JP3170175U - 押しボタン付き携帯電話、スマートフォン用保護ケース - Google Patents

Abstract

【課題】押しボタンを操作できるボタン部品を有し、保護ケース保管時に、前記ボタン部品の外れ、紛失を防ぐことのできる携帯電話、スマートフォン用の保護ケースを提供する。
【解決手段】保護ケース本体１に穴を空け、そこにその両端部４、５間部分の断面の大きさが穴よりも小さく、前記両端部４、５間部分の長さが保護ケース１における穴が空けられた部分の厚みより長く、また前記両端部分４、５が穴に引っ掛るように作られたボタン部品３を圧入することで、前記両端部４、５間部分の長さと保護ケース本体１における前記部分の厚みの差をストロークとして、ボタン部品３が保護ケース本体１の内外に動くことを可能にし、これにより使用者がボタン部品３を押すことで、携帯電話、スマートフォンの押しボタン７の操作を可能とする。
【選択図】図３

Description

本考案は、取り外し困難な押しボタンを設けた、携帯電話、スマートフォン用保護ケースに関するものである。

技術背景

従来、携帯電話、スマートフォン用保護ケースには、携帯電話、スマートフォン本体の押しボタンを操作するため、保護ケース装着時に押しボタンが来る保護ケースの箇所を空けていたり、または保護ケースの前記箇所に穴を空け、外側からは取り外せないように引っ掛りを設けたボタン部品を保護ケース内側からその穴へ差し込み、携帯電話、スマートフォンに保護ケースを装着している時には、前記ボタン部品を押すことにより携帯電話、スマートフォン本体の押しボタンを押すという機構が一般的であった。

これらには次のような欠点があった。携帯電話、スマートフォンの押しボタンが来る箇所を空けた保護ケースの場合、外部からのゴミ、埃、汚れが携帯電話、スマートフォン本体の押しボタンやその隙間、その周辺に付いてしまったり、または外部から衝撃が加えられた際には、緩衝するものが無いため、携帯電話、スマートフォン本体の押しボタンやその周辺が直接に衝撃を受け、携帯電話、スマートフォンの外観に傷を与えてしまったり、携帯電話、スマートフォンの機能に支障を与える恐れがあった。また、保護ケースに空けた穴に引っ掛り付きのボタン部品をケース内側から差し込み、それによって携帯電話、スマートフォン本体の押しボタンを押すという機構の場合は、携帯電話、スマートフォンを保護ケースから取り外している状態時に、そのボタン部品がケース内側へ容易に外れてしまい、時には紛失してしまう恐れがあり、また、携帯電話、スマートフォンに保護ケースを装着する際には、そのボタン部品がちゃんと保護ケースの穴に収まっているかどうか確認する必要があり、取り扱いが面倒であった。
本考案は、これらのことを解決するものである。

本考案は、保護ケース本体（１）に穴（２）を空け、そこに両端部分（４）（５）が穴（２）に引っ掛るよう作られたボタン部品（３）を圧入し、ボタン部品（３）が保護ケース（１）の外側にも内側にも外れないようにすることで上記課題を解決するものである。

本考案により、保護ケース装着時において、携帯電話、スマートフォンの押しボタンの容易な操作を可能にしながら、携帯電話、スマートフォンの押しボタンとその周辺をゴミ、埃、汚れから保護し、外部からの衝撃を緩衝でき、また、携帯電話、スマートフォンを保護ケースから取り外している状態時においては、保護ケースのボタン部品が保護ケースから外れることを防ぐことができる。

ボタン部品を保護ケース本体に圧入する前のそれぞれの断面図である。 ボタン部品を保護ケース本体に圧入した際の断面図である。 本考案の保護ケースに携帯電話、スマートフォンを装着した時の断面図である。 本考案の保護ケースのボタン部品を押して、携帯電話、スマートフォンの押しボタンを操作したときの断面図である。

以下、本考案を実施するための形態について図１から図４を用いて説明する。本考案の保護ケースの一例を示す図１において、（１）は保護ケース本体の一例を示し、その連続している面に空けられた穴の一例を（２）で示す。その穴（２）に圧入するボタン部品の一例を（３）で示し、ボタン部品（３）を保護ケース本体（１）に圧入した際に外側に来る端部部分の一例を（４）で示し、内側に来る端部部分の一例を（５）で示す。

本考案の形態は、保護ケース本体（１）に空けられた穴（２）に、その両端部分（４）（５）が穴（２）の形状より大きい形状をしているボタン部品（３）を圧入することにより成り立ち、その圧入後の形態を図２で示す。

図３及び図４は、携帯電話、スマートフォンに本保護ケースを装着し、使用した一例であり、本考案の保護ケースによって保護しようとする携帯電話、スマートフォンの一例を（６）で示し、本考案の保護ケース装着時に操作しようとする携帯電話、スマートフォンの押しボタンの一例を（７）で示す。

本考案の保護ケースの大きさ、形状については、保護しようとする携帯電話、スマートフォンの大きさ、形状によって変化する。また、保護ケース本体（１）に空けられる穴（２）の位置、大きさと形状についても、本考案の保護ケースを装着した状態時に操作しようとする携帯電話、スマートフォンの押しボタン（７）の位置、大きさと形状によって変化し、また、ボタン部品（３）の端部部分（４）（５）の大きさと形状については、穴（２）の口に引っ掛るに十分である限り、その大きさと形状を問わない。

素材については圧入を可能にするため、保護ケース本体（１）よりボタン部品（３）の方が硬度が高くなるよう素材を選択採用し、保護ケース本体（１）の素材についても、圧入後に元の形状に復元できる程度の弾力性がある素材を選択採用する。

ボタン部品（３）の両端部（４）（５）間部分については、断面形状を穴（２）よりも小さくし、また、その長さを保護ケース本体（１）における穴（２）が空けられた部分の厚みより長くし、その長さの差をストロークとして、ボタン部品（３）は保護ケース本体（１）の内外に動くことになる。

図３のように、前記ストロークが保護ケース本体（１）の外側に現れるような位置関係にボタン部品（３）がある時に、保護しようとする携帯電話、スマートフォン（６）に保護ケースを装着する。装着した際、ボタン部品内側端部（５）と携帯電話、スマートフォンの押しボタン（７）との間に生じる隙間は、前記ストロークより十分小さく、接している程度が望ましい。そして、使用者が携帯電話、スマートフォンの押しボタン（７）を操作しようとする際には、ボタン部品外側端部（４）を保護ケース（１）の内側へ前記ストローク分だけ押すことで、図４のようにボタン部品内側端部（５）が、押そうとしている携帯電話、スマートフォンの押しボタン（７）を押すことになり、これによって携帯電話、スマートフォン（６）の操作を可能にする。

１ 保護ケース本体
２ 穴
３ ボタン部品
４ ボタン部品外側端部
５ ボタン部品内側端部
６ 携帯電話、スマートフォン
７ 携帯電話、スマートフォンの押しボタン

Claims (1)

1. 保護ケース本体（１）に空いた穴（２）に圧入され、その穴（２）より少し大きい形状をした両端部分（４）（５）を引っ掛りとして保護ケース本体（１）の内外へ動くことで、携帯電話、スマートフォン（６）の押しボタン（７）を押すことのできるボタン部品（３）を有した携帯電話、スマートフォン用保護ケース。

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