JP3171160B2 - 圧縮ファイルサーバ方式 - Google Patents

圧縮ファイルサーバ方式

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JP3171160B2
JP3171160B2 JP07233198A JP7233198A JP3171160B2 JP 3171160 B2 JP3171160 B2 JP 3171160B2 JP 07233198 A JP07233198 A JP 07233198A JP 7233198 A JP7233198 A JP 7233198A JP 3171160 B2 JP3171160 B2 JP 3171160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮ファイルサーバ
方式に関し、特にクライアントでサーバに保存するファ
イルの分割,圧縮および展開を行い、サーバには圧縮デ
ータのまま分割単位で検索できるようなインデックスを
付加して格納することにより、サーバ及びネットワーク
の負荷を低減させた圧縮ファイルサーバ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データの一元化および集中化が求
められるコンピュータ利用環境では、サーバ・クライア
ント方式によりネットワークに接続された大規模ディス
ク装置の共用が行われている。このようなシステム構成
においては、一つ一つのクライアントの動作は、要求に
応じてサーバに対してファイルの読み書きを行うだけで
あるため、この処理により個々のクライアントの負荷は
余り高くならないと考えられる。これに反して、サーバ
及びネットワークは、複数のクライアントからのアクセ
スをランダムに受けるため、負荷が集中することが想定
され、個々のアクセスに要する負荷の低減は重要な課題
である。
【0003】ファイル転送によるネットワークの負荷を
低減するためには、送信側でデータ圧縮を行って送信
し、受信側でこれを伸長して元のデータに展開する方法
が従来から行われている。これに加えて、特開平5―3
13984号公報には、サーバにおける圧縮,伸長の負
荷を低減すると共に、ファイル保存のために必要な記憶
容量も削減できるファイル転送処理方式が提案されてい
る。この方式は、クライアントから圧縮転送されたファ
イルを圧縮データのままサーバに格納するものであり、
記憶容量の削減と共にサーバにおける圧縮データの伸長
(格納時)及び圧縮(読み出し転送時)の負荷を低減す
ることができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5―313984号公報の方式も含め、従来の
ファイルサーバにおいては、ファイルの読み書きをファ
イル単位で行っており、システム規模が大きくなり各フ
ァイルの容量が増えると、1回のファイルアクセスに対
してネットワーク上を転送されるデータ量が多くなると
共にサーバ負荷も増加する。クライアントで発生するフ
ァイルアクセスの目的は多様であり、必ずしもファイル
全体を必要とするものばかりではなく、一部のみで十分
な場合も少なくない。従って、ファイルの圧縮転送を採
用して圧縮データのままサーバに格納する特開平5―3
13984号公報の方式でも、ファイル単位の読み書き
のためにファイルアクセス時に必要のない余分な部分も
転送されることが多く、ネットワーク負荷の削減効果が
十分でなく、改善すべき課題が残されている。
【0005】本発明の目的は、ファイルを分割して分割
単位でアクセスできるようにサーバに圧縮データ形式で
保存すると共に、ファイルの分割,圧縮および展開をす
べてクライアントで行うことにより、サーバ及びネット
ワーク負荷の低減をより効果的とした圧縮ファイルサー
バ方式を提供することである。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項の圧縮ファイル
サーバ方式は、ネットワーク上に設けられたファイルサ
