JP3172499U - Cooling body - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却体に含ませた水を冷却対象面の側でのみ蒸発させて、冷却体の冷却効果を長時間にわたって維持できる冷却体を提供する。水を含ませて使用する冷却体であるにも拘らず、水が衣服などの装着対象に対して染み出るのを防止でき、従って、フォーマルな状況で着用するワイシャツなどの衣服にも問題無く装着できる冷却体を提供する。
【解決手段】冷却体3は、薄いマット状の吸水体21と、吸水体21の片面を覆う透水生地22と、吸水体21の他方の面を覆う防水シート23とを備えている。吸水体21に含ませた水が、衣服などの装着対象に対して染み出ることを、防水シート23で阻止する。
【選択図】図4A cooling body capable of maintaining the cooling effect of a cooling body for a long time by evaporating water contained in the cooling body only on the surface to be cooled side. Although it is a cooling body that contains water, it can prevent water from seeping out from the object to be worn, such as clothes, so it can be worn without problems on clothes such as shirts worn in formal situations. A cooling body that can be used is provided.
A cooling body 3 includes a thin mat-shaped water absorbing body 21, a water-permeable fabric 22 that covers one surface of the water absorbing body 21, and a waterproof sheet 23 that covers the other surface of the water absorbing body 21. The waterproof sheet 23 prevents the water contained in the water absorbent body 21 from leaking out to the wearing object such as clothes.
[Selection] Figure 4
Description
本考案は、水を含ませて使用する冷却体に関する。冷却体は、例えば衣服や寝具に装着して、人や動物の身体を冷やすために使用する。 The present invention relates to a cooling body used by including water. The cooling body is used, for example, to cool a human or animal body by attaching it to clothes or bedding.
この種の冷却体は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、ポリアクリル酸ナトリウム塩を主成分とするポリマーを紡糸した高吸水シート状素材の表裏を、水の流通を妨げないポリエステル織物で覆って、冷却体(クーラーパッド)を構成している。この冷却体は、例えば帽子と頭の間に挟んで使用する。水を含ませた状態の冷却体を帽子と頭の間に挟むと、水が体温で蒸発するときの気化潜熱を利用して、頭の表面を冷却することができる。 This type of cooling body is known, for example, from Patent Document 1. There, a cooling body (cooler pad) is formed by covering the front and back of a highly water-absorbing sheet-like material spun with a polymer composed mainly of sodium polyacrylate with a polyester fabric that does not hinder the flow of water. This cooling body is used by being sandwiched between a hat and a head, for example. When a cooling body containing water is sandwiched between the hat and the head, the head surface can be cooled by utilizing the latent heat of vaporization when the water evaporates at body temperature.
また、この種の冷却体を装着したシャツが、特許文献2に公知である。そこでは、後身頃の上縁中央の内面にポケットを縫着し、このポケットに冷却体を出し入れできるようにしている。ポケットは半円状に裁断した2枚のメッシュ生地の円弧縁を縫い合わせて形成してあり、直線状の上縁が冷却体の出入口になっている。冷却体は、吸水性高分子繊維吸収体を、透湿透水性を有する布地でくるんで形成してある。水を含ませた状態の冷却体をポケットに収容すると、水が体温で蒸発するときの気化潜熱を利用して、首周りを冷却することができる。
Further, a shirt equipped with this type of cooling body is known from
特許文献1の冷却体では、高吸水シート状素材の両面が、水の流通を妨げないポリエステル織物で覆われており、冷却体の両面から水が漏れ出す構成になっている。そのため、冷却体に含ませた水が早期に蒸発して失われてしまう。換言すれば、冷却効果が短時間しか持続しない。また、特許文献1の冷却体を衣服の内側に装着すると、冷却体に含ませた水が、身体側だけでなく衣服側にも漏れ出てしまい、衣服に水の染みができてしまう。そのため、特許文献1の冷却体は、フォーマルな状況で着用するワイシャツなどの衣服には装着し難い。 In the cooling body of patent document 1, both surfaces of the highly water-absorbing sheet-like material are covered with a polyester fabric that does not hinder the flow of water, and water is leaked from both surfaces of the cooling body. Therefore, the water contained in the cooling body evaporates early and is lost. In other words, the cooling effect lasts only for a short time. In addition, when the cooling body of Patent Document 1 is attached to the inside of a garment, water contained in the cooling body leaks not only to the body side but also to the garment side, so that the clothes can be stained with water. Therefore, the cooling body of Patent Document 1 is difficult to attach to clothes such as a shirt worn in a formal situation.
