JP3170249U - Screw repair device - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ転造やメッキ等の後処理した後のねじ素材を、正常に挟持しながら、ねじ山の打痕、メッキむら等の補修ができるねじ補修装置を提供する。【解決手段】外周面にねじ山を有していて回転可能なローラ転造ダイス2と、このローラ転造ダイス2の外周に対向配置された固定押さえ台3と、この固定押さえ台3に装着されていてローラ転造ダイス2とともにねじ素材4を弾力的に挟持する円弧状の固定押さえ部材5とを備えている。固定押さえ部材5は、ねじ素材4と接する弾性樹脂5A等を有する。【選択図】図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a screw repair device capable of repairing dents on threads, uneven plating, etc. while normally sandwiching a screw material after post-treatment such as screw rolling or plating. SOLUTION: A roller rolling die 2 having a screw thread on an outer peripheral surface and being rotatable, a fixed holding base 3 arranged to face the outer periphery of the roller rolling die 2, and being mounted on the fixed holding base 3. It is provided with an arc-shaped fixed pressing member 5 that elastically sandwiches the screw material 4 together with the roller rolling die 2. The fixed pressing member 5 has an elastic resin 5A or the like that is in contact with the screw material 4. [Selection diagram] Fig. 1
Description
本考案は、おねじのねじ山を補修するねじ補修装置に関する。 The present invention relates to a screw repair device for repairing a thread of a male screw.
ねじ山を補修可能な装置として、特許文献1に開示されているように、ローラ転造ダイとローラ転造ダイの外周に対向状に配置される円弧状の固定転造ダイとを備え、これら両転造ダイ間を円形頭部付のボルト素材が回転移動する際に、ボルト素材の軸部外周にローリング転造でねじ山を形成又はねじ山を修正加工するねじ転造装置であって、固定転造ダイ側に、常時はボルト素材の頭部外周に弾性部材を介して弾性的に当接し、ボルト素材における軸部の中心に対する頭部の偏心具合により揺動する検査レバーを揺動可能に設け、かつ、検査レバーの揺動により頭部の軸部中心に対する偏心量を検出するセンサーを設けて、このセンサーによる検出結果に基づいて良品と不良品との判別を行い、かつ、不良品については良品とは別に排除するための不良品排除手段を備えているねじ転造装置がある(実用新案登録請求の範囲)。
As an apparatus capable of repairing a thread, as disclosed in
そして、前記従来技術は、ねじ転造装置で一次転造されたねじ素材が、後工程で熱処理、メッキ等を施した際にねじ山に打痕等の凹凸傷が発生したのを、再度ねじ転造装置に通して、二次転造することによりねじ山を修正加工するようにしている。 In the prior art, when the screw material that was primarily rolled by the screw rolling device was subjected to heat treatment, plating, etc. in a subsequent process, unevenness such as a dent was generated on the screw thread. The thread is corrected by secondary rolling through a rolling device.
前記従来技術は、二次ねじ転造するローラ転造ダイスも固定転造ダイスも共に一次ねじ転造用のものと略同一であり、二次ねじ転造用両ダイスはともにねじ山の形状を刻んだ金属製ダイスでありかつそれらの間隔は不変であるため、後処理後のねじ素材のねじ山と噛み込みがずれて、ねじ素材の詰まりを生じることがあり、また、メッキむら等の修正を行うのが困難になっている。 In the prior art, both the roller rolling die for secondary screw rolling and the fixed rolling die are substantially the same as those for primary screw rolling, and both dies for secondary screw rolling have a thread shape. Since it is a chopped metal die and the distance between them is unchanged, the screw thread of the post-processed screw material and the bite may shift, causing clogging of the screw material, and correction of uneven plating etc. Has become difficult to do.
本考案は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたねじ補修装置を提供することを目的とする。
本考案は、ねじ転造やメッキ等の後処理をした後のねじ素材を、正常に挟持しながら、ねじ山の打痕、メッキむら等の補修ができるねじ補修装置を提供することを目的とする。
An object of the present invention is to provide a screw repair device that can solve such problems of the prior art.
It is an object of the present invention to provide a screw repair device capable of repairing screw dents, plating unevenness, etc. while properly holding a screw material after post-treatment such as thread rolling or plating. To do.
