JP3171273U - 鋸 - Google Patents

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朝珍 張
朝珍 張
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Abstract

【課題】 この考案は、衝撃に強く、切断による消費材の量が少なく、風に対する抵抗が小さい鋸を提供することを課題とする。【解決手段】 円盤と、該円盤の周辺に設けられた歯と、中心に形成された軸孔とを含んでなり、歯は、複数の斜度を具えたカッターからなり、軸孔から外側に向けて環状の一部に内環状区を形成し、内環状区から歯までの間に外環状区を形成し、外環状区の幅は、内環状区よりも狭く、且つ外環状区の厚さは内環状区の厚さよりも薄く形成し、歯の厚さは、外環状区よりも比較的厚く形成する。【選択図】 図6

Description

この考案は、鋸であって、特に建築材料などを切断するために使用する鋸に関する。
図1、図2は、従来の木材用、石材用、タイル用、或は金属用の鋸を示したものである。
図面によれば、従来の鋸は、円盤10と、該円盤の周辺に設けられた歯11と、中心に形成された軸孔12とを含んでなる。
該歯11は複数の斜度を具えたカッターからなる。
該円盤10の厚さは同じであるが、周辺に設けられた歯11の厚さは異なる。該円盤10は軸孔12から歯11までの厚さは平均している。
従来の鋸はモーターで動力を伝導すると、円盤10の厚さが同じであるため、切断する場合に発生する抵抗力が非常に大きくなり、高温が発生し易い。
切断時に抵抗力が発生するため、切断速度が遅くなり、且つ、切断対象物13の磨耗によりムダになる量が多い(切断による消費材)。
従来の鋸は、切断時の抵抗力が大きい、切断の速度が遅い、切断対象物13の切断による消費材が多い、必要とするモーターの動力が大きく、電力を消費し、使用寿命が短い、円盤10(鋸)の回転時に発生する風の抵抗による騒音が大きいなどの改善点があった。
図3、図4は、その後、業界で開発された鋸を示したものである。
図面によれば、従来の鋸は、円盤20と、該円盤20の周辺に設けられた複数の歯21と、中心に形成された軸孔22とを含んでなる。
該歯21は、複数の斜度を具えたカッターからなる。
該円盤の厚さは、同じではなく、軸孔から外側に向けて拡大する環状の一部に内環状区23を形成する。
該内環状区23と上述の従来の鋸は厚さが同じである。
内環状区23から歯21までに外環状区24を形成する。該外環状区24の厚さは内環状区23よりも薄く、且つ、外環状区24と内環状区23の幅は略同じに形成する。
図5に開示するように、歯21の厚さがXで、外環状区24の厚さYに形成する。
よって、鋸にモーターで動力を伝導すると、外環状区24が内環状区23より比較的薄いため、切断時に発生する抵抗力が従来の鋸よりも小さくなり、切断対象物25の切断で消耗される材料(切断による消耗材)も節減することができる。
しかしながら、外環状区24の厚さが異なるため、切断時に切断曲線26の切断面が正確に直線で切断できない状況が発生し易い。
また、切断の過程で、高温が発生すると、外環状区24が変形して外環状区24が損壊し易く、衝撃に耐え難い、という改善点がある。
常用の規格における従来の鋸は、円盤20の直径が300mmで、内環状区23の厚さが2.2mm、外環状区24の厚さYが1.6mm、歯21の厚さXが2.2mmで形成される。
木材を切断する場合、歯21が切断する木材に接触し、次に外環状区24が木材に進入し、外環状区24と切断した木材との間に隙間Zが形成される。
該隙間Zが非常に狭く、外環状区24が木材に貼着するため、快速で円盤20を回転させると、外環状区24に高温が発生する。
よって、前述の従来の鋸は、外環状区24が木材に貼着しているため、円盤20を快速で回転させると、外環状区24に高温が発生するため、外環状区24が変形、損壊し易い。
また、外環状区24を支持する鋼性が内環状区23に設けられているが、内環状区23と、外環状区24の幅が同じであるため、内環状区23が外環状区24の受ける衝撃を支持できず、外環状区24が衝撃に耐えることができない。
切断時に発生する曲線26が切断する切断面は正確に直線に切断することができない。鋸の使用寿命が短い、風の抵抗が大きく、騒音が大きいなどの改善点がある。
