JP3163086B1 - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP3163086B1
JP3163086B1 JP2000382685A JP2000382685A JP3163086B1 JP 3163086 B1 JP3163086 B1 JP 3163086B1 JP 2000382685 A JP2000382685 A JP 2000382685A JP 2000382685 A JP2000382685 A JP 2000382685A JP 3163086 B1 JP3163086 B1 JP 3163086B1
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 中間転写部の構成が小型シンプルでメン
テナンス性の良く、色ずれの発生しないカラー画像記録
装置を提供する。 【解決手段】 複数の個別ユニット13Y、13M、1
3C、13BKを着脱可能な状態で略円柱状に集合配置
してなる像形成ユニット群14と、中間転写体3を収納
する中間転写体ユニット2を設ける。像形成ユニット群
14の停止位置は、個別ユニット13Y、13M、13
C、13BKの一つが像形成位置に配置され像形成に用
いられる像形成配置と、全ての個別ユニットが像形成位
置に位置しない退避配置、とを有する。各個別ユニット
13Y、13M、13C、13BKと中間転写体ユニッ
ト2は、いずれも像形成ユニット群14が退避配置にあ
るときにのみ、像形成ユニット群14の回転軸垂直方向
から着脱可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファクシミリ等に応用できるカラ
ー画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のカラー電子写真方法では、イエ
ロ、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を受像紙上
で重ね合わせてカラー像を形成する方法がとられてい
る。このカラー像形成方法としては、単一の感光体上に
順次各色のトナー像を形成し、中間転写体に巻き付けた
受像紙を回転させて繰り返しこの感光体に対向させ、そ
こで順次形成される各色のトナー像を重ねて転写してい
く中間転写体方式と、複数の像形成部を並べて配置し、
ベルトで搬送される受像紙にそれぞれの像形成部を通過
させて順次各色のトナー像を転写し、カラー像を重ね合
わす連続重ね方式が一般的である。
【0003】中間転写体に受像紙を巻き付ける方式を用
いたものに、特開平1−252982号公報に示される
カラー画像形成装置がある。図10はこの従来例の全体
構成の概要を示すもので、以下その構成と動作を簡単に
説明する。図10において、101は感光体で、これに
対向して帯電器102と、現像部103と、中間転写体
104、クリーナ105が設けられている。現像部10
3は、イエロ色のトナー像をつくるためのY現像器10
6、マゼンタ色のM現像器107、シアン色のC現像器
108、黒色のBk現像器109とで構成され、現像器
群全体が回転して各々の現像器が順次感光体101に対
向し現像可能の状態になる。中間転写体112と感光体
は動作中は対向しながらそれぞれ矢印方向に一定速度で
回転している。
【0004】像形成動作が開始すると感光体101が矢
印方向に回転するとともに、その表面が帯電器102に
よって一様に帯電される。その後感光体表面には、1色
目のイエロの像を形成するための信号で変調されたレー
ザビーム110を照射されて、潜像が形成される。次に
この潜像は最初に感光体に対向しているY現像器106
により現像され、イエロのトナー像が形成される。感光
体上に形成されたイエロのトナー像が中間転写体104
に対向する位置に移動するまでに、すでに中間転写体1
04の外周には給紙部111から送られた受像紙として
の1枚の用紙が先端を爪部112でつかまれて巻き付け
られており、その用紙の所定の位置に感光体上のイエロ
のトナー像が対向して出会うようにタイミングがとられ
ている。
【0005】感光体上のイエロのトナー像が転写帯電器
113の作用により用紙に転写された後、感光体表面は
クリーナ105により清掃されて、次色の像形成が準備
