JP3170906U - ダイビング用の呼吸器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも水面上に浮遊させる吸気機の構造を簡素化し、かつ、使用時における安全性を高めるダイビング用の呼吸器具を提供する。【解決手段】水面上に安定的に浮遊可能な吸気機10と、該吸気機10に装着される吸気ホース20と、該吸気ホース20の下端部22に連結されるシュノーケルとから構成され、吸気機10は、大容量のペットボトル容器を上下逆にした本体部11と、該本体部11の内部から外部へ貫通し上方に突出して直立姿勢を保持する空気吸入管15とを備えており、本体部11の内側下部に錘体16を固定しその上側に密閉された中空部17を形成し、空気吸入管15の内部に吸気ホース20を挿通すると共に吸気ホース20の上端部21に空気口カバー18を取り付けて空気流入口を形成し、吸気ホース20は水深5m〜20m程度で使用できる耐圧ホースからなり、シュノーケルは吸入弁と排出弁を備えている。【選択図】図1
Description
本考案は、酸素ボンベを使用しないで長時間安全に潜水するためのダイビング用の呼吸器具に関するものである。
従来、酸素ボンベを使用しないで潜水を可能とする呼吸器具について、以下に示すような考案が提案されている。
実開昭61−95697号公報(特許文献1)には、シュノーケル本体の先端に柔軟性のあるホースを装着し、ホースの先端の周囲を囲むように空気の出し入れ口及びキャップを設けた浮き袋を装着することを特徴とする「浮き袋付きシュノーケル」が提案されている。
特開平5−193560号公報(特許文献2)には、水面が波立っても空気取入れ口が水を被ることのないシュノーケルを提供することを目的とし、中空の硬質プラスチック球の上半球に多数の空気取入れ用小孔を設けそのプラスチック球内に上部を逆U字上に折曲げ且つ先端に下向きに開いた空気取入れ口を持つ空気吸入筒を水密に差込み固定することを特徴とする「シュノーケル」が提案されている。
特開平7−52880号公報(特許文献3)には、エアタンクを不要とし、長時間の潜水を可能とすることを目的とし、空気口から供給された空気は空気の流路を通って内中央部の空気流入路を通りエアホース接続部を介してエアホースの先端に設けられるシュノーケルに空気を供給することを特徴とする「ダイビング用吸気機」が提案されている。
特開2001−58596号公報(特許文献4)には、簡単に既存のJ字型簡易シュノーケルに装着でき、海水の容易な流入を防止し得ることを目的とし、フロート保持蓋筒と通気道により海水飛沫の流入を防止し且つ水没時には具備したフロートによりフロート保持蓋筒上部に設けた防水ゴムで密閉度を向上させた通気孔を閉鎖して大量な海水流入を防止することを特徴とする「シュノーケル用簡易防水器」が提案されている。
しかし、従来例にかかる呼吸器具は、水面上に浮遊させる吸気機に関し特殊な構造を採用しているため、一般的に製造するのが困難であるという問題を有しているばかりでなく、使用時において更なる安全性の向上を図ることを検討する必要があるものと考えられる。
そこで、本考案は、酸素ボンベを使用しないで潜水を可能とする呼吸器具について、従来よりも水面上に浮遊させる吸気機の構造を簡素化し、かつ、使用時における安全性を高めたことを特徴とするダイビング用の呼吸器具を提供することを目的とする。
そこで、本考案は、酸素ボンベを使用しないで潜水を可能とする呼吸器具について、従来よりも水面上に浮遊させる吸気機の構造を簡素化し、かつ、使用時における安全性を高めたことを特徴とするダイビング用の呼吸器具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、水面上に安定的に浮遊可能な吸気機と、前記吸気機に装着される吸気ホースと、前記吸気ホースの下端部に連結されるシュノーケルとから構成され、前記吸気機は、大容量のペットボトル容器を上下逆にした本体部と、前記本体部の内部から外部へ貫通し上方に突出して直立姿勢を保持する空気吸入管とを備えており、前記本体部の内側下部に錘体を固定しその上側に密閉された中空部を形成し、前記空気吸入管の内部に前記吸気ホースを挿通すると共に前記吸気ホースの上端部に空気口カバーを取り付けて空気流入口を形成し、前記吸気ホースは水深5m〜20m程度で使用できる耐圧ホースからなり、前記シュノーケルは吸入と排出を分離するため吸入弁と排出弁を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のダイビング用の呼吸器具を2つ備えており、前記各シュノーケルを相互に近接する位置に配置し、使用者はいずれか一方の前記シュノーケルを使用して潜水し、他方の前記シュノーケルを非常時に予備として使用可能とすることを特徴とする。