ーバに、各ファイルを分割単位ごとのインデックスを有
する分割圧縮形式で格納するファイル保存部と、各クラ
イアントからのアクセス要求に対応して必要な分割単位
の圧縮ファイルの読み出し書き込み処理を行い圧縮形式
のまま前記ネットワークを介して該当クライアントと送
受信するファイル検索アクセス手段とを備え、前記各ク
ライアントに、ファイル更新時に更新対象となる一つの
分割単位の更新後のデータ量が増加してあらかじめ定め
た分割上限値を超えたとき、更新後データを再分割して
再分割後の分割単位ごとに圧縮処理を行い、それぞれに
新たな索引情報を付与して前記ファイルサーバに転送し
更新前の一つの分割単位との置き換えを要求する再分割
機能を含むファイル圧縮展開分割手段を備えていること
を特徴としている。
【0009】請求項の圧縮ファイルサーバ方式は、請
求項記載の圧縮ファイルサーバ方式において、前記フ
ァイル圧縮展開分割手段は、ファイル更新時に更新対象
となる一つの分割単位の更新後のデータ量が減少してあ
らかじめ定めた分割下限値を割ったとき、当該分割単位
の前後いずれかの分割単位の圧縮ファイルを前記ファイ
ルサーバから取得して展開し、更新後のデータと結合し
て分割単位を併合した後に圧縮処理を行い、新たな索引
情報を付与して前記ファイルサーバに転送し更新前の二
つの分割単位との置き換えを要求する併合機能を備えて
いることを特徴としている。
【0010】請求項の圧縮ファイルサーバ方式は、請
求項記載の圧縮ファイルサーバ方式において、前記フ
ァイルサーバに、負荷の状態を監視し負荷が規定値より
少ないときに前記ファイル保存部に格納されている圧縮
ファイルの大きさが所定の下限値より小さい分割単位を
検索し、展開,圧縮を行って当該分割単位を前後いずれ
かの分割単位と併合し分割単位の再編成を行う第1の分
割ファイル調整手段を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項の圧縮ファイルサーバ方式は、請
求項記載の圧縮ファイルサーバ方式において、前記フ
ァイルサーバに、負荷の状態を監視し負荷が規定値より
少ないときに前記ファイル保存部に格納されている圧縮
ファイルの大きさが所定の下限値よりも小さい分割単位
および所定の上限値よりも大きい分割単位を検索し、展
開,圧縮を行って下限値より小さい分割単位を前後いず
れかの分割単位と併合し、上限値より大きい分割単位を
再分割して分割単位の再編成を行う第2の分割ファイル
調整手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図である。本実施の形態の圧縮ファイル
サーバ方式は、図1に示すように、ファイルサーバ1
と、複数のクライアント2と、これらを接続するネット
ワーク3とで構成され、ファイルサーバ1には、各ファ
イルを分割単位ごとにインデックスを付加した分割圧縮
形式で保存するファイル保存部12と、クライアント2
からのアクセス要求に対応して分割単位での書き込み読
み出しを行うファイル検索アクセス手段11とを備え、
各クライアント2には、アプリケーション22に対しフ
ァイルサーバ1上のファイルを透過的に読み書きし、フ
ァイルの分割,圧縮および展開を行うファイル圧縮展開
分割手段21を備えている。
【0014】ファイル保存部12には、図1に例示した
ように、一つのファイルFは複数の分割単位に分割さ
れ、それぞれ圧縮されて分割圧縮ファイルF1,F2,
F3,F4として格納されており、ファイルFを特定す
るためのファイル索引fに加えて、各分割圧縮ファイル
F1,F2,F3,F4の格納位置およびデータ長を検
索するための分割ファイル索引f1,f2,f3,f4
が設けられている。すなわち、ファイルFには、分割単
位ごとのアクセスを可能とするインデックスが付けら
れ、分割圧縮ファイルF1〜F4という分割圧縮形式で
格納されている。
【0015】ファイル検索アクセス手段11は、ファイ
ル保存部12へのファイルの書き込み、ファイル保存部