される。続いてマゼンタ、シアン、黒のトナー像も同様
に形成されるが、そのとき現像部103は色に応じて用
いる各現像器を感光体に対向させて現像可能の状態にす
る。中間転写体の径は最長の用紙が巻き付けられかつ各
色の像間で現像器の交換が間に合うように充分の大きさ
を持っている。
【0006】各色の像形成のためのレーザビーム110
の照射は、回転につれて感光体上の各色のトナー像と中
間転写体上の用紙に既に転写されたトナー像とが位置的
に合致されて対向するようにタイミングがとられて実行
される。この様にして4色のトナー像が中間転写体10
4上で用紙に重ねて転写されて、用紙上にカラー像が形
成される。全ての色のトナー像が転写された後、用紙は
剥離爪114により中間転写体104から剥されて、搬
送部115を経て定着器116によりトナー像が定着さ
れ、装置外へ排出される。最後に、中間転写体104の
表面がトナーで汚れるために、クリーナ119で表面を
清掃する。
【0007】さらにまた、転写材上に異なる色のトナー
像を重ねてカラー像を形成する他の方法として、感光体
上に順次形成される各色トナー像を中間転写体上に一旦
重ねて、最後にこの中間転写体上のトナー像を一括して
受像紙に移す方法が特開平2−212867号公報で開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】中間転写体に受像紙を
巻き付ける方式では、異なる色のトナー像の位置を合わ
せて重ねるために中間転写体ドラムを用いる。この中間
転写体ドラムを感光体に対して同速度で回転させ、さら
に像の先端のタイミングを合わせることによって、カラ
ー像を形成する場合の各色トナー像の相互位置を合致さ
せる。
【0009】しかしながら上記のような構成では、中間
転写体に用紙を巻き付ける必要があるため、中間転写体
の径が一定の大きさ以上必要であり、またその構造が非
常に複雑で高精度が要求されるため、装置が大がかりで
高価なものとなっていた。またこの中間転写体104は
クリーナ119と別構成になっているために、中間転写
体の交換時にはクリーナ119のメンテナンスを別途行
う必要があった。また中間転写体自体には寿命がある
が、その交換時期を自動に検出することは困難なため
に、定期的にサービスマンがユーザを訪問し交換が必要
か否かをチェックする必要があった。さらに、このよう
な構成では、中間転写体と感光体とが接触したままメン
テナンスする構成のために、中間転写体の交換時に感光
体101の表面を傷つけたり、外部からの光が感光体に
直接当たって感光体を劣化させる原因にもなっていた。
【0010】本発明の目的は上記問題点に鑑み、中間転
写部の構成が小型シンプルでメンテナンス性が良いカラ
ー画像記録装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像記録
装置は、内部にカラートナーを収容する複数の個別ユニ
ットを着脱可能な状態で略円柱状に集合配置してなる回
転体を有し、感光体上に露光・現像された画像を、中間
転写ユニットに収納された中間転写体を介して、記録紙
に転写するカラー画像記録装置において、前記回転体の
停止位置は、前記個別ユニットの一つが像形成位置に配
置され像形成に用いられる像形成配置と、全ての前記個
別ユニットが像形成位置に位置しない退避配置、との二
つの位置に回転移動可能に制御され、前記中間転写ユニ
ットは、前記回転体が前記退避配置にあるときにのみ、
前記回転体の回転軸垂直方向から着脱可能に構成される
とともに、前記個別ユニットは、前記回転体が前記退避
配置にあるときにのみ、前記回転体回転軸垂直方向から
着脱可能に構成される。これにより、個別ユニット及び
中間転写ユニットの双方の交換が容易であり、小型シン
プルでメンテナンス性のよい中間転写体ユニットを有す
るカラー画像記録装置を得ることができる。特に、個別
ユニット、中間転写ユニット、いずれを着脱する場合で
あっても、回転体の停止位置は、像形成配置とは異なる
退避配置、つまり、画像形成時における回転体停止位置
に対して所定角度だけずれた位置にあるため、画像形成
手段は相互に非動作・非接触状態にあり、ユニット交換
時に感光体等の像形成手段が擦れたりして傷つくことは
