JP3168580U - Gfciコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置 - Google Patents
Gfciコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】回路誤接続時において、給電を停止し、安全を保障するGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置を提供する。【解決手段】コイル20、移動棒21および二つの磁性デバイス22、23を含む。コイル20は、筒部200を有する。移動棒21は、筒部200内で可動するように挿着され、コイル20の発生する電流の方向により、筒部200内で移動する。二つの磁性デバイス22、23は、移動棒21を両側の端部にそれぞれ位置し、移動棒21が移動して来ると吸引する。移動棒21は、導接部251に連接し、導接部251と第2の導接部252とは相対し、両者が接触しているか否かにより給電判断が行なわれる。誤接続された場合、コイル20が相反する方向の電流を感知し、移動棒21をもう一つの磁性デバイス23側へ移動させ、第1の導接部251を第2の導接部252から離脱させ、電気を遮断する。【選択図】図6
Description
本考案は、コンセントに関し、特に、GFCIコンセントに用いられ、誤接続を探知する回路誤接続反起動装置に関する。
GFCIコンセントは、漏電防止接地コンセントで、家庭内で漏電を防ぐ実用的な電子製品である。保護効果が絶大なため、一部の欧米の国々では取り付けが強制的に行なわれている。例えば、北米では、各家庭はGFCIコンセントを五つ取り付けることが法律で定められている。取り付けが義務化されているのは、湿度が高く、電気製品が集中する浴室やキッチン、漏電が起きやすい場所などである。米国のNECでは、GFCIコンセントにテストボタンおよびリセットボタンを必ず装着している。テストボタンは、GFCIコンセントが正常に稼動しているか否か検査し、リセットボタンは、GFCIコンセントの電源を起動させ、電流の安全を確認するのに用いられる。それ以外に、GFCIコンセントは、回路誤接続時における反起動装置を備えている。これは、誤接続などの不適切な接続時において、給電を停止し、安全を保障するものである。
本考案の目的は、回路誤接続時において、給電を停止し、安全を保障するGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、GFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置を提供する。本考案のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置は、コイル、移動棒および二つの磁性デバイスを含む。コイルは、筒部を有する。移動棒は、筒部内で可動するように挿着され、コイルの発生する電流の方向により、筒部内で移動する。二つの磁性デバイスは、移動棒を両側の端部にそれぞれ位置し、移動棒が移動して来ると吸引する。移動棒は、導接部に連接し、導接部と第2の導接部とは相対し、両者が接触しているか否かにより給電判断が行なわれ、誤接続された場合、コイルが相反する方向の電流を感知し、移動棒をもう一つの磁性デバイス側へ移動させ、第1の導接部を第2の導接部から離脱させ、電気を遮断する。
本考案は下記の特徴を有する。
(1)筒部を有するコイルと、
前記筒部内で可動するように挿着され、前記コイルの発生する電流の方向により、前記筒部内で移動する移動棒と、
前記移動棒の両側の端部にそれぞれ位置し、前記移動棒が移動して来ると吸引する二つの磁性デバイスと、を有し、前記移動棒は導接部に連接し、前記導接部と第2の導接部とは相対し、両者が接触しているか否かにより給電判断が行なわれ、誤接続された場合、前記コイルが相反する方向の電流を感知し、前記移動棒を前記もう一つの磁性デバイス側へ移動させ、前記第1の導接部を前記第2の導接部から離脱させ、電気を遮断することを特徴とするGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(2)前記移動棒は、第1の導接部に嵌合して連接する環状溝を一方の端部に設けていることを特徴とする(1)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(3)リセット棒を下端に連接し、前記リセット棒は嵌合孔を有する位置決め片上に可動するように嵌設され、前記リセット棒の末端がスイッチに接触し、前記スイッチが押されると、前記スイッチは前記コイルに順電流を提供するのを許容し、前記移動棒が前記もう一つの磁性デバイス側へ移動し、吸引されると、前記第1の導接部と前記第2の導接部とが接触するリセットボタンを、さらに備えることを特徴とする(1)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(4)前記リセット棒は、大きめの第1の外径部および小さめの第2の外径部を有し、前記位置決め片は前記第1の導接部に連接し、前記リセットボタンが押されると、前記位置決め片および前記第1の導接部は移動し、前記第2の外径部が前記嵌合孔内に位置し、前記第1の外径部は前記嵌合孔に押させられ、前記セットボタンは元に戻らないことを特徴とする(3)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
本考案は下記の特徴を有する。
(1)筒部を有するコイルと、
前記筒部内で可動するように挿着され、前記コイルの発生する電流の方向により、前記筒部内で移動する移動棒と、
