JP3166556U - 井戸用掘削機 - Google Patents

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正樹 畠山
正樹 畠山
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Abstract

【課題】主として住宅地近傍の井戸掘削を行うことを目的とした簡易な井戸用掘削機(ボーリングマシン)を提供する。【解決手段】掘削位置を透孔11等とした基板1と、基板に立設した主マスト2と、主マストと並設したガイド柱3と、前記ガイド柱に二重筒状に装着されるスライド筒部41、及び掘削位置の上方で、前記スライド筒部に付設した電動駆動部42並びに掘削ロッド7等のロッド着脱部43を備えた掘削機構部4と、主マストに付設して掘削機構部4を上下動作させる電動の掘進機構部5と、基板上面における掘削ロッド通過位置に、掘削ロッドの把持開放をなすクランプ機構部6を備えてなる。【選択図】図1

Description

本考案は、主として住宅地近傍の浅い井戸の掘削を行う井戸用掘削機に関するものである。
地盤掘削に使用される大型機械は、無限軌道を備えると共に油圧ポンプを具備した走行本体に、起立倒伏アームを設け、当該アーム先端に油圧回転駆動の穿孔機を設けている(特許文献1:特開平6−108769号公報)。
また設置型の小型機械は、油圧ポンプ等を備えた装置本体の一側に、油圧シリンダーで上下動するスイベルヘッドを備え、当該スイベルヘッドに掘削ロッドを挿通し、スイベルヘッドによる掘削ロッドの回転と地盤差し入れまたは引き上げを行い、所定距離の差し入れ又は引き上げ(油圧シリンダーのストローク長)毎に、ロッドホルダーで掘削ロッドを保持してスイベルヘッドを上下させるものである(特許文献2)。
特開平6−108769号公報。 特開平10−252368号公報。
特許文献1記載のような走行機体を備えた大型機械は、大きな土木工事や建築工事においては、効果的なものであるが、簡易な井戸掘り作業を行う場合には逆に取り扱いに不便となる。
また特許文献2記載のような設置型にボーリングマシンは、スイベルヘッドを採用しているのでスイベルヘッドを上下させる油圧シリンダーのストローク長に合わせた細かな掘進作業となり、掘削ロッドの長さ分を一気に掘進させることができず、必ずしも効率的な作業を実施する機械とは云えない。
而も油圧作動機械では、油圧ポンプ、油圧ポンプ駆動用の原動機、油圧モータ、油圧シリンダー等の機構部材が必要であり、機械自体がコスト高になると云える。
そこで本考案は、特に堅固な地盤削孔を必要とせず、且つ電源の確保が容易である住宅地近辺での井戸掘削を行うのに適した設置型の井戸用掘削機を提案したものである。
本考案に係る井戸用掘削機は、掘削位置を切欠部又は透孔とした基板と、前記基板に平行する複数本を立設した主マストと、前記主マストの上下端近傍で連結して主マストと並設したガイド柱と、前記ガイド柱に二重筒状に装着されるスライド筒部、及び掘削位置の上方で、前記スライド筒部に付設した電動駆動部並びに掘削ロッド等のロッド着脱部を備えた掘削機構部と、主マストに付設して掘削機構部を上下動作させる電動の掘進機構部と、基板上面における掘削ロッド通過位置に、掘削ロッドの把持開放をなすクランプ機構部を備えてなることを特徴とするものである。
而して前記の井戸用掘削機は、掘削しようとする個所に配置し、ロッド着脱部に掘削ロッドを連結し、電動駆動部を作動させて掘削ロッドを回転させると共に、掘進機構部を動作させて掘削機構部及び掘削ロッドを下降させ、地面への削孔を行い、掘削ロッドの長さ分掘削が進むと、クランプ機構部を動作させて、掘削ロッドを把持し、前記の掘削ロッドを掘削機構部とを分離して掘削機構部を上昇させて、掘削ロッドと掘削機構部との間に継ロッドを介装し、所望の深さまで掘進させるものである。
井戸の掘削が終了すると、掘削ロッドや継ロッドを順次引き上げ、掘削機から外し井戸掘りを終えるものである。
本考案の井戸用掘削機は、上記のとおり動作駆動を電動機で行うようにして機械の構造を簡素にすると共に、掘削ロッドの長さ分を一回の掘削作業で実現でき、設置型の簡易掘削機の掘削作業効率を高めたものである。
本考案の実施形態の正面図。 同側面図。 同要部一部分解斜視図。
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した井戸用掘削機は、基板1と、主マスト2と、ガイド柱3と、掘削機構部4と、掘進機構部5と、クランプ機構部6と、掘削ロッド7で構成される。
基板1は、機体全体を安定にさせるのに必要な相応の大きさ(面積)を備え、井戸の掘削位置(後述する装着された掘削ロット7の下方位置)に透孔11に形成すると共に、透孔11の周囲に保護壁12を周設してなる。更に基板1を設置した際に機体全体を安定させるために杭体13を備えている。
主マスト2は、掘削機構部4と掘削ロッド7の全高よりもやや高い位置まで、支持マスト21で支持して基板1上に立設したものである。
ガイド柱3は、円柱体で、主マスト2の前方左右に合い対向して設けたもので、主マスト2に添い、主マスト2の上下端近傍で主マスト2と連結して2本平行に立設したものである。
掘削機構部4は、スライド筒部41と、電動駆動部42と、ロッド着脱部43からなり、スライド筒部41は、前記のガイド柱3に二重筒状に装着して、ガイド柱3にスライド自在に設けたもので、その前部に電動駆動部42と、ロッド着脱部43を一体に組み込んでなるものである。
電動駆動部42は、電動機421と減速ギア部422で構成され、ロッド着脱部43は、前記の減速ギア部422に連結され、下端の先細ボルト部に掘削ロッド7を連結するようにしたもので、特にロッド連結時には連結された掘削ロッド7とロッド着脱部43が一体となる構造が付設されており、また掘削ロッド7の先端に削孔用エアやベントナイト液等を供給するためのエア供給部431が付設されている。
掘進機構部5は、駆動チェーン51と、駆動電動機52と、伝達スプロケット53とを備えたもので、駆動チェーン51は主マスト2の上下端間に巻回装着し、途中でスライド筒部41に連結したものであり、駆動電動機52は主マスト2に付設し、駆動チェーン53に噛み合わせた伝達スプロケット53を回転駆動させるものである。
クランプ機構部6は、保護壁12の上端近傍に設けたもので、掘削ロッド7の把持開放をなすもので、手動構造(手動油圧ポンプによる油圧シリンダー作動)でも電動構造でも良い。
掘削ロッド7は、先端に掘削ビット71を備え、回転軸(中空管体)72の周面に、掘削土を上方に排出する螺旋羽根73、及び掘削土を孔壁に押し付ける箆板羽根74を備えたものであり、上端には、ロッド装着部43の先細ボルト部を螺合する螺孔部を設けてなる。
而して前記の井戸用掘削機は、掘削しようとする個所(通常は住宅地近傍の浅井戸を掘削する個所)に配置し、透孔11を掘削位置と合致させて機器本体を設置する(基板1を地面に固定する)。次にロッド着脱部43に掘削ロッド7を連結固定して掘削準備が終了する。
井戸掘削は、電動駆動部42を作動させ、掘削ロッド7を低速高トルク回転させながら掘進機構部5の駆動電動機52を作動させ、掘削機構部4及び掘削ロッド7を下降させ、地面への削孔を行う。
削孔は、掘削ロッド7の先端の掘削ビット71で地盤の破壊を行い、破壊土は螺旋羽根73で上方に搬送されると共に、箆板羽根74で孔壁に押し付けられ、孔壁を堅牢に形成すると共に、掘削は無排土でなされるものである。勿論必要に応じてビット先端に排出用高圧空気を供給する。
そして所望の掘削深さが前記の掘削ロッド7の全長分では足りない場合には継ロッドを使用するもので、掘削ロッド7の長さ分掘削が進むと、クランプ機構部6を動作させて掘削ロッド7を把持し、電動機421を逆回転させてロッド着脱部43から掘削ロッド7を分離し、掘削機構部4を上昇させ、掘削ロッド7と掘削機構部との間に継ロッド(図示せず)を介装し、所望の深さまで掘進させるものである。勿論深く削孔する場合は数本の継ロッドを継ぎ足して掘削を行う。
井戸の掘削が終了すると、クランプ機構部6による継ロッドの把持、ロッドの分離、掘削機構部4(ロッド着脱部43)の下降、次の継ロッドの連結、及び掘進機構部5の作動による掘削機構部4の引き上げ、と順次継ロッドの把持、ロッドの分離と繰り返し、最終的に掘削ロッド7を引き抜いて取り外し、作業を終了するものである。
従って前記実施形態機械は、掘削作業単位がロッド長単位となり、掘進作業が細かな繰り返しとなる従前の設置型油圧作動のボーリングマシンに比較してその作業能率が向上するものであり、その電動機の回転数、出力、動作及び停止などの細かい制御も容易に行えるものである。
1 基板
11 透孔
12 保護壁
13 杭体
2 主マスト
21 支持マスト
3 ガイド柱
4 掘削機構部
41 スライド筒部
42 電動駆動部
421 電動機
422 減速ギア部
43 ロッド着脱部
431 エア供給部
5 掘進機構部
51 駆動チェーン
52 駆動電動機
53 伝達スプロケット
6 クランプ機構部
7 掘削ロッド
71 掘削ビット
72 回転軸
73 螺旋羽根
74 箆板羽根

