JP3166952U - 集魚用投射灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境にやさしく、低コストで、漁獲効率の向上に資する集魚用投射灯を提供する。【解決手段】漁船に取り付けられ、船上からの光でイカや魚などを集める集魚灯装置1において、白色発光ダイオード31と青色発光ダイオード32とを複数個基板上にマトリックス状に配置して、LED面光源4を構成したことを特徴とする集魚灯装置である。白色発光ダイオードが相対発光強度の極小値を波長470〜490nmに有し、前記青色発光ダイオードが相対発光強度の極大値を480〜510nmに有する。【選択図】図2
Description
本考案は、漁業に用いる集魚灯装置に関する。具体的は、いか釣船などの漁船に取り付けられ、船上からの光でイカやサンマ、小女魚、シラス等魚などを集め、効率よく漁を行うための集魚灯装置に関するものである。
集魚灯とは魚群を集めるために用いられる光照射器具である。集魚灯としては現在、多数の光源(白色光源、メタルハライドランプ)を船体上方の部位に並設し、船上から海面を照射するものである。
近年、魚船の燃費を削減し、水中での光減衰が少なくするために、波長領域400nmから500nmの青色系発光ダイオードを光源とする集魚灯が提案されている(特許文献1)。
近年、魚船の燃費を削減し、水中での光減衰が少なくするために、波長領域400nmから500nmの青色系発光ダイオードを光源とする集魚灯が提案されている(特許文献1)。
しかし、メタルハライドランプの発光効率は、向上してきたものの、未だ十分でなく多大な消費電力を必要するため、船に搭載してある発電機をフルに回転させる必要があり、エネルギーコストが非常に高くつき環境面から見ても、二酸化炭素の排出量が多いという問題がある。
また、青色系発光ダイオードを光源とする集魚灯は、使用されている発光ダイオードの個数が多く、1灯あたりのコストが高く、スペースを取ってしまうという問題がある。また、灯色が青色に固定されているため、操業海域や対象魚群に応じて発光波長や発光強度を変化させる等の適切な調光を行うことができないため、漁獲効率の向上に繋がりにくいという問題がある。
また、青色系発光ダイオードを光源とする集魚灯は、使用されている発光ダイオードの個数が多く、1灯あたりのコストが高く、スペースを取ってしまうという問題がある。また、灯色が青色に固定されているため、操業海域や対象魚群に応じて発光波長や発光強度を変化させる等の適切な調光を行うことができないため、漁獲効率の向上に繋がりにくいという問題がある。
本考案は、上記課題を解決し、環境にやさしく、低コストで、漁獲効率の向上に資する集魚用投射灯を提供することを目的とする。
本考案は、以下の考案特定事項により達成できる。
<1>漁船に取り付けられ、船上からの光でイカや魚などを集める集魚灯装置において、白色発光ダイオードと青色発光ダイオードとを複数個基板上にマトリックス状に配置して、LED面光源を構成したことを特徴とする集魚灯装置である。
単色光または複数の波長の異なる単色光を組み合わせたLED面光源でなく、人の目が疲れない白色光といかや魚が認識できる波長の青色光を組み合わせることで、漁労時に海面状況の確認が容易で、かつ、集魚効果を併せ持つ集魚灯を提供できるからである。
単色光または複数の波長の異なる単色光を組み合わせたLED面光源でなく、人の目が疲れない白色光といかや魚が認識できる波長の青色光を組み合わせることで、漁労時に海面状況の確認が容易で、かつ、集魚効果を併せ持つ集魚灯を提供できるからである。
<2>前記白色発光ダイオードが相対発光強度の極小値を波長470〜490nmに有し、前記青色発光ダイオードが相対発光強度の極大値を480〜510nmに有することを特徴とする前記<1>に記載した集魚灯装置である。
白色光の発光ダイオードが相対発光強度の極小値を波長470〜490nmとすることで、イカが特に認識できる波長480nm領域と秋刀魚等が特に認識できる波長510nm領域をカバーする青色光の発光ダイオードの集魚効果を高めたものである。
白色光の発光ダイオードが相対発光強度の極小値を波長470〜490nmとすることで、イカが特に認識できる波長480nm領域と秋刀魚等が特に認識できる波長510nm領域をカバーする青色光の発光ダイオードの集魚効果を高めたものである。
<3>前記LED光源に用いる集光レンズの散乱角は、青色発光ダイオードに用いる集光レンズの散乱角が白色発光ダイオードに用いる集光レンズの散乱角より小さいことを特徴とする前記<1>または<2>のいずれかに記載した集魚灯装置である。通常の光の80%は水深10Mまでしか到達できず、その原因は光の遮断、吸収、屈折と拡散によるもので、従来のLEDでは、発光した際に、広範囲に光束が散乱し、効率よく集中できないため、容易に遮断また吸収されてしまう。遮断、吸収、屈折と拡散の事を考慮し、集光レンズを用いる事で散乱角度最小限に抑え、より効率よく光束を集中させることで、より深く到達する事が可能になる。
<4>前記青色発光ダイオードに用いる集光レンズの散乱角が15度であり、前記白色発光ダイオードに用いる集光レンズの散乱角が38度であることを特徴とする前記<1>乃至<3>のいずれかに記載した集魚灯装置である。
集光する事で光束をより効率よく集中させることで、前記<3>の考案特定事項を最も実現できる。
集光する事で光束をより効率よく集中させることで、前記<3>の考案特定事項を最も実現できる。
<5>前記LED光源の発光量をそれぞれ調整する発光量調整手段をさらに備え、前記発光量調整手段により前記LED光源の発光量を調整し、それぞれの照射区域の入射深度を制御することを特徴とする前記<1>乃至<4>のいずれかに記載の集魚灯装置である。
かかる発光量調節手段により発光量を調節することで、照射区域の入射深度を制御することで、漁労時の海面状況の確認や、集魚効果を高めることができるからである。
かかる発光量調節手段により発光量を調節することで、照射区域の入射深度を制御することで、漁労時の海面状況の確認や、集魚効果を高めることができるからである。
