JP3171029U - キャップ用装飾体 - Google Patents

キャップ用装飾体 Download PDF

Info

Publication number
JP3171029U
JP3171029U JP2011004419U JP2011004419U JP3171029U JP 3171029 U JP3171029 U JP 3171029U JP 2011004419 U JP2011004419 U JP 2011004419U JP 2011004419 U JP2011004419 U JP 2011004419U JP 3171029 U JP3171029 U JP 3171029U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
decoration body
decoration
mouth
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011004419U
Other languages
English (en)
Inventor
智一 多羅澤
智一 多羅澤
武昭 平岩
武昭 平岩
Original Assignee
株式会社 ティー・シー・シー
株式会社 ティー・シー・シー
日本ウイリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ティー・シー・シー, 株式会社 ティー・シー・シー, 日本ウイリング株式会社 filed Critical 株式会社 ティー・シー・シー
Priority to JP2011004419U priority Critical patent/JP3171029U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171029U publication Critical patent/JP3171029U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】度重なるキャップの開閉操作に対して高い耐久性を備え、リユースボトルとしての使用にも耐え得るキャップ用装飾体を提供する。【解決手段】容器本体に設けられた口部と、この口部に着脱自在に螺着されたキャップ4とを備える容器のキャップ4にキャップ用装飾体10を装着する。所望の外観形状を有する外側部20、及び、前記キャップ4を収容する中空部を有する内側部30を有し、前記内側部30は上側の厚肉部および下側の薄肉部35を有し、前記内側部30の前記薄肉部35は、キャップ4の開封線の下側でキャップ4の開封時に前記口部に取り残されるキャップ4の下部には接触せず、前記内側部30の前記厚肉部は、キャップ4の開封線の上側でキャップ4の開封時に前記口部から取り外されるキャップ4の上部の外周面に嵌着される。【選択図】図4

Description

本考案は、キャップ付き容器のキャップに装着可能な装飾体に関する。
この種の装飾体として、例えば、図10および図11に示す飲料ボトル用のキャップに装着可能なボトル装飾体が知られている。
図10に示す装飾体50は、動物の形をかたどった被装飾部51と、この被装飾部51内に接着固定されたキャップ状の嵌合部52とを備えている。また、ボトル54に設けられたキャップ53を嵌合部52に押し込むように組み付けると、キャップが被装飾部51で覆い隠され、あたかも被装飾部51がキャップであるかの様な印象をボトル54に与えることができる(特許文献1)。
また、嵌合部52は、キャップ(ポリプロピレン:PP製)53に対して柔らかいポリ塩化ビニル(PVC)で構成され、嵌合部52への組み付け時には、キャップ外周面に形成された滑り止め用の縦溝を樹脂材料としては柔らかいポリ塩化ビニル製の嵌合部52内壁面に食い込ませて固定する。このようにしてキャップ53と嵌合部52とが固定されている。
一方、図11に示す装飾体60は、人物の頭部をかたどった中空のボトル装飾体61を有し、その空洞部62内には、キャップ63を保持するためのキャップ保持部64が設けられている。キャップ保持部64は、空洞部62の対向部位から迫り出して設けられた突出片64aおよび突出部64bで構成され、ボトル装飾体61をキャップ63に差し込み、この突出片64aおよび突出部64bからなるキャップ保持部64にキャップ63の下端をくわえ込ませることで、ボトル装飾体61をキャップ63に固定している(特許文献2)。
このように従来のボトル装飾体は、キャップに意匠性を付与する装飾体にキャップの保持機能を持たせ、装飾体をキャップに嵌め込むといった簡単な作業で装飾体の組み付けを可能にしている。
