JP3167530U - だるま - Google Patents

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Abstract

【課題】基本形態は踏襲しつつも、消費者に興味を抱かせるようなデザインを具備した縁起の良いだるまを提供する。【解決手段】本体部12の表面に立体形状の縁起物20が取り付けられていることを特徴とするだるま10である。【選択図】図1

Description

本考案は、だるまに関する。
日本では、古くからだるま(ダルマや達磨と記載されることもある)を用いた願掛けの習慣がある。このような習慣は商業を営む者や被選挙者や受験者の間ではもちろんのこと、一般家庭内においても広く知られている。
このようなだるまは、張り子により形成された本体部に顔や一般的な願い事の他に自らの願い事が描かれ、目玉が入れられていない状態で提供されているものがほとんどである。だるまを用いる者は、だるまの一方の目だけに黒目を入れた状態(半開眼させた状態)にして、所要位置に設置される。
その後、本体部に記載された願い事が成就した場合、だるまの他方の目に黒目を入れて開眼させた後に、祈願をした寺社に返納したり、地域のお焚きあげの行事に提出するというようにして用いられていた。
特許電子図書館に蓄積されているだるまに関する先行出願について、公報テキスト検索メニューを用いて検索したところ、特許文献1,2に開示されているような特許出願公開公報を発見することができた。
特許文献1には、いわゆる起き上がり小法師型のだるまが開示されている。このような形態を採用することにより、縁起の良さを強調しただるまを消費者に提供することができるとされている。
特許文献2には、だるまの目に黒目が入った状態と黒目が入っていない状態とを任意に切り替えすることを可能にした切り替えスイッチが組み込まれた合成樹脂製のだるまが開示されている。これにより、願い事成就の有無にかかわらず、だるまを繰り返し使用することができる点で好都合であるとされている。
特開2010−017207号公報 特開2009−213662号公報
以上に説明したように、特許文献1,2には近年における消費者の趣味の多様化に対応するような目新しい形態のだるまが提案されているが、だるまは本来拝むものとしての側面を有しているといえる。このようにだるまの形態が従来知られている基本形態から大きく外れてしまうと、だるまに対する信仰心が薄らいでしまうという課題がある。
そこで本考案は、基本形態は踏襲しつつも、消費者に興味を抱かせるようなデザインを具備した縁起の良いだるまを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本考案者は鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。
すなわち、本体部の表面に立体形状の縁起物が取り付けられていることを特徴とするだるまである。
また、前記縁起物が複数種類取り付けられていることが好ましく、縁起物としては、造花を用いることが特に好ましい。
そして、前記造花が蓮の花を模したものであり、蓮の葉を含むものであることが好適である。
さらには、前記造花は、弾性のある合成樹脂製の布地により形成されていることが好ましい。
さらにまた、前記造花が、複数の花弁が線状体からなる芯材によって括り付けられた花に形成され、該芯材が前記本体部に設けられた装着部に装着され、接着剤により前記本体部に固定されていることが好ましい。
また、他の縁起物としては、護符を用いることも好適である。
本考案にかかるだるまによれば、古くから慣れ親しまれている基本形態を踏襲しつつも、だるまの本体部の表面に立体形状をなす縁起物が取り付けられていることにより、だるまの縁起の良さや斬新さが強調され、消費者の目を引くことが可能になる。
本実施形態にかかるだるまの正面図である。 本実施形態にかかるだるまの斜視図である。 本実施形態にかかるだるまの後方斜視図である。
以下、本考案にかかるだるまの実施形態について図面に基づいて説明する。
図1、図2、図3に示すように、本実施形態にかかるだるま10は、伝統的な外形形状をなす本体部12と、本体部12の表面に取り付けられた立体形状の縁起物である造花20および護符30とを有している。
だるま10の本体部12における正面側には、本体部12の上部位置にだるま10の顔13が描かれている。顔13には目玉14,14が描かれており、一方の目玉14には梵字15で吉祥天を意味する文字が予め書き込まれている。吉祥天は、繁栄・美・富を顕す神であり、密教においては功徳天・宝蔵天とも呼ばれている。功徳は、家内安全、罪障消滅、財宝金銭、商売繁盛、富貴繁栄、国土安穏の功徳があるとされ、縁起の良い文字である。梵字15の記入は省略してもよい。
また、だるま10の顔13の両脇には、祈願内容16が書き込まれている。本実施形態にかかるだるま10には、「商売繁盛」と「家内安全」が祈願されている。
本体部12の下部には、中央部分(だるま10の腹部位置)において上下方向に文字17が記載されている、ここでは、文字17として「南無阿弥陀佛」という文字が書き込まれているが、文字17は「福」等の一文字のみであってもよい。「南無阿弥陀佛」と記載された文字17の両脇近接位置には、祈願主のために願い事の祈願をした寺社名が記載されている。寺社名が記載される部位には、文字17の両脇部分において文字17を挟み込むようにして所定幅にて上下方向に塗りつぶされた縦線部分18が描かれている。寺社名は、この縦線部分18の部位をだるま10の地の色で抜き出すことにより描かれている。このようなデザインを施すことにより、文字17を御本体と見立てると共に、縦線部分18を御本体が纏った袈裟に見立てることができ、仏様のご加護を強調しただるま10とすることができる点で好都合である。
祈願主の名前は、「南無阿弥陀佛」の文字17に併記されている。なお、祈願主の名前の記載は省略することもできる。
本実施形態のだるま10において立体形状の縁起物として用いられている造花20は、蓮の花21と蓮の葉22を模した造花20が用いられている。蓮の花21と蓮の葉22を模した造花20(蓮の花21のみでもよい)を用いることで、だるま10全体としての華やかさや荘厳さを向上させることができる。造花20は合成樹脂製の布地からなる造花が好適に用いられる。
一般にだるま10は、お祭り等の露店にて売買され、いわゆるビニール袋に入れた状態で家等に持ち帰りされることが多い。このような使用形態においては、だるま10がビニール袋に収納されたことにより造花20がつぶれた状態になってしまう。したがって、造花20に用いられる材料としては、ビニール袋からだるま10を取り出した際に、つぶれた状態の造花20が元の形状に復元することができる程度の弾性を有する合成樹脂製の布地を採用することが好ましい。このような合成樹脂材料により造花20を形成していることで、立体形状に形成された造花20を長期にわたって維持することができる点において好都合である。
本体部12への造花20の取り付けは、造花20と本体部12とを接着剤により接着するだけでよい。このようにすることで、だるま10の本体部12の製造工程と本体部12に造花を取り付ける工程とを分業化することができる。
なお、より好適には、複数枚の花弁からなる造花20は、複数枚の花弁を針金等の線状体からなる芯材(図示せず)で括り付けることで蓮の花21を形成することができる。そして芯材を本体部12に設けた装着部である装着孔(図示せず)に差し込むと共に、装着孔と芯材との隙間部分に接着剤を注入することで造花20をだるま10の本体部12に固定するようにして取り付けすることができる。蓮の葉22も同様にして芯材を本体部12に設けた装着孔に差し込んで接着剤により固定することができる。このようにして本体部12の正面側表面に配設された造花20は、本体部12に記載された文字が隠れないような配列で取り付けられていれば、その配列形態は特に限定されるものではない。
また本実施形態にかかるだるま10には、他の縁起物として護符30が取り付けられている。護符30は、だるま10の後頭部に相当する部位(本体部12の背面側上部位置)に取り付けられている。護符30は、だるま10の顔13の脇に記載された祈願内容16と同じ内容(ここでは、商売繁盛と家内安全)について祈願された第1の札31,31の上に、祈願した寺社の名が記載された第2の札32を重ね、さらに巻紙33により第1の札31と第2の札32を束ねた状態にして台紙34を介して本体部12に貼着されている。護符30は、本体部12に花20が取り付けられた後、願い事を祈願する寺社により取り付けられる。
このように本実施形態にかかるだるま10は、伝統的な外形形状を有しながらも、だるま10の正面側に蓮の花21と蓮の葉22からなる造花20および護符30からなる縁起物が取り付けられていることで、消費者に縁起の良さをアピールすることができ、しかも縁起物が立体形状に形成されているので、だるま10の見た目を適度に華やかにすることができる。また、縁起物として造花20および護符30の他に、仏様に見立てた絵柄(本体部12下部に記載された文字17および縦線部分18)が施されているので、通常のだるまよりも仏様のご加護を深く感じることができる点で好適である。
以上に本実施形態に基づいて本考案にかかるだるま10の説明をしてきたが、本考案にかかるだるま10の技術的範囲は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、だるま10の本体部12の表面には、複数種類の縁起物(造花20、護符30)が取り付けられている形態について説明しているが、縁起物は一種類であってもよく、縁起物とされていれば、造花20や護符30以外の物品をだるま10の本体部12の表面に取り付けした形態であってもよい。
また、本実施形態にかかる縁起物(造花20、護符30)は、接着剤により本体部12に固定されている実施形態について説明しているが、縁起物および本体部12に、面ファスナー等に代表される一対の係止手段を取り付け、係止手段を介して本体部12と縁起物を着脱自在に取り付け可能にしただるま10の形態を採用することもできる。
本考案にかかるだるま10は、以上に説明したような従来と同様の使用目的の他に、入園入学合格等のお祝い贈物として、桜の花を模した造花20を用いた実施形態とすることもできる。
また、婚約や結納の際には、本体部12の下部中央部分に、文字17に代えて二人の写真を貼付し、写真の周囲をバラの花を模した造花20を用いた形態とすることもできる。この際、婚約や結納の日に願掛け用の一方の目に黒目を入れ、満願となる結婚式の当日に他方の目に黒目を入れるといった使い方ができる。
さらには、運動競技の賞品として用いる場合には、月桂樹を模した装飾物を縁起物として用いることもできる。
10 だるま
12 本体部
13 顔
14 目
15 梵字
16 祈願内容
17 文字
18 縦線部分
20 造花
21 蓮の花
22 蓮の葉
30 護符
31 第1の札
32 第2の札
33 巻紙
34 台紙

Claims (8)

  1. 本体部の表面に立体形状の縁起物が取り付けられていることを特徴とするだるま。
  2. 前記縁起物が複数種類取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のだるま。
  3. 前記縁起物が造花であることを特徴とする請求項1または2記載のだるま。
  4. 前記造花が蓮の花を模したものであることを特徴とする請求項3記載のだるま。
  5. 前記造花は、蓮の葉を含むことを特徴とする請求項4記載のだるま。
  6. 前記造花は、弾性のある合成樹脂製の布地により形成されていることを特徴とする請求項3〜5のうちのいずれか一項に記載のだるま。
  7. 前記造花が、複数の花弁が線状体からなる芯材によって括り付けられた花に形成され、該芯材が前記本体部に設けられた装着部に装着され、接着剤により前記本体部に固定されていることを特徴とする請求項3〜6のうちのいずれか一項に記載のだるま。
  8. 前記縁起物が護符であることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のだるま。
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