道路の中央分離帯や路肩等に設置される鋼管製の支持パイプ5の上端に取り付けられる発光・発電部1と、支持パイプ5内に収納される蓄電部2とからなり、発光・発電部1には、LED(発光ダイオード)3と、太陽電池4と、LED3の発光パターンや発光の停止及び開始等を制御する制御部(図示せず)からなる内部ユニット44が備えられてあり、蓄電部2には、太陽電池4により発電した電気を蓄電すると共にLED3に給電する蓄電体25が備えられている。
発光・発電部1は、円筒状のベース体10の上部に、内部ユニット44が取り付けられていると共に、この内部ユニット44を包囲するように、細長い筒状の透明ケース16が立設されている。この透明ケース16の上端に蓋板17が取り付けられ、この蓋板17にドーム状のトップカバー18が取り付けられている。
LED3及び太陽電池4は、従来の構成のものと同じものが採用可能であり、LED3は細長い板状のLED基板に一直線状に複数個並べて取り付けられてあり、太陽電池4は四角形状の太陽電池セルを細長いパネル板に複数個添設して細長い板状に形成されている。そして、太陽電池4は、太陽電池セルからなる3枚の前記パネル板で三角筒を形成し、その3つの頂部のうち1つの頂部に沿ってLED3を並設するLED基板を取り付けている。LED3は、図示しない制御部からの制御信号によって点灯又は点滅し、これにより、車両運転者等の視線を誘導する。
ベース体10は、上面周縁に沿って、上方に凸の凸条11が形成されてあり、下面周縁には、下方へ延びるスカート状筒部12が形成されてある。凸条11の内方には、複数のネジ筒部13が突設されてあり、このネジ筒部13の上に基板19を架設させると共に、ネジ筒部13に基板19をネジ止めにより固定する。そして、基板19に上記内部ユニット44が取り付けられる。基板19に内部ユニット44を取り付けた後に、透明ケース16を、その下端部が凸条11の内面に沿うように嵌め込まれる。これにより、透明ケース16と内部ユニット44とベース体10とが一体となった発光・発電部1が構成される。
ベース体10の下面のスカート状筒部12の内方には、スカート状筒部12よりも短い環状垂下片14が形成されてあり、この環状垂下片14内に、支持パイプ5の上端が嵌合するように、ベース体10は支持パイプ5の上端に設置される。スカート状筒部12のうち、環状垂下片14よりも下方に延長している所定範囲に、複数のネジ孔12aが周方向に一定間隔毎に形成されている。このネジ孔12aに螺合させる固定用ネジ15は、スカート状筒部12の内方へ突出するネジ軸の先端部が、締め付けに伴って、支持パイプ5の側面を押圧する長さに設定されている。固定用ネジ15を締め付けることにより、ベース体10は、支持パイプ5の上端に固定されることとなり、安定した設置状態を保持することができる。そして、固定用ネジ15を取り外せば、支持パイプ5は固定用ネジ15による押圧状態から解除されるから、図2に示すように、ベース体10は支持パイプ5から取り外すことができる。
上記要領にて、ベース体10を支持パイプ5の上端から取り外すことにより、支持パイプ5の上方開放部は開放されることとなり、支持パイプ5内に収納されている蓄電部2の上端が露出する。蓄電部2に具備されている蓄電体25は、例えば、二次電池により構成されている。これにより、蓄電体25の充電量を多くすることができ、LED3発光の長期安定性を一層確保することができる。なお、この蓄電体25には、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサ、リチウム電池、マンガン電池等の各種の電池が採用可能である。
複数の蓄電体25は、図2に示すように、個別ケース20に一つずつ収納されてあり、個別ケース20は縦に複数並べた状態で、筒状のバッテリーケース21に収納され、このバッテリーケース21が支持パイプ5内に収納される。これら個別ケース20及びバッテリーケース21は共に樹脂製の筒体とする。バッテリーケース21の上方開放端には、上蓋23が嵌め込まれて閉塞されており、この上蓋23には吊り下げ手段として紐40が設けられている。上蓋23はバッテリーケース21にネジ止めにより抜け止め状態に固定されていることから、紐40を引き上げれば、支持パイプ5からバッテリーケース21を上方へ引き出すことができる。尚、バッテリーケース21の下方開放端には、上記上蓋23と同形のものが下蓋24として嵌め込まれてネジ止めされている。これら上蓋23及び下蓋24の中央には、挿通孔Hが形成されている。
