JP3172736U - 容量式パネル用タッチペン - Google Patents
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Abstract
【課題】装飾的効果を有しかつタッチペンとしての優れた機能を発揮する、容量式パネル用タッチペンを実現する。
【解決手段】硬質の導電性合成樹脂材によってマスコット形状に形成した本体1と、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材2とで構成する。本体1には取付孔3を穿設するとともに、取付孔3に嵌合する取付ピン4を硬質の導電性合成樹脂材もしくは金属で形成する。取付ピン4の一端にペン先部材2を装着し、先端部分が本体1から突出する状態で取付ピン4の基端部を取付孔3に挿入し、取付ピン4及びペン先部材2を、導電性接着剤を用いて本体1の取付孔3に固着する。
【選択図】 図2
【解決手段】硬質の導電性合成樹脂材によってマスコット形状に形成した本体1と、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材2とで構成する。本体1には取付孔3を穿設するとともに、取付孔3に嵌合する取付ピン4を硬質の導電性合成樹脂材もしくは金属で形成する。取付ピン4の一端にペン先部材2を装着し、先端部分が本体1から突出する状態で取付ピン4の基端部を取付孔3に挿入し、取付ピン4及びペン先部材2を、導電性接着剤を用いて本体1の取付孔3に固着する。
【選択図】 図2
Description
本考案は、スマートフォンその他タブレット端末における静電容量型座標入力パッド用入力ペン、すなわち容量式パネル用タッチペンの構造に関する考案である。
スマートフォンその他のタブレット端末の静電容量型入力パットでは、使用者の手指による操作で入力をすることができるが、小さな画面の細かな部分の入力は手指の操作では困難であるため、作業者の持つ手と通電状態を維持する導電体で形成した入力ペンが使用されている。
従来の入力ペンには、特許文献1に開示されるように、棒状の持ち手部分とペン先(接触部)を導電体で形成する思想が知られている。
従来の入力ペンには、特許文献1に開示されるように、棒状の持ち手部分とペン先(接触部)を導電体で形成する思想が知られている。
特許文献1や特許文献2に記載されたタッチペンは、単に棒状のペンであるため、保管や携行に不便である。特許文献1には、容量式パネルAに収納槽A2を形成して収納する思想が開示されている。このような棒状のペンでは使用時以外の扱いに不便であるとともに紛失の可能性もある。また、携帯用の端末に利用する場合などに、趣向を凝らすことが困難であり、おもしろみに欠ける欠点があった。
上記従来技術の欠点に鑑み、本考案はタッチペン本体に趣向を凝らした装飾的効果を発揮することができ、かつタッチペンとしての優れた機能を発揮する容量式パネル用タッチペンを提供することを目的とするものである。また、タッチペンそのものを装飾的なものとすることによって、これをストラップに着脱自在としたときに、携帯用ストラップの装飾として機能するとともに、スマートフォンなどのタブレット端末の静電容量型入力パットに入力するために、適宜利用することができる、容量式パネル用タッチペンを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する請求項1記載の容量式パネル用タッチペンの考案は、硬質の導電性合成樹脂材によってマスコット形状に形成した本体1と、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材2とで構成する。
このとき、ペン先部材2は、前記本体1と導電状態であって一部が本体1から突出するように固定した構造とする。
このとき、ペン先部材2は、前記本体1と導電状態であって一部が本体1から突出するように固定した構造とする。
請求項2記載の考案は、硬質の導電性合成樹脂材によって形成する本体1に取付孔3を穿設し、この取付孔3に嵌合する取付ピン4を硬質の導電性合成樹脂材もしくは金属によって形成する。そして、取付ピン4に軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材2を装着して取付孔3に挿入し、本体1とペン先部材2と取付ピン4を導電性接着剤によって固定することである。
請求項3記載の考案は、本体1に携帯用ストラップ6に対して着脱可能な連結具7を設けることである。
請求項3記載の考案は、本体1に携帯用ストラップ6に対して着脱可能な連結具7を設けることである。
請求項1記載の容量式パネル用タッチペンの考案によれば、硬質の導電性合成樹脂材によって本体1を任意のマスコット形状に形成するため、容量式パネル用タッチペンそのものを、使用者の興趣をそそるアクセサリーとして機能させることができる。そして、この本体1とペン先部材2は全体を導電性とすることによってタッチペンとして優れた機能を発揮することができる。
また、本体1は、硬質の合成樹脂材によって成型するため、量産性に優れ、安価に提供することができる。
さらに、本体1を硬質の合成樹脂材によって成型するため、手指で持ったときに安定するとともに、ペン先部材2を軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成するため、入力パットすなわち画面を傷つけることがない。
また、本体1は、硬質の合成樹脂材によって成型するため、量産性に優れ、安価に提供することができる。
さらに、本体1を硬質の合成樹脂材によって成型するため、手指で持ったときに安定するとともに、ペン先部材2を軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成するため、入力パットすなわち画面を傷つけることがない。
請求項2記載の考案によれば、硬質の導電性合成樹脂材によって形成する本体1と、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成するペン先部材2を、確実な導電状態に一体的に形成することができる。また、比較的腰の弱い軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムであるペン先部材2を、硬質の導電性合成樹脂材もしくは金属によって形成した取付ピン4に装着することによってしっかりと安定するため、タッチペンとして使い易いものとすることができる。
さらに、本体1とペン先部材2と取付ピン4は、取付孔3内において導電性接着剤5で固定するため、高い接合強度を実現することができる。すなわち、丈夫なものとすることができる。また、全体を確実な導電性の状態に形成することができる効果がある。