実用新案登録3162073号 実用新案登録3159354号
ところで、この種のボトル装飾体は、装飾体を組み付けた状態でボトルの開閉が行われるため、外観の意匠性もさることながら使用時の耐久性も考慮して製作する必要がある。
また、近年では、廃棄物削減等の環境問題に鑑み、ペットボトルも使い捨て容器としての用途にとどまらず、繰り返し使用できるリユース製品としての機能も求められている。
この点、従来のボトル装飾体に着目すると、嵌合部52を介して組み付けられる図10のボトル装飾体50は、キャップ53に対して柔らかいポリ塩化ビニル(PVC)で嵌合部52を形成し、キャップ53の外周面に形成された縦溝をこの嵌合部52の内壁面に食い込ませることで、その固定状態を維持している。
また、空洞部62内にキャップ保持部64を有する図11の装着体60は、空洞部62の内壁において、その対向部位に突出片64aおよび突出部64bを設け、これら突出片64aおよび突出部64bにキャップ63の下端を挟み込むことで、その固定状態を維持している。
しかしながら、上記したこれらの構造は、キャップの度重なる開閉操作に対して耐久性が考慮されているとは言い難い。具体的には、嵌合部52を有する従来構造では、嵌合部52が上下方向で同じ厚さを有し、嵌合部52が、キャップ53の下側に位置する部分であり、キャップ53が回転しても回転しない部分であって、キャップ53を取り外した後(切断した後)にもボトル54に残る部分にも当接している。また嵌合部52がキャップ53に対して柔らかい素材で形成されているため比較的早い段階で嵌合部52が摩耗する。一方、対向部位に突出片64aおよび突出部64bからなるキャップ保持部64を有する従来構造については、2方向からの挟み付けのため、キャップ63に対して装飾体61が安定せず、この場合も同様に早い時期にキャップ63の保持力が損なわれる。また、突出片は、キャップ63の下側に位置しキャップ63が回転しても回転せずキャップ63を取り外した後にもボトルに残る部分にも当接している。
本考案は、このような技術的課題を考慮してなされたもので、度重なるキャップの開閉操作に対して高い耐久性を備え、リユースボトルとしての使用にも耐え得るキャップ用装飾体の提供を課題とする。
上記課題を解決するため本考案は、容器本体に設けられた口部と、この口部に着脱自在に螺着されたキャップとを備える容器のキャップに装着可能なキャップ用装飾体であって、
所望の外観形状を有する外側部、及び、前記キャップを収容する中空部を有する内側部を有し、
前記内側部は、上側に位置し比較的に中空部の幅を小さくする張出部および下側に位置し比較的に中空部の幅を大きくする引込部を有し、
前記内側部の前記引込部は、キャップの開封線の下側でキャップの開封時に前記口部に取り残されるキャップの下部には接触せず、前記内側部の前記張出部は、キャップの開封線の上側でキャップの開封時に前記口部から取り外されるキャップの上部の外周面に嵌着されることを特徴とする。
ここで、張出部(厚肉部)とは中空部の内側への張り出しが大きく、中空部が狭くなっている部分であり、引込部(薄肉部)とは中空部の内側に張り出しが小さく、中空部が広くなっている部分である。
このように構成された本考案は、キャップ用装飾体の内側部が上側の張出部および下側の引込部を有し、張出部がキャップの外周面に嵌着されるので、キャップ用装飾体を回転させることで、キャップの上部を容器本体の口部から容易に取り外すことができる。また、キャップ用装飾体をキャップの開封時に口部に取り残されるキャップの下部に対し非接触としているので、度重なるキャップの開閉に対して十分な耐久性が得られる。
このように構成された本考案は、内側部がキャップの開封線に対して上側のみで嵌着している。一方、キャップの開封時に口部に取り残される開封線よりも下側は内側部に接触しておらず、キャップ開閉時の操作力は、容器本体の口部から離脱可能なキャップの上側部分のみに伝達される。つまり、キャップの必要箇所に対して効率良く力が伝達されるため、内側部とキャップ外周面との間に作用する力(反力)が小さくなり、度重なる開閉時においても内側部の摩耗を抑制することができる。
また、前記外側部は、所望の外観形状を有すると共に内部に前記キャップの収容部を有する装飾体本体であり、前記内側部は、前記収容部に対するキャップの収容状態に於いて、このキャップの外周面に嵌着されると共に前記収容部の内周面とキャップ外周面との間に介在して装飾体本体をキャップに固定する内側取付部であっても良い。
また、前記内側部の硬さは、装着対象のとなる前記キャップの硬さに対して同等以上に設定されていても良い。