本考案における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
第1に、外周面にねじ山を有していて回転可能なローラ転造ダイス2と、このローラ転造ダイス2の外周に対向配置された固定押さえ台3と、この固定押さえ台3に装着されていてローラ転造ダイス2とともにねじ素材4を弾力的に挟持する円弧状の固定押さえ部材5とを備えていることを特徴とする。
Specific means for solving the problems in the present invention are as follows.
First, a roller rolling die 2 having a thread on the outer peripheral surface and rotatable, a
第2に、前記固定押さえ部材5は、ねじ素材4と接する弾性樹脂5Aで形成していることを特徴とする。
第3に、前記固定押さえ部材5は、ねじ素材4と接する硬質樹脂5Bをその背面に重合した弾性樹脂5A、又はその背面に配置した弾圧部材6でローラ転造ダイス2側に弾圧していることを特徴とする。
Second, the fixed pressing
Thirdly, the fixed pressing
本考案によれば、ねじ転造やメッキ等の後処理をした後のねじ素材4を正常に挟持しながら、ねじ山の打痕、メッキむら等の補修ができる。
即ち、請求項1に係る考案は、ローラ転造ダイス2に固定押さえ部材5でねじ素材4を弾力的に押圧して挟持するので、後処理後のねじ素材4を正常に挟持しながら、ねじ山の打痕、メッキむら等の補修ができる。
According to the present invention, it is possible to repair a screw thread dent, plating unevenness, and the like while normally holding the
That is, since the
請求項2に係る考案は、固定押さえ部材5を弾性樹脂5Aで安価にかつ簡単に形成でき
る。
請求項3に係る考案は、固定押さえ部材5を硬質樹脂5Bと弾性樹脂5A又は弾圧部材6とで安価に形成できかつ耐久性を高くできる。
In the device according to
According to the third aspect of the present invention, the fixed pressing
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、2に示す第1実施形態おいて、ねじ補修装置1Aは、回転可能なローラ転造ダイス2と、このローラ転造ダイス2の外周に対向配置された固定押さえ台3と、この固定押さえ台3に装着されている円弧状の固定押さえ部材5と、ローラ転造ダイス2と固定押さえ部材5との間にねじ素材4を連続的に供給するシュート15及びねじ供給機構7とを備えている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the
前記ローラ転造ダイス2は、外周面におねじのねじ山の形状が刻まれたダイスを、モータ等により連続的に又は間歇的に回転される回転軸8に取り付けて構成されている。図1において、ローラ転造ダイス2は反時計方向に駆動される。
前記固定押さえ台3は、ローラ転造ダイス2の外周面に沿うように円弧状に形成されていて、ねじ補修装置1Aの装置フレーム1aに装着機構9及び締結具10を介して取り付けられている。前記装着機構9は2つの押し手段9Aとその中間に配置された引き手段9Bとを有する。
The roller rolling die 2 is configured by attaching a die having a screw thread shape engraved on the outer peripheral surface thereof to a rotating
The
各押し手段9Aは装置フレーム1aに固定のホルダ11にボルト12を螺合したものであり、両押し手段9Aのボルト12はその先端が固定押さえ台3に当接されており、ボルト12を進退することにより、ローラ転造ダイス2に対する固定押さえ台3の位置を近づける方向に調整できる。
引き手段9Bはホルダ11にスタッドボルト13を挿通し、その先端を固定押さえ台3に螺合し、かつその基部側にナット14を螺合したものであり、前記ナット14を回転することにより、スタッドボルト13を介してローラ転造ダイス2に対する固定押さえ台3の位置を遠のける方向に調整できる。前記スタッドボルト13はその軸心がローラ転造ダイス2の中心を通るように配置されている。
Each pushing means 9A is formed by screwing a
The pulling means 9B is the one in which the
締結具10は固定押さえ台3を貫通して装置フレーム1aに螺合されるボルトで形成されており、固定押さえ台3の締結具10を貫通する孔はバカ孔に形成され、締結具10を弛めた状態で、前記押し手段9A及び引き手段9Bによる固定押さえ台3の位置調整が可能になる。
従って、固定押さえ台3は、締結具10による締結と、ボルト12の押し付けと、スタッドボルト13の引っ張りとにより装置フレーム1aに取り付けられ、ローラ転造ダイス2に対して一定位置に保持され、かつローラ転造ダイス2に対して遠近位置調整自在になっている。
The
Therefore, the fixed