個別ケース20は、図3に示すように、バッテリーケース21と同径の筒体であり、その軸線に沿って所定幅のスリット22が上下両端に開放するように形成されてある。スリット22は、上端が下端よりも幅広となるように斜めに切り欠かれてあり、個別ケース20は、このスリット22により縮径させながら、バッテリーケース21の上方開放端からバッテリーケース21内に収納することができる。収納後、個別ケース20は元の径に弾性復帰することにより、個別ケース20の外周面はバッテリーケース21の内周面に密着状態に収納される。
個別ケース20の上方開放端及び下方開放端には、区画蓋30が嵌め込まれる。区画蓋30は、図4の(A)(B)に示すように、個別ケース20に内嵌可能な円盤部31と、その外周面の略全周に渡って突設されたC字状リブ32と、C字状リブ32の開放端相互を上下に延長させた一対の縦リブ33とからなり、円盤部31のうち、C字状リブ32よりも上方に位置する上部31aには複数のネジ孔34が外周面に開放するように形成されている。また、C字状リブ32の突出幅は、個別ケース20の肉厚に略一致させてあり、C字状リブ32の外径はバッテリーケース21の内径に略一致させている。
縦リブ33がスリット22間に位置するように、円盤部31の上部31aを、個別ケース20の下方開放部に嵌め込み、個別ケース20の表面側からネジ孔34にネジ(図示せず)を螺合させて区画蓋30を個別ケース20の下方開放部に固定する。これにより、個別ケース20は有底の筒体となり、その上方開放部から個別ケース20内に蓄電体25を収納することができる。この状態にて、個別ケース20を縮径させてバッテリーケース21内に収納させる。バッテリーケース21の下端には、下蓋24がネジ止めされているから、個別ケース20はバッテリーケース21内に、落下防止状態で収納される。
バッテリーケース21内に複数の個別ケース20を収納する場合は、先に収納させた個別ケース20の上から、下端に区画蓋30が嵌め込まれ且つ蓄電体25が収納された他の個別ケース20を収納する。このとき、先に収納させた下段の個別ケース20の上方は開放していると共に、その開放端部の一部にはスリット22が形成されていることから、後で収納する上段の個別ケース20の底部に具備させた区画蓋30の縦リブ33が、下段の個別ケース20のスリット22に対応するように、円盤部31におけるC字状リブ32よりも下方に位置する下部31bを、前記下段の個別ケース20の上方開放部に嵌め込む。
これにより、上段の個別ケース20と下段の個別ケース20との間に、区画蓋30が介在される態様となると共に、区画蓋30の円盤部31の下部31bは下段の個別ケース20の上方開放端に、上部32aは上段の個別ケース20の下方開放端にそれぞれ同時に嵌め込まれた状態で、複数の個別ケース20が直列状態に連結することとなる。
上記収納状態にて、上下に位置する個別ケース20間には区画蓋30が介在する態様となるから、複数の個別ケース20をバッテリーケース21内に順に縦方向に重ねて収納しても、下段に位置する個別ケース20内の蓄電体25に荷重圧力がかかることなく、また、蓄電体25相互の接触が防止できるから、各蓄電体25の漏電を防止することができる。複数の個別ケース20は、スリット22が縦リブ33に対応していることから、相互に回り止め状態に固定されることとなり、収納時の姿勢を維持することができる。よって、蓄電体25の配線26の不用意な断線を防止することができる。尚、配線26は、一対の縦リブ33間の切欠35内を通り、コネクタ52で上下の蓄電体25を結線してバッテリーケース21の上端の上蓋23の中央の挿通孔Hから外部に引き出される(図2、図3を参照。)。
バッテリーケース21に収納させる個別ケース20の数に応じて、バッテリーケース21の長さは自在に設定することができ、また、バッテリーケース21の長さに応じた支持パイプ5の所定位置に、ピン孔27が形成されている。ピン孔27に落下防止用ピン28を差し込むことにより、バッテリーケース21は落下防止用ピン28によって、支持パイプ5内にて落下することなく位置決め状態に固定されることとなる。このピン孔27は、個別ケース20の長さを元に、支持パイプ5の軸線に沿って、複数設けられているものとする(図1、図2を参照。)。