特許文献2のシャツに装着される冷却体は、透湿透水性を有する布地で吸水性高分子繊維吸収体をくるんで形成してあり、その両面から水が漏れ出す構成になっている。そのため、特許文献1の冷却体と同様に、冷却効果の持続時間が短いという問題がある。また、冷却体を収容するポケットはメッシュ生地で形成してあるので、冷却体に含ませた水がメッシュ生地を介してシャツの表面へ染み出てしまう。そのため、特許文献2のシャツは、スポーツシャツに適用することに問題は無くても、フォーマルな状況で着用するワイシャツなどに適用することには体裁上問題がある。
The cooling body mounted on the shirt of
さらに、特許文献2では、冷却体をポケットに収容し難いという問題がある。特許文献2の冷却体には芯になるものが無いので、冷却体をポケット内へ押し込む過程で、ポケットの布地と冷却体との間の摩擦によって冷却体が湾曲してしまう。そのため、冷却体をポケットに対して入れにくく、冷却体の装着に手間が掛かる。特許文献2のシャツのポケットは後身頃の上縁中央に配置されているので、このポケットに対してシャツを着用したまま冷却体を装着するには、首の後ろに手を回して装着作業を行う必要がある。このような姿勢で行う装着作業において、冷却体に芯となるものがなければ、冷却体をポケット内へうまく押し込むことができず、場合によっては衣服を一旦脱ぐことを余儀なくされる。
Furthermore, in
本考案の目的は、冷却体に含ませた水を冷却対象面の側でのみ蒸発させて、冷却体の冷却効果を長時間にわたって維持できる冷却体を提供することにある。
本考案の目的は、水を含ませて使用する冷却体であるにも拘らず、水が衣服などの装着対象に対して染み出るのを防止でき、従って、フォーマルな状況で着用するワイシャツなどの衣服にも問題無く装着できる冷却体を提供することにある。
本考案の目的は、衣服などに設けた冷却体用のポケットに対して迅速に、しかも的確に装着することができる取扱いの容易な冷却体を提供することにある。
An object of the present invention is to provide a cooling body capable of maintaining the cooling effect of the cooling body for a long time by evaporating water contained in the cooling body only on the surface to be cooled.
The purpose of the present invention is to prevent water from seeping out against the object to be worn, such as clothes, even though it is a cooling body that contains water. An object of the present invention is to provide a cooling body that can be attached to clothes without any problems.
An object of the present invention is to provide an easy-to-handle cooling body that can be quickly and accurately attached to a pocket for a cooling body provided in clothes or the like.
本考案に係る冷却体3は、薄いマット状の吸水体21と、吸水体21の片面を覆う透水生地22と、吸水体21の他方の面を覆う防水シート23とを備えていることを特徴とする。
The
吸水体21と防水シート23の間に、形状保持機能を有するプラスチック製の芯材24を配する。
A
防水シート23を、内外に重ねた2枚の防水生地26・27で構成する。内側の防水生地26は、吸水体21に臨む面が撥水面とされており、外側の防水生地27は、内側の防水生地26と反対側の露出面が撥水面とされている。
The
吸水体21を、片面にのみ起毛処理が施された布生地で形成し、吸水体21の起毛面の側に透水生地22を配置する。透水生地22を接触冷感生地で形成する。
The water
吸水体21と透水生地22を縫合し、透水生地22と防水シート23を縫合することにより、吸水体21と透水生地22と防水シート23の三者を一体化する。
The water
本考案では、吸水体21の片面を透水生地22で覆い、吸水体21の他方の面を防水シート23で覆って、冷却体3を構成したので、吸水体21に含ませた水を透水生地22の側でのみ蒸発させることができる。従って、吸水体21の両側で水を蒸発させる場合に比べて、吸水体21に含ませた水の蒸発速度が小さくなるので、冷却体3の冷却効果を長時間にわたって維持できる。また、透水生地22の側でのみ水を蒸発させると、吸水体21に含ませた水を身体の冷却のために効率的に利用できる。
