JP3168362U - Control cable and control cable holding structure - Google Patents
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Abstract
【課題】アウタケーシングにインナーケーブルを摺動自在に挿通して操作力を伝達する構成のコントロールケーブルをクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける際に、コントロールケーブルをクランプの把持部で確実に把持する。【解決手段】中央下フック22は、水平部材21bのリブ21cの中央から前方の水平方向へ板状に延出するよう形成されている。また、中央下フック22の上面側には断面が円弧状の溝22aが長手方向に沿って形成され、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1の樹脂層18が形成された部分をこの溝22aに載置可能となっている。中央上フック23は、その下面が中央下フック22の上面と対向するよう配置されており、中央下フック22の溝22aに載置されるコントロールケーブル1の樹脂層18が形成された部分を上側から抑える機能を発揮する。【選択図】図3An object of the present invention is to securely attach a control cable at a gripping portion of a clamp when the control cable is configured to transmit an operating force by slidably inserting an inner cable into an outer casing while being held by the clamp. Grip to. A center lower hook 22 is formed so as to extend in a plate shape from the center of a rib 21c of a horizontal member 21b in the front horizontal direction. Further, a groove 22a having an arc-shaped cross section is formed along the longitudinal direction on the upper surface side of the central lower hook 22, and the resin layer 18 of the control cable 1 disposed along the longitudinal direction of the horizontal member 21b is formed. A portion can be placed in the groove 22a. The center upper hook 23 is disposed such that the lower surface thereof faces the upper surface of the center lower hook 22, and the portion where the resin layer 18 of the control cable 1 placed in the groove 22 a of the center lower hook 22 is formed is the upper side. Demonstrate the ability to suppress [Selection] Figure 3
Description
本考案は、アウタケーシングにインナーケーブルを摺動自在に挿通して操作力を伝達する構成のコントロールケーブルをクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける構造に関する。 The present invention relates to a structure in which an inner cable is slidably inserted into an outer casing and attached to a member to be attached while holding a control cable using a clamp.
従来より、アウタケーシングにインナーケーブルを摺動自在に挿通した構成のコントロールケーブルが知られている。このようなコントロールケーブルでは、アウタケーシングは鋼線を螺旋状に密着巻きにして形成したチューブの外周を樹脂の押出成形により形成したアウタコートで被覆し、チューブ内には樹脂製のライナーを設けている。 Conventionally, a control cable having a configuration in which an inner cable is slidably inserted into an outer casing is known. In such a control cable, the outer casing covers the outer periphery of a tube formed by closely winding a steel wire in a spiral manner with an outer coat formed by resin extrusion, and a resin liner is provided in the tube. .
また、特許文献1には、線状部材としてのコントロールケーブルをクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける際に、コントロールケーブルをクランプのU字部にて挟んで保持する点が開示されている。
しかし、上述のような特許文献1に記載の技術では、コントロールケーブルがクランプのU字部の中で回転しやすく、また、コントロールケーブルがクランプのU字部の中で長手方向にずれやすいという問題があった。
However, in the technique described in
本考案は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、アウタケーシングにインナーケーブルを摺動自在に挿通して操作力を伝達する構成のコントロールケーブルをクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける際に、コントロールケーブルをクランプの把持部で確実に把持する技術を提供することにある。 The present invention has been made in view of such problems, and the object of the present invention is to use a clamp with a control cable configured to transmit an operating force by slidably inserting an inner cable into an outer casing. It is an object of the present invention to provide a technique for securely holding a control cable with a holding portion of a clamp when attaching to a member to be attached while holding.
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るコントロールケーブルは、樹脂で形成された中空状のライナーの外側に複数本の素線を所定の方向に間隔を設けずに撚ることで設けられたストランドの外周を樹脂の押出成形により形成したアウタコートで被覆した可撓性を有するアウタケーシングにインナーケーブルを摺動自在に挿通した構成を有し、樹脂製のクランプの把持部にて把持されて被取付部材に取り付けられるコントロールケーブルであって、前記アウタケーシングの表面の少なくとも一部には樹脂層が形成され、前記アウタケーシングの前記樹脂層が形成された部分が前記クランプの前記把持部に把持されることを特徴とする。
The control cable according to
このように構成された本考案のコントロールケーブルによれば、樹脂層が形成された分だけアウタケーシングの径寸法が大きくなり、アウタケーシングの樹脂層が形成される部分を把持するクランプの把持部が撓み、把持部の反力によって当該コントロールケーブルを把持する力が大きくなる。 According to the control cable of the present invention configured as described above, the diameter dimension of the outer casing is increased by the amount of the resin layer formed, and the gripping portion of the clamp that grips the portion of the outer casing where the resin layer is formed is provided. The force for gripping the control cable is increased by the bending and the reaction force of the gripping portion.
