JP3171317U - 郵便物計量器 - Google Patents

Abstract

【課題】郵便物の大小にかかわらず容易に郵便物を計量することができ、設置場所をとらないコンパクトな郵便物計量器を提供する。【解決手段】表示機能付き筺体と計量機能収納筺体からなり、表示機能付き筺体が計量機能収納筺体から伸縮アームを介して引き出せるように構成する。伸縮アームの一端が表示機能付き筐体に固定され、多端が計量機能収納筺体内へ伸縮自在に挿入され、表示機能付き筺体を郵便物の大きさに応じて引きだして使用する。計量皿に規定以上の荷重が加わったときに、計量皿の裏面に一体的に形成された突起部が計量機能収納筺体上面に当接され、計量機能部の破壊を防止する。【選択図】図２

Description

本考案は郵便物計量器に関し、特に郵便物の大小にかかわらず、容易に郵便物を計量することができ、設置場所をとらないコンパクトな郵便物計量器に関するものである。

従来、郵便物の大小にかかわらず同一の計量器で郵便物を計量する場合、計量皿の形状を変えたり、計量部と表示部を別体にしたりする発明が提案されている。

前記せるいずれの場合でも、大きな郵便物で計量器の表示部が見づらいので、これを回避するためのものであった。

その一例として下記のような特許文献が公開されている。

特開平４−２４４９２０号公報 特開平５−２８２５１１号公報

前記せる特許文献１の特開平４−２４４９２０号公報は、特に長尺円筒状の被計量物を計量する時に、両端が開放された凹溝部を計量皿に一体的に設けたものである。しかしながら、長尺円筒状の被計量物を計量する場合には便利であるが、計量する郵便物が平坦で面積が広い場合には表示部が隠れてしまい不便であった。

また、特許文献２の特開平５−２８２５１１号公報は、郵便窓口業務を機械処理できるようにした郵便窓口処理装置であるが、装置が大掛かりであるので一般の利用者が容易に手持ちの大小の郵便物を計量するには不向きなものであった。

そこで本考案の課題は、郵便物の大小にかかわらず、容易に郵便物を計量することができ、しかも設置場所をとらないコンパクトな郵便物計量器を提供することである。

本発明は前記せる課題を以下の構成によって解決するものである。
すなわち、本考案は表示機能付き筺体と計量機能収納筺体からなり、表示機能付き筺体が計量機能収納筺体から伸縮アームを介して引き出せるように構成したことを特徴とし、伸縮アームの一端が表示機能付き筺体に固定され、多端が計量機能収納筺体内へ伸縮自在に挿入され、表示機能付き筺体を郵便物の大きさに応じて引きだして使用するように構成したことを特徴とし、且つ、計量皿に規定以上の荷重が加わったときに、計量皿の裏面に一体的に形成された突起部が計量機能収納筺体上面に当接され、計量機能部の破壊を防止するように構成したことを特徴とする郵便物計量器を提供する。

以上説明したように本考案の郵便物計量器は、小型の郵便物を計量する場合または不使用時に於いては非常にコンパクトであり、長尺ものの郵便物を計量する場合は、表示機能付き筺体を郵便物の大きさに応じて引きだして使用することができるので、使用者が容易に利用できるものである。

このような形状であるので、郵便局のカウンターや、事務所や自宅に机の上などに置いても邪魔にならず、便利に使用することができる。

本考案郵便物計量器の全体斜視図である。 伸縮アームを介して表示機能付き筺体を計量機能収納筺体より離間させた全体斜視図である。 本考案郵便物計量器の側面図である。 図３の部分縦断面図である。

以下、図面に基づいて本発明を実施するための形態について具体的に説明する。

図１乃至図２に示すように、本考案の郵便物計量器は、表示機能付き筺体３と計量機能収納筺体２からなり、表示機能付き筺体３が計量機能収納筺体２から伸縮アーム６を介して引き出せるように構成されている。

小型郵便物１を計量する場合は、表示機能付き筺体３と計量機能収納筺体２は図１に示すように、互いに当接された状態で極めてコンパクトな形状となっている。

大型郵便物１０を計量する場合は、図２乃至図３に示すように、把手５を持って表示機能付き筺体３を矢印ａ方向へ引出して使用することができる。また、再び小型郵便物を計量する場合は、把手５を持って表示機能付き筺体３を矢印ｂ方向へ戻して使用することができる。

伸縮アーム６の一端が表示機能付き筺体３に固定され、多端が計量機能収納筺体内２内へ図３に示すように伸縮自在に挿入され、表示機能付き筺体３を郵便物の大きさに応じて引きだして又は戻して使用するように構成されている。

したがって、作業者がこごんで計量作業をすることなく、表示部４を常に見易い状態で郵便物を計量することができる。

計量皿７に規定以上の荷重が加わったときに、計量皿７の裏面に一体的に形成された突起部８が計量機能収納筺体上面２１に当接されるので、計量軸９が必要以上に計量機能部１１へ挿入されて計量機能部１１の破壊を防止するように構成されている。

本考案は以上説明したような構成であり、特に郵便物の大小にかかわらず、容易に郵便物を計量することができ、設置場所をとらないコンパクトな郵便物計量器であるので、事務所や家庭での備品としても便利に利用できるものである。

１ 小型郵便物
１０ 大型郵便物
２ 計量機能収納筺体
２１ 計量機能収納筺体上面
３ 表示機能付き筺体
４ 表示部
５ 把手
６ 伸縮アーム
７ 計量皿
８ 突起部
９ 計量軸
１１ 計量機能部

Claims (3)

1. 表示機能付き筺体と計量機能収納筺体からなり、表示機能付き筺体が計量機能収納筺体から伸縮アームを介して引き出せるように構成したことを特徴とする郵便物計量器。
2. 伸縮アームの一端が表示機能付き筺体に固定され、多端が計量機能収納筺体内へ伸縮自在に挿入され、表示機能付き筺体を郵便物の大きさに応じて引きだして使用するように構成したことを特徴とする請求項１記載の郵便物計量器。
3. 計量皿に規定以上の荷重が加わったときに、計量皿の裏面に一体的に形成された突起部が計量機能収納筺体上面に当接され、計量機能部の破壊を防止するように構成したことを特徴とする請求項１記載の郵便物計量器。

Images