前記移動棒の両側の端部にそれぞれ位置し、前記移動棒が移動して来ると吸引する二つの磁性デバイスと、を有し、前記移動棒は導接部に連接し、前記導接部と第2の導接部とは相対し、両者が接触しているか否かにより給電判断が行なわれ、誤接続された場合、前記コイルが相反する方向の電流を感知し、前記移動棒を前記もう一つの磁性デバイス側へ移動させ、前記第1の導接部を前記第2の導接部から離脱させ、電気を遮断することを特徴とするGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(2)前記移動棒は、第1の導接部に嵌合して連接する環状溝を一方の端部に設けていることを特徴とする(1)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(3)リセット棒を下端に連接し、前記リセット棒は嵌合孔を有する位置決め片上に可動するように嵌設され、前記リセット棒の末端がスイッチに接触し、前記スイッチが押されると、前記スイッチは前記コイルに順電流を提供するのを許容し、前記移動棒が前記もう一つの磁性デバイス側へ移動し、吸引されると、前記第1の導接部と前記第2の導接部とが接触するリセットボタンを、さらに備えることを特徴とする(1)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
(4)前記リセット棒は、大きめの第1の外径部および小さめの第2の外径部を有し、前記位置決め片は前記第1の導接部に連接し、前記リセットボタンが押されると、前記位置決め片および前記第1の導接部は移動し、前記第2の外径部が前記嵌合孔内に位置し、前記第1の外径部は前記嵌合孔に押させられ、前記セットボタンは元に戻らないことを特徴とする(3)に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
本考案のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置は、誤接続された場合でも、コイルが相反する方向の電流を感知し、移動棒をもう一つの磁性デバイス側へ移動させ、第1の導接部を第2の導接部から離脱させ、電気を遮断することにより、安全を保障することができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3を参照する。図1は、本考案の一実施形態によるGFCIコンセントの内部構造を示す分解斜視図である。図2は、本考案の一実施形態によるGFCIコンセントを示す分解斜視図である。図3は、本考案の一実施形態によるGFCIコンセントを示す斜視図である。図1〜3に示すように、本考案のGFCIコンセントの回路誤接続反起動装置は、GFCIコンセントのカバ1内に設けられている。カバ1は、コンセント上蓋10、コンセント台座11からなる。反起動装置2は、コンセント上蓋10内に配置され、コンセント台座11によりコンセント上蓋10が蓋をされるとGFCIコンセント(図3を参照)になる。反起動装置2は、コイル20、移動棒21および磁性デバイス22、23を有する。
図1〜5を参照する。図4は、移動棒が磁性デバイスに吸引された状態を示す断面図である。図5は、移動棒がもう一つの磁性デバイスに吸引された状態を示す断面図である。図1〜5に示すように、コイル20は、GFCIコンセント内のコンセント回路板12上に設けられ、移動棒21が可動するように挿着される筒部200を有する。二つの磁性デバイス22、23は、筒部200の両側の端部にそれぞれ設けられている。移動棒21がコイル20内で通電し、磁力が発生すると、コイル20の発生する電流の方向により、移動棒21が筒部200内で左右に移動するように制御される(図4および図5参照)。本実施形態において、二つの磁性デバイス22、23は、磁座220、磁性デバイス固定部230によりそれぞれコンセント回路板12の回路板120上に固定され、コイル20は、回路板120うえの相対的な位置に固設されている。
図6および図7を参照する。図6は、第2図の中央部の断面図である。図7は、第4図の動作状態を示す第1の断面図である。図6および図7に示すように、移動棒21は、第2の導接部252と相対する第1の導接部251に連接している。第1の導接部251が第2の導接部252に接触する(図6参照)と、GFCIコンセントが電気を供給することができる。反対に、接触していない(図7参照)場合、電気を供給することができない。移動棒21が筒部200内で右方向または左方向への移動を行なうと、移動棒21の移動により第1の導接部251が連動し、第2の導接部252との距離が変化して接触または離脱作用が起きる。本実施形態において、移動棒21は、第1の導接部251に嵌合して連接する環状溝210を一方の端部に設けている。
GFCIコンセントが漏電などで誤接続された場合、コンセント回路板12がコイル20に対して相反する方向に瞬間電流を供給して移動棒21と磁性デバイス23とに抵抗作用を与え、移動棒21をもう一つの磁性デバイス23側へ移動させ、発生した吸引力により第1の導接部251を第2の導接部252から離脱させ、電気を遮断する。これにより、回路誤接続反起動作用が生じる。
本実施形態は、第1の導接部251と第2の導接部252とが遮電した後、再び接触して給電させるリセットボタン24をさらに設けている。リセットボタン24は、GFCIコンセント上に設けられ、下端がリセット棒240に連接している。リセット棒240は、大きめの第1の外径部241および小さめの第2の外径部242を有する。第2の外径部242は、第1の外径部241の上方に位置し、嵌合孔250を有する位置決め片25上に可動するように嵌設されている。リセット棒240は、末端がコンセント回路板12の回路板120のスイッチ121に接触している。スイッチ121は、コンセント回路板12がコイル20に順電流を提供するのを許容することができる。位置決め片25は、磁性デバイス23に隣接し、第1の導接部251に連接し、リセットボタン24が押されるかどうかにより、リセット棒240の第1の外径部241または第2の外径部242の外に位置する。移動棒21が筒部200内で右方向または左方向に移動すると、位置決め片25も第1の導接部251とともに連動して移動を行なう。これにより、リセットボタン24の戻りを制限することができる。本実施形態において、リセットボタン24は、弾性デバイス243を貫通してカバ1上のプレート13に挿着されている。リセット棒240は、コンセント上蓋10内に挿入され、底端がコンセント回路板12の回路板120に接近し(図6参照)、位置決め片25は回路板120上の磁性デバイス23の外側に設けられている。
