JP3169340U - 手すり構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】美しい外観を有し、組立が容易で、簡素な部材を用い、環境を保護することができる手すり構造を提供する。【解決手段】手すり構造100は、フレーム1、少なくとも1つの地面支持構造2、少なくとも1つの曲げ飾り枠4及び少なくとも1つの末端部材5a,5b,5cを備える。フレーム1は、所定の厚さを有する少なくとも1つのフレームプレート11a,11b,11c,11dを有し、フレームプレート11a,11b,11c,11dにより飾り枠配置空間A1及び観賞面I1が画成される。地面支持構造2は、フレーム1の底部に接続され、少なくとも1つの固定ユニットにより、地面の所定箇所にフレーム1を位置決めする。曲げ飾り枠4は、少なくとも1つの延伸部分41が、フレームプレート11a,11b,11c,11dに接続され、飾り枠配置空間A1で、観賞面I1の水平方向I2で曲げられて延伸される。【選択図】図1

Description

本考案は、手すり構造に関し、特に、フレーム、曲げ飾り枠、末端部材及び基準飾り枠から構成され、曲げ飾り枠、末端部材又は基準飾り枠がアルミニウム鍛造品である手すり構造に関する。
従来の手すり構造は、立柱と横柱との単純な組み合わせから構成され、基本的な手すりとしての機能を有しているが、美観の点で改善の余地がある。近年、手すりの製造メーカは、消費者に好まれるように製品の見栄えを良くし、多様性を向上させるために、手すり本体に様々な装飾部材を設けている。
従来の手すりは、どのような様式のものでも、商品価値及び美観を向上させるために、多くの部材から構成されている。これらの部材は、人の手により組み合わせたり接続したりする必要があるが、部材が多いため、スループットが低く、製造速度に時間がかかる。また、従来の手すりは、小型の部品のみしか事前に成型することができないため、経験豊富な作業員でなければ一定水準に達する製品を組み立てることができない。
従来の手すり構造は、各部材を固定する作業に時間が多くかかる。また、手すりの部材が多くなるに従い、全体的に重量が非常に重くなり、建築物にかかる荷重が増す。特に、従来の手すりは、鋼鉄、鋳鉄などの重い材料を使用することが一般的であるため、建築物に対する荷重が増えたり、材料コストの変動に対応し難かったり、耐久性が好ましくないなどの問題点がある。
また、従来の手すりは、材料に鋼鉄、鋳鉄などを用いているため、成形性及び加工性が好ましくない。そのため、製造の手間がかかり、製造時間が多くかかる。
耐久性の面では、金属材料を手すりの材料として使用する際、溶融亜鉛めっき工程、金具の焼付塗装工程などをさらに行う必要があるが、環境保護及びグリーンビルディングの基準を満たすことは容易でない。
本考案の目的は、美しい外観を有し、組立が容易で、簡素な部材を用い、環境を保護することができる手すり構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、フレーム、少なくとも1つの地面支持構造、少なくとも1つの曲げ飾り枠及び少なくとも1つの末端部材を備える手すり構造であって、前記フレームは、所定の厚さを有する少なくとも1つのフレームプレートを有し、前記フレームプレートにより飾り枠配置空間及び観賞面が画成され、前記地面支持構造は、前記フレームの底部に接続され、少なくとも1つの固定ユニットにより、地面の所定箇所に前記フレームを位置決めし、前記曲げ飾り枠は、少なくとも1つの延伸部分が、前記フレームプレートに接続され、前記飾り枠配置空間で、前記観賞面の水平方向で曲げられながら延伸され、前記末端部材は、前記曲げ飾り枠に接続されることを特徴とする。
請求項2の考案では、前記曲げ飾り枠はアルミニウム鍛造の飾り枠であることを特徴とする。
請求項3の考案では、前記末端部材はアルミニウム鍛造部材であることを特徴とする。
請求項4の考案では、前記地面支持構造と前記フレームとは、はんだにより接続されることを特徴とする。
