JP3169972U - 飲料製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料に加えられる泡立ちミルクの泡をきめ細かくできると共に、泡立ちミルクをカップ等に速やかに供給することができ、構造が簡単で、ミルク供給管の先端部分の洗浄等が容易な飲料作成装置を提供すること。【解決手段】泡立ちミルクを供給するミルク供給管7の先端部に、両端が開口する筒状のキャップ8を着脱可能に装着し、キャップ8の内部に、キャップ8の流路の一側部のみをミルク注出口9として残して閉鎖するミルク遮断板11を着脱可能に設置してある。【選択図】図1
Description
本考案は、泡立ちミルクを加えたカプチーノ、ココア等の飲料を製造する飲料製造装置に関する。
コーヒー豆から抽出した熱いコーヒーと、必要に応じて、ミルクに蒸気と空気を混合して泡立てた熱い泡立ちミルクとを、それぞれ個別にカップ等へ供給するコーヒー製造装置が知られている。
ところが、このようなコーヒー製造装置で供給される泡立ちミルクは、ミルクを手作業で長時間攪拌したものに比べて泡が粗く不均一になりやすい。このため、カプチーノ等のコーヒー飲料の見かけが悪くなって、口当たりも滑らかではない。
ところが、このようなコーヒー製造装置で供給される泡立ちミルクは、ミルクを手作業で長時間攪拌したものに比べて泡が粗く不均一になりやすい。このため、カプチーノ等のコーヒー飲料の見かけが悪くなって、口当たりも滑らかではない。
そこで、従来、ミルク注出口に臨んで、複数の小孔を有する板をミルクの流路を横切るように装着した飲料製造装置が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
これら従来の飲料製造装置によれば、板の小孔を通過できる細かい泡のみが供給されるため、泡立ちミルクの泡がきめ細かく均一となる。
しかし、上記従来の飲料製造装置は、泡立ちミルクが小孔を通過するので目詰まりを起こしやすく、しかも、目詰まりを起こした場合等には分解・洗浄が面倒であった。また、泡立ちミルクが小孔を通して供給されるため、所定分量の泡立ちミルクがカップ等に落下するのに時間がかかった。
これら従来の飲料製造装置によれば、板の小孔を通過できる細かい泡のみが供給されるため、泡立ちミルクの泡がきめ細かく均一となる。
しかし、上記従来の飲料製造装置は、泡立ちミルクが小孔を通過するので目詰まりを起こしやすく、しかも、目詰まりを起こした場合等には分解・洗浄が面倒であった。また、泡立ちミルクが小孔を通して供給されるため、所定分量の泡立ちミルクがカップ等に落下するのに時間がかかった。
本考案が解決しようとする課題は、飲料に加えられる泡立ちミルクの泡をきめ細かくできると共に、泡立ちミルクをカップ等に速やかに供給することができ、構造が簡単で、ミルク供給管の先端部分の洗浄等が容易な飲料作成装置を提供することにある。
本考案は、ミルク供給管を通して泡立ちミルクを供給する泡立て装置を備えた飲料製造装置に関し、上記課題を解決するために、両端が開口する筒状のキャップを前記ミルク供給管の先端部に着脱可能に装着し、前記キャップの内部に、該キャップの流路の一側部のみをミルク注出口として残して閉鎖する平板状のミルク遮断板を着脱可能に設置してある。
前記キャップの先端開口部の周縁に沿って内側へ張り出して形成された張り出し片と、前記キャップの内面に弾性圧着するグリップリングとによって前記ミルク遮断板を挟んで支持してもよい。
前記張り出し片の内周面に、先端に近付くほど小径となるよう傾斜したテーパー面を形成するとよい。
前記キャップの先端開口部の周縁に沿って内側へ張り出して形成された張り出し片と、前記キャップの内面に弾性圧着するグリップリングとによって前記ミルク遮断板を挟んで支持してもよい。
前記張り出し片の内周面に、先端に近付くほど小径となるよう傾斜したテーパー面を形成するとよい。
請求項1に係る考案によれば、ミルク供給管を流れる泡立ちミルクの一部が、キャップの一側部に形成されたミルク注出口から排出され、他の部分がミルク遮断板に衝突して流れが遮られるので、ミルクの流れの一側部と他部との間に大きな流速の差が生じ、このため、キャップ内に激しい対流が発生して泡立ちミルクが撹拌され、この結果、ミルク注出口から供給される泡立ちミルクの泡が細かくなって、製造される飲料の外観及び口当たりが良くなる。
また、ミルク遮断板は、平板の一側部を切除した簡単な構造であり、このミルク遮断板をキャップの内部に装着するだけで、泡立ちミルクの撹拌機能を有するキャップとすることができる。
さらに、キャップの一側部が閉鎖されずにミルク注出口として開口しているので、小孔を通して泡立ちミルクを供給するものに比べて目詰まりを起こしにくく、短時間で泡立ちミルクを供給することが可能である。