12からのファイルの読み出しを行うが、ファイルの分
割,圧縮や展開は行わない。すなわち、クライアント2
からネットワーク3を介して転送される分割,圧縮され
たファイルを、分割ファイル索引f1,f2,f3,f
4を作成して圧縮形式のまま格納すると共に、クライア
ント2からのアクセス要求には分割ファイル索引を参照
して必要な分割単位の分割圧縮ファイルだけを読み出
し、圧縮形式のままネットワーク3によりクライアント
2に転送する。
【0016】クライアント2のファイル圧縮展開分割手
段21は、ファイルサーバ1上の分割圧縮形式のファイ
ルを、アプリケーション22が通常のファイルと同様に
透過的に処理できるようにする機能を提供するものであ
り、ファイルの転送,分割,圧縮および展開を行う。す
なわち、アプリケーション22からのファイル保存要求
に対して、格納を依頼されたファイルを分割して分割単
位ごとに圧縮処理を施し、ファイル名のほかに各分割単
位を識別するための索引情報を付与してファイルサーバ
1に転送する。アプリケーション22からのファイル参
照および更新の要求に対しては、必要な分割単位の圧縮
データをファイルサーバ1から取得し、これを伸長して
元のファイルの状態に展開してアプリケーション22に
提供し、更新の場合は更新後のファイルを再び圧縮して
転送する。
【0017】以上の構成により、ファイルサーバ1上で
は圧縮済みのファイルのみを扱い、ネットワーク3には
実際に必要な分割単位の圧縮データのみが流れるように
することができ、ファイルサーバ1のディスク装置容量
を有効に利用できると共に、ファイルサーバ1及びネッ
トワーク3の負荷を大幅に軽減することができる。な
お、ファイルの分割および圧縮,展開を行うためクライ
アントの負荷は増加するが、クライアントは単独で動作
する場合が多く多少の負荷の増加は問題ない。
【0018】以下、図1の実施の形態の動作について、
図2〜図7を参照して具体的に説明する。図2は、アプ
リケーション22が新規作成したファイルの保存を要求
した場合のファイル圧縮展開分割手段21及びファイル
検索アクセス手段11の動作の説明図であり、新規に作
成された750KByteのファイルを、4分割してフ
ァイル保存部12に格納するまでの様子を示している。
【0019】まず、ファイル圧縮展開分割手段21は、
アプリケーション22からファイルF(750KBy
te)の書き込み要求を受けると、200KByte
を基準としてファイルFを分割ファイルF―1,F―
2,F―3,F―4に分割し、それぞれを圧縮して分
割圧縮ファイルF1,F2,F3,F4を生成し、それ
ぞれに索引情報S1,S2,S3,S4を付与して、フ
ァイル索引情報(ファイル名)や圧縮後データ長などの
情報と共にネットワーク3を介しファイルサーバ1に送
信する。ここで、索引情報S1〜S4としては、圧縮す
る前の分割ファイルF―1〜F―4の先頭のファイルF
上の位置(相対位置情報)とデータ長とを使用してい
る。
【0020】ファイルサーバ1のファイル検索アクセス
手段11は、クライアント2から送信された分割圧縮
ファイルF1〜F4を圧縮状態のままファイル保存部1
2に格納し、次回からの部分アクセスに高速に応答する
ために、ファイル索引fに加えて分割ファイル索引f1
〜f4を作成する。この分割ファイル索引f1〜f4
は、分割圧縮ファイルF1〜F4と共に転送されてきた
索引情報S1〜S4を検索キー部とし、分割圧縮ファイ
ルF1〜F4の格納位置X1〜X4と関連付けられてい
る。
【0021】図3は、アプリケーション22がファイル
の参照を要求した場合のファイル圧縮展開分割手段21
の動作の説明図である。クライアント2のアプリケー
ション22からファイルFの250KByte目から1
00KByteのデータの読み込み要求を受けると、
ファイル圧縮展開分割手段21はその要求をファイルサ
ーバ1に転送する。ファイルサーバ1のファイル検索ア
クセス手段11は、この要求に応じてファイルFの分割
ファイル索引f1〜f4を参照し、該当する分割圧縮フ