In the present invention, the
また、本考案に係る冷却体3は、透水生地22が肌面と正対する状態で衣服の内側に装着することにより、吸水体21に含ませた水が衣服へ染み出るのを防水シート23で阻止できる。つまり、本考案に係る冷却体3は、水を含ませて使用するものであるにも拘らず、水が衣服などの装着対象に対して染み出るのを防止でき、従って、フォーマルな状況で着用するワイシャツなどの衣服にも問題無く装着して、肌面を冷却することができる。
In addition, the
本考案に係る冷却体3は、枕などの寝具にも装着することができる。透水生地22が頭と正対する状態で、冷却体3を枕の上面に装着することにより、吸水体21に含ませた水が枕の内部へ染み込むのを防水シート23で阻止できる。このとき、冷却体3が直接頭に触れるようにしてもよく、冷却体3と頭の間にメッシュ生地などを介在させてもよい。
The
吸水体21と防水シート23の間に芯材24を配すると、冷却体3をポケット7内へ押し込む際に冷却体3が湾曲しようとするのを芯材24で規制できるので、衣服などのポケット7に対して冷却体3を装着しやすくなる。ポケット7が衣服の台襟の後部や後身頃に配置されている場合に、衣服を着用したまま冷却体3をポケット7に装着しようとすると、首の後ろや背中に手を回した窮屈な姿勢で装着作業を行う必要があるが、このような姿勢で行う装着作業においても、本考案のように冷却体3の湾曲を芯材24で規制すると、冷却体3をポケット7に対して迅速に、しかも的確に装着することができる。
When the
また、芯材24が形状保持機能を有していると、装着対象に合わせて冷却体3を湾曲変形させても、冷却体3を装着対象から取り外せば、湾曲方向と逆方向に力を加えて、冷却体3を元の扁平な状態に復帰させ、その後、別の装着対象に装着することができる。つまり、1つの冷却体3を、複数の装着対象の間で使い分けることができる。また、芯材24がプラスチック製であると、繰り返し使用しても金属のように錆びることがないので、冷却体3の寿命が向上する。
Further, if the
内外に重ねた2枚の防水生地26・27で防水シート23を構成し、内側の防水生地26における吸水体21に臨む面を撥水面とすると、吸水体21に含ませた水が内側の防水生地26を通過することが無く、従って、水が防水シート23の外面へ漏れ出ることをより確実に防止できる。また、外側の防水生地27における露出面を撥水面とすると、冷却体3の全体を水に浸漬するなどして吸水体21に水を含ませた後、外側の防水生地27の露出面に付着した水を拭き取るだけで、露出面を乾いた状態にすることができる。従って、衣服などの装着対象に冷却体3を装着したときに、装着対象が水で濡れることを防止できる。
When the
片面にのみ起毛処理を施した布生地で吸水体21を形成し、吸水体21の起毛面の側に透水生地22を配置すると、吸水体21と透水生地22の間の起毛面に空気を介在させて、吸水体21に含ませた水と空気の接触機会を増やして蒸発作用を促進できるので、身体を効果的に冷却できる。透水生地22を接触冷感生地で形成すると、一般的な透水性の布生地を用いる場合に比べて、身体が透水生地22に触れるときの冷涼感を向上できる。
When the water
吸水体21と防水シート23を互いに縫合すると、吸水体21に含ませた水が縫い目を介して防水シート23の外面へ漏れ出るおそれがある。これに対して本考案のように、吸水体21と透水生地22を縫合し、透水生地22と防水シート23を縫合して、吸水体21と防水シート23とが直接縫合されるのを避けると、吸水体21に含ませた水が縫い目を介して防水シート23の外面へ漏れ出るのを確実に防止できる。
When the water
(実施例1) 図1ないし図5は、本考案をワイシャツ用の冷却体に適用した実施例1を示す。図1および図2に示すようにワイシャツは、シャツ本体1と、シャツ本体1の上端に設けられた襟部2と、襟部2に着脱自在に装着される冷却体3とを備えている。冷却体3は、湾曲可能な左右横長の帯状体として形成されている。襟部2は、シャツ本体1の上端に縫着された台襟5と、台襟5の上端に縫着されて外側へ下向きに折り返された外襟6とで構成される。台襟5の内面には、冷却体3を収容するポケット7が、台襟5の少なくとも後半周面に沿って形成されている。
(Example 1) FIG. 1 thru | or FIG. 5 shows Example 1 which applied this invention to the cooling body for shirts. As shown in FIGS. 1 and 2, the shirt includes a shirt body 1, a