この考案は、衝撃に強く、切断による消費材の量が少なく、風に対する抵抗が小さい鋸を提供することを課題とする。
そこで、本考案者は従来の技術に見られる欠点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、円盤と、該円盤の周辺に設けられた歯と、中心に形成された軸孔とを含んでなり、
該歯は、複数の斜度を具えたカッターからなり、
該軸孔から外側に向けて環状の一部に内環状区を形成し、内環状区から歯までの間に外環状区を形成し、
外環状区の幅は、内環状区よりも狭く、且つ外環状区の厚さは内環状区の厚さよりも薄く形成し、歯の厚さは、外環状区よりも比較的厚く形成し、歯の厚さが外環状区よりも比較的厚いため、切断時に切断対象物と外環状区とが接触することがなく、外環状区の幅が内環状区よりも狭いため、外環状区が支持性を具え、高温が発生し難く、切断に対する抵抗が少なく、切断効率を高めることができ、耐衝撃性を具えているため変形することがなく、直線に切断できて、風に対する抵抗も少ないため、低騒音で材料の消費を節減することができる構造からなる鋸によって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本考案を完成させた。
以下、この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載の鋸は、円盤と、該円盤の周辺に設けられた歯と、中心に形成された軸孔とを含んでなり、
該歯は、複数の斜度を具えたカッターからなり、
該軸孔から外側に向けて環状の一部に内環状区を形成し、内環状区から歯までの間に外環状区を形成し、
外環状区の幅は、内環状区よりも狭く、且つ外環状区の厚さは内環状区の厚さよりも薄く形成し、歯の厚さは、外環状区よりも比較的厚く形成し、歯の厚さが外環状区よりも比較的厚いため、切断時に切断対象物と外環状区とが接触することがなく、外環状区の幅が内環状区よりも狭いため、外環状区が支持性を具え、高温が発生し難く、切断に対する抵抗が少なく、切断効率を高めることができ、耐衝撃性を具えているため変形することがなく、直線に切断できて、風に対する抵抗も少ないため、低騒音で材料の消費を節減することができる構造からなる。
請求項2に記載の鋸は、請求項1における内環状区の幅が、外環状区の2倍以上である。
請求項3に記載の鋸は、請求項1における外環状区の厚さが、内環状区の五分の三以下である。
請求項4に記載の鋸は、請求項1における外環状区の厚さが、歯の三分の二以下である。
この考案による鋸は、風に対する抵抗が少ないため騒音が小さく、変形し難いため、使用寿命が長いという効果を有する。
この考案は、衝撃に強く、切断による消費材の量が少なく、風に対する抵抗が小さい鋸であって、円盤と、該円盤の周辺に設けられた歯と、中心に形成された軸孔とを含んでなり、
該歯は、複数の斜度を具えたカッターからなり、
該軸孔から外側に向けて環状の一部に内環状区を形成し、内環状区から歯までの間に外環状区を形成し、
外環状区の幅は、内環状区よりも狭く、且つ外環状区の厚さは内環状区の厚さよりも薄く形成し、歯の厚さは、外環状区よりも比較的厚く形成し、歯の厚さが外環状区よりも比較的厚いため、切断時に切断対象物と外環状区とが接触することがなく、外環状区の幅が内環状区よりも狭いため、外環状区が支持性を具え、高温が発生し難く、切断に対する抵抗が少なく、切断効率を高めることができ、耐衝撃性を具えているため変形することがなく、直線に切断できて、風に対する抵抗も少ないため、低騒音で材料の消費を節減することができる構造からなる鋸の構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
図6から図8は、この考案の鋸を示したものである。
図面によれば、該鋸は、円盤30と、該円盤30の周辺に設けられた歯31と、中心に形成された軸孔32とを含んでなる。
該軸孔32は、円形、或は円形の孔の両側に方形の孔を設けてなり、主軸を組み合わせるために供する。
該歯31は、複数の斜度を具えたカッターからなり、歯の数は五十形成する。
該軸孔32から外側に向けて環状の一部に内環状区33を形成し、内環状区33から歯31までの間に外環状区34を形成する。
外環状区34の幅は、内環状区33よりも狭く、且つ外環状区34の厚さは内環状区33の厚さよりも薄く形成する。