本考案の集魚灯装置により、漁労時に海面状況の確認が容易で、かつ、集魚効果を併せ持つ集魚灯を提供できるからである。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施の態様である集魚灯装置にについて説明する。
図1は、本考案の実施の態様である集魚灯装置1の斜視図であり、図2は、本考案の実施の態様である集魚灯装置1のLED面光源の発光ダイオードの配列一例を示した説明図である。
図1に示すように、本考案の集魚灯装置は、個別に集光レンズを付けた複数の発光ダイオード3からなるLED面光源4をハウジング2に収め、ハウジング2を支えるスタンド4から構成されている。
図2に示すように、LED面光源4には、集光レンズを付けた白色発光ダイオード31と集光レンズを付けた青色発光ダイオード32をマトリックス状に配置している。なお、発光ダイオードの配置は、図2に示す配置に限定されるものではない。
本考案では、白色発光ダイオードとして、XP−G白色5W CREE社製を使用し、集光レンズとして角度15度 HIGH LIGHTING社製を、青色発光ダイオードとして、NS6E083A 1W日亜化学社製を使用し、集光レンズとして角度38度HIGH LIGHTING社製を、それぞれ用いた。
なお、図3に示すように白色発光ダイオード31の発光スペクトル(本考案では、色温度 5000K−8300K CCT)は、相対発光強度の極小値を波長470〜490nmに有し、図4に示すように、青色発光ダイオード32のが相対発光強度の極大値を480〜510nmに有する。
本考案では、白色発光ダイオードとして、XP−G白色5W CREE社製を使用し、集光レンズとして角度15度 HIGH LIGHTING社製を、青色発光ダイオードとして、NS6E083A 1W日亜化学社製を使用し、集光レンズとして角度38度HIGH LIGHTING社製を、それぞれ用いた。
なお、図3に示すように白色発光ダイオード31の発光スペクトル(本考案では、色温度 5000K−8300K CCT)は、相対発光強度の極小値を波長470〜490nmに有し、図4に示すように、青色発光ダイオード32のが相対発光強度の極大値を480〜510nmに有する。
図4に示すような相対発光強度の極大値を480〜510nmに有する青色発光ダイオードを使用することによって、イカや秋刀魚等が集まりやすいイカの480nm領域と秋刀魚等の510nm領域をカバーしている。また、これを使用することによって、図3に示す白色発光ダイオードで不足している波長を補完することができ、結果として、おおよそ可視領域の全波長を網羅することとなり、ほかの浅瀬にいる魚類も寄せることが可能になる。また、白色発光ダイオードを使用しているため、海面の状況を人間の目でも容易に確認できる。
使用する拡散レンズの角度に関しては、水中での光の遮断、吸収、屈折と拡散を考え、白色発光ダイオード(CREE XP−G)は38度のレンズを使用した。これにより、照射光が水面から水中に入ってより広く広がるようになり、広範囲のエリア内を明るくすることができる。青色発光ダイオード(NS6E083A)は、照射光が広範囲に広がりすぎないようにするため、15度のレンズを使用した。これにより照射光束を集中させことができ、照射光を水底深くまで到達させることができる。なお、白色光源を構成する波長成分は、深さを増すに連れ、波長の長い赤色から順番に、オレンジ色、黄色、緑色と光を吸収されてしまうため、最終的に青色光(400〜500nm)成分が残り、水面から深い所に到達する。これに、青色発光ダイオード(NS6E083A)からの光源が加わり、集魚効果が上がる。
この考案は、イカ、秋刀魚等の光に反応して集まる魚類の性質を利用して、それらの魚群を集めるための集魚灯装置に利用できる。
1 集魚灯装置
2 ハウジング
3 発光ダイオード(拡散レンズ付き)
31 拡散レンズを付けた白色発光ダイオード
32 拡散レンズを付けた青色発光ダイオード
4 LED面光源
5 スタンド
2 ハウジング
3 発光ダイオード(拡散レンズ付き)
31 拡散レンズを付けた白色発光ダイオード
32 拡散レンズを付けた青色発光ダイオード
4 LED面光源
5 スタンド
Claims (5)
- 漁船に取り付けられ、船上からの光でイカや魚などを集める集魚灯装置において、白色発光ダイオードと青色発光ダイオードとを複数個基板上にマトリックス状に配置して、LED面光源を構成したことを特徴とする集魚灯装置。
- 前記白色発光ダイオードが相対発光強度の極小値を波長470〜490nmに有し、前記青色発光ダイオードが相対発光強度の極大値を480〜510nmに有することを特徴とする請求項1に記載の集魚灯装置。
- 前記LED光源に用いる拡散レンズの散乱角は、青色発光ダイオードに用いる拡散レンズの散乱角が白色発光ダイオードに用いる拡散レンズの散乱角より小さいことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の集魚灯装置。
- 前記青色発光ダイオードに用いる拡散レンズの散乱角が15度であり、前記白色発光ダイオードに用いる拡散レンズの散乱角が38度であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の集魚灯装置。
- 前記LED光源の発光量をそれぞれ調整する発光量調整手段をさらに備え、前記発光量調整手段により前記LED光源の発光量を調整し、それぞれの照射区域の入射深度を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集魚灯装置。
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JP2011000172U JP3166952U (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | 集魚用投射灯 |
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