台襟5の内面の少なくとも後半周面に沿ってポケット7を形成すると、左右に長い帯状の冷却体3を、台襟5の内面に安定した状態で確りと保持して、首周りの広い範囲を長時間にわたって冷却することができる。なお、襟部2の周方向の全長にわたってポケット7を形成する場合には、これに合わせて冷却体3の左右寸法を大きくすることができ、また、2ないし4個に分けてポケット7を構成することができる。
When the
図1および図3に示すようにポケット7は、台襟5と、台襟5の内面に縫着した上下一対の上フラップ11および下フラップ12とで構成される。各フラップ11・12は、多数の孔を有するメッシュ生地を素材にして左右横長の帯状に形成されており、その上下幅は、台襟5の上下幅の半分よりも大きく設定されている。上フラップ11は、その上縁が台襟5の上縁に沿うように配置されて、両側端と上縁とが台襟5に縫着されている。下フラップ12は、その下縁が台襟5の下縁に沿うように配置されて、両側端と下縁とが台襟5に縫着されている。以上のように構成されるポケット7によれば、冷却体3を台襟5と同じ高さ位置に保持した状態で、台襟5と対向する首周りを的確に冷却できる。シャツ本体1の後身頃の上縁中央が冷却体3によって外側に膨れることが無く、フォーマルな状況において体裁を保つことができる。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
両フラップ11・12は、台襟5の上下中央部において、上フラップ11がポケット7の内側になる状態で内外に重なっており、両フラップ11・12の自由縁の間に、冷却体3を出入れする出入口13が開口してある。冷却体3をポケット7に収容したとき、出入口13は冷却体3の上下中央と対峙する高さ位置にある。従って、冷却体3を上下に折り曲げるか、出入口13を指などで押し広げない限り、冷却体3をポケット7から取り出すことはできず、冷却体3が不用意に脱落することは無い。また、内外に重なる両フラップ11・12の自由縁の間を出入口13とすると、出入口13に閉じ手段を設けなくても、出入口13を確実に閉じた状態に保持することができる。さらに、冷却体3と肌面との間にフラップ11・12を確実に介在させることができるので、冷却体3が直接肌面に触れて肌面がべたつくなどの不快感を解消できる。
Both the
図3に示すように台襟5は、内外一対の内布16と外布17とで構成されており、内布16の内側に両フラップ11・12が縫着されている。内布16と外布17の下縁の間にはシャツ本体1の上縁が挟まれており、これら三者と下フラップ12の下縁とが同時に縫着されている。また、内布16と外布17の上縁の間には外襟6の一端縁が挟まれており、これら三者と上フラップ11の上縁とが同時に縫着されている。上フラップ11および下フラップ12の両端縁は、例えば上記縫着を行う前に、内布16に対して縫着することができる。
As shown in FIG. 3, the
図4および図5に示すように冷却体3は、薄いマット状の吸水体21と、吸水体21の片面を覆う透水生地22と、吸水体21の他方の面を覆う防水シート23と、吸水体21と防水シート23の間に配された芯材24とで構成されている。防水シート23は、内外に重ねた2枚の防水生地26・27で構成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the cooling
吸水体21は、紙おむつや生理用品などに使用される吸水性に優れた布生地で構成される。本実施例では、吸水体21として、帝人ファイバー株式会社の「ベルオアシス(登録商標)」を使用した。「ベルオアシス(登録商標)」は、木綿の約7倍、自重の約80倍の水を吸収することができ、本実施例に係る吸水体21は、最大で約8時間にわたって水を保持することができる。吸水体21に含ませた水と空気の接触機会を増やして蒸発作用を促進するために、吸水体21の透水生地22側の面に起毛処理が施されている。なお、吸水体21は吸水性ポリマーで構成してもよいが、布生地の方がポリマーに比べて吸水時の膨張率が小さく、冷却体3がポケット7内で嵩張らない点で有利である。
The
透水生地22としては、接触冷感性に優れる接触冷感生地が好適である。透水生地22を接触冷感生地で形成すると、一般的な透水性の布生地を用いる場合に比べて、身体が透水生地22に触れるときの冷涼感を向上できる。透水生地22の縦横寸法は、吸水体21の縦横寸法よりも大きく設定されており、透水生地22の周縁は吸水体21の側へ折り返してある。
The water-
