JP3169203B2 - 水質センサ設置器 - Google Patents

水質センサ設置器

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JP3169203B2 JP23009195A JP23009195A JP3169203B2 JP 3169203 B2 JP3169203 B2 JP 3169203B2 JP 23009195 A JP23009195 A JP 23009195A JP 23009195 A JP23009195 A JP 23009195A JP 3169203 B2 JP3169203 B2 JP 3169203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は河川や湖沼等の水質
を検査する際に用いる水質センサを埋設するための水質
センサ設置器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、河川等の水質を検査する場合に
は、ポンプ等の採水装置によって採取した被検水に水質
センサの電極部を浸漬し、被検水のpH値,温度,濁度
等を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
場合には、採水装置が必要となるためコストが高くつく
とともに、採水装置にゴミ詰まりなどが発生して検査に
支障を来すという問題点があった。そこで、採水装置を
用いずに水質センサを河川等に直接浸漬すれば前述のよ
うな採水装置の使用による不具合を解消することができ
るが、その反面、濁流や漂流物の衝突によってセンサが
破損したり、藻類等の水性動植物がセンサの周囲に繁殖
して検知精度を低下させるという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、水質センサを河川等
に直接浸漬した場合でも、濁流や漂流物の衝突によるセ
ンサの破損や水性動植物の繁殖によるセンサの検知精度
の低下を防止することのできる水質センサ設置器を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、河川等に浸漬される水質センサを水の流出
入口を有する遮光性の容器内に収容した水質センサ設置
であって、前記容器を上下方向に延びる筒状に形成す
るとともに、容器の上端を遮蔽して下端を開口し、容器
の側面に水の流出入口を設け、前記水質センサを容器内
に圧入される保持部材によって保持し、前記保持部材
を、上下方向両端を開口した円筒形状とし、当該円筒形
状の外径を前記容器の内径よりも小さく且つその内径を
水質センサの外径よりも大きく形成し、前記保持部材と
前記容器の内面及び保持部材の内面と水質センサとの間
にそれぞれ水の流通可能な隙間を形成している。これに
より、濁流等により水流が激しくなったり、流木等の漂
流物の衝突した場合でも、容器の保護により水質センサ
の破損が防止される。また、容器内に光が侵入すること
がないので、容器内における藻類等の水性動植物の繁殖
が防止される。
【0006】また、筒状の容器内を水が円滑に流通する
とともに、容器の下端の開口により水が積極的に流出入
する。
【0007】また、水質センサが容器内に確実に保持さ
れ、水流等によって不要に振動することがない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は水質センサ設置器の側面断面
図、図2はその平面図、図3は水質センサの側面図であ
る。
【0009】この水質センサ設置器は、水質センサ1を
収容する容器2と、水質センサ1を容器2内に保持する
保持部材としてのホルダ3とから構成されている。
【0010】水質センサ1は、図3に示すように円筒状
に形成されたセンサ本体部1aの下端から複数の電極1
bを突出しており、各電極1bは通水孔を有する保護カ
バー1cによって覆われている。各電極1bはpH検出
用電極,温度検出用電極,濁度検出用電極等からなり、
センサ本体部1aには各電極1bに接続された駆動回
路,制御回路,データ記憶回路等が収容されている。ま
た、センサ本体部1aの上端からは地上のモニタ装置等
に接続されるケーブル1dが延びている。
【0011】容器2はステンレス等の金属または不透明
な塩化ビニール等の合成樹脂等、遮光性を有する材料に
よって形成され、上下方向に延びる円筒形状をなしてい
る。容器2の上端は着脱自在な遮光性の蓋2aによって
遮蔽され、下端は筒状のまま開口している。容器2は側
面に複数の孔2bを有し、各孔2bは水の流出入口をな
す。また、容器2内の下方にはホルダ3を位置決めする
ための複数のストッパ2cが設けられている。
【0012】ホルダ3は上下方向両端を開口した円筒形
状をなし、その外径は容器2の内径よりも小さく、その
内径は水質センサ1の外径よりも大きく形成されてい
る。即ち、ホルダ3と容器2の内面及びホルダ3の内面
と水質センサ1との間には、それぞれ水の流通可能な隙
間が形成されている。ホルダ3の内周面には水質センサ
1の外周面に当接する複数のセンサ保持片3aが設けら
