JP3165406U - 仏壇のダウンライト - Google Patents

Abstract

【課題】発光体の交換頻度を減少させると共に、仏壇内にダウンライトを配設する際の結線作業を不要ならしめ、ダウンライトの位置と照射角度との変更を可能ならしめ、更に発光体を極めて容易に点滅することができるようにした仏壇のダウンライトを提供する。【解決手段】ケース１７内に発光体１９を配設してなる仏壇のダウンライトにおいて、該発光体としてＬＥＤを使用し、該ケース内には該ＬＥＤの電源としての電池２５と、該ＬＥＤの点滅を制御するための制御信号を受信することにより該ＬＥＤを点滅動作させる受信部とを備えさせ、仏壇１３の外部から該制御信号を送信するためのリモコンを備えさせたことを特徴とする仏壇のダウンライト。【選択図】図１

Description

本考案は、仏壇のダウンライトに関するものである。

図６に示す如く、仏壇１内には、従来より、照明器具としてダウンライト３が配設されている。すなわち、ダウンライト３は、仏壇１内における天井５に下方を向けて取り付けられている。仏壇１のダウンライト３は、発光体として交流電源を用いた白熱電球を備えている。

なお、仏壇内の照明器具としては、実公昭６１−１５５３４号公報に示すように、発光体として交流電源を用いたナツメ球等の白熱電球を内設した吊り灯篭が知られている。

実公昭６１−１５５３４号公報

しかるに、上記従来のダウンライトは、下記の如き問題を有する。

（イ）従来のダウンライトは発光体として交流電源を用いた白熱電球を内設しているが、白熱電球は寿命が短いため、該電球を短期間で新しいものと交換しなければならない。

（ロ）従来のダウンライトにおいては、交流電源の配線（図６における符号７参照。）と点滅用のスイッチ（図６における符号９参照）が設けられるのであるが、仏壇内部での結線作業が要求される。しかして、このような結線作業は、しばしば専門的な知識を有しない無資格者により行われるため、結線部に緩みを生じ、短絡を引き起こすおそれがある。

（ハ）従来のダウンライトは、仏壇内の天井に固定されるため、仏壇の使用者においてダウンライトの位置を変更することは極めて困難である。

（ニ）従来のダウンライトは、照射角度が固定されており、仏壇の使用者が該照射角度を変更することはできない。

本考案は、従来のダウンライトにおける上述の如き問題を解決し、発光体の交換頻度を減少させると共に、仏壇内にダウンライトを配設する際の結線作業を不要ならしめ、ダウンライトの位置と照射角度との変更を可能ならしめ、更に発光体を極めて容易に点滅することができるようにした仏壇のダウンライトを提供しようとしてなされたものである。

上記課題を解決するために、本考案は、下記の如き仏壇のダウンライトを提供する。

（１）ケース内に発光体を配設してなる仏壇のダウンライトにおいて、
該発光体としてＬＥＤを使用し、該ケース内には該ＬＥＤの電源としての電池と、該ＬＥＤの点滅を制御するための制御信号を受信することにより該ＬＥＤを点滅動作させる受信部とを備えさせ、
仏壇の外部から該制御信号を送信するためのリモコンを備えさせたことを特徴とする仏壇のダウンライト（請求項１）。

（２）仏壇の天井下面に鉄板を取り付け、前記ケースの上面には永久磁石を取り付け、該永久磁石を該鉄板に吸着させることにより該ケースを該天井下面に対し着脱自在かつ水平方向に位置調節自在に取り付ける（請求項２）。

（３）前記ケース内にＬＥＤ支持体を上下方向に回動自在に配設し、該ＬＥＤ支持体に前記ＬＥＤを取り付ける（請求項３）。

［請求項１の考案］
ダウンライトのケース内に配設される発光体としてＬＥＤを使用しているが、ＬＥＤは寿命が長いため、発光体の交換頻度は著しく減少する。

ダウンライトは、ケース内にＬＥＤの電源として電池を備えているため、ダウンライトを配設する際に結線作業を行う必要がない。したがって、結線部に緩みを生じ、短絡を引き起こすという問題は全く生じない。

ダウンライトのＬＥＤは、リモコンにより点滅を制御することができるため、ＬＥＤの点滅操作は極めて容易である。

［請求項２の考案］
ダウンライトのケースは天井下面に対し水平方向に位置調節自在に取り付けられているため、仏壇の使用者はダウンライトを水平方向に容易に位置調節することができる。また、ダウンライトのケースは天井下面に対し着脱自在であるため、仏壇の使用者は、ケース内の電池を容易に交換することができる。

［請求項３の考案］
ケース内にＬＥＤ支持体を上下方向に回動自在に配設し、該ＬＥＤ支持体にＬＥＤを取り付けているため、仏壇の使用者はダウンライトの照射角度を容易に変更することができる。