前記シュート15は固定押さえ台3及び固定押さえ部材5の前端に配置されており、ねじ素材4のねじ部を案内する案内溝15aが形成されている。ねじ素材4は六角ボルトを例示しており、その頭部は案内溝15aから突出しており、ローラ転造ダイス2と固定押さえ部材5との間にねじ部が挟持された状態で、その頭部はローラ転造ダイス2と固定押さえ部材5の側面から突出し、その状態で転造される。
The
前記ねじ供給機構7はローラ転造ダイス2の外周面とシュート15の下端との間に形成される間隙に出退されるプッシャ16を有する。前記間隙は1本のねじ素材4が入る大きさになっている。
前記プッシャ16はスライダ17に支持され、このスライダ17は摺動台18に直線方
向摺動自在に支持され、スプリング19により突出方向に付勢されている。
The
The
摺動台18の下方には枢支軸20を介して揺動体21が設けられ、この揺動体21は先端がリンク22を介して摺動台18と連結されている。また、揺動体21には回転軸8に取り付けられたカム23と当接するカムフオロア24が設けられている。
前記カム23には180度偏位して2つのカム突起23aが形成されていて、回転軸8の1回転毎に揺動体21を2往復揺動し、プッシャ16をローラ転造ダイス2の外周面の接線方向に2往復直線移動させることができる。
A
The
揺動体21の揺動により、プッシャ16はローラ転造ダイス2の外周面とシュート15の下端との間の間隙に出退される。プッシャ16後退時にシュート15の下端からねじ素材4がローラ転造ダイス2の外周面に落下供給され、プッシャ16が進出する時に、前記供給されたねじ素材4をローラ転造ダイス2の外周面と固定押さえ部材5との間へ押し入れる。
The
固定押さえ部材5は固定押さえ台3と同じ円弧形状であって、固定押さえ台3の内周面に添設され、固定押さえ台3に固定の側面位置決め部材26と2つの端面位置決め部材27等によって取り付けられ、固定押さえ台3と一体になって装置フレーム1a及びローラ転造ダイス2に対して位置調整及び着脱ができる。
この固定押さえ部材5は、ウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の弾性を有する合成樹脂(弾性樹脂5A)で形成されており、ローラ転造ダイス2に対してねじ素材4を弾力的に押圧することにより両者の間に挟持する。また、ねじ素材4には一次転造により既にねじ山及びねじ谷が形成されているので、固定押さえ部材5は弾圧されることによりねじ谷に入り込むように変形する。
The fixed
The fixed pressing
次に、前記ねじ補修装置1Aによるねじ補修作用を説明する。
ねじ転造やメッキ等の後処理の際に打痕(凹凸傷)等が生じたねじ素材4をシュート15に入れ、ローラ転造ダイス2の外周面へ落下供給し、最下位のねじ素材4をプッシャ16でローラ転造ダイス2の外周面と固定押さえ部材5との間へ押し入れていくと、ローラ転造ダイス2の回転によりねじ素材4を導入し、固定押さえ部材5の弾圧によって、ねじ素材4のねじ山はローラ転造ダイス2のねじ谷に噛合していき、ねじ素材4のねじ谷を埋めるように固定押さえ部材5が弾性変形する。
Next, the screw repair action by the
The
そして、ねじ素材4のねじ山は、固定押さえ部材5の弾圧力でローラ転造ダイス2のねじ山に弾力的に押圧されることにより、打痕は正規のねじ山形状に転造補修され、メッキむらは押し動かされて均平補修される。また、ローラ転造ダイス2のねじ谷へのねじ素材4のねじ山の噛み込みが悪くても、固定押さえ部材5が弾性変形することによりねじ素材4を逃がし、かつねじ山が正常な噛み込みになるようにねじ素材4を押し動かす。
Then, the thread of the
なお、第1実施形態においては、固定押さえ部材5に予めねじ素材4のねじ谷に螺合するねじ山を形成しておいてもよい。その場合は、固定押さえ部材5は弾性変形するので、ねじ山の高さをねじ素材4のねじ山より低くしておくことが好ましい。
図3、4に示す第2実施形態おいて、ねじ補修装置1Bの固定押さえ部材5は2層構造になっており、ねじ素材4と接する硬質樹脂5Bとその背面に重合した弾性樹脂5Aで形成されている。
In the first embodiment, the fixed pressing
In the second embodiment shown in FIGS. 3 and 4, the
前記弾性樹脂5Aは第1実施形態の固定押さえ部材5と同様な又はより弾性のあるウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成され、硬質樹脂5Bは弾性樹脂5Aより硬質でかつ耐久性のあるポリスチレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成されている。
この第2実施形態では、ねじ素材4との接触を硬質樹脂5Bが担当して耐久性を向上し、硬質樹脂5Bをねじ素材4に弾圧する役目を弾性樹脂5Aが担当している。
The
In the second embodiment, the
そして、ねじ素材4のねじ山は、固定押さえ部材5の硬質樹脂5Bの弾圧力でローラ転造ダイス2のねじ山に弾力的に押圧されることにより、打痕は正規のねじ山形状に転造補修され、メッキむらは押し動かされて均平補修される。また、ローラ転造ダイス2のねじ谷へのねじ素材4のねじ山の噛み込みが悪くても、固定押さえ部材5の弾性樹脂5Aが弾性変形することによりねじ素材4を逃がし、かつねじ山が正常な噛み込みになるようにね