以上のように、本考案にかかるダイビング用の呼吸器具よれば、吸気機の本体部は大容量のペットボトル容器から構成され、本体部の内側下部に錘体を固定しているので水面上に安定的に浮遊可能である。また、本体部から上方に突出して直立姿勢を保持する空気吸入管を備え、空気吸入管の内部に吸気ホースを挿通して上端部に空気口カバーを取り付けて空気流入口を形成しているので、空気流入口から水が侵入してくるのを防止できる。また、吸気ホースは水深5m〜20m程度で使用できる耐圧ホースからなるので、従来例にかかる呼吸器具よりも深く潜水することができ、ダイビングを楽しむ人の快適性を向上し、海女さんなどの仕事の負担も軽減することができる。また、シュノーケルは吸入と排出を分離するため吸入弁と排出弁を備えているので、呼吸時の換気効率が改善し、使用者の息苦しさを解消することができる。
また、ダイビング用の呼吸器具を2つ備えて、使用者はいずれか一方のシュノーケルを使用して潜水し、他方のシュノーケルを非常時に予備として使用可能とすることにより、潜水中に何かトラブルが発生した場合でも使用者は呼吸を確保でき、長時間安全に潜水することができる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参酌しながら説明する。本考案にかかるダイビング用の呼吸器具の各構成については、以下の実施例に限定されるものではなく、使用状況によって適宜変更することができる。
図1は本考案にかかるダイビング用の呼吸器具を構成する吸気機の一例を示す断面図、図2は図1に示す吸気機の斜視図、図3は本考案にかかるダイビング用の呼吸器具を構成するシュノーケルの一例を示す説明図である。
本考案にかかるダイビング用の呼吸器具は、水面上に安定的に浮遊可能な吸気機10と、吸気機10に装着される吸気ホース20と、吸気ホース20の下端部に連結されるシュノーケル30とから構成される。
本考案にかかるダイビング用の呼吸器具は、水面上に安定的に浮遊可能な吸気機10と、吸気機10に装着される吸気ホース20と、吸気ホース20の下端部に連結されるシュノーケル30とから構成される。
吸気機は、大容量(例えば、5リットル)のペットボトル容器を上下逆にした本体部11と、図1及び図2に示すように本体部11の内部から外部へ貫通し上方に突出して直立姿勢を保持する空気吸入管15とを備えている。空気吸入管15の下端は、キャップ12の蓋部中央に設けられた貫通口13の縁部に当接し、空気吸入管15の略中央の外周がペットボトル容器の底部中央に設けられた貫通口14に挿着して直立姿勢を保持する。空気吸入管15は、吸気ホース20を挿通できる内径を有する硬質パイプ(例えば、硬質塩化ビニル管)を採用し、その長さはペットボトル容器の高さの2倍程度のものを用意する。
空気吸入管15の内部には、図1及び図2に示すように吸気ホース20が挿通されている。吸気ホース20の上端部21は、空気吸入管15の上端部から若干突出した状態で係止され、空気吸入管15に支持されて本体部11の上方に突出して直立姿勢を保持している。吸気ホース20の上端部21の周辺には、空気流入口を形成するための隙間をあけて空気口カバー18が取付手段(図示省略)により固定される。吸気ホース20の下端部22には、後述するシュノーケル30が連結される。
本体部11の内側下部には、図1及び図2に示すように錘体16が固定され、その上側に密閉された中空部17が形成されている。錘体16の重量は、吸気機10を構成するペットボトル容器を上下逆にした本体部11を水面上に安定的に浮遊することを目的とするためペットボトル容器の大きさや形状によって適宜調整される。錘体16は、例えば、砂利にシリコン接着剤を加えて固めたものを用意する。
吸気ホース20は、水深5m〜20m程度(1.5〜3気圧)で使用できる耐圧ホースを採用する。このため、従来例にかかる呼吸器具よりも深く潜水することができ、ダイビングを楽しむ人の快適性の向上、海女さんなどの仕事の負担の軽減を図ることができる。