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様のカラー画像
記録装置は、内部にカラートナーを収容する複数の個別
ユニットを着脱可能な状態で略円柱状に集合配置してな
る回転体を有し、感光体上に露光・現像された画像を、
中間転写ユニットに収納された中間転写体を介して、記
録紙に転写するカラー画像記録装置において、前記回転
体の停止位置は、前記個別ユニットの一つが像形成位置
に配置され像形成に用いられる像形成配置と、全ての前
記個別ユニットが像形成位置に位置しない退避配置、と
の二つの位置に回転移動可能に制御され、前記中間転写
ユニットは、前記回転体が前記退避配置にあるときにの
み、前記回転体の回転軸垂直方向から着脱可能に構成さ
れるとともに、前記個別ユニットは、前記回転体が前記
退避配置にあるときにのみ、前記回転体回転軸垂直方向
から着脱可能に構成される。また,以下のような構成と
してもよい。本発明の他の態様のカラー画像記録装置
は、各々が少なくとも回動する感光体とそれぞれ色の異
なるトナーを有する現像手段とを備え前記感光体上にそ
れぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能
な像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを並べ
配置した像形成ユニット群と、単一の露光位置と単一の
転写位置より構成され前記像形成ユニットが像形成を行
う像形成位置と、前記複数の像形成ユニットを順番に前
記像形成位置に配置するため前記像形成ユニット群全体
を移動させる移動手段と、前記感光体上にトナー像を形
成した後前記トナー像を前記像形成位置の転写位置で転
写する中間転写体を含む中間転写体ユニットと、を有す
るカラー画像記録装置であって、前記中間転写体ユニッ
トをカラー画像記録装置から取り外すときに前記像形成
ユニットの全てが前記像形成位置から退避する構成とす
る。また本発明の他の態様の中間転写体ユニットは、各
々が少なくとも回動する感光体とそれぞれ色の異なるト
ナーを有する現像手段とを備え前記感光体上にそれぞれ
異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能な像形
成ユニットと、前記複数の像形成ユニットを並べ配置し
た像形成ユニット群と、単一の露光位置と単一の転写位
置より構成され前記像形成ユニットが像形成を行う像形
成位置と、前記複数の像形成ユニットを順番に前記像形
成位置に配置するため前記像形成ユニット群全体を移動
させる移動手段と、前記感光体上にトナー像を形成した
後前記トナー像を前記像形成位置の転写位置で転写する
中間転写体と前記中間転写体上のトナーを集め収容する
廃トナー溜めとを一体構成にした中間転写体ユニット
と、受像シート上のトナー像を定着する定着手段と、を
有するカラー画像記録装置に用いる中間転写体ユニット
であって、前記中間転写体ユニットの廃トナー溜めが廃
トナーで満杯になる廃トナー溜めの寿命が前記中間転写
体の寿命より短い構成とする。
【0013】さらに本発明の他の態様の中間転写体ユニ
ットは、それぞれ色の異なるトナーを有する現像手段
と、単一の感光体と、前記感光体上にトナー像を形成し
た後前記トナー像を前記像形成位置の転写位置で転写す
る中間転写体と、前記中間転写体上のトナーを集め収容
する廃トナー溜めと、を有するカラー画像記録装置に用
いる中間転写体ユニットであって、前記中間転写体と、
前記廃トナー溜めと、前記廃トナー溜め内に貯まった廃
トナーの量を検出する前記廃トナー満杯検出器と、を一
体構成とする。
【0014】さらにまた本発明の他の態様の中間転写体
ユニットは、各々が少なくとも回動する感光体とそれぞ
れ色の異なるトナーを有する現像手段とを備え前記感光
体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の
移動可能な像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニッ
トを並べ配置した像形成ユニット群と、単一の露光位置
と単一の転写位置より構成され前記像形成ユニットが像
形成を行う像形成位置と、前記複数の像形成ユニットを
順番に前記像形成位置に配置するため前記像形成ユニッ