このように構成された本考案は、一般にポリプロピレンやポリエチレン等の硬めの樹脂材料で形成されるキャップに対して内側部の摩耗を必要最小限に抑えることができる。よって、度重なるキャップの開閉に対して十分な耐久性が得られる。
また、前記装飾体本体は、前記内側取付部に比べて柔らかい素材で形成されていても良い。
この構成では、人が装飾体を手で触れたときの感触を良好にすることができる。
好ましくは、装飾体本体はポリ塩化ビニル等の柔軟で加工性に優れる素材が望ましい。
また、前記内側部は、少なくともポリプロピレン以上の硬さが望ましく、この構成では、一般に広く普及しているポリプロピレン製のキャップに加え、ポリプロピレンに比べて若干柔らかいポリエチレン製のキャップにも対応することができる。
また、この収容部内には、前記内側取付部の上端面周縁に接して、内側取付部の位置決めを行う位置決め部材が設けられ、
前記位置決め部材は、前記収容部の内周面から収容部中央に向かって迫り出した鍔形状を有していても良い。
この構成では、装飾体本体の位置決め部材が収容部の内周面から収容部中央に向かって迫り出して形成され、さらに内側取付部の上端面周縁に当接するように構成されている。すなわち、位置決め部材は薄厚リング状の外観を有するため、内側取付部の位置決めとしての機能に加え、その長さや厚みを適宜設定することで収容部周辺の剛性や収縮性を適切な値に調整できる。
また、前記内側部の前記張出部は、内側部に対するキャップの挿入方向において、中空部の幅が漸次減少する形状を備えていても良い。即ち、内側部としてのスリーブの前記張出部は、内側部に対するキャップの挿入方向において、その内径が漸次減少する内部形状を備えていても良い。
この構成では、内側部の内径が徐々に狭くきつくなるため、キャップに製造上の公差が多少あっても、内側部に対してキャップがきつく嵌り込む。
また、前記内側部の前記張出部の内周面には、前記キャップの縦溝に係合する縦溝が形成されていても良い。
この構成では、キャップに形成された縦溝と、内側部の内周面に形成された縦溝が互いに噛み合うため、この縦溝の噛み合いによってキャップ開閉時の力がキャップに伝達し易くなる。よって、装飾体を強く握らずともキャップの開閉が可能になる。
また、キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、キャップの開封線よりも下側に位置していても良い。
この構成では、一体となっているキャップの上部およびキャップ用装飾体を容器本体の口部から取り外した状態において、キャップ用装飾体がキャップの上部を覆っているため、装飾的効果を高めることができる。
また、キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、キャップの下端よりも下側に位置していても良い。
この構成では、キャップ用装飾体をキャップに装着した状態における装飾的効果を高めることができる。
また、キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、前記引込部は、前記容器本体の口部に形成され前記キャップの取り付け位置よりも低い位置に備えられている鍔部との干渉を回避するように形成され、キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、前記鍔部よりも更に低い位置まで垂下していても良い。
この構成によれば、容器本体の口部に形成された鍔部も装飾体によって覆い隠されるため、あたかも装飾体がキャップであるかの様な印象を与えることができ、また、容器本体における口部近傍において、その装飾範囲を容器本体下方へと拡大することができる。
以上のように本考案によれば、度重なるキャップの開閉操作に対して高い耐久性を備え、リユースボトルとしての使用にも耐え得るキャップ用装飾体を提供することができる。
本考案の実施形態1に係る装飾体の斜視図。 本考案の実施形態1に係る装飾体の正面図。 本考案の実施形態1に係る装飾体の底面図。 図2のA−A断面図。 本考案の実施形態1に係る装飾体の分解図。 本考案の装着対象となる飲料用ペットボトルを示す図。 本考案の実施形態2に係る装飾体の断面図。 本考案の実施形態3に係る装飾体の断面図。 本考案に係るスリーブの変形例を示す底面図。 従来のボトル装飾体を示す要部断面図。 従来のボトル装飾体を示す要部断面図。
以下、本考案のキャップ用装飾体10を飲料用ペットボトル1の装飾に適用した実施の形態について説明する。
はじめに本考案のキャップ用装飾体10(以下、単に装飾体10と称する)に先立ち、図6を参照して汎用の飲料用ペットボトル1について説明する。この飲料用ペットボトル1は、広く流通している汎用のペットボトルであり、容器本体2に設けられた口部3と、この口部3に着脱自在に螺着されたキャップ4とを備えている。