ァイルF2とその索引情報S2とをファイル保存部12
から読み出してクライアント2に転送する。そして、
ファイル圧縮展開分割手段21が転送された分割圧縮フ
ァイルF2及び索引情報S2を受信すると、圧縮デー
タを伸長して圧縮前の分割ファイルF―2に展開し、
要求された250KByte目に対応する先頭から50
KByte目の位置から100KByteのデータを抽
出し、抽出データをアプリケーション22に転送す
る。
【0022】なお、以上の説明はアプリケーション22
から読み込み要求を受けたデータ範囲が一つの分割単位
内にある場合であるが、二つの分割単位にまたがる場合
は、ファイルサーバ1のファイル検索アクセス手段11
が索引を参照して判断し、該当する二つの分割圧縮ファ
イル(例えばF2とF3)と索引情報(S2とS3)と
をクライアント2に転送し、ファイル圧縮展開分割手段
21が二つの分割圧縮ファイルを展開し、索引情報を参
照して要求された範囲のデータを抽出してアプリケーシ
ョン22に渡すことになる。
【0023】図4は、アプリケーション22が既存のフ
ァイルにデータ追加を要求した場合のファイル圧縮展開
分割手段21の動作説明図であり、追加データ量が少な
い場合を示す。アプリケーション22から既存のファ
イルFの250KByte目に100KByteのデー
タ追加の要求があると、ファイル圧縮展開分割手段2
1はファイルサーバ1にファイルFの250KByte
目を含む分割圧縮ファイルを要求する。この要求に対応
して、該当する分割圧縮ファイルF2と索引情報S2
とをファイルサーバ1から受信し、これを展開し分割
ファイルF―2を復元し、アプリケーション22から
の追加データ100KByteを指定の位置に追加し、
300KByteの結合データとして分割ファイルF―
2aを作成する。最後に、分割ファイルF―2aを圧
縮し100KByteの追加データを含む分割圧縮ファ
イルF2aを作成し、更新した索引情報S2aと共にフ
ァイルサーバ1に転送し、更新前の分割圧縮ファイルF
2との置換を依頼する。
【0024】図5は、図4の処理で更新され転送された
分割圧縮ファイルF2aを、ファイルサーバ1のファイ
ル検索アクセス手段11が更新前の分割圧縮ファイルF
2と入れ換える処理の説明図である。まず、更新前の分
割圧縮ファイルF2を更新された分割圧縮ファイルF2
aに置き換えると共に、これらを検索するための分割フ
ァイル索引f2をf2aに更新する。分割ファイル索引
f2aの検索キー部を索引情報S2aに変更すると同時
に、置き換えにより分割圧縮ファイルF2aのサイズが
大きくなっているので、分割圧縮ファイルのデータ長を
示す情報も変更する。後続する分割圧縮ファイルF3,
F4には変更がないが、分割ファイル索引f3a,f4
aの検索キー部の情報(圧縮前ファイル上の位置とデー
タ長)を矛盾のないように変更する。これにより、図5
中のハッチングを付けた部分が更新される。
【0025】以上、図4及び図5を参照して、既存ファ
イルの所定位置に新たにデータ追加を行う場合について
説明したが、アプリケーション22が更新のために既存
ファイルの部分読み出しを要求し、更新後に返却した部
分ファイルのデータ量が増加または減少した場合の処理
も基本的にはこれと同一である。但し、図4における結
合データ作成までの処理(〜)は、図3に示した参
照の処理の後に、返却された更新データで抽出データ部
を置換する処理となる。又、既存ファイルからの範囲を
指定した部分削除の要求の場合も同様で、参照の場合と
同様の手順で展開した分割ファイルから指定部分を削除
して新たな分割ファイルを作成し、再圧縮してファイル
サーバ1に転送して置換要求を行えばよい。
【0026】上述の図4及び図5の説明は、更新によっ
て分割圧縮ファイルのサイズは変わるがファイルの分割
数を変えない場合であるが、次にファイルの分割数を変
更する更新について図6及び図7を参照して説明する。
【0027】図6に示すように、ファイルFの250