請求項5の考案では、前記曲げ飾り枠と前記フレームプレートとは、はんだにより接続されることを特徴とする。
請求項6の考案では、前記フレームプレートにより画成された前記飾り枠配置空間に配置された基準飾り枠をさらに備えることを特徴とする。
請求項7の考案では、前記基準飾り枠はアルミニウム鍛造の飾り枠であることを特徴とする。
請求項8の考案では、前記基準飾り枠と前記フレームプレートとは、はんだにより接続されることを特徴とする。
本考案の手すり構造は、以下(1)〜(3)の効果を有する。
(1)簡素な部材の組み合わせにより構成され、フレームプレート、曲げ飾り枠、末端部材、基準飾り枠を用いるだけで、見栄えの良い手すり構造を組み立てることができ、工場でも現場でも容易に組立てることができる。
(2)簡素な基準飾り枠により飾り枠配置空間が画成され、飾り枠配置空間内に一体成形したり、予め成型したり、予め組み立てられた曲げ飾り枠を配置したりすることにより、手すりを組み立てて製品を完成させることにより、小型の部品しか成型できず、経験豊富な作業員でなければ一定水準に達する製品を組み立てることができないといった従来の問題点を無くすことができる。
(3)曲げ飾り枠、末端部材又は基準飾り枠をアルミニウム鍛造部材を用いて製作することにより、軽量化し、建築物の荷重量を増やさず、材料コスト及び製造コストを減らすことができる上、材料が伸張性を有するために様々な形状に曲げることができ、環境保護及びグリーンビルディングの基準を満たすことができる(亜鉛めっき、従来の焼付塗装などが必要ない)。また、陽極酸化処理が可能であり、防食性を有し、手すりに必要な強度の要求を満たし、耐食性及び加工性に優れ、成形性が好ましく、環境を汚染せず、表面処理が施し易く、毒性、低温性及び汚染性がない。
本考案の一実施形態による手すり構造を示す斜視図である。 本考案の一実施形態による手すり構造を示す分解斜視図である。
以下、考案の実施の形態を通じて本考案を説明するが、以下の実施形態は実用新案登録請求の範囲にかかる考案を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが考案の解決手段に必須であるとは限らない。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態による手すり構造100は、フレーム1を有する。このフレーム1は、それぞれ所定の厚さdを有するフレームプレート11a,11b,11c,11dを有する。
本実施形態のフレーム1は、1対の横向きのフレームプレート11a,11bと1対の縦向きのフレームプレート11c,11dとから構成される。フレームプレート11a,11b,11c,11dにより、飾り枠配置空間A1が画成されている。飾り枠配置空間A1は、正面方向に観賞面I1が設けられ、横向きに広がる方向には、水平方向I2が設けられている。
フレーム1の底部には、少なくとも1つの地面支持構造2が接続されている。フレーム1は、地面支持構造2及び少なくとも1つの固定ユニット21により、地面の所定の箇所に位置決めされている。
少なくとも1つの基準飾り枠3は、フレームプレート11a,11b,11c,11dにより画成された飾り枠配置空間A1内に配置されている。飾り枠配置空間A1内には、基準飾り枠3とフレームプレート11a,11b,11c,11dとにより、少なくとも1対のサブ分割空間A11,A12が画成され、縦向きの基準飾り枠3以外に、横向きの基準飾り枠3aが付加的に配置されている。
少なくとも1つの曲げ飾り枠4は、飾り枠配置空間A1内に配置されている。本実施形態のフレーム1は、1対の曲げ飾り枠4を有し、各曲げ飾り枠4の少なくとも1つの延伸部分41は、基準飾り枠3と、フレームプレート11a,11b,11c,11dのうちの1つとに接続されている。延伸部分41は、飾り枠配置空間A1内のサブ分割空間A11,A12内で、観賞面I1の水平方向I2で延伸するように形成され、左右対称に曲線状に形成されている。
曲げ飾り枠4は、上述の態様だけに限定されるわけではなく、他の実施形態では、飾り枠配置空間A1内に、1つだけ配置してもよく、必ずしも左右対称又は上下対称に形成しなくともよい。