Claims (5)

  1. 掘削位置を切欠部又は透孔とした基板と、前記基板に平行する複数本を立設した主マストと、前記主マストの上下端近傍で連結して主マストと並設したガイド柱と、前記ガイド柱に二重筒状に装着されるスライド筒部、及び掘削位置の上方で、前記スライド筒部に付設した電動駆動部並びに掘削ロッド等のロッド着脱部を備えた掘削機構部と、主マストに付設して掘削機構部を上下動作させる電動の掘進機構部と、基板上面における掘削ロッド通過位置に、掘削ロッドの把持開放をなすクランプ機構部を備えてなることを特徴とする井戸用掘削機。
  2. 主マストを、基板に立設した支持マストで支持してなる請求項1記載の井戸用掘削機。
  3. 基板の掘削位置を透孔に形成すると共に、透孔周囲に保護壁を周設してなる請求項1又は2記載の井戸用掘削機。
  4. 掘進機構部を、主マストの上下端間に巻回し、途中位置で掘削機構部と連結した駆動チェーンと、主マストに付設して前記駆動チェーンを動作せしめる電動機で構成してなる請求項1乃至3記載の何れかの井戸用掘削機。
  5. 掘削ロッドとして、先端に掘削ビットを備え、回転軸周面に、掘削土を上方に排出する螺旋羽根、及び掘削土を孔壁に押し付ける箆板羽根を備えたものを装着してなる請求項1乃至4記載の何れかの井戸用掘削機。
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