このことにより、クランプの把持部に把持される当該コントロールケーブルが回転したり長手方向にずれたりしにくくなる。したがって、当該コントロールケーブルをクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける際に、当該コントロールケーブルをクランプのU字部で確実に保持することができる。 This makes it difficult for the control cable held by the holding part of the clamp to rotate or shift in the longitudinal direction. Therefore, when the control cable is attached to the attachment member while being held using the clamp, the control cable can be reliably held by the U-shaped portion of the clamp.
請求項2に係るコントロールケーブルは、請求項1に記載のコントロールケーブルにおいて、前記樹脂層は、前記アウタコートよりも摩擦係数が大きい材質で形成されることを特徴とする。 The control cable according to a second aspect is the control cable according to the first aspect, wherein the resin layer is formed of a material having a friction coefficient larger than that of the outer coat.
このように構成された本考案のコントロールケーブルによれば、アウタコートがクランプの把持部に直接把持される場合に比べて、クランプの把持部に把持されるコントロールケーブルが回転したり長手方向にずれたりしにくくなり、コントロールケーブルをクランプのU字部でより確実に保持することができる。 According to the control cable of the present invention configured as described above, the control cable gripped by the clamp gripping portion rotates or shifts in the longitudinal direction as compared with the case where the outer coat is gripped directly by the clamp gripping portion. The control cable can be held more securely by the U-shaped portion of the clamp.
請求項3に係るコントロールケーブルは、請求項1または請求項2の何れか1項に記載のコントロールケーブルにおいて、前記樹脂層は、樹脂製のテープ材を前記アウタケーシングの表面に巻回することで形成されることを特徴とする。 The control cable according to claim 3 is the control cable according to claim 1 or 2, wherein the resin layer is formed by winding a resin tape material around the surface of the outer casing. It is formed.
このように構成された本考案のコントロールケーブルによれば、アウタケーシングの表面に巻回するテープ材の長さ寸法を設定することで樹脂層の厚み寸法が設定されるので、製品間でのばらつきがなくなる。 According to the control cable of the present invention configured as described above, since the thickness dimension of the resin layer is set by setting the length dimension of the tape material wound around the surface of the outer casing, it varies among products. Disappears.
なお、本考案はコントロールケーブルの保持構造としても実現可能である。具体的には、請求項4に係るコントロールケーブルの保持構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコントロールケーブルを、樹脂製のクランプを用いて保持しながら被取付部材に取り付ける構造であって、前記クランプは、前記コントロールケーブルを把持する把持部を備え、前記コントロールケーブルの前記樹脂層が形成された部分が前記クランプの前記把持部に把持されることを特徴とする。
The present invention can also be realized as a control cable holding structure. Specifically, the control cable holding structure according to
以下に本考案の実施形態を図面とともに説明する。
[1.コントロールケーブル1の保持構造の説明]
本実施形態のコントロールケーブル1の保持構造は、樹脂製で可撓性を有するアウタケーシング2にインナーケーブル4を摺動自在に挿通した構成のコントロールケーブル1を樹脂製のクランプ20を用いて保持しながら被取付部材に取り付ける構造である。なお、被取付部材については図示を省略する。以下に、コントロールケーブル1、クランプ20について順に説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[1. Description of holding structure of control cable 1]