キャップ4は、一般にポリプロピレンやポリエチレン等の硬質の樹脂材料で作られており、その外周面にはキャップ4の滑り止めを兼ねた縦溝5が形成されている。また、キャップ4の下端近傍には、その外周に沿ってキャップ4が開封(切断)される箇所である開封線7が切り込まれており、キャップ4を捻って開封すると、キャップ4の下端がリング状にねじ切られ、ボトル側に取り残される構造になっている。
一方、容器本体2には、キャップ4の組み付け位置よりも低い位置に鍔部6が形成されている。この鍔部6は、口部3の破損を防止すると共にキャップ4側からの持ちやすさを付与する等の目的で形成され、キャップ4に対して幾分大きな径を有する。
なお、以下では上記した飲料用のペットボトル1を例に説明するが、本考案の取り付け対象は、飲料用ペットボトルに限られず、例えば、パック状の容器本体を有するフレキシブルパック容器や、チューブ容器等のキャップ等の小型のものにも適用可能である。また、適宜、装飾体(特に、内側部)のサイズ、形状を変更することにより、一般のペットボトル飲料全般(350、500、1000、1500、2000ml等)に対応することができる。
続いて、本考案の装飾体10の実施形態1を説明する。
本考案の装飾体10は、上下方向全体において所望の外観形状を有する装飾体本体(外側部)20と、この装飾体本体20内に設けられ、中空部を有するスリーブ(内側部、内側取付部)30とを備えている。
ここで、上下方向とは、装飾体10を取り付けたペットボトル1等の容器を立たせた状態における上下方向であり、幅方向とは上下方向に対し直交する方向である。
尚、下記実施形態において、装飾体本体(外側部)20およびスリーブ(内側部、内側取付部)30は、別体のものを互いに固定して形成されているが、外側部および内側部は、同一材料で一体に形成されたものであっても良い。
装飾体本体20は、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリプロピレン等の加工性に富む素材で製作され、その外観は、例えばパンダ等のキャラクターを模してその外観に意匠性が与えられている。
また、図3〜図5に示すように、装飾体本体20の内部には、装飾体本体20の下面側に開口した収容部21が形成され、その内部にスリーブ30が挿入されている。
スリーブ30は、上記した収容部21に予め組み込まれる筒状の部材であり、収容部21の内周面21aに固定される側壁部31と、収容部21に対するスリーブ30の挿入方向(図5中矢印A)において、スリーブ30の上端面を閉じる上壁部32とを備えている。また、スリーブ30の上側約半分は厚肉に形成され、下側半分は薄肉に形成されている。
なお、以下の説明では厚肉に形成された部位を厚肉部36と称し、薄肉に形成された部位は薄肉部34と称する。
また、スリーブ30は、装飾体本体20に比べて硬く、キャップ4と同等以上の硬さを有する硬質のポリプロピレンやポリエチレンで構成され、収容部21内に挿入された状態で超音波融着等により収容部21の内周面21aに固定されている。なお、スリーブ30は接着剤を用いて固定してもよい。
また、スリーブ30における上側に位置する厚肉部(張出部)の内周面31aには、図3に示すようにキャップ4の外周面に形成された滑り止め用の縦溝5(図6参照)に係合する縦溝31bが複数形成され、キャップ4の外周面にスリーブ30が嵌着した状態では、スリーブ30側の縦溝31bとキャップ4の縦溝5とが相互に噛み合うように構成されている。
また、図4および図5を参照してスリーブ30と収容部21との関係を説明すると、スリーブ30の厚肉部36における外径と収容部21の内径はほぼ等しく、また、スリーブ30の内径は装着対象となるキャップ4の外径にほぼ等しい値に設定されている。
すなわち、スリーブ30が組み込まれた装飾体本体20をキャップ4に被せるように嵌め込むと、スリーブ30を介して収容部21内にキャップ4が保持される。
このように収容部21に対するキャップ4の収容状態において、スリーブ30はキャップ4の外周面に嵌着されると共に収容部21の内周面とキャップ外周面との間に介在して装飾体本体20をキャップ4に固定している。
なお、収容部21には、収容部21に対するスリーブ30の挿入方向において、このスリーブ30の上端面周縁に接してスリーブ30の位置決めを行う位置決め部材24が設けられている。また、位置決め部材24は、収容部21の内周面21aから収容部21の中央に向かって迫り出した鍔形状を有し、スリーブ30の挿入時に、このスリーブ30が収容部21に対して深く入り込みすぎることを阻止している。