KByte目に400KByteのデータ追加要求があ
り、展開された200KByteの分割ファイルF―
2に400KByteが追加され、600KByteの
分割ファイルF―2bができたとする。ここで、分割フ
ァイルの大きさを制限する分割上限値として、400K
Byteが設定されており、更新によりそれ以上となっ
た場合は分割するよう構成されているものとする。更新
後の分割ファイルF―2bは600KByteのため分
割対象となり、それぞれが300KByteである二
つの分割ファイルF―2c,F―2dに分割される。続
いて、これらを圧縮して二つの分割圧縮ファイルF2
c,F2dを生成し、それぞれに索引情報S2c,S2
dを付与してファイルサーバ1に転送する。これらの処
理は、クライアント2のファイル圧縮展開分割手段21
により行われる。
【0028】ファイルサーバ1に送られた二つの分割圧
縮ファイルF2c,F2dは、ファイル検索アクセス手
段11により、図7に示すように、更新前の分割圧縮フ
ァイルF2と置き換えられ、分割ファイル索引f2は索
引情報S2c,S2dを使用して分割ファイル索引f2
c,f2dに変更される。同時に、後続する分割圧縮フ
ァイルF3,F4に対応する分割ファイル索引f3,f
4も矛盾のないように分割ファイル索引f3b,f4b
に変更される。
【0029】図8は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示すブロック図である。第2の実施の形態の圧縮ファ
イルサーバ方式は、図8に示すように、ファイルサーバ
1aと、複数のクライアント2と、これらを接続するネ
ットワーク3とで構成されており、図1の第1の実施の
形態との相違点は、ファイルサーバ1aが分割ファイル
調整手段13を備えていることである。分割ファイル調
整手段13は、クライアント2からの更新により、ファ
イル保存部12に格納されている分割圧縮ファイルの大
きさがディスクアクセス性能に影響を与えるほど小さく
なったとき、分割圧縮ファイルをある一定の範囲の大き
さに変更する処理を行う。この処理は、分割圧縮ファイ
ルの展開,圧縮を伴うため、ファイルサーバ1aの負荷
の状態を監視し、負荷が少ない時に自動的に動作するよ
うに構成されている。
【0030】クライアント2からのファイルの更新によ
り、ファイルサーバ1aのファイル保存部12に保存さ
れているファイルGの分割単位のサイズが、図9の分割
圧縮ファイルG2(圧縮前30KByte,圧縮後10
KByte)のように小さくなると、ファイルサーバ1
aのディスクアクセス性能を落とすことになるので、分
割圧縮ファイルの大きさはある範囲内に保たれることが
望ましい。しかし、分割圧縮ファイルの再編成は展開,
圧縮を伴う負荷の大きい処理であるので、クライアント
2からサイズの小さい分割圧縮ファイルが転送されてき
た時点で行うのではなく、その時はそのまま保存を行
う。その後、分割ファイル調整手段13がファイルサー
バ1の負荷状況を監視して、ファイルサーバ1aの負荷
がある一定値より小さくなったとき、ファイル検索アク
セス手段11を介して処理性能に影響を与えるほどに小
さくなった分割圧縮ファイルを検索し、直前または直後
の分割圧縮ファイルと結合して再編成を実施する。
【0031】具体的な動作としては、図9の分割圧縮フ
ァイルG2のように圧縮前のサイズが所定の下限値(例
えば50KByte)よりも小さくなった場合に、分割
圧縮ファイルG2をその直後の分割圧縮ファイルG3と
結合する。このためには、分割圧縮ファイルG2,G3
を展開してから結合し、結合後に再び圧縮を行って分割
圧縮ファイルG3aを作成し、分割圧縮ファイルG2を
削除して分割圧縮ファイルG3を分割圧縮ファイルG3
aに置き換える。又、この分割圧縮ファイルの構成変更
に伴い、分割ファイル索引g1,g2,g3,g4を矛
盾のないように分割ファイル索引g1,g2a,g3a
に変更する。なお、再編成を行う際の圧縮分割ファイル
の下限値は、圧縮前のサイズでなく圧縮後のサイズで設
