JP3163551U - アーティフィシャルフラワー - Google Patents

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由美 結城
由美 結城
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株式会社ユミカツラインターナショナル
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Abstract

【課題】花蕊が黒など濃色であるがゆえに、結婚式で花嫁・花婿が身につけるブーケ・ブートニア等には使用しがたかった生花を、結婚式にふさわしく、かつ独創的に用いることができるアーティフィシャルフラワーを提供する。【解決手段】花蕊が黒色系の花を模したアーティフィシャルフラワーを解体して得た花弁1aと、別種の小型の花を模したアーティフィシャルフラワーの花だけを分離して得た花蕊部を構成する花2を組み合わせる。【選択図】図1

Description

本考案は、主に結婚式で花嫁・花婿が身につける、アーティフィシャルフラワー(造花)に関するものである。
結婚式で花嫁・花婿が身につけるブーケ・ブートニアを始めとした花には生花が用いられるのが一般的だが、最近では、加工及び長期保存が可能なように、生花に特殊処理を施したプリザーブドフラワーや、生花の自然な美しさを再現したアーティフィシャルフラワー等が用いられることもある。
このようなプリザーブドフラワーや造花に関連する技術が、例えば次の文献において開示されている。
特開2006−57203公報 特開2007−70779公報
昨今のブライダル業界においては、当人のイメージにあわせてドレス・髪飾り等をトータルでコーディネートするため、花嫁が身につけるブーケやお揃いで用意する花婿用ブートニア、ドレスの装飾や髪飾りに使用する花についても、具体的にこの種類の花を使用したい、とあらかじめ想定されている場合がある。
また、需要者である花嫁においても、自分の好きな花や思い出の花、好ましい花言葉を有する花として、具体的に花の種類を指定してリクエストすることも多い。
しかしながら、例えばアネモネやガーベラのように花蕊が黒などの濃色の花は、一般に黒という色が結婚式には向かないこと、またドレスのイメージに合わせにくいことから使用しづらい場合が多かった。
また、生花の代わりに使用されるプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーにおいても、本来これらの加工花、造花は、元となる生花の美しさを再現することに主眼が置かれているため、上記のような花蕊が黒色系の花については同様に花嫁・花婿が身につける花としては使用しにくいという問題があった。
そこで、本考案は、ドレスのトータルイメージや需要者の要望から使用が求められる花であっても、花蕊が黒色系であるがゆえに、結婚式で花嫁・花婿が身につけるブーケ・ブートニア及びドレスの装飾や髪飾り等の花としては使用しがたかった生花を、アーティフィシャルフラワーにおいて提供するものである。
本考案は、花蕊が黒色系の種類の花を模したアーティフィシャルフラワーの、その花蕊部分に別の花を模したアーティフィシャルフラワーを組み合わせることで、従来、結婚式には使用しにくかった花を、結婚式にふさわしく、かつ独創的な意匠性に富んだ造花として提供することにある。
すなわち、本考案は、請求項1に記載の、花蕊が黒色系の種類の花を模したアーティフィシャルフラワーの花蕊部分に、別の種類の花を模したアーティフィシャルフラワーを組み合わせることを特徴とする、独創的な意匠性を有する造花を提供するものである。
本考案のアーティフィシャルフラワーは、従来は結婚式において使用しがたかった、アネモネやガーベラ等花蕊が黒色系の種類の花であっても、その花の美しさ・特長を生かしながら、花蕊の部分を別の種類の花に置き換えて組み合わせることで、別種の美しさを有する花として提供することが可能になり、ブライダル業者がウエディングドレスとのトータルコーディネートから使用を希望する花や、需要者自身が要望する花を提供できるという利点がある。
図1は実施例1の実施形態における造花Aの図である。 図2は実施例1の花弁部1aを示した図である。 図3は実施例1の花蕊部の造花2を示した図である。 図4は実施例2の実施形態における造花Bの図である。 図5は実施例2の花弁群1bを示した図である。
以下に、本考案のアーティフィシャルフラワーの一実施形態について、図面を参照しながら説明するが、本考案は下記の実施形態に限定されるものではなく、特に花弁部1、花蕊部2に使用されるアーティフィシャルフラワーの種類は下記の花に限定されない。
図1に示す斜視図のように、本実施形態の造花Aは、アネモネのアーティフィシャルフラワーを解体して得た複数枚(本実施形態では6枚)の花弁1aと、その中央部に配設された数個(本実施形態では4個)のアジサイのアーティフィシャルフラワーの花2と、茎部材3とを備えている。
図2に示す各花弁1aは、アネモネを模したアーティフィシャルフラワーの、萼の根元をカットし花弁だけを1枚1枚分離したもので、これを本実施形態の造花の花弁構成部材として使用している。
各花弁1aの裏側にはワイヤー4が接着されており、これにより、花弁に、アネモネの生花と同様な自然なカーブが形成される。
図3で示す、花弁の中央部、花蕊の位置に配設される花2としては、アジサイや胡蝶蘭等の小型の花が望ましい。
本実施例では、アジサイのアーティフィシャルフラワーを分離して得たものを花蕊部に使用している。
それぞれの花の中心にU字に形成したワイヤー4を通し、ワイヤーのU字部分が見えないように、ワイヤーのU字部分に花蕊様の凸部を重ねて形成してなる。
茎部材3は花蕊部を構成する花2のワイヤー4に、花弁を構成する1aのワイヤー4を巻きつけ、その上からフローラルテープを巻いて形成される。
図4に示す、本実施形態の造花Bは、ガーベラを模したアーティフィシャルフラワーを解体して得た花弁群1bと、その中央部に配設された数個(本実施形態では4個)のアジサイのアーティフィシャルフラワーの花2と、茎部材3とを備えている。
図5に示すように花弁群1bは、ガーベラを模したアーティフィシャルフラワーの萼の根元をカットして萼をはずし、必要があればラベルはがし液を用いて、花弁群ごと分離して得たものである。
次に、この花弁群1bを、複数枚、外側の花弁群から元通りの順に重ね、その中央部に形成された穴部に、アジサイの花を模したアーティフィシャルフラワー2のU字ワイヤー4を通し、接着剤(グルーガン、木工用ボンド等)により1bと2を接着する。
A アーティフィシャルフラワー
1a 花弁部造花
2 花蕊部造花
3 茎部材
4 ワイヤー
B アーティフィシャルフラワー
1b 花弁群造花

Claims (1)

  1. 花蕊が黒色系である種類の花を模したアーティフィシャルフラワーの花蕊部分に、別の種類の花を模したアーティフィシャルフラワーを組み合わせたことを特徴とする、独創的な意匠性を有する造花。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015001032A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 奥村 曜子 フラワー装飾品の製造方法及びフラワー装飾品

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