また、位置決め部材24はスリーブ30の上端面周縁に接する薄厚リング状の外観を有し、その設計時には収容部周辺の剛性や収縮性を考慮しながら、突出長や厚みが適宜設定される。すなわち、位置決め部材24の長さや厚みを調整することで、収容部21周囲の型くずれを抑制しつつ、収容部21に適度な柔軟性を持たせてスリーブ30の収容の容易にしている。
また、スリーブ30の下縁(スリーブ30の厚肉部(張出部)の下側)には、ペットボトル1に形成された鍔部6との干渉を回避する薄肉部(引込部)35が形成され、スリーブ30は、図4に示すようにペットボトル1の開封線7よりも上側でキャップ4の外周面に嵌着している。また、装飾体本体20の下端20a並びにスリーブ30の薄肉部35はキャップ4の組み付け時において、その鍔部6よりも更に低い位置まで垂下されており、装飾体10の装着時には、ペットボトル1の口部3がほぼ全て装飾体10によって覆い隠されるように構成されている。
なお、本実施形態では装飾体本体20および薄肉部35の双方を下方に延出しているが、必ずしもその必要はなく、装飾体本体20のみ又は薄肉部35のみを延出した構成であってもよい。
続いて、本考案の実施形態2を説明する。
なお、実施形態2は、上記した実施形態1に対して、装飾体10(装飾体本体20およびスリーブ30)の構造は同様であるが、装飾体10をキャップ4に装着した状態において、キャップ4に対する装飾体10の位置関係が異なる。
本実施形態2では、図7に示すように、スリーブ30および装飾体本体20の各下端20a,30aがペットボトル1の開封線7よりも低い位置であるが、キャップ4の下端よりも高い位置になっている。
この構成では、一体となっているキャップ4の上部および装飾体10をペットボトル1の口部から取り外した状態において、装飾体10がキャップ4の上部を覆っているため、装飾的効果を高めることができる。
続いて、本考案の実施形態3を説明する。
なお、実施形態3は、上記した実施形態1および2に対してそのスリーブ30の内部形状が若干異なるのみであるため、実施形態1および2と同様の部分についてはその説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すようにスリーブ30の厚肉部の内周面にテーパー角34がつけられており、下側から上側に向けて(スリーブ30に対するキャップ4の挿入方向において)、スリーブ30の内径が漸次減少するように構成されている。
即ち、内側部30の厚肉部は、内側部30に対するキャップ4の挿入方向において、その厚さが漸次増加する形状を備える。
本実施形態では、スリーブ30の内側上端面とキャップ4の上面との間に隙間が存在する。
この構成によれば、キャップ4の組み付け時に、スリーブ30の内径が徐々に狭くきつくなるため、キャップ4の外径や表面の平滑性に製造上の公差が多少あっても、スリーブ30の内周面31aがキャップ4に対してきつく嵌着し、一層確実なキャップの組み付けが可能である。
以上、本考案では、各実施形態に示すように装飾体本体20がスリーブ30を介してキャップ4に固定されている。また、キャップ4に直に接するスリーブ30は、装着対象となるキャップ4の硬さに対して同等以上の硬さを有するため、一般にポリエチレンやポリプロピレン等の硬めの樹脂材料で形成されるキャップ4に対してもスリーブ30側の摩耗を必要最小限に抑えることができる。よって、度重なるキャップの開閉操作に対して十分な耐久性が得られる。
また、本考案の実施にあたり、スリーブ30に適用する素材としては、ポリエチレンよりも硬いポリプロピレンが望ましく、この場合、現在主流のポリプロピレン製のキャップに加え、一部で流通しているポリエチレン製のキャップにも本考案の適用が可能になる。
また、スリーブ30の内周面31aには、キャップ4の縦溝5に係合する縦溝31bを形成しているため、キャップ4側の縦溝5と、スリーブ30側の縦溝31bが相互に噛み合い、この噛み合いによってキャップ開閉時の力がキャップ4に伝達し易くなっている。よって、握力の低い子供やお年寄りでも、装飾体を強く握らずともキャップ4の開閉が可能になる。
また、各実施形態に示すように、スリーブ30はキャップ4の開封線7より上側でキャップ4に嵌着している。このため容器本体2の口部3に取り残されるキャップ4の下部(通称:TEバンド)には、キャップ4の開閉に伴うスリーブ30の回転力が作用せず、キャップ開閉時の抵抗にならないように配慮されている。
また、上記した実施形態の各図面では、円筒形のスリーブ30を例に説明したが、スリーブ30の外形は、例えば図9に示すように方形でも良く、スリーブ30の内周面がキャップ4の外周面に嵌着できる形状であれば、スリーブ30の外形は変更可能である。
1 ペットボトル
2 容器本体
3 口部