れ、各センサ保持片3aによって水質センサ1がホルダ
3内の中央に保持されている。この場合、水質センサ1
は、例えば水質センサ1の周面に各センサ保持片3aの
嵌合する微小凹部を設けることによってホルダ3に固定
することができる。ホルダ3の外周面には容器2の内周
面に当接する複数のホルダ保持片3bが設けられ、各ホ
ルダ保持片3bによってホルダ3が容器2内の中央に保
持されている。この場合、各ホルダ保持片3bは容器2
の内周面に圧接するように形成されており、ホルダ3は
容器2内に圧入されることによって容器2内の下部に保
持されている。その際、ホルダ3は蓋1aを外した容器
2の上端から挿入され、各ストッパ2cに当接するまで
挿入することにより位置決めされる。また、水質センサ
1のケーブル1dは容器2の蓋1aを貫通して外部に延
びている。尚、各センサ保持片3a及び各ホルダ保持片
3bは水の流通を妨げないように薄い板状に形成され、
ボルトやナット等によってホルダ3に締結されたり、或
いは合成樹脂等で形成した場合にはホルダ3と一体に設
けることも可能である。
【0013】以上のように構成された水質センサ設置器
は、図1に示すように河川水Aに容器2の各孔2bが水
没するように設置される。これにより、河川水Aは各孔
2bを介して容器2内に流入し、水質センサ1の周囲を
流通した後、容器2の下端から流出する。その際、河川
水Aにおける上層と下層との流速の差によっては、河川
水Aが容器2の下端から流入して各孔2bから流出する
場合もある。尚、本装置を橋桁等に設置する場合には容
器2を河川水面に対してほぼ垂直に、土手等から延長し
て設置する場合には容器2を斜めにするのが好ましい。
【0014】本装置においては水質センサ1が容器2内
に収容されているため、濁流等により水流が激しくなっ
たり、流木等の漂流物の衝突した場合でも、容器2の保
護により水質センサ1の破損が防止される。また、容器
2及びその上端を遮蔽する蓋2aが遮光性を有すること
から、容器2内に光が侵入することがなく、容器2内に
おける藻類等の水性動植物の繁殖が阻止される。更に、
円筒状に形成された容器2内を水が円滑に流通するとと
もに、容器2の下端の開口により、容器2内で水が滞留
することがなく積極的に流出入する。また、水質センサ
1は容器2内に圧入されたホルダ3によって容器2内に
確実に保持されることから、水流等によって不要に振動
することがない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水質セン
サ設置器によれば、水質センサを河川等に直接浸漬した
場合でも、濁流や漂流物の衝突によるセンサの破損や水
性動植物の繁殖によるセンサの検知精度の低下を確実に
防止することができるので、採水装置の設備が不要とな
り、ゴミ詰まりなどの支障のない低コストな水質監視シ
ステムを実現することができる。
【0016】また、容器内に水を円滑に流通させること
ができ、しかも容器内に水を滞留させることなく積極的
に流出入させることができるので、水質センサに常に外
部と同等の水を検知させることができる。
【0017】また、水質センサを容器内に確実に保持す
ることができるので、容器内の水流等によって水質セン
サが不要に振動することがなく、水質センサを常に良好
な状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す水質センサ設置器の
側面断面図
【図2】水質センサ設置器の平面図
【図3】水質センサの側面図
【符号の説明】
1…水質センサ、2…容器、2b…孔、3…ホルダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−210566(JP,A) 実開 昭60−13454(JP,U) 実開 昭57−86451(JP,U) 実開 平5−19958(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/18 106

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川等に浸漬される水質センサを水の流
    出入口を有する遮光性の容器内に収容した水質センサ設
    置器であって、 前記容器を上下方向に延びる筒状に形成するとともに、
    容器の上端を遮蔽して下端を開口し、容器の側面に水の
    流出入口を設け、 前記水質センサを容器内に圧入される保持部材によって
    保持し、 前記保持部材を、上下方向両端を開口した円筒形状と
    し、当該円筒形状の外径を前記容器の内径よりも小さく
    且つその内径を水質センサの外径よりも大きく形成し、 前記保持部材と前記容器の内面及び保持部材の内面と水
    質センサとの間にそれぞれ水の流通可能な隙間を形成し
    ことを特徴とする水質センサ設置器。
JP23009195A 1995-09-07 1995-09-07 水質センサ設置器 Expired - Lifetime JP3169203B2 (ja)

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