また、ミルク遮断板は、平板の一側部を切除した簡単な構造であり、このミルク遮断板をキャップの内部に装着するだけで、泡立ちミルクの撹拌機能を有するキャップとすることができる。
さらに、キャップの一側部が閉鎖されずにミルク注出口として開口しているので、小孔を通して泡立ちミルクを供給するものに比べて目詰まりを起こしにくく、短時間で泡立ちミルクを供給することが可能である。
請求項2に係る考案によれば、ミルク供給管からキャップを取り外し、キャップからグリップリングを抜き出すだけで、簡単にキャップ及びその内部の部材を分解することができるため、洗浄等のメインテナンスが容易である。
請求項3に係る考案によれば、偏心した位置に形成されたミルク注出口から泡立ちミルクが排出されるが、張り出し片の内周面に案内されて中心寄りに集められるので、キャップをどのような向きでミルク供給管に取り付けても、ミルク注出口の中心部分から泡立ちミルクを供給することができる。
請求項3に係る考案によれば、偏心した位置に形成されたミルク注出口から泡立ちミルクが排出されるが、張り出し片の内周面に案内されて中心寄りに集められるので、キャップをどのような向きでミルク供給管に取り付けても、ミルク注出口の中心部分から泡立ちミルクを供給することができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図4に示すように、本考案の飲料製造装置1は、ケース2の内部に、図示しないコーヒー抽出装置及び泡立て装置を収納して構成される。
ケース2の外面には、コーヒーの種類を選択して注出操作を行う操作ボタン3が設けられると共に、コーヒーカップを載せるための受け台4が張り出される。
また、受け台4の上方に、コーヒー抽出装置から延びる複数のコーヒー供給管5,6と、泡立て装置から延びるミルク供給管7が、その開口した先端を下に向けて設けられている。
図4に示すように、本考案の飲料製造装置1は、ケース2の内部に、図示しないコーヒー抽出装置及び泡立て装置を収納して構成される。
ケース2の外面には、コーヒーの種類を選択して注出操作を行う操作ボタン3が設けられると共に、コーヒーカップを載せるための受け台4が張り出される。
また、受け台4の上方に、コーヒー抽出装置から延びる複数のコーヒー供給管5,6と、泡立て装置から延びるミルク供給管7が、その開口した先端を下に向けて設けられている。
コーヒー注出装置は、複数種類のコーヒー粉に熱湯を注いでそれぞれコーヒー液を抽出し、操作ボタン3での操作に応じたコーヒー液を、コーヒー供給管5,6を通して受け台4に載せたコーヒーカップへ供給することができるようになっている。
泡立て装置は、ミルクに蒸気及び空気を混合して、蒸気の熱で適宜温度に加熱された泡立ちミルクを製造する装置であって、操作ボタン3で泡立ちミルクが必要な飲料が選択された場合に、ミルク供給管7を通してコーヒーカップへ泡立ちミルクを供給するようになっている。
泡立て装置は、ミルクに蒸気及び空気を混合して、蒸気の熱で適宜温度に加熱された泡立ちミルクを製造する装置であって、操作ボタン3で泡立ちミルクが必要な飲料が選択された場合に、ミルク供給管7を通してコーヒーカップへ泡立ちミルクを供給するようになっている。
図1及び図2に示すように、ミルク供給管7の先端部(下端部)には、両端が開口した筒状のキャップ8が着脱可能に装着される。
キャップ8は、ステンレス等の錆びにくい金属を素材とし、その先端開口部(下端開口部)の周縁に沿って、内側へ張り出す張り出し片10が一体に形成される。張り出し片10の内周面には、先端に近づくほど小径となるよう傾斜したテーパー面13が形成されている。
キャップ8は、ステンレス等の錆びにくい金属を素材とし、その先端開口部(下端開口部)の周縁に沿って、内側へ張り出す張り出し片10が一体に形成される。張り出し片10の内周面には、先端に近づくほど小径となるよう傾斜したテーパー面13が形成されている。
キャップ8の内部には平板状のミルク遮断板11が、張り出し片10に載せた状態で着脱可能に装着される。
ミルク遮断板11は、キャップ8と同様に錆びにくい金属を素材とし、キャップ8の内径と同じ外径を有する円板の一側部を、弦に沿って切除した形状をなす。そして、ミルク遮断板11を張り出し片10に載せて装着すると、図3に示すように、キャップ8の流路は、その一側部のみをミルク注出口9として残して閉鎖される。
なお、ミルク注出口9の面積は、先端開口部の面積の1/4〜1/3程度とするのが望ましい。
ミルク遮断板11は、キャップ8と同様に錆びにくい金属を素材とし、キャップ8の内径と同じ外径を有する円板の一側部を、弦に沿って切除した形状をなす。そして、ミルク遮断板11を張り出し片10に載せて装着すると、図3に示すように、キャップ8の流路は、その一側部のみをミルク注出口9として残して閉鎖される。
なお、ミルク注出口9の面積は、先端開口部の面積の1/4〜1/3程度とするのが望ましい。