ト群全体を移動させる移動手段と、前記感光体上にトナ
ー像を形成した後前記トナー像を前記像形成位置の転写
位置で転写する中間転写体と、前記中間転写体上のトナ
ーを集め収容する廃トナー溜めと、を有するカラー画像
記録装置に用いる中間転写体ユニットであって、前記中
間転写体と、前記廃トナー溜めと、前記廃トナー溜め内
に貯まった廃トナーの量を検出する廃トナー満杯検出器
と、を一体構成とする。
【0015】さらにまた本発明の他の態様の中間転写体
ユニットは、各々が少なくとも回動する感光体とそれぞ
れ色の異なるトナーを有する現像手段とを備え前記感光
体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の
移動可能な像形成ユニットと、前記複数の像形成ユニッ
トを並べ配置した像形成ユニット群と、単一の露光位置
と単一の転写位置より構成され前記像形成ユニットが像
形成を行う像形成位置と、前記複数の像形成ユニットを
順番に前記像形成位置に配置するため前記像形成ユニッ
ト群全体を移動させる移動手段と、前記感光体上にトナ
ー像を形成した後前記トナー像を前記像形成位置の転写
位置で転写する中間転写体と、前記中間転写体の位置を
検出する位置検出器と、前記中間転写体上のトナーを集
め収容する廃トナー溜めと、前記廃トナー溜め内に貯ま
った廃トナーの量を検出する廃トナー満杯検出器と、を
有するカラー画像記録装置に用いる中間転写体ユニット
であって、前記中間転写体と前記位置検出器と前記廃ト
ナー溜めと前記廃トナー満杯検出器とを一体構成とす
る。
【0016】本発明の概要について、カラー電子写真装
置を例として、図1を用いて説明する。1はカラー電子
写真プリンタの外装筐であり、図面右端面側が前面であ
る。1Aはプリンタ前面板であり、該前面板はプリンタ
外装筐1に対して下辺側のヒンジ軸1Bを中心に倒し開
き操作、起こし閉じ操作自由である。この開いた状態で
の着脱動作は図2に示す。プリンタ内に対する中間転写
体ユニット2の着脱操作や紙詰まり時などのプリンタ内
部点検保守等は前面板1Aを倒し開いてプリンタ内部を
大きく解放することにより行われる。この中間転写体ユ
ニット2の着脱動作は、感光体の回転軸母線方向に対し
垂直方向になるように設計されている。
【0017】中間転写体ユニット2の構成を図3に示
す。中間転写体ユニット2はユニットハウジング2a
に、中間転写体3、導電性弾性体よりなる第1転写ロー
ラ4、アルミローラよりなる第2転写ローラ5、転写ベ
ルトの張力を調整するテンションローラ6、転写ベルト
上に残ったトナー像をクリーニングするクリーナ7、回
収したトナーを溜おく廃トナー溜め8aおよび8b、廃
トナー溜め8b内のトナー量が満杯になったことを検出
する廃トナー満杯検出器9、転写ベルトの位置を検出す
る位置検出器10、を内包している。この中間転写体ユ
ニット2は、図2においてプリンタ前面板1Aを倒し開
いて、矢印Xに示すようにプリンタ外装筐1内の所定の
収納部に対して着脱自在である。
【0018】中間転写体3は、厚さ100μmのエンド
レスベルト状の半導電性のウレタンを基材としたフィル
ムよりなり、周囲に107Ωcmの抵抗を有するように低
抵抗処理をしたウレタンフォームを成形した第1転写ロ
ーラ4と第2転写ローラ5およびテンションローラ6に
巻回し、矢印Y方向に移動可能に構成される。ここで、
転写ベルトの周長は、最大用紙サイズであるA4用紙の
長手方向の長さ(298mm)に、後述する感光体ドラ
ム(直径30mm)の周長の半分より若干長い長さ(6
2mm)を足した360mmに設定している。クリーナ
7は、中間転写体3を清掃するベルトクリーナ部のファ
ーブラシである。これは、導電性のファーにトナーを静
電的に吸引する電圧を印加する構成である。なお、この
クリーナ7はゴムブレードや電圧を印加したローラであ
ってもよい。
【0019】図4は中間転写体ユニット2の内部に設け
られたフォトインタラプタによる位置検出器10の構成
を示す斜視図である。中間転写体3の端部には検出孔1
2があり、位置検出器10はその検出孔12の通過を光
学的に検出することによって、中間転写体3上でのカラ
ー像の位置合わせをおこなう構成である。
【0020】図2に示すように、中間転写体ユニット2