4 キャップ
5 キャップ側の縦溝
6 鍔部
7 開封線
10 キャップ用装飾体
20 装飾体本体(外側部)
20a 装飾体本体の下端
21 収容部
21a 収容部の内周面
24 位置決め部材
25 中空部
30 スリーブ(内側部、内側取付部)
30a スリーブの下端
31 スリーブの側壁部
31a スリーブの内周面
31b スリーブ側の縦溝
32 スリーブの上壁部
35 薄肉部(引込部)
34 テーパー角(テーパー面)
36 厚肉部(張出部)
50 ボトル装飾体
51 被装飾部
52 嵌合部
53 キャップ
54 ボトル
60 装着体
61 ボトル装飾体
62 空洞部
63 キャップ
64 キャップ保持部
64a 突出片
64b 突出部

Claims (11)

  1. 容器本体に設けられた口部と、この口部に着脱自在に螺着されたキャップとを備える容器のキャップに装着可能なキャップ用装飾体であって、
    所望の外観形状を有する外側部、及び、前記キャップを収容する中空部を有する内側部を有し、
    前記内側部は、上側に位置し比較的に中空部の幅を小さくする張出部および下側に位置し比較的に中空部の幅を大きくする引込部を有し、
    前記内側部の前記引込部は、キャップの開封線の下側でキャップの開封時に前記口部に取り残されるキャップの下部には接触せず、前記内側部の前記張出部は、キャップの開封線の上側でキャップの開封時に前記口部から取り外されるキャップの上部の外周面に嵌着されることを特徴とするキャップ用装飾体。
  2. 前記外側部は、所望の外観形状を有すると共に内部に前記キャップの収容部を有する装飾体本体であり、前記内側部は、前記収容部に対するキャップの収容状態に於いて、このキャップの外周面に嵌着されると共に前記収容部の内周面とキャップ外周面との間に介在して装飾体本体をキャップに固定する内側取付部であることを特徴とする請求項1に記載のキャップ用装飾体。
  3. 前記内側部の硬さは、装着対象のとなる前記キャップの硬さに対して同等以上に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ用装飾体。
  4. 前記装飾体本体は、前記内側取付部に比べて柔らかい素材で形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のキャップ用装飾体。
  5. 前記内側部は、少なくともポリプロピレン以上の硬さを有することを特徴とする請求項3又は4に記載のキャップ用装飾体。
  6. この収容部内には、前記内側取付部の上端面周縁に接して、内側取付部の位置決めを行う位置決め部材が設けられ、
    前記位置決め部材は、前記収容部の内周面から収容部中央に向かって迫り出した鍔形状を有することを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のキャップ用装飾体。
  7. 前記内側部の前記張出部は、内側部に対するキャップの挿入方向において、中空部の幅が漸次減少する形状を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のキャップ用装飾体。
  8. 前記内側部の前記張出部の内周面には、前記キャップの縦溝に係合する縦溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のキャップ用装飾体。
  9. キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、キャップの開封線よりも下側に位置していることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のキャップ用装飾体。
  10. キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、キャップの下端よりも下側に位置していることを特徴とする請求項9に記載のキャップ用装飾体。
  11. キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、前記引込部は、前記容器本体の口部に形成され前記キャップの取り付け位置よりも低い位置に備えられている鍔部との干渉を回避するように形成され、
    キャップ用装飾体をキャップに装着した状態において、キャップ用装飾体の下端は、前記鍔部よりも更に低い位置まで垂下していることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のキャップ用装飾体。