請求項3記載の考案によれば、タッチペンそのものを携帯用ストラップの一部である装飾として活用し、必要に応じてストラップから取り外してタッチペンとして使用することができる。
すなわち、スマートフォンなどのタブレット端末に携帯用ストラップの一部として装着しておくことによって、常時タッチペンを携行していつでも使用することができてタッチペンを紛失する虞がない。また、特許文献1に開示されているような、携帯用端末にタッチペンの収容部を形成する必要がない。
すなわち、スマートフォンなどのタブレット端末に携帯用ストラップの一部として装着しておくことによって、常時タッチペンを携行していつでも使用することができてタッチペンを紛失する虞がない。また、特許文献1に開示されているような、携帯用端末にタッチペンの収容部を形成する必要がない。
以下、本考案に係る容量式パネル用タッチペンの実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、携帯用ストラップに装着した、本考案容量式パネル用タッチペンの正面図、図2は、本考案容量式パネル用タッチペンの縦断面図である。
図1は、携帯用ストラップに装着した、本考案容量式パネル用タッチペンの正面図、図2は、本考案容量式パネル用タッチペンの縦断面図である。
図1に示す実施形態の容量式パネル用タッチペンは、本体1を硬質の導電性合成樹脂材によって成型する。図示例では猫のキャラクタであるマスコット形状に形成している。 この際、図2に示すように本体1の下端部に、下端に開放される段付きの取付孔3を穿設してある。また、本体1の上端部には、携帯用ストラップ6との連結具7を着脱するためのフック杆9の基部をインサート成型している。
本体1は、硬質であって炭素を混入するなどによって導電性とした、公知の導電性合成樹脂材によって成型する。マスコットの顔、図示例では猫の顔の印刷あるいは彩色は、インジェクションプリントとすることによって、成型と同時に完了させるようにするのが好ましい。これによって量産性が向上し、本体1を安価に製造することができる。
本体1に対して導電状態に固定するペン先部材2は、スマートフォンなどの静電容量型入力画面を傷つけることがないように、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成する。軟質合成樹脂材やシリコンゴムにカーボンや金属粉などの良導体を混入して導電体とすることは、一般的に行なわれている。
ペン先部材2の具体的な形状は、先端を略半球状とし、基端部である開放端に内鍔10を形成している。そして、球面部分を入力画面との接触面とすることによって、画面を傷付けず、滑らかに操作することができるようにしている。
ペン先部材2の具体的な形状は、先端を略半球状とし、基端部である開放端に内鍔10を形成している。そして、球面部分を入力画面との接触面とすることによって、画面を傷付けず、滑らかに操作することができるようにしている。
図示実施形態においては、ペン先部材2を本体1に導電状態で、しっかりと固定するために取付ピン4を利用する。取付ピン4は良導体である金属もしくは硬質の導電性合成樹脂材によって形成する。取付ピン4は、前記本体1に穿設した取付孔3に嵌入することができる形状とし、一端部の外周面に係合溝11を刻設し、係合溝11にペン先部材2の内鍔10を嵌合させている。この状態で、取付ピン4を取付孔3に挿入すると、係合溝11に嵌合させたペン先部材2の一端が、取付孔3の段8に支受されることになる。
そこで、取付ピン4及びペン先部材2の取付孔3への挿入部分に導電性接着剤5を塗布して一体的に接合する。この接合状態では、接着剤を含めて全てが導電性材料であって密着状態であるため、本体1とペン先部材2がしっかりと固定されるとともに、通電状態が保障される。図2に示す実施形態では、取付ピンの表面に複数の周溝12を刻設して接合強度を向上させている。
以上述べた、容量式パネル用タッチペンは、図1に示すように携帯用ストラップ6の取付環13に対して着脱自在である連結具7によって接続し、図3に示すようにスマートフォンなどの携帯用端末Aに取付けて、携帯用ストラップとして活用するのが好ましい。 図3に示す実施形態のように、本体1を任意のマスコット形状とすることによって、使用者の興趣をそそる携帯用ストラップを実現することができる。
タッチペンとして使用する場合は、連結具7から容量式パネル用タッチペンを取り外し、図4に示すように本体1部分を手指で持ってペン先部材2で携帯用端末Aの画面Bに取り外した容量式パネル用タッチペンの本体1部分を持って入力を行なう。
1…本体、 2…ペン先部材、 3…取付孔、 4…取付ピン、 5…導電性接着剤、 6…携帯用ストラップ、 7…連結具、 8…段、 9…フック杆、 10…内鍔、 11…係合溝、 12…周溝、 13…取付環、 A…携帯用端末、 B…画面。
Claims (3)
- 硬質の導電性合成樹脂材によってマスコット形状に形成した本体と、軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材とで構成し、該ペン先部材を前記本体と導電状態であって、一部が本体から突出するように固定したことを特徴とする容量式パネル用タッチペン。
- 硬質の導電性合成樹脂材によって形成する本体に取付孔を穿設し、該取付孔に嵌合する取付ピンを硬質の導電性合成樹脂材もしくは金属によって形成し、該取付ピンに軟質の導電性合成樹脂材もしくは導電性シリコンゴムによって形成したペン先部材を装着して取付孔に挿入し、本体とペン先部材と取付ピンを導電性接着剤によって固定したことを特徴とする請求項1記載の容量式パネル用タッチペン。
- 本体に携帯用ストラップに対して着脱可能な連結具を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の容量式パネル用タッチペン。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013186803A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Casio Comput Co Ltd | 入力ペン |
JP2015077743A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社パイロットコーポレーション | 鉛筆 |
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