防水シート23を構成する各防水生地26・27は、布生地30の片面にプラスチック層31をコーティングして形成されており、プラスチック層31が水を弾く撥水面になっている。内側の防水生地26は、プラスチック層31を吸水体21へ向けて配置されており、吸水体21に臨む面が撥水面とされている。外側の防水生地27は、プラスチック層31を外側へ向けて配置されており、外側へ露出する面が撥水面になっている。内側の防水生地26の縦横寸法は、吸水体21の縦横寸法よりも大きく設定されており、外側の防水生地27は内側の防水生地26よりもさらに一回り大きく形成されている。外側の防水生地27の周縁は吸水体21の側へ折り返してあり、外側の防水生地27の折り返した重なり部分の間に内側の防水生地26の周縁部が挟まれている。
The
芯材24は、左右横長の細長い帯状に形成されて、冷却体3の上縁に沿って配置されている。芯材24は、ポリエチレンなどのプラスチックを素材とするものであり、その厚み寸法は約0.4mmである。本実施例では、芯材24として、形状保持機能を備えた増見哲株式会社の「フリーシェイプ FS−044」を使用した。芯材24の上半部は、外側の防水生地27の折り返した周縁部と、内側の防水生地26の周縁部との間に挟まれており、芯材24の下半部は、吸水体21の上端部と内側の防水生地26との間に挟まれている。
The
左右横長の芯材24を配すると、冷却体3が芯材24の長手方向に直交する方向、すなわち上下方向の直線に沿って湾曲しようとするのを芯材24で規制できるので、冷却体3をポケット7内へ左右方向に押し込む装着作業を容易化できる。ワイシャツを着用したまま冷却体3を装着するには、首の後ろに手を回す必要があるが、このような窮屈な姿勢で行う装着作業であっても、芯材24で冷却体3の湾曲を規制することにより、冷却体3をポケット7に対して迅速に、しかも的確に装着することができる。また、芯材24が形状保持機能を有していると、装着対象に合わせて冷却体3を湾曲変形させても、冷却体3を装着対象から取り外せば、湾曲方向と逆方向に力を加えて、冷却体3を元の扁平な状態に復帰させ、その後、別の装着対象に装着することができる。つまり、1つの冷却体3を、複数の装着対象の間で使い分けることができる。
When the horizontally
冷却体3を構成する吸水体21、透水生地22、防水シート23および芯材24は、縫合により一体化する。具体的にはまず、吸水体21と透水生地22を、左右方向に延びる一本の縫合線35に沿って縫合する。次いで、外側の防水生地27の折り返した重なり部分の間に、内側の防水生地26および芯材24を挟み、先に縫合した吸水体21および透水生地22に重ねる。このとき、芯材24および内側の防水生地26を吸水体21に対向させる。最後に、透水生地22と外側の防水生地27の折り返した重なり部分どうしを、周回状の縫合線36に沿って互いに縫合する。縫合線36に沿う縫合では、透水生地22、芯材24、および内外の防水生地26・27が縫合されるが、吸水体21は縫合されない。このように、吸水体21と防水シート23とが直接縫合されるのを避けると、吸水体21に含ませた水が縫い目を介して防水シート23の外面へ漏れ出るのを確実に防止できる。
The
冷却体3を水に浸漬し、あるいは冷却体3に水をかけると、水が透水生地22を介して吸水体21に吸収される。水を含ませた冷却体3は、軽く絞ってから、透水生地22をフラップ11・12の側へ向け、防水シート23を台襟5の側に向けた状態で、ポケット7に収容する(図3参照)。冷却体3を収容するのはワイシャツの着用前と着用中のどちらであってもよい。台襟5側に防水シート23を配置することにより、吸水体21に含まれる水が台襟5へ染み出るのを阻止できる。
When the
水を含む冷却体3が装着されたワイシャツを着用すると、着用者の肌面の熱によって、吸水体21の透水生地22側に含まれる水の温度が上昇し蒸発する。このときの吸熱作用によって、着用者の肌面の温度が低下するので、着用者は冷涼感を覚える。吸水体21に含まれる水が蒸発し続ける限りは、首周りの冷涼感が持続する。吸水体21の水がほぼ蒸発してしまい、冷涼感が得られなくなった場合には、ポケット7から冷却体3を取り出し、再び水を含ませてからポケット7に再装着すれば、再び冷涼感を得ることができる。なお、夏季以外など冷却体3による冷却効果を必要としないときには、冷却体3を取り外した状態でワイシャツを着用すればよい。
When a shirt equipped with a
(実施例2) 図6および図7は、本考案をTシャツ用の冷却体に適用した実施例2を示す。ここでは、Tシャツの後身頃41と、後身頃41の上部中央の内面に縫着した上下一対のフラップ43・44とで、ポケット7が形成されている。各フラップ43・44はメッシュ生地を素材にして形成されており、上フラップ43が後身頃41の上縁に沿う帯状に形成され、下フラップ44が上フラップ43の下縁に沿う半円状に形成されている。両フラップ43・44の間に、冷却体3を出入れする出入口45が開口してある。