The holding structure of the
[1.1.コントロールケーブル1の構成の説明]
図1に示すように、本実施形態のコントロールケーブル1は、可撓性を有するアウタケーシング2内にインナーケーブル4が摺動自在に挿入されており、インナーケーブル4は配索経路の長さに応じて適宜の長さに形成される。以下、インナーケーブル4、アウタケーシング2の順に説明する。
[1.1. Description of the configuration of the control cable 1]
As shown in FIG. 1, in the
[1.1.1.インナーケーブル4の構成の説明]
インナーケーブル4は、硬鋼線、ステンレス線、オイルテンパー線等の多数本の素線を撚って形成されている。なお、当該インナーケーブル4については、多数本の素線を撚った構成であるワイヤロープと、ワイヤロープをポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド等の樹脂により被覆するコートを備えるよう構成してもよい。
[1.1.1. Description of the configuration of the inner cable 4]
The
[1.1.2.アウタケーシング2の構成の説明]
アウタケーシング2は、ライナー10と、ライナー10の外側に設けられたストランド12と、ストランド12を被覆するアウタコート14とを備えている。
[1.1.2. Description of configuration of outer casing 2]
The
このうちのライナー10は中空状に形成され、挿入されるインナーケーブル4との摺動抵抗を小さくするために樹脂で形成されており、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリアミド、ポリアセタール等の樹脂が用いられている。
Among these, the
また、ストランド12は、ライナー10の外周面に複数本の素線を所定の方向に間隔を設けずに撚ることで形成されている。
また、アウタコート14はストランド12の外周を樹脂の押出成形により被覆して形成されており、樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド等が用いられ、本実施形ではポリプロピレンを用いている。
Further, the
Further, the
なお、アウタコート14を形成する際には、金型内にストランド12を通すと共に、金型に溶融樹脂を注入する。溶融樹脂はストランド12とほぼ直交方向から金型に注入され、溶融樹脂は金型内でストランド12の外周に沿って流れて、ストランド12の外周を被覆する。
When the
そして、アウタケーシング2には、下地テープ16が所定回数だけ巻回されて樹脂層18が形成されている(図3(c)および図3(d)参照)。なお、本実施形態では、所望する軸方向離脱荷重および回転トルクに応じてポリ塩化ビニル(PVC)製の帯状体を下地テープ16として採用している。
In the
[1.2.クランプ20の構成の説明]
次に、コントロールケーブル1を保持しながら被取付部材に取り付けるためのクランプ20について説明する。
[1.2. Description of the configuration of the clamp 20]
Next, the
図2および図3に示すように、クランプ20は、コントロールケーブル1を保持しながら被取付部材に取り付ける樹脂製の部材であり、T字状に形成された板状部材であるクランプ本体21、コントロールケーブル1を保持するための各種フック22〜27、被取付部材に当該クランプ20を取り付けるための取付部28などから構成される。なお、本実施形ではポリアセタールを用いている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
クランプ本体21は、板状の垂直部材21aの一方の端部(上端部)に他方の水平部材21bの中央を連結した略T字状に形成されている。そして、水平部材21bの下端部には、前方に延出するリブ21cが長手方向(水平方向)に沿って形成されている。
The
中央下フック22は、水平部材21bのリブ21cの中央から前方の水平方向へ板状に延出するよう形成されている。また、中央下フック22の上面側には断面が円弧状の溝22aが長手方向に沿って形成され、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1の樹脂層18が形成された部分をこの溝22aに載置可能となっている。なお、クランプ本体21の中央下フック22と対向する部分には二つの開口部21d,21dが長手方向に並んで形成されている。
The center
中央上フック23は、水平部材21bの中央上部から前方の水平方向へ突起状に延出するよう形成されている。この中央上フック23は、その下面が中央下フック22の上面と対向するよう配置されており、中央下フック22の溝22aに載置されるコントロールケーブル1の樹脂層18が形成された部分を上側から抑える機能を発揮する。
The center
左側下フック24は、水平部材21bのリブ21cの左側部分に形成され、断面が略C字形状で上方が開口した形状を有している。なお、左側下フック24の入口の幅寸法は、コントロールケーブル1の外径寸法よりも小さく設定されている。よって、左側下フック24は、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1が上側から挿入されると、このコントロールケーブル1を内包して把持可能である。また、左側下フック24の先端は前方の斜め上方に向けて延出しており、コントロールケーブル1を内部に挿入しやくなっている。また、クランプ本体21の左側下フック24と対向する部分には開口部21eが形成されている。
The left