図1に示すように、キャップ8の内部において、ミルク遮断板11の奥側にはグリップリング12が着脱可能に装着される。
グリップリング12は、円環の一部が切除されたC形のものであって、常態では、キャップ8の内径より僅かに大きい外径を有する。
そして、基端側からキャップ8の内部に挿入したミルク遮断板11を張り出し片10に載せ、さらに、押し縮めたグリップリング12を基端側からキャップ8内へ挿入し、ミルク遮断板11に接した後でグリップリング12を解放すると、グリップリング12がキャップ8の内面に弾性圧着し、グリップリング12と張り出し片10によってミルク遮断板11が挟まれて着脱可能に支持される(図3)。
グリップリング12は、円環の一部が切除されたC形のものであって、常態では、キャップ8の内径より僅かに大きい外径を有する。
そして、基端側からキャップ8の内部に挿入したミルク遮断板11を張り出し片10に載せ、さらに、押し縮めたグリップリング12を基端側からキャップ8内へ挿入し、ミルク遮断板11に接した後でグリップリング12を解放すると、グリップリング12がキャップ8の内面に弾性圧着し、グリップリング12と張り出し片10によってミルク遮断板11が挟まれて着脱可能に支持される(図3)。
ミルク供給管7から泡立ちミルクを供給すると、キャップ8内に流入した泡立ちミルクの一部はミルク注出口9から流出するが、大部分はミルク遮断板11に衝突してキャップ8の内部に対流が発生し、泡立ちミルクがよく撹拌されて、ミルク注出口9から供給される泡立ちミルクの泡が細かくなり、この結果、製造される飲料の体裁が良く、口当たりも滑らかになる。
また、キャップ8をミルク供給管7から取り外し、グリップリング12をキャップ8の基端側から抜き取れば、簡単にミルク遮断板11を取りだすことができるので、容易に各部品を洗浄できる。
また、キャップ8をミルク供給管7から取り外し、グリップリング12をキャップ8の基端側から抜き取れば、簡単にミルク遮断板11を取りだすことができるので、容易に各部品を洗浄できる。
1 飲料製造装置
2 ケース
3 操作ボタン
4 受け台
5,6 コーヒー供給管
7 ミルク供給管
8 キャップ
9 ミルク注出口
10 張り出し片
11 ミルク遮断板
12 グリップリング
13 テーパー面
2 ケース
3 操作ボタン
4 受け台
5,6 コーヒー供給管
7 ミルク供給管
8 キャップ
9 ミルク注出口
10 張り出し片
11 ミルク遮断板
12 グリップリング
13 テーパー面
Claims (3)
- ミルク供給管を通して泡立ちミルクを供給する泡立て装置を備えた飲料製造装置において、両端が開口した筒状のキャップを前記ミルク供給管の先端部に着脱可能に装着し、前記キャップの内部に、該キャップの流路の一側部のみをミルク注出口として残して閉鎖するミルク遮断板を着脱可能に設置したことを特徴とする飲料製造装置。
- 前記キャップの先端開口部の周縁に沿って内側へ張り出して形成された張り出し片と、前記キャップの内面に弾性圧着するグリップリングとによって前記ミルク遮断板を挟んで支持した請求項1に記載の飲料製造装置。
- 前記張り出し片の内周面に、先端に近付くほど小径となるよう傾斜したテーパー面を形成した請求項1又は2に記載の飲料製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011003372U JP3169972U (ja) | 2011-06-15 | 2011-06-15 | 飲料製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011003372U JP3169972U (ja) | 2011-06-15 | 2011-06-15 | 飲料製造装置 |
Publications (1)
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JP3169972U true JP3169972U (ja) | 2011-08-25 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3169972U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102578912A (zh) * | 2012-02-28 | 2012-07-18 | 广州市拓璞电器发展有限公司 | 一种容器壳体和容器底可分离的奶泡装置 |
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2011
- 2011-06-15 JP JP2011003372U patent/JP3169972U/ja not_active Expired - Fee Related
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