JP2011004419U 2011-07-29 2011-07-29 キャップ用装飾体 Expired - Fee Related JP3171029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004419U JP3171029U (ja) 2011-07-29 2011-07-29 キャップ用装飾体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011004419U JP3171029U (ja) 2011-07-29 2011-07-29 キャップ用装飾体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3171029U true JP3171029U (ja) 2011-10-13

Family

ID=54881421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011004419U Expired - Fee Related JP3171029U (ja) 2011-07-29 2011-07-29 キャップ用装飾体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171029U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014513A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 ファクリ株式会社 ボトルキャップカバー
JP2021130506A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 株式会社カブトコーポレーション ボトルキャップカバー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019014513A (ja) * 2017-07-06 2019-01-31 ファクリ株式会社 ボトルキャップカバー
JP2021130506A (ja) * 2020-02-21 2021-09-09 株式会社カブトコーポレーション ボトルキャップカバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD658064S1 (en) Fluid container
USD658981S1 (en) Container
USD627595S1 (en) Spout ring lid with cap
USD519837S1 (en) Two piece screw cap closure
USD613174S1 (en) Bottle and cap
US20070039407A1 (en) Grip for fitting over hand-held articles
WO2007032545A3 (en) Plastic bottle
US20070209161A1 (en) Gripping aid for arrangement on an article of daily use
USD505062S1 (en) End cap for shower rod
US8459490B1 (en) Easy grip mixing bowls
US9987197B2 (en) Teat
USD603039S1 (en) Condom with bulbous terminus and partially adhering strap portion
USD932248S1 (en) Decanter
JP3171029U (ja) キャップ用装飾体
USD632185S1 (en) Bottle
JP2018000103A (ja) 筒状リールシート及びリールシート本体並びに釣竿
USD548077S1 (en) Beverage indicator sleeve for a cup
EP3059180B1 (en) Weaning clip
US9636281B2 (en) Bottle holder
TW200422087A (en) Toy maraca
USD872423S1 (en) Jacket
KR101662326B1 (ko) 음료 용기
JP2002125831A (ja) ストロー
CN210989519U (zh) 防磕碰水杯
CN209847867U (zh) 奶瓶把手

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140921

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees