JP3166693U - クッキングツール - Google Patents

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貴基 中山
貴基 中山
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株式会社ナカショウ
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Abstract

【課題】お玉、返し具、油切り等の調理具本体の側面に把手先端挿入固定部を一体的に形成し、ここに把手先端部を着脱自在に装着した、多様な使い勝手と収納し易いクッキングツールを提供する。【解決手段】お玉、返し具、油切り等の調理具本体の側面に把手先端挿入固定部2を一体的に形成し、該把手先端挿入固定部に把手先端部35を着脱自在に構成する。把手先端挿入固定部の挿入孔と、挿入される把手先端部との間にガタが生じないように、把手先端挿入固定部の挿入孔のテーパー角度と把手先端部のテーパー角度が同じ角度に形成する。且つ、把手先端挿入固定部の挿入孔に把手先端部が挿入されると、把手杆32に固定されたバネ部材34の先端部が把手先端部に当接され、一旦挿入した把手先端部の抜け防止となり、また、調理具本体から把手先端部を抜くときは、バネ部材を押圧して抜け防止を解除して抜け易くする。【選択図】図3

Description

本考案はクッキングツールに関し、特に各種の調理具本体に対して着脱自在の調理具用把手を有するクッキングツールであって、挿着時にはガタが生じることなく強固に固定され、不使用時には容易に取り外すこともでき、多様な使い勝手と収納し易いクッキングツールを提供するものである。
従来、多種類の料理に適合するそれぞれ多種の調理用器具が開発されており、多種類の調理用器具は料理に合った工夫がなされている。
例えば、実用新案登録第3161179「調理器具お玉」や、実公平8−8758「折畳みお玉」、特開2005−66291「調理用裏返し具」、実開平5−74443「アク掬い具」、登録実用新案第3034458「煮汁のアク取り具」等の公報が発行されている。
実用新案登録第3161179「調理器具お玉」 実公平8−8758「折畳みお玉」 特開2005−66291「調理用裏返し具」 実開平5−74443「アク掬い具」 登録実用新案第3034458「煮汁のアク取り具」
特許文献1の実用新案登録第3161179「調理器具お玉」では、お玉部及びこれに一体のお玉用柄からなり、お玉用柄に鍋縁引っ掛け部を備えたものが提案されている。
特許文献2の実公平8−8758「折畳みお玉」では、把手の長さを調節したり折り畳めるようにして収納し易くしたお玉が提案されている。
特許文献3の特開2005−66291「調理用裏返し具」では、把手端部にヘラ部を設けた返し具本体と押え板付き操作棒とがバネを介在させて、焼き魚等の調理品を調理の最中に裏返すことのできる調理用裏返し具が提案されている。
特許文献4の実開平5−74443「アク掬い具」では、把手の一端にアクの掬い取り部を設け、この掬い取り部に掬い取りフィルターを着脱自在に取付けたアク掬い具が提案されている。
また、特許文献5の登録実用新案第3034458「煮汁のアク取り具」では、把手部先端の椀状網体の掬い部に着脱自在のスポンジ体を挿嵌する煮汁のアク取り具が提案されている。
しかしながら前記せる調理具は、いずれも調理具本体と一体的な把手を有し、追加機能を付与するものであるが、各種の調理具本体に対して着脱自在の調理具用把手を有するクッキングツールでとして調理方法に合わせた複数の調理具本体を組み合わせて使用できるものではなかった。
このような課題を解決するために鋭意研究の結果考案された本考案のクッキングツールは、多様な使い勝手と収納し易いクッキングツールであって以下のような特徴を有する。すなわち、お玉、返し具、油切り等の調理具本体の側面に把手先端挿入固定部を一体的に形成し、該把手先端挿入固定部に把手先端部を着脱自在に構成したことを特徴とし、把手先端挿入固定部の挿入孔と、挿入される把手先端部との間にガタが生じないように、把手先端挿入固定部の挿入孔のテーパー角度と把手先端部のテーパー角度が同じ角度に形成されていることを特徴とし、且つ、把手先端挿入固定部の挿入孔に把手先端部が挿入されると、把手杆に固定されたバネ部材の先端部が把手先端部に当接され、一旦挿入した把手先端部の抜け防止となっており、調理具本体から把手先端部を抜くときは、バネ部材を押圧して抜け防止を解除して抜易くしたことを特徴とするクッキングツールである。