上記実施の形態の自発光式視線誘導灯において、蓄電体25の交換や追加を行いたい場合、まず、スカート状筒部12に螺合させている固定用ネジ15の締め付け状態を解除する。これにより、ベース体10は支持パイプ5の上端にて自由状態となるから、ベース体10を持ち上げれば発光・発電部1を支持パイプ5から取り外すことができ、発光・発電部1の下方に延長しているコネクタ51と、蓄電部2の上方に延長しているコネクタ52との接続を解除すれば、発光・発電部1を支持パイプ5の上端から取り外して、支持パイプ5の上方を開放することができる(図2参照)。そして、支持パイプ5の上方開放部に露出する上蓋23に具備させた紐40を引き上げて、バッテリーケース21を支持パイプ5から引き出す。個別ケース20をバッテリーケース21から取り出すには、バッテリーケース21の上方開放端にネジ止めしてある上蓋23を取り除き、バッテリーケース21の上方開放端から個別ケース20を取り出せばよい。
個別ケース20内の蓄電体25を交換した後、上記要領にて、個別ケース20をバッテリーケース21に収納し、バッテリーケース21を支持パイプ5に挿入し、コネクタ51、52を接続させた後に、支持パイプ5の上方開放端にベース体10をネジ止めするだけで、発光・発電部1と蓄電部2とからなる自発光式視線誘導灯の組み付けが完了するから、蓄電体25の交換作業が容易となる。
また、バッテリーケース21は樹脂製であるから、所定長さに裁断可能であり、個別ケース20の増減にも容易に対応でき、バッテリーケース21の長さに応じた支持パイプ5の所定位置に、落下防止用ピン28を差し込んでおけばよい。
なお、蓄電体25が一つだけの場合は、必ずしも個別ケース20を設ける必要はない。この場合、一つの蓄電体25をバッテリーケース21に直接収納させればよい。
また、上記実施形態では、バッテリーケース21は、支持パイプ5に挿入した落下防止用ピン28によって支持パイプ5内に収納保持させたが、これに限定されず、例えば、バッテリーケース21にフック等の係止手段を設け、この係止手段を支持パイプ5の上端又は発光・発電部1のベース体10に係止させることで、バッテリーケース21を吊持状態にして支持パイプ5内に収納させるようにしてもよい。これにより、ピン孔27を設けない支持パイプ5においても蓄電部2を支持パイプ5内に収納させることができる。
(他の実施形態)
他の実施形態として、蓄電部2は、バッテリーケース21に代えて、図5に示すように、吊持部材(吊持手段)6によって蓄電体25を保持して支持パイプ5内に取り出し自在に収納させるように構成したものである。これにより、ピン孔27を設けない支持パイプ5においても蓄電部2を支持パイプ5内に収納させることができる。
吊持部材6としては、例えば、細長い板金を折り曲げ形成したものであって、コ字状に形成した蓄電体保持部62と、蓄電体保持部62の上端に支持パイプ5の上端5a又は発光・発電部1のベース体10に引っ掛けるフック部61とを備える。そして、この吊持部材6は、1個又は複数個の蓄電体25の高さに応じて長さを自由に設計することができ、例えば、図5(a)に示すように、1個の蓄電体25の高さに対応したものや、図5(b)に示すように、2個の蓄電体25を積み重ねた高さに対応した長さの吊持部材6Aとすることができる。
なお、2個の蓄電体25に対応させる場合は、2個の蓄電体25の高さに対応した長さの吊持部材6Aと、1個の蓄電体25の高さに対応した長さの吊持部材6Bとを組み合わせて使用することができる(図5(b)参照。)。この要領で、2個以上の複数個の蓄電体25を使用する場合に対応させることができる。
また、吊持部材6に蓄電体25を保持する場合、筒状の熱収縮樹脂などによって蓄電体25を配置したコ字状の蓄電体保持部62を包囲して保持するようにしてもよい。これにより、蓄電体25を吊持部材6に安定して保持させることができる。
1・・・発光・発電部
2・・・蓄電部
3・・・LED
4・・・太陽電池
5・・・支持パイプ
6・・・吊持部材(吊持手段)
10・・ベース体