図１は、本考案によるダウンライトの一例を分解して示す断面図である。 図２は、同上ダウンライトの底面図である。 図３は、同上ダウンライトにおけるケース本体の平面図である。 図４は、鉄板の一例を拡大して示す断面図である。 図５は、同上ダウンライトを仏壇の天井下面に取り付けた状態を概略的に示す正面図である。 図６は、従来のダウンライトを仏壇の天井下面に取り付けた状態を概略的に示す正面図である。

符号１１に示すものは本考案によるダウンライトである。ダウンライト１１は、従来のダウンライトと同様に、仏壇１３の天井下面１５に取り付けられるものであり、ケース１７内に発光体１９を配設している。

しかして、本考案においては、ケース１７は、ケース本体２１の上部に蓋部２３を着脱自在に取り付けてなるものである。蓋部２３は、一例として、ケース本体２１の上部に螺合し、該ケース本体２１に対して回動させることにより該ケース本体２１に容易に着脱するようになす。

ケース１７内に配設される発光体１９は、ＬＥＤ（発光ダイオード）である。図示の事例においては、多数個のＬＥＤ１９がケース本体２１の下部に取り付けられている。ＬＥＤ１９は、一例として、合計２４個とし、そのうちの１２個は白色、他の１２個は薄黄色（自然色）とする。

ケース本体２１内には、該ＬＥＤ１９の電源としての電池２５と、該ＬＥＤ１９の点滅を制御するための制御信号を受信することにより該ＬＥＤ１９を点滅動作させる受信部２７とを備えさせる。

電池２５は、一例として乾電池とする。符号２９に示すものは、電池２５を収納する電池収納部である。電池２５は、蓋部２３をケース本体２１から外すことにより、容易に交換することができる。

ＬＥＤ１９の点滅を制御するための制御信号は、一例として赤外線による信号である。

ダウンライト１１は、更に、仏壇１３の外部から該制御信号を送信するためのリモコン（リモートコントロール）３０を備えている。

仏壇１３の天井下面１５に鉄板３１を取り付け、ケース１７の上面には永久磁石３３を取り付け、該永久磁石３３を該鉄板３１に吸着させることにより該ケース１７を該天井下面１５に対し着脱自在かつ水平方向に位置調節自在に取り付ける。

鉄板３１は仏壇１３の天井下面１５に接着する。鉄板３１は、一例として図４に示すように、予め片面に接着剤層３５を備え、該接着剤層３５の表面に剥離紙３７を備えている。

永久磁石３３は、好ましくは強力なネオジム磁石とする。

前記ケース１７内にＬＥＤ支持体３９を上下方向に回動自在に配設し、該ＬＥＤ支持体３９に前記ＬＥＤ１９を取り付ける。

すなわち、一例として図１に示すように、ケース本体２１内に支軸４１を水平方向に横架し、該支軸４１にＬＥＤ支持体３９を上下方向に回動自在に支持させ、該ＬＥＤ支持体３９にＬＥＤ１９を取り付ける。符号４３に示すものは、ＬＥＤ１９の透明カバーである。

この事例においては、ＬＥＤ１９を取り付けたＬＥＤ支持体３９を上下方向に回動自在させることにより、ダウンライトの照射角度を変更することができる。ダウンライトの照射角度は、例えば約１０〜１２度の範囲で調節可能とする。

１ 仏壇
３ ダウンライト
５ 天井
７ 配線
９ スイッチ
１１ ダウンライト
１３ 仏壇
１５ 天井下面
１７ ケース
１９ 発光体
２１ ケース本体
２３ 蓋部
２５ 電池
２７ 受信部
２９ 電池収納部
３０ リモコン
３１ 鉄板
３３ 永久磁石
３５ 接着剤層
３７ 剥離紙
３９ ＬＥＤ支持体
４１ 支軸
４３ 透明カバー

Claims (3)

1. ケース内に発光体を配設してなる仏壇のダウンライトにおいて、
   該発光体としてＬＥＤを使用し、該ケース内には該ＬＥＤの電源としての電池と、該ＬＥＤの点滅を制御するための制御信号を受信することにより該ＬＥＤを点滅動作させる受信部とを備えさせ、
   仏壇の外部から該制御信号を送信するためのリモコンを備えさせたことを特徴とする仏壇のダウンライト。
2. 仏壇の天井下面に鉄板を取り付け、前記ケースの上面には永久磁石を取り付け、該永久磁石を該鉄板に吸着させることにより該ケースを該天井下面に対し着脱自在かつ水平方向に位置調節自在に取り付けたことを特徴とする請求項１に記載の仏壇のダウンライト。
3. 前記ケース内にＬＥＤ支持体を上下方向に回動自在に配設し、該ＬＥＤ支持体に前記ＬＥＤを取り付けたことを特徴とする請求項１又は２に記載の仏壇のダウンライト。

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