JP3164447U - 永久磁石を利用した改良型動力機 - Google Patents
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Abstract
【課題】永久磁石の吸引力及び反発力を連続運動として取り出すため、永久磁石の同磁極間において吸引板を回転させるが、吸引板を回転させる動力をより小さなものとし、永久磁石の吸引力と反発力をより大きな動力としてなめらかに取り出すことができる動力機を提供する。【解決手段】本動力機は、円を４分の１等分した扇形の永久磁石をピストンとする１個のシリンダを４個納めたシリンダ筒を作製し、構造及び極性が同一である１対のシリンダ筒を同じ中心軸にわずかの間隙を置いて左右対称に設置し、１対のシリンダ筒の間隙において吸引板を回転させることにより課題の解決を図った。吸引板については、シリンダの永久磁石と同一の扇形をした鉄製の吸引板２枚を１８０度の対照に配置し、吸引板を円滑に回転させるため１枚の円板に組込み、シリンダ筒の回転軸に取り付け、２個のシリンダ筒の間で円滑に回転させるようにした。【選択図】図１
Description
本考案は、従前の永久磁石の吸引力及び反発力を利用した動力機においては吸引板を出入することに無理が生じていたが、シリンダ筒に４個の扇形シリンダを配置し、永久磁石と相似形をした２枚の扇形の吸引板を回転させることにより従前の問題の改善を図ったものである。扇形の永久磁石はそれぞれピストンの役割を受け持ち、吸引板が近づくと吸引力が生じて近づき、吸引板が遠ざかると反発力が生じて離れようとするが、一方、吸引板が永久磁石から遠ざかろうとするときに吸引板に対する保持力が生じ、逆に、吸引板が永久磁石に近づこうとするときにかかる引込力が生ずる。従前の動力機は、保持力に打ち勝つ吸引板の動力源が必要であったが、本考案は、シリンダに扇形の永久磁石４個をそれぞれ対称に配置し、永久磁石と相似形をした吸引板２枚を１８０度の対称に配置することにより、吸引板を回転しても永久磁石が吸引板に作用する保持力と引込力が相殺されるため、吸引板を回転させる動力源を小型化し且つ滑らかな回転を得ることができるように改善したもの。
本考案の改良型動力機は、近年特に国を挙げて取り組んでいるクリーンエネルギー開発において革新的な技術を提供するものである。永久磁石の吸引力と反発力を利用することによって、様々な装置の動力源として活用できる。例えば、車のエンジンとして、吸引板を回転する動力源はバッテリーを使用するが、吸引板を回転するだけの小さな動力から永久磁石の吸引力と反発力を利用した大きな動力が得られ、バッテリーを直接の動力源としないために長時間使用を可能にし、バッテリー性能が持続する限り、充電が必要になるまで連続運転が可能となる。また、より強力な永久磁石の利用と複数の本考案の動力機を併用することにより、さらに高出力の動力機の作製が可能となる。
解決しようとする課題は、永久磁石の吸引力及び反発力を連続運動として取り出すため、永久磁石の同磁極間において吸引板を回転させるが、吸引板を回転させる動力をより小さなものとし、永久磁石の吸引力と反発力をより大きな動力としてなめらかに取り出すことができる装置の開発である。
本考案の改良型動力機は、円を４分の１等分した扇形の永久磁石をピストンとする１個のシリンダを４個納めたシリンダ筒を作製し、構造及び極性が同一である１対のシリンダ筒を同じ中心軸にわずかの間隙を置いて左右対称に設置し、１対のシリンダ筒の間隙において吸引板を回転させることにより課題の解決を図った。吸引板については、シリンダの永久磁石と同一の扇形をした鉄製の吸引板２枚を１８０度の対照に配置し、吸引板を円滑に回転させるため１枚の円板に組込み、シリンダ筒の回転軸に取り付け、２個のシリンダ筒の間で円滑に回転させるようにした。
特許願 １９８１年１０月９日 出願人 橘田治樹
特許願 １９８１年１０月９日 出願人 橘田治樹
本考案の改良型動力機は、クリーンエネルギー発生装置ともいえるもので、永久磁石の吸引力及び反発力を利用するため、永久的な動力源として活用できる。永久磁石の動力を発生させるため吸引板を回転する動力が必要となるが、バッテリー、水力等のエネルギーで賄うことができ、永久磁石の大きな吸引力及び反発力を大きな動力として連続して取り出すことができるため、革新的なクリーンエネルギー発生装置として期待できる。
本考案の改良型動力機は、ピストンに永久磁石を利用し扇形をした４個のシリンダで構成するシリンダ筒を１対配置し、シリンダの永久磁石と同一の扇形をした鉄製等の磁性体材料で作製した円板を１８０度の対照に配置し、シリンダ筒の回転軸に取り付け回転させるようにすることによって、滑らかな吸引板の回転と連続的な永久磁石の吸引力及び反発力を取り出すことを可能にしたものである。
１ ピストン
２ ピストン軸
３ 回転軸
４ 吸引板
５ 磁性体
６ 非磁性体
２ ピストン軸
３ 回転軸
４ 吸引板
５ 磁性体
６ 非磁性体
Claims (1)
- 扇形のシリンダ４個を円筒形の筒に納めたものが１個のシリンダ筒であり、２個のシリンダ筒をわずかの間隔をおいて左右対称に設置すると、相対するシリンダの扇形の永久磁石は同極であるため反発しあうが、２個のシリンダ筒の隙間に吸引板である鉄製の板を置くとシリンダ内の永久磁石は強く吸着しようとする。この性質を利用し、永久磁石と相似形の扇形をした２枚の吸引板を１８０度対称に設置し回転させることによって、連続的に永久磁石の吸引力と反発力を取り出すことができる改良型の動力機に関するもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010005450U JP3164447U (ja) | 2010-08-13 | 2010-08-13 | 永久磁石を利用した改良型動力機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010005450U JP3164447U (ja) | 2010-08-13 | 2010-08-13 | 永久磁石を利用した改良型動力機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3164447U true JP3164447U (ja) | 2010-12-02 |
Family
ID=54875843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010005450U Expired - Fee Related JP3164447U (ja) | 2010-08-13 | 2010-08-13 | 永久磁石を利用した改良型動力機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164447U (ja) |
-
2010
- 2010-08-13 JP JP2010005450U patent/JP3164447U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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