じ素材4を押し動かす。
Then, the thread of the
図5、6に示す第3実施形態おいて、ねじ補修装置1Cの固定押さえ部材5はねじ素材4と接する硬質樹脂5Bとその背面に配置した2つの弾圧部材6で形成されている。
前記硬質樹脂5Bは、第2実施形態の固定押さえ部材5の硬質樹脂5Bと同様な、硬質でかつ耐久性のあるポリスチレン、ABS樹脂等の合成樹脂で形成され、弾圧部材6は固定押さえ台3内に挿入されたコイルスプリングで形成されている。
In the third embodiment shown in FIGS. 5 and 6, the
The
この第3実施形態では、ねじ素材4との接触を硬質樹脂5Bが担当して耐久性を向上し、硬質樹脂5Bをねじ素材4に弾圧する役目を2つの弾圧部材6が担当しており、弾圧部材6で硬質樹脂5Bをねじ素材4に弾圧し、それによってねじ素材4をローラ転造ダイス2のねじ山に押圧することにより、ねじ素材4の打痕は転造補修され、メッキむらは均平補修される。ローラ転造ダイス2のねじ谷へねじ素材4のねじ山が詰まることなく噛み込まれる。
In the third embodiment, the
なお、前記第2、第3実施形態においても、固定押さえ部材5の硬質樹脂5Bに予めねじ素材4のねじ谷に螺合するねじ山を形成しておいてもよい。
前記第1〜第3実施形態において、後処理前の一次ねじ転造したねじ、後処理をしないねじ等の凹凸傷の補修にも使用することができ、固定押さえ部材5がねじ素材4のねじ谷に入り込むことによっても、メッキむらの均平補修はできる。
In the second and third embodiments, the
In the first to third embodiments, the screw can be used for repairing uneven scratches such as a primary thread rolled screw before post-processing and a screw not post-processed. You can also repair the plating unevenness by entering the valley.
前記第1〜第3実施形態の固定押さえ部材5は、ねじ素材4と接する面を、ねじ素材4噛み込み方向前端(シュート15)側から後端にかけて、硬度を次第に高くなるように形成してもよい。
前記第3実施形態の固定押さえ部材5は、コイルスプリングの代わりに、硬質樹脂5Bと固定押さえ台3との間に板バネを入れて弾圧部材6としてもよい。
The fixing
The fixed
1 ねじ補修装置
2 ローラ転造ダイス
3 固定押さえ台
4 ねじ素材
5 固定押さえ部材
5A 弾性樹脂
5B 硬質樹脂
6 弾圧部材
7 ねじ供給機構
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003665U JP3170249U (en) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | Screw repair device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003665U JP3170249U (en) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | Screw repair device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170249U true JP3170249U (en) | 2011-09-08 |
Family
ID=78223635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011003665U Expired - Lifetime JP3170249U (en) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | Screw repair device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170249U (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017503345A (en) * | 2013-12-18 | 2017-01-26 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司Multidimension Technology Co., Ltd. | Non-contact linear potentiometer |
-
2011
- 2011-06-28 JP JP2011003665U patent/JP3170249U/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017503345A (en) * | 2013-12-18 | 2017-01-26 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司Multidimension Technology Co., Ltd. | Non-contact linear potentiometer |
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