本実施形態は、曲げ飾り枠4又は基準飾り枠3,3aに接続された少なくとも1つの末端部材をさらに備える。例えば、基準飾り枠3と基準飾り枠3aとの接続部に末端部材5aを配置したり、曲げ飾り枠4の中央部に末端部材5bを配置したり、曲げ飾り枠4の末端部分に末端部材5cを配置したりしてもよいが、本考案の態様はこれらの位置だけに限定されるわけではない。
上述の基準飾り枠3及び曲げ飾り枠4のうちの少なくとも1つは、アルミニウム鍛造の飾り枠でもよい。アルミニウム鍛造材料で製作された飾り枠は、軽量で、建築物に与える負荷が小さく、材料コスト及び製造コストが低く、溶融亜鉛めっき工程が必要無い上、環境保護及びグリーンビルディングの基準(亜鉛めっき、従来の焼付塗装などが必要ない)を満たすことができる。また、伸張性を有するため、様々な形状に曲げることもできる。さらに、陽極酸化処理が可能であり、防食性を有するなどの長所がある。
以下、各部材間の接続方式を説明する。地面支持構造2とフレーム1とは、はんだHにより接続される。基準飾り枠3と何れか1つのフレームプレート11a,11b,11c,11dとは、はんだHにより接続される。曲げ飾り枠4と、基準飾り枠3と、何れか1つのフレームプレート11a,11b,11c,11dとの間は、はんだHにより接続される。当業者なら分かるように、各部材は、はんだ付けにより接続される以外に、一体成形により製作してもよい。
当該技術分野の当業者が実施できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1・・・フレーム、2・・・地面支持構造、3・・・基準飾り枠、3a・・・基準飾り枠、4・・・曲げ飾り枠、5a・・・末端部材、5b・・・末端部材、5c・・・末端部材、11a・・・フレームプレート、11b・・・フレームプレート、11c・・・フレームプレート、11d・・・フレームプレート、21・・・固定ユニット、41・・・延伸部分、100・・・手すり構造、A1・・・飾り枠配置空間、A11・・・サブ分割空間、A12・・・サブ分割空間、H・・・はんだ、I1・・・観賞面、I2・・・水平方向、d・・・厚さ。

Claims (8)

  1. フレーム、少なくとも1つの地面支持構造、少なくとも1つの曲げ飾り枠及び少なくとも1つの末端部材を備える手すり構造であって、
    前記フレームは、所定の厚さを有する少なくとも1つのフレームプレートを有し、前記フレームプレートにより飾り枠配置空間及び観賞面が画成され、
    前記地面支持構造は、前記フレームの底部に接続され、少なくとも1つの固定ユニットにより、地面の所定箇所に前記フレームを位置決めし、
    前記曲げ飾り枠は、少なくとも1つの延伸部分が、前記フレームプレートに接続され、前記飾り枠配置空間で、前記観賞面の水平方向で曲げられて延伸され、
    前記末端部材は、前記曲げ飾り枠に接続されることを特徴とする手すり構造。
  2. 前記曲げ飾り枠はアルミニウム鍛造の飾り枠であることを特徴とする請求項1に記載の手すり構造。
  3. 前記末端部材はアルミニウム鍛造部材であることを特徴とする請求項1に記載の手すり構造。
  4. 前記地面支持構造と前記フレームとは、はんだにより接続されることを特徴とする請求項1に記載の手すり構造。
  5. 前記曲げ飾り枠と前記フレームプレートとは、はんだにより接続されることを特徴とする請求項1に記載の手すり構造。
  6. 前記フレームプレートにより画成された前記飾り枠配置空間に配置された基準飾り枠をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の手すり構造。
  7. 前記基準飾り枠はアルミニウム鍛造の飾り枠であることを特徴とする請求項6に記載の手すり構造。
  8. 前記基準飾り枠と前記フレームプレートとは、はんだにより接続されることを特徴とする請求項6に記載の手すり構造。
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