がプリンタ本体に装着されたときには、第1転写ローラ
4は、感光体11(図1に図示)と接触しない位置にあ
り、また、第2転写ローラ5は、プリンタ前面板1Aが
閉じられたときには、中間転写体3を介して上記の第1
転写ローラ4と同様の構成の第3転写ローラ19に圧接
される。この第3転写ローラ19は中間転写体3に従動
回転可能に構成している。
【0021】再び、図1に戻る。プリンタ中央には黒、
シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型をした
像形成ユニット13Bk、13Y、13M、13Cが像
形成ユニット群14を構成し、図のように円環状に配置
されている。各像形成ユニットは、図1のプリンタ左面
板1Cをヒンジ軸1Dを中心に開いて像形成ユニット群
14の所定の位置に着脱自在である。像形成ユニット1
3はプリンタ内に正規に装着されることにより、像形成
ユニット側とプリンタ側の両者側の機械的駆動系統・電
気回路系統が相互カップリング部材(図示せず)を介し
て結合して機械的・電気的に一体化する。
【0022】円環状に配置されている像形成ユニット1
3Bk、13C、13M、13Yは支持体(図示せず)
に支持されており、全体として移動手段である移動モー
タ15に駆動され、固定されて回転しない円筒状の軸1
6の周りに回転移動可能に構成されている。像形成時に
は、各像形成ユニットは回転移動によって順次前述の中
間転写体3を支持する第1転写ローラ4に対向した像形
成位置17に位置することができる。像形成位置17は
信号光18による露光位置でもある。
【0023】中間転写体ユニット2がプリンタ本体に装
着され、像形成動作が開始すると、第1転写ローラ4
は、中間転写体3を介して感光体11に約1.0kgの
力で圧接され、また、第2転写ローラ5は、中間転写体
3を介して上記の第1転写ローラ4と同様の構成の第3
転写ローラ19に圧接される。
【0024】図5に黒用像形成ユニット13Bkを詳細
に示す。各像形成ユニットは、中に入れた現像剤をの除
きそれぞれ同じ構成部材よりなるので、説明を簡略化す
るため黒用の像形成ユニット13Bkについて説明し、
他色については省略する。なお、各色用について、同じ
部分には同じ符号を付し、各色の構成の区別をつける必
要がある場合は、符号に各色を示す文字を付す。この説
明では、通常の電子写真法に用いる現像法であればいか
なるものでもよいことは言うまでもない。図5におい
て、11はフタロシアニンをポリカーボネート系バイン
ダ樹脂に分散した有機感光体、20は感光体11と同軸
で固定された回転しない磁石、21は感光体をマイナス
に帯電する帯電ローラ、18はレーザ信号光、22はレ
ーザビームが像形成ユニットに進入する露光窓、23は
現像剤ホッパである。現像剤ホッパ23内には、表面を
シリコーン樹脂でコートした粒径50μmのフェライト
キャリヤ24Bkとポリエステル樹脂に黒顔料を分散し
た黒トナー25Bkを混合した2成分現像剤26Bkを
いれ、磁石20の磁力により感光体11表面に付着させ
る。27はアルミニウム製の回転可能な回収電極ロー
ラ、28はその内部に同軸で固定された回転しない磁
石、29は回収電極ローラ上のトナーをかきおとす燐青
銅製のスクレーパ、30は回収電極ローラに電圧を印加
する交流高圧電源である。31は転写後の感光体表面に
残ったトナーを清掃するクリーナである。感光体11の
直径は30mmで、周速60mm/sで矢印方向に回転さ
せ、回収電極ローラ27は直径16mmで、同じく周速
60mm/sで矢印方向に回転させた。
【0025】再び図1に戻り説明する。32はプリンタ
外装筐1内の下側に配設したレーザ露光装置であり、半
導体レーザ、スキャナモータ32a、ポリゴンミラー3
2b、レンズ系32c等から構成されている。該レーザ
露光装置32からの画像情報の時系列電気画素信号に対
応した画素レーザ信号光18は図1の像形成ユニット1
3Bkと13Cとの間に構成された光路窓口33を通っ
て、軸16の一部に開けられた窓34を通して軸16内
の固定されたミラー35に入射し、反射されて像形成位
置17にある像形成ユニット13Bkの露光窓22から
像形成ユニット13Bk内に進入し、像形成ユニット内
に上下に配設されている現像剤溜め23とクリーナ31