15・・固定用ネジ(固定部材)
16・・透明ケース
20・・個別ケース
21・・バッテリーケース
25・・蓄電体
28・・落下防止用ピン
30・・区画蓋
40・・紐(吊り下げ手段)
44・・内部ユニット

Claims (7)

  1. 道路の中央分離帯や路肩等に設置して発光することにより車両運転者や歩行者等の視線を誘導する自発光式視線誘導灯において、
    LED及び太陽電池等の内部ユニットが収納された発光・発電部と、前記発光・発電部と分離可能に構成され且つ、前記太陽電池により発電した電気を蓄電すると共にLEDに給電する蓄電体が収納された蓄電部とからなり、
    前記発光・発電部は、路面設置用の支持パイプの上方開放部に取り外し自在にセット可能なベース体を有すると共に、前記ベース体の上面に前記内部ユニットとそれを包囲する透明ケースが一体的に取り付けられる構成とし、
    前記蓄電部は、蓄電体が収納されるバッテリーケースを具備すると共に、前記バッテリーケースは前記支持パイプ内に取り出し自在に収納される自発光式視線誘導灯。
  2. 請求項1に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記支持パイプの側面にピン孔が形成され、
    前記ピン孔に落下防止用ピンが挿通され、
    前記ピン孔から支持パイプの内方に挿入させた前記落下防止用ピンの挿入部分で、前記バッテリーケースの底面を支持する構成とした自発光式視線誘導灯。
  3. 請求項1又は2に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記バッテリーケースの上部に、吊り下げ手段を設ける構成とした自発光式視線誘導灯。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記蓄電体を一つずつ収納可能な個別ケースが設けられ、
    前記個別ケースは、前記バッテリーケースと同径の樹脂製筒体から構成されていると共に、その軸線に沿って所定幅のスリットが上下両端に開放するように形成されてあり、
    上下に位置する前記個別ケースの間には、上段の個別ケースのスリットと下段の個別ケースのスリットを嵌め込むリブを有する区画蓋が設けられている自発光式視線誘導灯。
  5. 請求項4に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記区画蓋は、個別ケースに内嵌可能な円盤部と、円盤部の外周面に突設されたC字状リブと、C字状リブの開放端相互において円盤部の軸線方向に延長されて個別ケースのスリットが配置される一対の縦リブと、一対の縦リブ間の円盤部外周面に蓄電体の配線が配置される切欠とを有し、
    前記円盤部のうち、C字状リブより上方の上部に個別ケースの下方開放部が配置され、C次状リブより下方の下部に下段の個別ケースの上方開放部が配置される自発光式視線誘導灯。
  6. 請求項1に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記蓄電部は、前記バッテリーケースに代えて蓄電体を保持する吊持手段により構成されて前記支持パイプ内に取り出し自在に収納され、
    前記吊持手段は、コ字状に形成されて蓄電体を配置する蓄電体保持部と、蓄電体保持部の上端に支持パイプの上端又は発光・発電部のベース体に引っ掛けられるフック部とを備える自発光式視線誘導灯。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自発光式視線誘導灯において、
    前記発光・発電部のベース体は、前記支持パイプの外径よりも大径な下方開放のスカート部を有し、前記スカート部の側方から前記スカート部内に挿入され且つ前記支持パイプの外周面を押圧する固定部材が設けられている自発光式視線誘導灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4209635A3 (de) * 2021-12-16 2023-08-09 Reto Zimmermann Signalpfosten

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