歯31の厚さは、外環状区34よりも比較的厚く、外環状区34の厚さは内環状区33の厚さの五分の三以下に形成する。
内環状区33の幅は、外環状区34の倍以上に形成し、外環状区34の厚さは、歯31の三分の二以下に形成する。
上述の構造を組み合わせて鋸を形成する。図7、8に開示するように、通常規格の鋸は、円盤30が直径300mmで、内環状区33の厚さは約2.6mm、外環状区34の厚さY1は1.3mmから1.4mm、歯31の厚さX1は2.2mmに形成する。
木材を切断する場合、歯31が木材に接触し、次に外環状区34が木材に進入し、外環状区34と切断された木材との間に隙間Z1が形成される。
隙間Z1は適宜に距離があるため、外環状区34が木材に貼着しない。
よって、円盤30を快速で回転しても、外環状区34(鋸)に高温が発生しない。
外環状区34の厚さY1が1.3mmから1.4mmで、内環状区33の厚さが約2.6mm、外環状区34の幅が内環状区33よりも狭いため、外環状区34が支えられ、耐衝撃性を具えるため、変形することがない。
外環状区34の厚さが薄く(従来の鋸の外環状区24に比べて薄い)、歯31の厚さが外環状区34よりも厚いため、外環状区34が木材に貼着しない。
よって、円盤30を高速で回転しても、外環状区34に高温が発生することがなく、切断の抵抗力が小さいため、作業速度が上昇する。
また、直線で切断でき、切断による消耗材を節減でき、風の抵抗が少ないため、騒音も抑えることができる。
この考案の鋸は30mmの厚さの木材(ゴムの木など)を切断する場合、切断の速度が60メートル/分に達する。
切断する場合、鋸と木材が接触して発生する衝撃が比較的穏やかで、直線性も好ましく、従来の鋸では達成できない。
この考案の鋸は、内環状区33の幅が外環状区34よりも広く、内環状区33の厚さが外環状区34よりも厚く、歯31の厚さが外環状区34よりも比較的厚く形成する。
内環状区33の幅は、外環状区34の1.5倍で、外環状区34が支持され、高速で切断する場合に耐衝撃性を具え、損壊し難い。
歯31の厚さが外環状区34よりも厚いため、木材を切断する時、外環状区34が木材に接触することがなく、木材との間に隙間Z1が形成される。
よって、外環状区34が切断時に高温を発生することがなく、変形することがない。
切断の抵抗力が小さく、切断効率が上昇し、最も快速の場合、切断効率が従来の鋸の2倍に達し、風の抵抗が小さく、騒音を抑えることができる。
また、切断の直線性が上昇し、切断面が湾曲することがなく、切断による消耗材を節減することができて、使用寿命も長くなる。
以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
従来の鋸を示した斜視図である。 従来の鋸の切断時を示した平面図である。 従来の他の鋸を示した断面図である。 従来の他の鋸の切断時を示した平面図である。 従来の他の鋸の切断時の歯と木材の状態を示した断面図である。 この考案の鋸を示した平面図である。 この考案の鋸の切断時を示した平面図である。 この考案の鋸の切断時の歯と木材の状態を示した断面図である。
10 円盤
11 歯
12 軸孔
13 切断対象物
20 円盤
21 歯
22 軸孔
23 内環状区
24 外環状区
25 切断対象物
26 切断曲線
30 円盤
31 歯
32 軸孔
33 内環状区
34 外環状区
X 厚さ
X1 厚さ
Y 厚さ
Y1 厚さ
Z 隙間
Z1 隙間

Claims (4)

  1. 円盤と、該円盤の周辺に設けられた歯と、中心に形成された軸孔とを含んでなり、
    該歯は、複数の斜度を具えたカッターからなり、
    該軸孔から外側に向けて環状の一部に内環状区を形成し、内環状区から歯までの間に外環状区を形成し、
    外環状区の幅は、内環状区よりも狭く、且つ外環状区の厚さは内環状区の厚さよりも薄く形成し、歯の厚さは、外環状区よりも厚く形成してなることを特徴とする鋸。
  2. 前記内環状区の幅が、外環状区の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の鋸。
  3. 前記外環状区の厚さが、内環状区の五分の三以下であることを特徴とする請求項1に記載の鋸。
  4. 前記外環状区の厚さが、歯の三分の二以下であることを特徴とする請求項1に記載の鋸。
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