(Example 2) FIGS. 6 and 7 show Example 2 in which the present invention is applied to a cooling body for a T-shirt. Here, the
冷却体3は略半円状に形成されており、その左右方向の中央に、上下縦長の細長い帯状の芯材24が配置されている。吸水体21と透水生地22とが、X字状をなす2本の縫合線48に沿って縫合されており、透水生地22と防水シート23と芯材24とが、冷却体3の周縁に沿う周回状の縫合線49に沿って縫合されている。上下縦長の芯材24を配すると、冷却体3が左右方向の直線に沿って湾曲しようとするのを芯材24で規制できるので、冷却体3をポケット7内へ上下方向に押し込む装着作業を容易化できる。その他の構成は実施例1と同様であるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
The cooling
その他、防水シート23を構成する2枚の防水生地26・27は別体である必要はなく、1枚の防水生地を2つ折りにして防水シート23を構成してもよい。布生地30の両面にプラスチック層31をコーティングした1枚の防水生地で防水シート23を構成してもよい。また、防水シート23として、プラスチックシートや、プラスチックフィルムが積層された不織布、あるいはアルミニウムがコーティングされたプラスチックフィルムを適用することができる。防水シート23が芯材24を兼ねるようにしてもよい。
In addition, the two
芯材24は帯状である必要は無く、格子状などに形成することができる。1個の冷却体3に複数個の芯材24を配置してもよい。芯材24は形状保持機能を備えたプラスチックシートである必要はなく、通常のプラスチックシートあるいは芯地で形成することができる。抗菌剤を含むプラスチックシートであってもよい。なお、芯材24は、吸水体21と透水生地22の間に配置してもよいが、その場合は吸水体21と透水生地22の間の水分の移動を芯材24が妨げてしまうため、芯材24は吸水体21と防水シート23の間に配置する方が好ましい。
The
本考案に係る冷却体3は、ワイシャツとTシャツ以外に、浴衣などの和服や枕などの寝具、あるいはペット用の衣服などにも装着することができる。冷却体3の形状も、上記各実施例で示したものに限られず、円形、楕円形、四角形、三角形など装着対象に合わせて自由に設定することができる。冷却体3の防水シート23の外面に粘着テープや面ファスナを設け、これらを介して冷却体3を装着することができる。
The cooling
3 冷却体
21 吸水体
22 透水生地
23 防水シート
24 芯材
26 内側の防水生地
27 外側の防水生地
3 Cooling
Claims (5)
内側の防水生地(26)は、吸水体(21)に臨む面が撥水面とされており、
外側の防水生地(27)は、内側の防水生地(26)と反対側の露出面が撥水面とされている請求項1または2に記載の冷却体。 The waterproof sheet (23) is composed of two waterproof fabrics (26, 27) stacked inside and outside,
The inner waterproof fabric (26) has a water-repellent surface facing the water absorbent (21),
The cooling body according to claim 1 or 2, wherein the outer waterproof fabric (27) has an exposed surface opposite to the inner waterproof fabric (26) as a water repellent surface.
透水生地(22)が接触冷感生地で形成されている請求項1から3のいずれかに記載の冷却体。 The water absorbent body (21) is formed of a cloth fabric subjected to raising treatment only on one side, and the water permeable fabric (22) is arranged on the raised surface side of the water absorbent body (21),
The cooling body according to any one of claims 1 to 3, wherein the water-permeable fabric (22) is formed of a contact-cooled fabric.
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