本考案は以上説明したような構成であるので、特に各種の調理具本体に対して着脱自在の調理具用把手を有するクッキングツールであって、多様な使い勝手と収納もし易いクッキングツールである。
調理具本体の斜視図である。 調理具用把手の斜視図である。 調理具用把手をお玉に取付けた断面図である。 従来の把手付き調理具をキャビネット内に収納した略示断面図である。 把手先端挿入固定部を取り付けた返し具の斜視図である。 把手先端挿入固定部を取り付けた油切り具の斜視図である。
お玉本体1、返し具本体12、油切り本体13等の調理具本体の側面には把手先端挿入固定部2が一体的に形成され、把手先端挿入固定部2に調理具用把手3の把手先端部35を着脱自在に構成する。
把手先端挿入固定部2の挿入孔21と、挿入される把手先端部35との間にガタが生じないように、把手先端挿入固定部2の挿入孔21のテーパー角度θと把手先端部35のテーパー角度θが同じ角度に形成されている。
把手先端挿入固定部2の挿入孔21に把手先端部35が挿入されると、図3に示すように把手杆32に固定されたバネ部材34の先端部が把手先端部35に当接され、これによって、一旦挿入した把手先端部35の抜け防止となっている。
把手杆32には固定部36でバネ部材34の基部が固定されており、他端はL字型に形成され、その先端は把手杆32に設けられたスリット33に挿通可能に形成されている。
したがって、把手先端挿入固定部2から把手先端部35を抜くときは、図3の矢印Aに示すようにバネ部材34を押圧して抜け防止を解除して容易に抜くことができる。
図4に従来の調理具の収納状態を示してあるが、キャビネット4の引出し41にお玉等を収納するとき、従来のお玉51と従来の把手52が固定されているので、引出し41を矢印Aの方向へ引きだすと、矢印Bの個所で従来のお玉51がキャビネット4の内側にぶつかるので、収納や取出しが不便であった。
これに対し、本考案ではお玉、返し具、油切り等の調理具本体の側面に把手先端挿入固定部を一体的に形成し、該把手先端挿入固定部に把手先端部を着脱自在に構成してあるので、収納時には調理具本体と調理具用把手3を分離して収納することができる。
また、図5乃至図6に示すように、多種類の調理具本体に把手先端挿入固定部2を設けておけば、本考案のクッキングツールは多種類の調理具本体に応用することができる。
本考案は以上説明したような構成であるので、クッキングツールとして多様な使い勝手が可能であり、収納もし易いので、利用可能性の高いものである。
1 お玉本体
12 返し具本体
13 油切り本体
2 把手先端挿入固定部
21 挿入孔
3 調理具用把手
31 握持部
32 把手杆
33 スリット
34 バネ部材
35 把手先端部
36 固定部
4 キャビネット
41 引出し
51 従来のお玉
52 従来の把手

Claims (3)

  1. お玉、返し具、油切り等の調理具本体の側面に把手先端挿入固定部を一体的に形成し、該把手先端挿入固定部に把手先端部を着脱自在に構成したことを特徴とするクッキングツール。
  2. 把手先端挿入固定部の挿入孔と、挿入される把手先端部との間にガタが生じないように、把手先端挿入固定部の挿入孔のテーパー角度と把手先端部のテーパー角度が同じ角度に形成されていることを特徴とする請求項1記載のクッキングツール。
  3. 把手先端挿入固定部の挿入孔に把手先端部が挿入されると、把手杆に固定されたバネ部材の先端部が把手先端部に当接され、一旦挿入した把手先端部の抜け防止となっており、調理具本体から把手先端部を抜くときは、バネ部材を押圧して抜け防止を解除して抜易くしたことを特徴とする請求項1記載のクッキングツール。
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