シュノーケル30は、図3に示すように吸気ホース20の下端部22と連結される連結部31と、連結部31から吸入弁34を介して連通する通気管32と、通気管32から分岐したマウスピース33と、通気管32の下部に設けた排出弁35とから構成されている。このように、吸入と排出を分離するため吸入弁34と排出弁35を備えることにより、吸入時は、使用者が吸入した体積分の空気が吸入弁34を通じてシュノーケル30の内部に流入し、排出時は、使用者が排出した体積分の空気が排出弁35を通じてシュノーケル30の外部に流出するため、シュノーケル30の内部の空気は順次確実に換気され、使用者の息苦しさを解消することができる。
図4は本考案にかかるダイビング用の呼吸器具の使用状態の一例を示す図である。
図4に示すように、ダイビング用の呼吸器具は、水面50上に安定的に浮遊可能な吸気機10と、吸気機10に装着される吸気ホース20と、吸気ホース20の下端部に連結されるシュノーケル30とから構成され、酸素ボンベを使用しないで潜水を可能とする呼吸器具について、従来よりも水面50上に浮遊させる吸気機10の構造を簡素化しており、深い場所でも従来よりも長時間安全に潜水することができる。
図4に示すように、ダイビング用の呼吸器具は、水面50上に安定的に浮遊可能な吸気機10と、吸気機10に装着される吸気ホース20と、吸気ホース20の下端部に連結されるシュノーケル30とから構成され、酸素ボンベを使用しないで潜水を可能とする呼吸器具について、従来よりも水面50上に浮遊させる吸気機10の構造を簡素化しており、深い場所でも従来よりも長時間安全に潜水することができる。
図5は本考案にかかるダイビング用の呼吸器具の使用状態の他例を示す図である。
図5に示すように、ダイビング用の呼吸器具を2つ備えて、各吸気ホース20を係止具40で係止させ、各シュノーケル30を相互に近接する位置に配置することにより、使用者はいずれか一方のシュノーケル30を使用して潜水し、他方のシュノーケル30を非常時に予備として使用可能にしておく。このため、潜水中に何かトラブルが発生した場合でも使用者は呼吸を確保でき、長時間安全に潜水することができる。
図5に示すように、ダイビング用の呼吸器具を2つ備えて、各吸気ホース20を係止具40で係止させ、各シュノーケル30を相互に近接する位置に配置することにより、使用者はいずれか一方のシュノーケル30を使用して潜水し、他方のシュノーケル30を非常時に予備として使用可能にしておく。このため、潜水中に何かトラブルが発生した場合でも使用者は呼吸を確保でき、長時間安全に潜水することができる。
10 吸気機
11 本体部
12 キャップ
13 貫通口
14 貫通口
15 空気吸入管
16 錘体
17 中空部
18 空気口カバー
20 吸気ホース
21 上端部
22 下端部
30 シュノーケル
31 連結部
32 通気管
33 マウスピース
34 吸入弁
35 排出弁
40 係止具
50 水面
11 本体部
12 キャップ
13 貫通口
14 貫通口
15 空気吸入管
16 錘体
17 中空部
18 空気口カバー
20 吸気ホース
21 上端部
22 下端部
30 シュノーケル
31 連結部
32 通気管
33 マウスピース
34 吸入弁
35 排出弁
40 係止具
50 水面
Claims (2)
- 水面上に安定的に浮遊可能な吸気機と、前記吸気機に装着される吸気ホースと、前記吸気ホースの下端部に連結されるシュノーケルとから構成され、前記吸気機は、大容量のペットボトル容器を上下逆にした本体部と、前記本体部の内部から外部へ貫通し上方に突出して直立姿勢を保持する空気吸入管とを備えており、前記本体部の内側下部に錘体を固定しその上側に密閉された中空部を形成し、前記空気吸入管の内部に前記吸気ホースを挿通すると共に前記吸気ホースの上端部に空気口カバーを取り付けて空気流入口を形成し、前記吸気ホースは水深5m〜20m程度で使用できる耐圧ホースからなり、前記シュノーケルは吸入と排出を分離するため吸入弁と排出弁を備えていることを特徴とするダイビング用の呼吸器具。
- 請求項1に記載のダイビング用の呼吸器具を2つ備えており、前記各シュノーケルを相互に近接する位置に配置し、使用者はいずれか一方の前記シュノーケルを使用して潜水し、他方の前記シュノーケルを非常時に予備として使用可能とすることを特徴とするダイビング用の呼吸器具。
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JP2011004317U JP3170906U (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | ダイビング用の呼吸器具 |
Applications Claiming Priority (1)
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