JP3171700U - 管切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地面からの回転刃の位置を容易に規定出来るようにし、精度良く蓋を設置することができ、作業性の向上を図る管切断装置を提供する。【解決手段】地中に埋設された管を周方向に沿って内面側から切断するものであって、管Pの内部に挿通される軸体1と、軸体1の径方向に進退動可能に設けられ進出時に管Pの内面に当接して軸体1を固定する脚機構10と、軸体1の軸線2に沿う方向の回転軸21を中心に回転して管Pを切断する回転刃20と、軸体1に設けられ軸体1を相対的に回動可能に保持する軸体保持部30と、回転軸21を回転可能に保持する回転軸保持部40と、軸体保持部30と回転軸保持部40との距離を近接離間可能に連結し回転軸保持部40を軸体1を中心に管の周方向に沿って公転させる連結機構60と、軸体1の管Pへの挿通時に回転刃20を地面より所定深さ位置に位置決めする位置決め機構70とを備えた。【選択図】図3

Description

本考案は、地中に埋設された管を周方向に沿って内面側から切断する管切断装置に係り、特に、上下水道用等に使用される管を切断する管切断装置に関する。
従来、この種の管切断装置としては、例えば、特許文献1(特開平6−210625号公報)に記載されたものが知られている。
これは、図6に示すように、地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管Paを周方向に沿って内面側から切断する管切断装置Saであって、管Paの軸線に沿う方向の軸線201を有して管Paの内部に挿通される軸体200と、軸体200の下端部200a側に軸体200の径方向に進退動可能に設けられ進出時に管Paの内面に当接して軸体200を管Paに対して固定支持する脚機構210と、軸体200の軸線201に沿う方向の回転軸221を有し回転軸221を中心に回転して管Paを切断する回転刃220と、軸体200の上端部200b側に設けられ軸体200を相対的に回動可能に保持する軸体保持部230と、回転軸221を回転可能に保持する回転軸保持部240と、軸体保持部230と回転軸保持部240とを互いの距離を水平方向に近接離間可能に連結し軸体保持部230の回動により回転軸保持部240を軸体200の軸線201を中心に管Paの周方向に沿って公転させる連結機構250とを備えて構成されている。
脚機構210は、軸体200の径方向に沿う方向の軸線を有し軸体保持部230に軸体200を中心にして等間隔で3つ設けられる筒状のシリンダ211と、各シリンダ211に進退動可能に夫々挿通されるピストン212と、一端が各ピストン212に夫々設けられ各ピストン212とともに進退動して進出時に他端が管Paの内面に当接するロッド213とを備えて構成されている。
連結機構250は、外周に歯251aが形成されて軸体200と同軸に設けられ軸体200を中心に回転可能なスパーギヤ251と、スパーギヤ251の歯251aに噛合する歯252aを有しモータ252bによって回転させられて該回転によりスパーギヤ251を回転せしめるピニオンギヤ252と、スパーギヤ251上にスパーギヤ251とともに回転可能に設けられ管Paの径方向に沿う方向の軸線を有した筒状体253と、一端側が筒状体252に進退動可能に挿通されスパーギヤ251及び筒体253を介して軸体保持部230に接続されるとともに他端が回転軸保持部240に接続されるアーム254と、アーム254を筒状体253に対して進退動させて軸体保持部230と回転軸保持部240との距離を近接離間可能にする進退動駆動部255とを備えて構成されている。進退動駆動部255は、アーム254の上面に設けられアーム254の長手方向に沿って延びるラックギヤ256と、筒状体253に固定されたモータ257aにより駆動させられラックギヤ256の歯に噛合する歯を有した送りギヤ257とを備えて構成されている。また、軸体200の下端部200aにはネジが形成されており、このネジに螺合するナット260が設けられている。このナット260を締めつけることにより、軸体200に軸体保持部230を取り付けている。
この管切断装置Saを用いて地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管Paを周方向に沿って内面側から切断するときは、先ず、ピストン212を後退させてロッド213の他端がシリンダ211から突出する長さを最短にするとともに、アーム254を後退させて回転刃220と管Paの内面との距離を適宜に離間させた状態で、軸体200を管Paに挿通する。このとき、回転刃220が管Paの切断したい位置に位置するように軸体200を所定深さまで挿通する。特に、マンホールの設置等に用いる場合には、地中に埋設された管Paを切断し、この切断した管Paの開口を蓋で覆うので、蓋が地面から突出しないように蓋の厚さに対応した位置を切断することが望ましい。次に、脚機構210を駆動して軸体200を管Paに対して固定支持する。詳しくは、脚機構210の3つのピストン212を夫々適宜に進出させてロッド213をある程度進出させる。このとき、軸体200が管Paの中心に位置するようにロッド213を進出させる。そして、軸体200が管Paの中心に位置した状態で3つのピストン212を同時に進出させて各ロッド213の他端を管Paの内面に当接させ、これによって軸体200を管Paに対して固定支持する。
そして、回転刃220を回転させ、進退動駆動部255によってアーム254を進出させて回転刃220によって管Paを切断する。詳しくは、モータ257aを駆動し、送りギヤ257を回転させて送りギヤ257をラックギヤ256上の進出方向に移動させる。送りギヤ257は筒状体253に設けられているので、筒状体253がアーム254上を長手方向に沿って進出していくようになる。
それから、回転刃220が管Paの内面から外面まで切断する位置までアーム254を進出させた状態で、回転刃220を管Paの周方向に公転させて管Paを切断していく。詳しくは、モータ252bを駆動し、ピニオンギヤ252を回転させてスパーギヤ251を回転させる。スパーギヤ251が回転すると、スパーギヤ251上に設けられた筒状体253が回転し、この筒状体253に挿通されたアーム254が回転するようになる。アーム254の他端には回転軸保持部240が接続されているので、アーム254の回転によって回転刃220が軸体220を中心に公転するようになる。これによって回転刃220で管Paを周方向に切断することができる。
その後、例えば管Paの切断後に管Paの開口に蓋を設置する場合には、管Paの切断部分に蓋を嵌め込んで管Paに蓋を設置する。
特開平6−210625号公報
ところで、一般に、例えば上下水道用に管を地面に直交する方向に埋設する場合、この管の開口を蓋で覆うことを行なうが、この場合には、予め管を地中に埋設し、それから、地面から蓋の厚さに対応した所定深さ位置で管を切断し、その切断部分に蓋を嵌め込んで覆うようにしている。
しかしながら、上記従来の管切断装置Saにおいては、地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管Paを周方向に沿って内面側から切断する際、地面からの回転刃220の位置を規定しにくく、そのため、作業性に劣るという問題があった。また、回転刃220の位置決めが不安定なので、精度良く蓋を設置することができにくいという問題もあった。
また、軸体200を管Paに対して固定支持させる際、軸体200が管Paの中心に位置するようにしてはいるが、3つのピストン212を夫々進退動させて各ロッド213をある程度まで進出させているので、各ロッド213を同じ長さに進出させにくく、そのため、軸体200が管Paの中心からずれてバランスが悪くなり、それだけ、軸体200の管Paに対する固定支持安定性が悪いという問題もあった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、地面からの回転刃の位置を容易に規定出来るようにし、精度良く蓋を設置することができるようにするとともに、作業性の向上を図った管切断装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本考案の管切断装置は、地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管を周方向に沿って内面側から切断する管切断装置であって、上記管の軸線に沿う方向の軸線を有して該管の内部に挿通される軸体と、該軸体の下端部側に該軸体の径方向に進退動可能に設けられ進出時に上記管の内面に当接して上記軸体を上記管に対して固定支持する脚機構と、上記軸体の軸線に沿う方向の回転軸に設けられ該回転軸を中心に回転して上記管を切断する回転刃と、上記軸体の上端部側に設けられ該軸体を相対的に回動可能に保持する軸体保持部と、上記回転軸を回転可能に保持する回転軸保持部と、上記軸体保持部と回転軸保持部とを互いの距離を水平方向に近接離間可能に連結し上記軸体保持部の回動により上記回転軸保持部を上記軸体の軸線を中心に上記管の周方向に沿って公転させる連結機構と、上記軸体の管への挿通時に上記回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めする位置決め機構とを備えた構成としている。
これにより、地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管を周方向に沿って内面側から切断するときは、先ず、軸体を管に挿通して位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めし、次に、脚機構で軸体を管に対して固定支持する。そして、この状態で回転刃を回転させ、連結機構によって軸体保持部と回転軸保持部との距離を水平方向に離間させていき、回転刃を管に当てて回転刃によって管を切断する。それから、回転刃が管の内面から外面まで切断する位置で回転軸保持部を位置させた状態で、連結機構によって軸体保持部を回動させて回転軸保持部を軸体の軸線を中心に管の周方向に沿って公転させ、回転刃を管の周方向に公転させて管を切断していく。その後、例えば管の切断後に管の開口に蓋を設置する場合には、管の切断部分に蓋を嵌め込んで管に蓋を設置する。
この場合、位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に容易に位置決めできるので作業性を向上させることができる。また、位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めしてから脚機構で軸体を固定支持しているので、地面からの回転刃の位置が確実に規定されており、例えば、管の切断後に管の開口に蓋を設置する際、蓋の厚さに対応した箇所を確実に切断することができ、そのため、精度良く蓋を設置することができる。
そして、必要に応じ、上記脚機構を、上記軸体の下端部に形成された雄ネジ部と、該雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有し上記軸体の回動により進退動する第一移動部材と、該第一移動部材と軸体保持部との間の軸体に移動可能に挿通された第二移動部材と、上記第一移動部材及び第二移動部材が互いに近接するときに進出して上記管の内面に当接し互いに離間するときに後退する脚体と、上記第一移動部材と第二移動部材との間の軸体に挿通され上記第一移動部材及び第二移動部材を離間方向に付勢するコイルスプリングと、上記軸体の上端部に設けられ該軸体を軸線中心に回動させるハンドルとを備えて構成し、上記脚体を、一端が上記第一移動部材に回動可能に接続され他端が上記管の内面に当接可能な第一脚体と、一端が上記第二移動部材に回動可能に接続され他端が上記管の内面に当接可能且つ中間部が上記第一脚体の中間部に軸支された第二脚体とを備えて構成し、該第一脚体及び第二脚体の組を、上記軸体を中心に等間隔で3以上設けた構成としている。
これにより、脚機構で軸体を管に対して固定支持するときは、先ず、脚体を後退させた状態で軸体を管に挿通し、次に、ハンドルを回して軸体を回動させ、軸体の下端部に形成された雄ネジ部を第一移動部材の雌ネジ部に螺合させて捻じ込んでいく。捻じ込むと、第一移動部材が軸体に対して上昇するとともに第二移動部材が軸体保持部に押されて相対的に下降し、第一移動部材及び第二移動部材が互いに近接するようになる。第一移動部材が上昇すると全ての第一脚体の一端が同時に上昇させられ、第二移動部材が下降すると全ての第二脚体の一端が同時に下降させられ、第一脚体と第二脚体とは中間部同士が軸支されているので、この中間部が軸体の径方向に向かって移動し、これによって各第一脚体及び第二脚体の他端は軸体の径方向に向かって移動するようになる。そのため、各第一脚体及び第二脚体の他端が軸体の径方向に向かって進出して管の内面に当接し、これによって軸体を管に対して固定支持することができる。このとき、軸体と軸体保持部とは相対的に回動するので、軸体を管に挿通した状態においては、軸体と軸体保持部とが供回りしないように軸体保持部を支えながらハンドルを回し、第一脚体及び第二脚体の他端を管の内面に摺接させる。これによって第一脚体及び第二脚体の他端がある程度回動しなくなるので、その後、軸体保持部の支持を解除してハンドルを更に回して第一脚体及び第二脚体の他端を管の内面に押し付けて軸体を固定支持させる。
この場合、全ての脚体が同時に移動して各第一脚体及び第二脚体の他端が同時に進出するので、全ての第一脚体及び第二脚体の他端と軸体との距離が同じになり、そのため、軸体を管の中心に確実に位置させてバランス良く支持させることができ、それだけ、軸体の管に対する固定支持安定性を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記軸体保持部の上記軸体に対する回動を一方方向に規制して上記回転軸保持部の進行方向を一方方向にする規制機構を設けた構成としている。
これにより、連結機構によって軸体保持部を一方方向に回動させて回転軸保持部を管の周方向に沿って一方方向に公転させて回転刃で管を周方向に切断していくと、回転刃と管との接触によって回転刃がはね返され、回転刃及び回転軸保持部が他方方向に移動しようとすることがあるが、規制機構により回転軸保持部の進行方向を一方方向のみに規制するので、回転刃が一方方向のみに移動し、そのため、回転刃のはね返りを防止することができるので、安全且つ容易に回転刃を進行させて切断することができる。
更に、必要に応じ、上記規制機構を、上記軸体保持部の上端に形成される第一歯部と、該第一歯部に噛合及び噛合解除可能に上記軸体に設けられる第二歯部とを備えたラチェット機構で構成している。
これにより、軸体を管に対して固定支持すると第二歯部が固定され、軸体保持部を一方方向に回動させると第一歯部が第二歯部から一時的に噛合解除されて軸体保持部が回動し、その後、再び噛合する。また、軸体保持部を他方方向に回動しようとしても第一歯部が第二歯部に噛合しているので回動させることができない。即ち、規制機構をラチェット機構で構成したので、規制機構を容易に構成することができる。
更にまた、必要に応じ、上記連結機構を、一端が上記軸体保持部に接続される第一板部材と、他端が上記回転軸保持部に接続される第二板部材と、上記第一板部材の他端と第二板部材の一端とを屈折可能に接続するヒンジと、上記第二板部材の上記第一板部材に対する上記回転軸保持部の進行方向への屈折を停止し該進行方向と反対側への屈折のみを許容するストッパとを備えた構成としている。
これにより、第一板部材と第二板部材とをヒンジを介して屈折させることにより軸体保持部と回転軸保持部とを近接させることができ、第一板部材と第二板部材とをヒンジを介して伸長させることにより軸体保持部と回転軸保持部とを離間させることができるので、軸体保持部と回転軸保持部とを容易に近接離間させることができる。また、ストッパにより第二板部材を第一板部材に対して回転軸保持部の進行方向とは反対側への屈折のみを許容しているので、回転刃が管との接触によってはね返されると、管の内部側にはね返るので、回転刃を安全に移動させることができる。
また、必要に応じ、上記回転刃よりも小径に形成されて該回転刃の下方に設けられ上記回転軸の軸線を中心に回動可能且つ上記管の切断時に該管の内面を転動するローラを備えて構成している。
これにより、軸体保持部と回転軸保持部との距離を離間させていき、回転刃が管の内面から外面まで切断する位置に達すると、ローラが管の内面に当接し、回転軸保持部を公転させると、ローラが管の内面を転動するようになる。これによって、回転刃の移動を補助することができるので、回転刃を容易且つ円滑に移動させることができる。
更に、必要に応じ、上記位置決め機構を、上記回転軸保持部の上側から垂下して設けられ上記軸体の管への挿通時に上記管の外面と対峙する対峙部と、該対峙部に該対峙部の軸線に沿う方向の軸線を有して該軸線方向に進退動可能に設けられ先端に上記軸体の管への挿通時に地面に当接する当接面を有したロッドと、該ロッドの後退時に該ロッドを停止させ上記当接面から回転刃までの距離を規定するストッパとを備えて構成している。
これにより、回転刃とロッドの当接面との間の距離が地面からの所定深さとなるので、予め、ロッドを進退動させてストッパによって回転刃とロッドとの距離を規定しておき、この状態で、軸体を管に挿通する。これによって、容易に回転刃の位置を位置決めすることができる。特に、管の切断後に管の開口に蓋を設置する場合は、回転刃とロッドの当接面との間の距離を蓋の厚さと同じにすることにより、蓋の厚さに対応した管の箇所を確実に切断することができ、そのため、容易且つ精度良く管に蓋を設置することができる。
更にまた、必要に応じ、上記位置決め機構を、上記対峙部に設けられ上記ロッドが挿通されて該ロッドを上記対峙部の軸線方向に移動可能に保持する上側軸受リング及び下側軸受リングと、上記ロッドの上端側に設けられ該ロッドの後退時に上記上側軸受リングに衝止するストッパとしての衝止体と、上記ロッドの下端側に設けられ該ロッドの側方に突出する突出部と、該突出部と下側軸受リングとの間で上記ロッドに挿通されるコイルスプリングと、上記対峙部に形成され上記ロッドの進出時に上記突出部が係合可能且つ係合時に上記当接面を回転刃の位置に位置決めする係合凹部とを備えた構成としている。
これにより、ロッドを進出させて突出部を係合凹部に係合させて進出位置に位置させると、ロッドの当接面が回転刃と同位置に位置するようになり、そのため、軸体を管に挿通して回転刃が管の内部に入り込んでも、回転刃の位置を管の外側から視認することができるようになるので、それだけ、回転刃の位置を容易に把握することができる。また、突出部と係合凹部との係合を解除すると、コイルスプリングの付勢力によってロッドが後退させられ衝止体が上側軸受リングに衝止してロッドが後退位置に位置させられる。この状態では、回転刃とロッドの当接面とが離間するようになり、軸体を管に挿通していくと、当接面が地面に当接し、回転刃が地面から所定深さ位置に位置するようになる。このとき、回転刃とロッドの当接面との間の距離が蓋の厚さに対応するように設定しておくと、蓋の厚さに対応した管の箇所を確実に切断することができ、そのため、容易且つ精度良く管に蓋を設置することができる。
本考案の管切断装置によれば、軸体を管に挿通して位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めし、脚機構で軸体を管に対して固定支持し、回転刃を回転させ、連結機構によって軸体保持部と回転軸保持部との距離を離間させて回転刃を管に当て、回転刃が管の内面から外面まで切断する位置で回転軸保持部を位置させた状態で、連結機構によって軸体保持部を回動させて回転軸保持部を軸体の軸線を中心に管の周方向に沿って公転させ、回転刃を管の周方向に公転させて管を切断していく。その後、例えば管の切断後に管の開口に蓋を設置する場合には、管の切断部分に蓋を嵌め込んで管に蓋を設置する。
この場合、位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に容易に位置決めできるので作業性を向上させることができる。また、位置決め機構により回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めしてから脚機構で軸体を固定支持しているので、地面からの回転刃の位置が確実に規定されており、例えば、管の切断後に管の開口に蓋を設置する際、蓋の厚さに対応した箇所を確実に切断することができ、そのため、精度良く蓋を設置することができる。
本考案の実施の形態に係る管切断装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る管切断装置を管に挿通した状態で示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る管切断装置を管に固定した状態で示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る管切断装置を、その使用状態で示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る管切断装置を、その使用状態で示す平面図である。 従来の管切断装置の一例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、添付図面に基づいて本考案の実施の形態に係る管切断装置を説明する。
図1乃至図5には、本考案の実施の形態に係る管切断装置Sを示している。本管切断装置Sは、地面Gに直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管Pを周方向に沿って内面側から切断するものであり、特に、上下水道用等に使用される管を切断する場合に用いられる。本実施の形態では、管の切断後に管の開口に蓋を嵌め込んで蓋を管に設置する作業を行なう。
本管切断装置Sは、管Pの軸線に沿う方向の軸線2を有して管Pの内部に挿通される軸体1と、軸体1の下端部1a側に軸体1の径方向に進退動可能に設けられ進出時に管Pの内面に当接して軸体1を管Pに対して固定支持する脚機構10と、軸体1の軸線2に沿う方向の回転軸21に設けられ回転軸21を中心に回転して管Pを切断する回転刃20と、軸体1の上端部1b側に設けられ軸体1を相対的に回動可能に保持する軸体保持部30と、回転軸21を回転可能に保持する回転軸保持部40と、軸体保持部30と回転軸保持部40とを互いの距離を水平方向に近接離間可能に連結し軸体保持部30の回動により回転軸保持部40を軸体1の軸線2を中心に管Pの周方向に沿って公転させる連結機構60と、軸体1の管Pへの挿通時に回転刃20を地面Gより所定深さ位置に位置決めする位置決め機構70とを備えて構成されている。
軸体1は、鋼鉄製で円柱状の棒状に形成されており、下端部1aには雄ネジ部3が形成されている。
脚機構10は、軸体1に形成された雄ネジ部3と、雄ネジ部3に螺合する雌ネジ部11aを有し軸体1の回動により進退動する第一移動部材11と、第一移動部材11と軸体保持部30との間の軸体1に移動可能に挿通された第二移動部材12と、第一移動部材11及び第二移動部材12が互いに近接するときに進出して管Pの内面に当接し互いに離間するときに後退する脚体13と、第一移動部材11と第二移動部材12との間の軸体1に挿通され第一移動部材11及び第二移動部材12を離間方向に付勢するコイルスプリング18と、軸体1の上端部1bに設けられ軸体1を軸線2を中心に回動させるハンドル19とを備えて構成されている。
第一移動部材11は、三角形状の板状に形成されて軸体1の下端部1aに設けられ、中央部に上面から下面に貫通する雌ネジ部11aが形成されている。
第二移動部材12は、軸体1が挿通される円筒状に形成されており、軸体1と同軸に軸体保持部30の下側に設けられている。
脚体13は、一端14aが第一移動部材11に回動可能に接続され他端14bが管Pの内面に当接可能な第一脚体14と、一端15aが第二移動部材12に回動可能に接続され他端15bが管Pの内面に当接可能且つ中間部15cが第一脚体14の中間部14cに軸支された第二脚体15とを備えて構成されており、この第一脚体14及び第二脚体15の組が、軸体1を中心に等間隔で3以上設けられている。実施の形態では、第一脚体14及び第二脚体15の組を3組設けている。
各第一脚体14は、棒状に形成されており、一端14aが三角形状に形成された第一移動部材11の各頂点部に夫々回動可能に軸支されている。また、各第一脚体14の他端14bには、管Pの内面に当接した際に管Pを傷つけないようにゴム片16が設けられている。
各第二脚体15は、棒状に形成されており、一端15aが第二移動部材12の外周面に第二移動部材12の軸線を中心に等間隔で夫々回動可能に軸支されている。また、各第二脚体15の他端15bには、管Pの内面に当接した際に管Pを傷つけないようにゴム片16が設けられている。
各第一脚体14及び第二脚体15は、その中間部14c、15c同士が、支持ピン17で軸支されている。
回転刃20は、円板状に形成され周縁に管Pを切断可能な刃が形成されており、回転軸21の下端側に設けられている。この回転刃20の下方には、回転刃20よりも小径に形成され、回転軸21の軸線を中心に回動可能且つ管Pの切断時に管Pの内面を転動するローラ22が設けられている。また、回転軸21の上端側には、回転軸21を一方方向に回転せしめるモータを有した動力機構(図示せず)を接続するためのアダプタ23が設けられている。このアダプタ23は、回転軸21に対して着脱可能に設けられており、これによって本装置Sを現場まで持ち運ぶ際に、回転軸21と動力機構とを切り離して持ち運ぶことができるので、持ち運びやすくなる。動力機構としては、小型のハンディタイプの電動サンダー,電動ドライバー,電動ドリルなどが用いられる。
軸体保持部30は、軸体1が挿通される円筒状に形成されており、軸体1の上端部1b側に設けられている。
回転軸保持部40は、回動軸21が挿通される円筒状に形成されている。
また、軸体保持部30は軸体1と相対的に回動可能であり、この軸体保持部30の軸体1に対する回動を一方方向に規制して回転軸保持部40の進行方向を一方方向にする規制機構50が設けられている。
規制機構50は、軸体保持部30の上端に形成される第一歯部51と、第一歯部51に噛合及び噛合解除可能に軸体1に設けられる第二歯部52とを備えたラチェット機構で構成されている。
第一歯部51は、軸体保持部30が回動する一方方向側に向けて下方に傾斜し、他方方向側が垂直に形成されている。
第二歯部52は、軸体1に被嵌される回転規制部材53の軸体保持部30の上端と対峙する面に形成されている。この回転規制部材53は、軸体1に対して上下動可能且つピン53aで軸体1に対して回り止めされている。また、この第二歯部52は、第一歯部51に噛合する形状に形成されているので、一方方向側が垂直であり、他方方向に向けて上方に傾斜形成されている。
即ち、軸体保持部30を一方方向に回動させようとすると、第一歯部51の傾斜面が第二歯部52の傾斜面を押し上げるようになり、一時的に第一歯部51と第二歯部52との噛合が解除されて軸体保持部30が一方方向に回動するようになる。また、軸体保持部30を他方方向に回動させようとすると、第一歯部51の垂直面と第二歯部52の垂直面とが衝突するので軸体保持部30が他方方向へ回動する事態を防止する。
連結機構60は、一端61aが軸体保持部30に接続される第一板部材61と、他端62bが回転軸保持部40に接続される第二板部材62と、第一板部材61の他端61bと第二板部材62の一端62aとを屈折可能に接続するヒンジ63と、第二板部材62の第一板部材61に対する回転軸保持部40の進行方向への屈折を停止し進行方向と反対側への屈折のみを許容するストッパ64とを備えて構成されている。
位置決め機構70は、回転軸保持部40の上側から垂下して設けられ軸体1の管Pへの挿通時に管Pの外面と対峙する対峙部71と、対峙部71に対峙部71の軸線に沿う方向の軸線を有して軸線方向に進退動可能に設けられ先端に軸体1の管Pへの挿通時に地面Gに当接する当接面72aを有したロッド72と、ロッド72の後退時にロッド72を停止させ当接面72aから回転刃20までの距離Lの最大値を規定するストッパ76とを備えて構成されている。
対峙部71は、軸体1の軸線に沿う方向の軸線を有した棒状に形成されており、この対峙部71の上端部及び下端部に、ロッド72が挿通されてロッド72を対峙部71の軸線方向に移動可能に保持する上側軸受リング73及び下側軸受リング74が設けられている。また、この対峙部71には、ロッド72の進出時に後述の突出部78が係合可能且つ係合時に当接面72aを回転刃20の位置に位置決めして当接面72aから回転刃20までの距離Lを規定する係合凹部75が形成されている。
ロッド72は、上端が上側軸受リング73より上方に突出し、この突出した部分が屈折形成されている。また、このロッド72は、下端が下側軸受リング74より下方に突出し、この突出した部分が下側軸受リング74の径よりも大きな径を有する角柱状に形成されている。更に、このロッド72には、上端側にロッド72の後退時に上側軸受リング73に衝止するストッパ76としての衝止体77が設けられている。更にまた、このロッド72には、下端側にロッド72の側方から突出する突出部78が設けられており、この突出部78と下側軸受リング74との間のロッド72にコイルスプリング79が設けられている。
従って、本管切断装置Sを用いて、上下水道用の管を切断するときは、地面Gに穴を掘り、この穴に、地面Gに直交する方向の軸線を有した管Pを挿通し、穴と管Pの外面との間に、例えば、モルタル等を流し込んで固めて地中に管Pを埋設し、この状態の管Pを本装置Sで切断していく。
この管Pを周方向に沿って内面側から切断するときは、図2に示すように、先ず、脚体13を後退させた状態で軸体1を管Pに挿通する。脚体13を後退させるには、ハンドル19を他方方向に回して軸体1を他方方向に回動させなければならないが、規制機構50により軸体1は一方方向にのみ回動を規制されているので、この場合、回転規制部材53を強制的に上方へ持ち上げ、第一歯部51と第二歯部52との噛合を解除しながら軸体1を他方方向に回動させる。
また、軸体1を管Pに挿通する前に、位置決め機構70を調整しておく。詳しくは、突出部78と係合凹部75との係合を解除すると、コイルスプリング79の付勢力によってロッド72が進出し、ロッド72を衝止体77が上側軸受リング73に衝止するまでの間で後退させて、回転刃20とロッド72の当接面72aとを離間させ、この回転刃20とロッド72の当接面72aとの間の距離Lが地面Gからの所定深さとなるので、この距離が蓋の厚さと同じになるように、突出部78と係合凹部75とを係合させ、予め、回転刃20とロッド72との距離Lを規定しておく。
更に、軸体保持部30及び回転軸保持部40の距離を近接させておく。
この状態で、装置Sを管Pに挿通し、位置決め機構70のロッド72の当接面72aが地面Gに当接するまで挿通していく。
この場合、回転刃20が管Pの切断したい位置に位置するように軸体1を所定深さまで容易に挿通することができ、そのため、容易に回転刃20の位置を位置決めすることができる。特に、管Pの切断後に管Pの開口に蓋を設置する場合は、回転刃20の上面とロッド72の当接面72aとの間の距離Lを蓋の厚さと同じにすることにより、蓋の厚さに対応した管Pの箇所を確実に切断することができ、そのため、容易且つ精度良く蓋を設置することができる。
次に、脚機構10を駆動して軸体1を管Pに対して固定支持する。詳しくは、図3に示すように、ハンドル19を一方方向に回して軸体1を回動させ、軸体1の下端部1aに形成された雄ネジ部3を第一移動部材11の雌ネジ部11aに螺合させて捻じ込んでいく。捻じ込むと、第一移動部材11が軸体1に対して上昇するとともに第二移動部材12が軸体保持部30に押されて相対的に下降し、第一移動部材11及び第二移動部材12が互いに近接するようになる。第一移動部材11が上昇すると全ての第一脚体14の一端14aが同時に上昇させられ、第二移動部材12が下降すると全ての第二脚体15の一端15aが同時に下降させられ、第一脚体14と第二脚体15とは中間部14c、15c同士が軸支されているので、この中間部14c、15cが軸体1の径方向に向かって移動し、これによって各第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bは軸体1の径方向に向かって移動するようになる。そのため、各第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bが軸体1の径方向に向かって進出して管Pの内面に当接し、これによって軸体1を管Pに対して固定支持することができる。このとき、軸体1と軸体保持部30とは相対的に回動するので、軸体1を管Pに挿通した状態においては、軸体1と軸体保持部30とが供回りしないように軸体保持部30を支えながらハンドル19を回し、第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bを管Pの内面に摺接させる。これによって第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bがある程度回動しなくなるので、その後、軸体保持部30の支持を解除してハンドル19を更に回して第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bを管Pの内面に押し付けて軸体1を固定支持させる。
この場合、全ての脚体13が同時に移動して各第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bが同時に進出するので、全ての第一脚体14の他端14b及び第二脚体15の他端15bと軸体1との距離が同じになり、そのため、軸体1を管Pの中心に確実に位置させてバランス良く支持させることができ、それだけ、軸体1の管Pに対する固定支持安定性を向上させることができる。
そして、図4及び図5に示すように、回転軸21にモータを有した動力機構(図示せず)をアダプタ23を介して取り付け、動力機構のモータを作動させてアダプタ23を介して回転刃20を一方方向に回転させ、連結機構60によって軸体保持部30と回転軸保持部40との距離を水平方向に離間させていき、回転刃20を管Pに当てて回転刃20によって管Pを切断する。第一板部材61と第二板部材62とをヒンジ63を介して伸長させて軸体保持部30と回転軸保持部40とを離間させる。軸体保持部30と回転軸保持部40との距離を離間させていき、回転刃20が管Pの内面から外面まで切断する位置に達すると、ローラ22が管Pの内面に当接する。
この場合、第一板部材61と第二板部材62とをヒンジ63を介して屈折させることにより軸体保持部30と回転軸保持部40とを近接させることができ、第一板部材61と第二板部材62とをヒンジ63を介して伸長させることにより軸体保持部30と回転軸保持部40とを離間させることができるので、軸体保持部30と回転軸保持部40とを容易に近接離間させることができる。
それから、回転刃20が管Pの内面から外面まで切断する位置で回転軸保持部40を位置させた状態で、連結機構60によって軸体保持部30を一方方向に回動させて回転軸保持部40を軸体1の軸線2を中心に管Pの周方向に沿って公転させ、回転刃20を管Pの周方向に公転させて管Pを切断していく。詳しくは、連結機構60によって軸体保持部30を一方方向に回動させて回転軸保持部40を管Pの周方向に沿って一方方向に公転させて回転刃20で管Pを周方向に切断していくと、軸体1が管Pに対して固定支持されているので第二歯部52が固定され、軸体保持部30を一方方向に回動させると第一歯部51が第二歯部52から一時的に噛合解除されて軸体保持部30が回動し、その後、再び噛合する。また、軸体保持部30を他方方向に回動しようとしても第一歯部51が第二歯部52に噛合しているので回動させることができない。このとき、回転軸保持部40を公転させると、ローラ22が管Pの内面を転動するようになる。これによって、回転刃20の移動を補助することができるので、回転刃20を容易且つ円滑に移動させることができる。
この場合、連結機構60によって軸体保持部30を一方方向に回動させて回転軸保持部40を管Pの周方向に沿って一方方向に公転させて回転刃20で管Pを周方向に切断していくと、回転刃20と管Pとの接触によって回転刃20がはね返され、回転刃20及び回転軸保持部40が他方方向に移動しようとすることがあるが、規制機構50により回転軸保持部40の進行方向を一方方向のみに規制するので、回転刃20が一方方向のみに移動し、そのため、回転刃20のはね返りを防止することができるので、安全且つ容易に回転刃20を進行させて切断することができる。また、ストッパ64により第二板部材62を第一板部材61に対して回転軸保持部40の進行方向とは反対側への屈折のみを許容しているので、回転刃20が管Pとの接触によってはね返されると、管Pの内部側にはね返るので、回転刃20を安全に移動させることができる。
その後、切断した管Pの一部を取り除き、管Pの開口に蓋を嵌め込んで管Pに蓋を設置する。
この場合、位置決め機構70により回転刃20を地面Gより所定深さ位置に容易に位置決めできるので作業性を向上させることができる。また、位置決め機構70により回転刃20を地面Gより所定深さ位置に位置決めしてから脚機構10で軸体1を固定支持しているので、地面Gからの回転刃20の位置が確実に規定されており、例えば、管Pの切断後に管Pの開口に蓋を設置する際、蓋の厚さに対応した箇所を確実に切断することができ、そのため、精度良く蓋を設置することができる。
また、位置決め機構70により管Pを地面Gより所定深さ位置で切断することができるので、蓋の厚さに対応した箇所を切断でき、即ち、蓋が地面Gから突出しないように蓋の厚さに対応した位置で切断でき、そのため、精度良く蓋を設置することができる。
更に、ロッド72を進出させて突出部78を係合凹部75に係合させて進出位置に位置させると、ロッド72の当接面72aが回転刃20と同位置に位置するようになり、そのため、軸体1を管Pに挿通して回転刃20が管Pの内部に入り込んでも、回転刃20の位置を管Pの外側から視認することができるようになるので、それだけ、回転刃20の位置を容易に把握することができる。
尚、上記実施の形態において、本装置Sを、マンホールの設置の際に用いたが、必ずしもこれに限定されるものではないことは勿論である。
また、上記実施の形態において、回転軸21に動力機構を接続するアダプタ23を取り付け、このアダプタ23を介して回転刃20を回転させるようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、回転軸21に直接モータを取り付けて回転刃20を回転させるようにしても良く、適宜変更して差支えない。
S 管切断装置
P 管
G 地面
1 軸体
2 軸線
3 雄ネジ部
10 脚機構
11 第一移動部材
11a 雌ネジ部
12 第二移動部材
13 脚体
14 第一脚体
15 第二脚体
16 ゴム片
17 支持ピン
18 コイルスプリング
19 ハンドル
20 回転刃
21 回転軸
22 ローラ
23 アダプタ
30 軸体保持部
40 回転軸保持部
50 規制機構
51 第一歯部
52 第二歯部
53 回転規制部材
60 連結機構
61 第一板部材
62 第二板部材
63 ヒンジ
64 ストッパ
70 位置決め機構
71 対峙部
72 ロッド
73 上側軸受リング
74 下側軸受リング
75 係合凹部
76 ストッパ
77 衝止体
78 突出部
79 スプリング

Claims (8)

  1. 地面に直交する方向の軸線を有して地中に埋設された管を周方向に沿って内面側から切断する管切断装置であって、
    上記管の軸線に沿う方向の軸線を有して該管の内部に挿通される軸体と、該軸体の下端部側に該軸体の径方向に進退動可能に設けられ進出時に上記管の内面に当接して上記軸体を上記管に対して固定支持する脚機構と、上記軸体の軸線に沿う方向の回転軸に設けられ該回転軸を中心に回転して上記管を切断する回転刃と、上記軸体の上端部側に設けられ該軸体を相対的に回動可能に保持する軸体保持部と、上記回転軸を回転可能に保持する回転軸保持部と、上記軸体保持部と回転軸保持部とを互いの距離を水平方向に近接離間可能に連結し上記軸体保持部の回動により上記回転軸保持部を上記軸体の軸線を中心に上記管の周方向に沿って公転させる連結機構と、上記軸体の管への挿通時に上記回転刃を地面より所定深さ位置に位置決めする位置決め機構とを備えたことを特徴とする管切断装置。
  2. 上記脚機構を、上記軸体の下端部に形成された雄ネジ部と、該雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有し上記軸体の回動により進退動する第一移動部材と、該第一移動部材と軸体保持部との間の軸体に移動可能に挿通された第二移動部材と、上記第一移動部材及び第二移動部材が互いに近接するときに進出して上記管の内面に当接し互いに離間するときに後退する脚体と、上記第一移動部材と第二移動部材との間の軸体に挿通され上記第一移動部材及び第二移動部材を離間方向に付勢するコイルスプリングと、上記軸体の上端部に設けられ該軸体を軸線中心に回動させるハンドルとを備えて構成し、
    上記脚体を、一端が上記第一移動部材に回動可能に接続され他端が上記管の内面に当接可能な第一脚体と、一端が上記第二移動部材に回動可能に接続され他端が上記管の内面に当接可能且つ中間部が上記第一脚体の中間部に軸支された第二脚体とを備えて構成し、
    該第一脚体及び第二脚体の組を、上記軸体を中心に等間隔で3以上設けたことを特徴とする請求項1記載の管切断装置。
  3. 上記軸体保持部の上記軸体に対する回動を一方方向に規制して上記回転軸保持部の進行方向を一方方向にする規制機構を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の管切断装置。
  4. 上記規制機構を、上記軸体保持部の上端に形成される第一歯部と、該第一歯部に噛合及び噛合解除可能に上記軸体に設けられる第二歯部とを備えたラチェット機構で構成したことを特徴とする請求項3記載の管切断装置。
  5. 上記連結機構を、一端が上記軸体保持部に接続される第一板部材と、他端が上記回転軸保持部に接続される第二板部材と、上記第一板部材の他端と第二板部材の一端とを屈折可能に接続するヒンジと、上記第二板部材の上記第一板部材に対する上記回転軸保持部の進行方向への屈折を停止し該進行方向と反対側への屈折のみを許容するストッパとを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載の管切断装置。
  6. 上記回転刃よりも小径に形成されて該回転刃の下方に設けられ上記回転軸の軸線を中心に回動可能且つ上記管の切断時に該管の内面を転動するローラを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の管切断装置。
  7. 上記位置決め機構を、上記回転軸保持部の上側から垂下して設けられ上記軸体の管への挿通時に上記管の外面と対峙する対峙部と、該対峙部に該対峙部の軸線に沿う方向の軸線を有して該軸線方向に進退動可能に設けられ先端に上記軸体の管への挿通時に地面に当接する当接面を有したロッドと、該ロッドの後退時に該ロッドを停止させ上記当接面から回転刃までの距離を規定するストッパとを備えて構成したことを特徴とする請求項6記載の管切断装置。
  8. 上記位置決め機構を、上記対峙部に設けられ上記ロッドが挿通されて該ロッドを上記対峙部の軸線方向に移動可能に保持する上側軸受リング及び下側軸受リングと、上記ロッドの上端側に設けられ該ロッドの後退時に上記上側軸受リングに衝止するストッパとしての衝止体と、上記ロッドの下端側に設けられ該ロッドの側方に突出する突出部と、該突出部と下側軸受リングとの間で上記ロッドに挿通されるコイルスプリングと、上記対峙部に形成され上記ロッドの進出時に上記突出部が係合可能且つ係合時に上記当接面を回転刃の位置に位置決めする係合凹部とを備えて構成したことを特徴とする請求項7記載の管切断装置。
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