図7〜9を参照する。図8は、第4図の動作状態を示す第2の断面図である。図9は、第4図の動作状態を示す第3の断面図である。図7〜9に示すように、遮電されたGFCIコンセントを再起動するには以下の方法を用いる。リセットボタン24を押してスイッチ121に接触させると、コンセント回路板12がコイル20に順電流を提供し、移動棒21が磁性デバイス23に対して抵抗作用を起こし、磁性デバイス22に向かって移動し、磁性デバイス22に吸引固定されることにより、第1の導接部251および第2の導接部252が再び接触する。押し付けられているリセットボタン24が放されると、弾性デバイス243の弾性作用により、リセット棒240がスイッチ121から離脱する。この際、図8に示すように、リセットボタン24が押された後、外径が小さめの第2の外径部242が嵌合孔250内に位置し、位置決め片25が移動棒21の移動にともない嵌合孔250に第2の外径部242を嵌合させる。そのため、リセットボタン24が戻ろうとすると、第1の外径部241が嵌合孔250に押させられ、戻ることができない(図9参照)。これにより、GFCIコンセントが給電状態であり、正常に稼動していることがわかる。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1 カバ
2 反起動装置
10 コンセント上蓋
11 コンセント台座
12 コンセント回路板
13 プレート
20 コイル
21 移動棒
22 磁性デバイス
23 磁性デバイス
24 リセットボタン
25 位置決め片
120 回路板
121 スイッチ
200 筒部
210 環状溝
220 磁座
230 磁性デバイス固定部
240 リセット棒
241 第1の外径部
242 第2の外径部
243 弾性デバイス
250 嵌合孔
251 第1の導接部
252 第2の導接部
2 反起動装置
10 コンセント上蓋
11 コンセント台座
12 コンセント回路板
13 プレート
20 コイル
21 移動棒
22 磁性デバイス
23 磁性デバイス
24 リセットボタン
25 位置決め片
120 回路板
121 スイッチ
200 筒部
210 環状溝
220 磁座
230 磁性デバイス固定部
240 リセット棒
241 第1の外径部
242 第2の外径部
243 弾性デバイス
250 嵌合孔
251 第1の導接部
252 第2の導接部
Claims (4)
- 筒部を有するコイルと、
前記筒部内で可動するように挿着され、前記コイルの発生する電流の方向により、前記筒部内で移動する移動棒と、
前記移動棒の両側の端部にそれぞれ位置し、前記移動棒が移動して来ると吸引する二つの磁性デバイスと、を有し、前記移動棒は導接部に連接し、前記導接部と第2の導接部とは相対し、両者が接触しているか否かにより給電判断が行なわれ、誤接続された場合、前記コイルが相反する方向の電流を感知し、前記移動棒を前記もう一つの磁性デバイス側へ移動させ、前記第1の導接部を前記第2の導接部から離脱させ、電気を遮断することを特徴とするGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。 - 前記移動棒は、第1の導接部に嵌合して連接する環状溝を一方の端部に設けていることを特徴とする請求項1に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
- リセット棒を下端に連接し、前記リセット棒は嵌合孔を有する位置決め片上に可動するように嵌設され、前記リセット棒の末端がスイッチに接触し、前記スイッチが押されると、前記スイッチは前記コイルに順電流を提供するのを許容し、前記移動棒が前記もう一つの磁性デバイス側へ移動し、吸引されると、前記第1の導接部と前記第2の導接部とが接触するリセットボタンを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
- 前記リセット棒は、大きめの第1の外径部および小さめの第2の外径部を有し、前記位置決め片は前記第1の導接部に連接し、前記リセットボタンが押されると、前記位置決め片および前記第1の導接部は移動し、前記第2の外径部が前記嵌合孔内に位置し、前記第1の外径部は前記嵌合孔に押させられ、前記セットボタンは元に戻らないことを特徴とする請求項3に記載のGFCIコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置。
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---|---|---|---|
TW099214342 | 2010-07-28 | ||
TW99214342U TWM396508U (en) | 2010-07-28 | 2010-07-28 | Loop mismatch reverse starting apparatus of magnet type GFCI socket |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3168580U true JP3168580U (ja) | 2011-06-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011001947U Expired - Fee Related JP3168580U (ja) | 2010-07-28 | 2011-04-07 | Gfciコンセントの回路誤接続時において用いられるマグネット式反起動装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3168580U (ja) |
TW (1) | TWM396508U (ja) |
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- 2010-07-28 TW TW99214342U patent/TWM396508U/zh not_active IP Right Cessation
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2011
- 2011-04-07 JP JP2011001947U patent/JP3168580U/ja not_active Expired - Fee Related
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TWM396508U (en) | 2011-01-11 |
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