定してもよい。
【0032】以上の第2の実施の形態の説明では、クラ
イアントのファイル圧縮展開分割手段は第1の実施の形
態の場合と同じであり、更新時に更新後の分割ファイル
の大きさが分割上限値を超えると分割ファイルを再分割
する再分割機能を備えているものとしている。このた
め、分割ファイル調整手段は、ファイル保存部の分割圧
縮ファイルの大きさが下限値より小さくなったとき、再
編成を行って一定の範囲の大きさに変更する機能のみで
十分である。これに対して、クライアントのファイル圧
縮展開分割手段が再分割機能を備えていない場合には、
ファイルサーバの分割ファイル調整手段に、所定の上限
値を超える分割圧縮ファイルを検索し、展開後に分割し
て再編成する機能も併せ持たせるようにすると、ほぼ同
様な効果を得ることができる。
【0033】なお、第2の実施の形態における分割ファ
イル調整手段は、ファイルサーバの負荷を監視して軽負
荷時に自動的に動作するものであるが、ファイルサーバ
の保守用端末にクライアントのファイル圧縮展開分割手
段と同等の機能を持たせ、定期的に分割圧縮ファイルの
再編成を行うようにしても、保守工数は増加するがシス
テム性能としてはほぼ同等の効果を期待することができ
る。
【0034】又、先に説明した第1の実施の形態におい
ては、クライアントのファイル圧縮展開分割手段は、更
新時に更新後の分割ファイルの大きさがあらかじめ定め
た分割上限値を超えると分割ファイルを再分割する再分
割機能を備えているものとしたが、ファイル更新時に更
新の対象となる分割ファイルの更新後のデータ量が減少
してあらかじめ定めた分割下限値を割ったとき、その分
割ファイルの前後いずれかの分割圧縮ファイルをファイ
ルサーバに要求して取得し、展開して更新後のデータと
結合して分割単位を併合し、併合した新たな分割ファイ
ルを圧縮処理して新たな索引情報を付与し、ファイルサ
ーバに転送して更新前の二つの分割圧縮ファイルとの置
き換えを要求する併合機能を備えるようにしてもよい。
このような構成とすると、ファイルサーバに分割ファイ
ル調整手段を設けたり、保守用端末から定期的に分割圧
縮ファイルの再編成を行ったりしなくても、常に分割圧
縮ファイルの大きさを一定の範囲内に保つことができ
る。
【0035】又、第1の実施の形態の説明では、クライ
アントのファイル圧縮展開分割手段が分割圧縮ファイル
に付与して転送する索引情報に、圧縮前の分割ファイル
の先頭のファイル内の相対位置情報とデータ長とを使用
した。索引情報はこれに限定されるものではなく、分割
ファイルの先頭および末尾のファイル内の相対位置情報
でもよく、又、ファイル全体のデータ長と分割ファイル
の先頭の相対位置情報とを併用し、更新時には更新され
た分割ファイルのデータ長を付加して転送するようにし
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の圧
縮ファイルサーバ方式は、ファイルを分割圧縮し、分割
単位で検索できるような索引を付けてファイルサーバの
ディスクに保存すると共に、処理負荷の大きい分割圧縮
および展開を原則としてファイルサーバで行わずクライ
アントで行う構成としたので、多数のクライアントから
の処理が集中するファイルサーバの負荷を軽減でき、デ
ィスク資源の有効利用ができる効果がある。更に、クラ
イアントからの要求に対して、分割圧縮された必要な分
割単位のデータのみをネットワークを介して送受信する
ため、ネットワークの負荷を軽減できる効果がある。
【0037】又、ファイルサーバに負荷監視および圧縮
展開機能を持つ分割ファイル調整手段を設け、ファイル
サーバの負荷の低い時に分割単位の再編成処理を行うよ
うにすると、ディスクに保存される分割単位が小さくな
り過ぎてアクセス性能に影響を与え、ファイルサーバの
性能が低下するのを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】ファイル新規作成時の処理手順の説明図であ
る。