右側下フック25は、水平部材21bのリブ21cの右側部分に形成され、断面が略C字形状で上方が開口した形状を有している。なお、右側下フック25の入口の幅寸法は、コントロールケーブル1の外径寸法よりも小さく設定されている。よって、右側下フック25は、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1が上側から挿入されると、このコントロールケーブル1を内包して把持可能である。また、右側下フック25の先端は前方の斜め上方に向けて延出しており、コントロールケーブル1を内部に挿入しやくなっている。また、クランプ本体21の右側下フック25と対向する部分には開口部21fが形成されている。
The right
なお、左側下フック24の底面および右側下フック25の底面は、中央下フック22の溝22aが形成される上面よりも下方に位置するよう設定されており、クランプ20は、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1を3点支持によって略くの字形状に折れ曲がった状態で把持可能である(図3(c)参照)。
The bottom surface of the left
左端上フック26は、水平部材21bの左端上部から水平方向へ突起状に延出するよう形成されている。なお、左端上フック26は、中央下フック22の溝22aに載置されるとともに左側下フック24に把持されるコントロールケーブル1を水平部材21bの左端にて上側から抑える機能を発揮する。
The left end
右端上フック27は、水平部材21bの右端上部から水平方向へ突起状に延出するよう形成されている。なお、右端上フック27は、中央下フック22の溝22aに載置されるとともに右側下フック25に把持されるコントロールケーブル1を水平部材21bの右端にて上側から抑える機能を発揮する。
The right end
取付部28は、垂直部材21aの下端部から後方の水平方向へ突起状に延出するよう形成されている。当該クランプ20は、この取付部28を被取付部材の挿入孔(図示省略)に挿入することで被取付部材に取り付けられる。
The
このように構成されたクランプ20は、コントロールケーブル1をくの字形状に折れ曲がった状態で把持可能であり、把持するコントロールケーブル1を保持しながら取付部28によって被取付部材に取り付けることができる。
The
[2.評価試験について]
次に、コントロールケーブル1について行った評価試験について説明する。
まず、本評価試験に用いた供試品は、PVCテープ(幅19mm、厚み0.2mm)、PPテープ(幅19mm、厚み0.08mm)、PVCテープ(幅19mm、厚み0.13mm)である。そして、上記テープを下地テープとしてアウタケーシング2の外周面に巻回して樹脂層を形成し、アウタケーシング2の樹脂層が形成された部分にクランプ20を取り付け、クランプ20をアウタケーシング2の長手方向にプッシュプルゲージで引張ることで軸方向離脱荷重を測定し、クランプ20をアウタケーシング2の周方向にプッシュプルゲージで引張ることで回転トルクを測定した。
[2. About Evaluation Test]
Next, an evaluation test performed on the
First, the specimens used in this evaluation test are PVC tape (width 19 mm, thickness 0.2 mm), PP tape (width 19 mm, thickness 0.08 mm), and PVC tape (width 19 mm, thickness 0.13 mm). . And the said tape is wound around the outer peripheral surface of the
なお、比較するために、上記テープを巻回せずに、アウタケーシング2にクランプ20を取り付け、軸方向離脱荷重および回転トルクも測定した。アウタケーシング2の外径寸法は4mmである。
For comparison, the
本評価試験では、アウタケーシング2に巻回するテープ長が同等(35mm)となるようにして、軸方向離脱荷重および回転トルクを測定した。なお、各供試品の厚み寸法が異なるため、テープ巻回後のアウタケーシング2の外径寸法は互いに異なることになる。
In this evaluation test, the axial detachment load and the rotational torque were measured such that the length of the tape wound around the
評価試験の結果、軸方向離脱荷重についてはPVCテープが優れていることが確認された(図4(a)参照)。また、回転トルクについてもPVCテープが優れていることが確認された(図4(b)参照)。また、軸方向離脱荷重および回転トルクについて、同じPVCテープであっても厚み寸法が大きい方がより優れていることが確認された(図4(a)および図4(b)参照)。 As a result of the evaluation test, it was confirmed that the PVC tape was excellent with respect to the axial detachment load (see FIG. 4A). Moreover, it was confirmed that the PVC tape is excellent in terms of rotational torque (see FIG. 4B). Moreover, it was confirmed that the larger the thickness dimension is, even for the same PVC tape, with respect to the axial detachment load and the rotational torque (see FIGS. 4 (a) and 4 (b)).
