JP3165347U - 商品陳列ケース - Google Patents
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Abstract
Description
これは、店員の接客対応が、商品陳列ケースを間に挟んで、ケースの正面側に当たる通路側のお客に対応する商慣習によるものである。以下、このような旧来からの接客対応を旧接客対応ともいう。
例えば、店員がお客の通路側から当該ケース越しに大きく身を乗り出してケース背面の引き戸や観音扉等を開けたり、或いは、更に、身を乗り出しながら手を一杯に伸ばして、ケース内の商品を出し入れせねばならなかった。
例えば、ケースの正面側に引き戸を設けるのは、本来、ケースの正面側であるべきところに、恰も、従来の当該ケースの正面側と裏面側とを反対にしてケースを設置したかのように見え、ケースの裏面側を正面に据えたかのようで、甚だ見栄えがよろしくないし、
引き戸では、開口部が半分しか使用できず、商品の出し入れに不便でもある。
商品陳列ケースの垂直横断面において前記ケースの正面側から背面側への奥行き幅方向への押し込みと正面側への引き出しとが自在な扉を備え、
前記扉は、ケースの奥行き幅内において当該幅方向の両側板側に各々相対に配設されたガイド部材に規制されて習動自在に設けられたアンカー板と、前記アンカー板に回動自在な連結部を介して一連の板状に連結されて、ケースの正面側開口部を塞ぐように形成された正面板とを備え、
前記正面側開口部を開口する際には、前記正面板の自由端側を持って、ケースの奥行き幅方向に前記アンカー部と共に当該正面板を押し込み、
前記正面側開口部を閉口するには前記正面板の自由端側を持って正面側へ引き出す構成としたことを特徴とする。
押し込まれる正面板の両端縁側の各々の少なくとも一部が両ガイド部材に係脱自在に係合して支持されることを特徴とする。
少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は、何れも、透視可能な素材で形成されたことを特徴とする。
連結部は蝶番の連結構造であることを特徴とする
ガイド部材は、アンカー板の両端縁側の少なくとも一部が嵌入した断面コ字形状であることを特徴とする。
押し込まれる正面板の両端縁側がガイド部材に係脱自在に係合して支持されることを特徴とする。
少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は何れも平板であって、ガイド部材も直線状に配設されたことを特徴とする。
少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は、何れも、垂直横断面において、同一曲率で曲げられた湾曲板であって、ガイド部材も同一曲率で曲線状に配設されたことを特徴とする。
又、このケース1では、底板4及び背板5を除く、天板2、扉3及び左右の側板6,7を透明部材としているが、これに限らず、底板4或いは背板5を含めて六面全てを透明部材としてもよい。商品陳列ケースとしては、少なくとも上面の天板2と正面の扉3とを透明部材とするのが好適である。尚、ここで透明部材とは商品が可視可能な半透明部材をも含むものとする。
これにより、ケース1の正面側(図2における扉3の占める部位)は全面的に開口される。
図2のようにケース1の正面側(3)の開口部を閉口させるには、図5の状態の扉3の正面板31の自由端側を持って図4の状態に一旦扉3(正面板31)を引き出した後、図3の状態に正面板31の自由端側を引き下ろして、開口部(3)を閉じる(図2の状態)。
即ち、図2乃至図5に示す扉3は、図9に示すように、ケース1の正面(3)側の開口部を塞ぐように形成された正面板31とアンカー板32とが回動自在な連結部33を介して、両板を180度に展開すると恰も一連の板状になるようで回動自在に連結されている。この実施例の連結部33は正面板3とアンカー板32とが接する部位を蝶番構造33として回動自在に組み合わせてある。
図8及び図9において、この実施例では、断面コ字形状の部材を用いたガイド部材34のコ字形凹部に、アンカー板32の両端縁321の全縁側を習動自在に挿し込んだ状態で嵌め込み係合されている。
他方、この図4の状態において、扉3の正面板31の両縁部311はガイド部材34との係合が解かれて、蝶番の連結部33を中心に回動自在となって、図3から図2の状態へと引き下ろし、ケース1の開口部即ち正面側の開口部を閉口させることができる。
尚、当然のことながら施錠手段はこのシリンダ錠35に限らず適宜な手段を用いてよい。
2 上面(天板)
3 正面(扉)
31 正面板
311 側縁(正面板)
32 アンカー板
321 側縁(アンカー板)
33 連結部(蝶番)
34 ガイド部材
341 ストッパ
35 シリンダ錠
36 鍵穴
4 背面(背板)
5 底面(底板)
6 側面(側板)
7 側面(側板)
Claims (8)
- 商品陳列ケースの垂直横断面において、前記ケースの正面側から背面側への奥行き幅方向への押し込みと正面側への引き出しとが自在な扉を備え、
前記扉は、
ケースの奥行き幅内において当該幅方向の両側板側に各々相対に配設されたガイド部材に規制されて習動自在に設けられたアンカー板と、
前記アンカー板に回動自在な連結部を介して一連の板状に連結されて、ケースの正面側開口部を塞ぐように形成された正面板とを備え、
前記正面側開口部を開口する際には、
前記正面板の自由端側を持って、ケースの奥行き幅方向に前記アンカー部と共に当該正面板を押し込み、
前記正面側開口部を閉口するには前記正面板の自由端側を持って正面側へ引き出す構成
としたことを特徴とする商品陳列ケース。 - 押し込まれる正面板の両端縁側の各々の少なくとも一部が両ガイド部材に係脱自在に係合して支持されることを特徴とする請求項1の商品陳列ケース。
- 少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は、何れも、透視可能な素材で形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品陳列ケース。
- 連結部は蝶番の連結構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の商品陳列ケース。
- ガイド部材は、アンカー板の両端縁側の少なくとも一部が嵌入した断面コ字形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れかに記載の商品陳列ケース。
- 押し込まれる正面板の両端縁側がガイド部材に係脱自在に係合して支持されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の商品陳列ケース。
- 少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は何れも平板であって、ガイド部材も直線状に配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の商品陳列ケース。
- 少なくとも、ケースの天板、扉を構成するアンカー板及び正面板は、何れも、垂直横断面において、同一曲率で曲げられた湾曲板であって、ガイド部材も同一曲率で曲線状に配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の商品陳列ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010007198U JP3165347U (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 商品陳列ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010007198U JP3165347U (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 商品陳列ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3165347U true JP3165347U (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=54876635
Family Applications (1)
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JP2010007198U Expired - Lifetime JP3165347U (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 商品陳列ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3165347U (ja) |
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2010
- 2010-10-29 JP JP2010007198U patent/JP3165347U/ja not_active Expired - Lifetime
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