【図3】ファイル参照時のクライアント側の処理動作の
説明図である。
【図4】ファイル更新時のクライアント側の基本処理動
作の説明図である。
【図5】ファイル更新時のファイルサーバ側の基本処理
動作の説明図である。
【図6】更新によるデータ増加量が多い場合のクライア
ント側の動作説明図である。
【図7】更新によるデータ増加量が多い場合のファイル
サーバ側の動作説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】第2の実施の形態における分割ファイル調整手
段の処理の説明図である。
【符号の説明】
1,1a ファイルサーバ 2 クライアント 3 ネットワーク 11 ファイル検索アクセス手段 12 ファイル保存部 13 分割ファイル調整手段 21 ファイル圧縮展開分割手段 22 アプリケーション
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 G06F 5/00 G06F 12/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に設けられたファイルサ
    ーバに、各ファイルを分割単位ごとのインデックスを有
    する分割圧縮形式で格納するファイル保存部と、各クラ
    イアントからのアクセス要求に対応して必要な分割単位
    の圧縮ファイルの読み出し書き込み処理を行い圧縮形式
    のまま前記ネットワークを介して該当クライアントと送
    受信するファイル検索アクセス手段とを備え、 前記各クライアントに、 ファイル更新時に更新対象とな
    る一つの分割単位の更新後のデータ量が増加してあらか
    じめ定めた分割上限値を超えたとき、更新後データを再
    分割して再分割後の分割単位ごとに圧縮処理を行い、そ
    れぞれに新たな索引情報を付与して前記ファイルサーバ
    に転送し更新前の一つの分割単位との置き換えを要求す
    る再分割機能を含むファイル圧縮展開分割手段を備えて
    いることを特徴とする圧縮ファイルサーバ方式。
  2. 【請求項2】 前記ファイル圧縮展開分割手段は、ファ
    イル更新時に更新対象となる一つの分割単位の更新後の
    データ量が減少してあらかじめ定めた分割下限値を割っ
    たとき、当該分割単位の前後いずれかの分割単位の圧縮
    ファイルを前記ファイルサーバから取得して展開し、更
    新後のデータと結合して分割単位を併合した後に圧縮処
    理を行い、新たな索引情報を付与して前記ファイルサー
    バに転送し更新前の二つの分割単位との置き換えを要求
    する併合機能を備えていることを特徴とする請求項
    載の圧縮ファイルサーバ方式。
  3. 【請求項3】 前記ファイルサーバに、負荷の状態を監
    視し負荷が規定値より少ないときに前記ファイル保存部
    に格納されている圧縮ファイルの大きさが所定の下限値
    より小さい分割単位を検索し、展開,圧縮を行って当該
    分割単位を前後いずれかの分割単位と併合し分割単位の
    再編成を行う第1の分割ファイル調整手段を備えたこと
    を特徴とする請求項記載の圧縮ファイルサーバ方式。
  4. 【請求項4】 前記ファイルサーバに、負荷の状態を監
    視し負荷が規定値より少ないときに前記ファイル保存部
    に格納されている圧縮ファイルの大きさが所定の下限値
    よりも小さい分割単位および所定の上限値よりも大きい
    分割単位を検索し、展開,圧縮を行って下限値より小さ
    い分割単位を前後いずれかの分割単位と併合し、上限値
    より大きい分割単位を再分割して分割単位の再編成を行
    う第2の分割ファイル調整手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の圧縮ファイルサーバ方式。
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