また、所望の軸方向離脱荷重および回転トルクを得るために、テープの巻数を様々に選択することができる。なお、以上の評価試験を踏まえて、本実施形態では、所望の軸方向離脱荷重および回転トルクを得るために、PVCテープ(幅19mm、厚み0.2mm、長さ35mm)を用いて樹脂層を形成している。なお、アウタケーシング2のテープ巻回部分(樹脂層18)の外径寸法は約5mmとしている。
Also, the number of tape turns can be variously selected to obtain the desired axial separation load and rotational torque. In the present embodiment, based on the above evaluation test, in order to obtain a desired axial separation load and rotational torque, the resin layer is formed using a PVC tape (width 19 mm, thickness 0.2 mm, length 35 mm). Forming. In addition, the outer diameter dimension of the tape winding part (resin layer 18) of the
[3.実施形態の効果]
(1)このように本実施形態のコントロールケーブル1の保持構造によれば、クランプ20が、水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1を3点支持によって略くの字形状に折れ曲がった状態で把持するとともに、樹脂層18が形成された分だけアウタケーシング2の径寸法が大きくなり、アウタケーシング2の樹脂層18が形成される部分を把持するクランプ20の中央下フック22が撓み、中央下フック22の反力によってコントロールケーブル1を把持する力が大きくなる。
[3. Effects of the embodiment]
(1) As described above, according to the holding structure of the
このことにより、クランプ20の中央下フック22と中央上フック23とで挟まれて把持されたコントロールケーブル1が回転したり長手方向にずれたりしにくくなる。したがって、コントロールケーブル1をクランプ20を用いて保持しながら被取付部材に取り付ける際に、コントロールケーブル1をクランプ20の中央下フック22および中央上フック23を用いて確実に保持することができる。
This makes it difficult for the
(2)また、本実施形態のコントロールケーブル1の保持構造によれば、樹脂層18がポリ塩化ビニル製であり、アウタコート14がポリプロピレン製であり、樹脂層18がアウタコート14よりも摩擦係数が大きい材質で形成されるので、アウタコート14がクランプ20の中央下フック22および中央上フック23に直接把持される場合に比べて、
クランプ20の中央下フック22と中央上フック23とで挟まれて把持されたコントロールケーブル1が回転したり長手方向にずれたりしにくくなり、コントロールケーブル1をクランプ22の中央下フック22および中央上フック23を用いてより確実に保持することができる。
(2) Further, according to the holding structure of the
The
(3)また、本実施形態のコントロールケーブル1の保持構造によれば、アウタケーシング2には、ポリ塩化ビニル製の帯状体である下地テープ16が所定回数だけ巻回されて樹脂層18が形成されているので、アウタケーシング2の表面に巻回する下地テープ16の長さ寸法を設定することで樹脂層18の厚み寸法が設定され、製品間でのばらつきがなくなる。
(3) Further, according to the holding structure of the
[4.他の実施形態]
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
[4. Other Embodiments]
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, It is possible to implement in the following various aspects.
(1)上記実施形態では、クランプ20が水平部材21bの長手方向に沿って配置されたコントロールケーブル1を3点支持によって略くの字形状に折れ曲がった状態で把持しているが、これには限られず、中央下フック22と中央上フック23とを用いてコントロールケーブル1を把持するようにしてもよい。
(1) In the above-described embodiment, the
このように構成しても、樹脂層18が形成された分だけアウタケーシング2の径寸法が大きくなり、アウタケーシング2の樹脂層18が形成される部分を把持するクランプ20の中央下フック22が撓み、中央下フック22の反力によってコントロールケーブル1を把持する力が大きくなるという効果を奏する。
Even if comprised in this way, the diameter dimension of the
1…コントロールケーブル、2…アウタケーシング、4…インナーケーブル、10…ライナー、12…ストランド、14…アウタコート、16…下地テープ、18…樹脂層、20…クランプ、21…クランプ本体、21a…垂直部材、21b…水平部材、21c…リブ、21d,21f,21g…開口部、22…中央下フック、23…中央上フック、24…左側下フック、25…右側下フック、26…左端上フック、27…右端上フック、28…取付部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記アウタケーシングの表面の少なくとも一部には樹脂層が形成され、前記アウタケーシングの前記樹脂層が形成された部分が前記クランプの前記把持部に把持されること
を特徴とするコントロールケーブル。 The outer periphery of a strand formed by twisting a plurality of strands on the outside of a hollow liner made of resin without spacing in a predetermined direction can be covered with an outer coat formed by resin extrusion. A control cable having a configuration in which an inner cable is slidably inserted into an outer casing having flexibility, and is gripped by a gripping portion of a resin clamp and attached to a mounted member,
A control cable, wherein a resin layer is formed on at least a part of a surface of the outer casing, and a portion of the outer casing where the resin layer is formed is held by the holding portion of the clamp.
前記樹脂層は、前記アウタコートよりも摩擦係数が大きい材質で形成されることを特徴とするコントロールケーブル。 The control cable according to claim 1,
The control cable, wherein the resin layer is formed of a material having a friction coefficient larger than that of the outer coat.
前記樹脂層は、樹脂製のテープ材を前記アウタケーシングの表面に巻回することで形成されることを特徴とするコントロールケーブル。 In the control cable according to claim 1 or 2,
The resin layer is formed by winding a resin tape material around a surface of the outer casing.
前記クランプは、前記コントロールケーブルを把持する把持部を備え、
前記コントロールケーブルの前記樹脂層が形成された部分が前記クランプの前記把持部に把持されること
を特徴とするコントロールケーブルの保持構造。 The control cable according to any one of claims 1 to 3, wherein the control cable is attached to a member to be attached while being held using a resin clamp,
The clamp includes a grip portion for gripping the control cable,
The control cable holding structure, wherein a portion of the control cable where the resin layer is formed is held by the holding portion of the clamp.
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