との間の通路を通って感光体ドラム11の左側面の露光
部に入射し母線方向に走査露光される。
【0026】ここで光路窓口33からミラー35までの
光路は両隣の像形成ユニット13Bkと13Cとのユニ
ット間の隙間を利用しているため、像形成ユニット群1
4には無駄になる空間がほとんど無い。また、ミラー3
5は像形成ユニット群14の中央部に設けられているた
め、固定された単一のミラーで構成することができ、シ
ンプルでかつ位置合わせ等が容易な構成である。
【0027】19はプリンタ前面板1Aの内側で給送ロ
ーラ36の上方に配設した第3転写ローラであり、中間
転写体3と第3転写ローラ19との圧接されたニップ部
には、プリンタ前面板1Aの下部に設けた紙給送ローラ
36により用紙が送られてくるように用紙搬送路が形成
されている。
【0028】37a・37bはプリンタの内側上部に設
けた定着ローラで、37aの内部にはハロゲンランプ3
8が設けられている。37aと37bとの間にはポリイ
ミドフィルム39が張架されている。このフィルム39
はカラープリントの光沢を出す目的に用いられる。40
は定着ローラ37aに対向し設けられたバックアップロ
ーラ、41は紙出口側に配設した排紙トレイである。以
上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明である。
【0029】次に図2を用い、像形成ユニット13およ
び中間転写体ユニット2の交換時の構成と作用を説明す
る。図2の像形成ユニット群14の位置は、図1の像形
成ユニット群14の位置と異なる。この状態は、像形成
ユニット13Bkが図1の像形成位置17ではなく、非
動作交換位置42にある。ここに示す状態はマゼンタ像
形成ユニット13Mを交換する状態を示しており、この
非動作交換位置42では像形成ユニット13Bkの感光
体11は第1転写ローラ4に対向しない。この非動作交
換位置42において、プリンタはプリント動作を停止
し、プリンタ左面板1Cを開くことによって各像形成ユ
ニット13の交換が図2の矢印Z方向に取り出し可能と
なる。他の像形成ユニット13を交換するときは、像形
成ユニット群14はこの状態から90゜づつ回転移動し
た状態で停止する。またプリンタ前面板1Aを開くこと
によって、中間転写体ユニット2は矢印X方向に取り外
し可能となる。この状態で中間転写体ユニット2を取り
外すと、取り出し動作中に感光体11と中間転写体3と
が強く押し当てられ傷つけられることがなく、また、中
間転写体ユニット2を外部に取り外したときにも、解放
されたプリンタ前面板1Aから外部光が入射して、感光
体11を光劣化させることがない。
【0030】中間転写体3は、長期に使用するにともな
い次第に表面がトナーの固着などにより劣化する。この
ベルトの劣化が著しくなると画像が部分的に欠けたり画
像に白筋や黒筋が発生する。このためこの中間転写ベル
トは劣化し画像に影響が出る前に交換することが望まし
い。ところが、この中間転写ベルトの劣化現象をプリン
タ装置内で自動的に検出することは極めて困難である。
本願発明では、図3に示すように、中間転写体3を廃ト
ナー溜め8とともに一体化してユニット化し、中間転写
体3の交換時に廃トナーを同時に捨て去る構成である。
このような構成では、中間転写ベルトが寿命になる前に
廃トナー溜めが廃トナーで満杯になるようにその大きさ
を小さい目の容量に設計しておくとよい。こうすると、
中間転写ベルトが劣化して画像欠陥が発生する前に廃ト
ナー溜め内部に設置した廃トナー満杯検出器9がトナー
の満杯を検出し、ユーザに中間転写体ユニット2の交換
を指示することができる。このような構成は、直接トナ
ー像を上に形成する中間転写ベルトだけに有効なもので
はなく、受像紙を周囲に巻き付ける構成の中間転写体で
あっても同様に有効である。
【0031】上記の構成によって、複雑な構成の中間転
写ベルトと廃トナー溜めとをユニット化したため、中間
転写ベルトが劣化するまえにユーザがユニットごと交換
することが可能になりメンテナンス性や画像安定性が優
れたものとなる。
【0032】また、中間転写体は未定着のトナー像を担
持する、あるいはトナー層を担持した受像紙を保持する
構成のために、中間転写体の回転位置を検出する位置検
出器の表面はトナーで汚染されやすい。そのため、位置
検出器の表面は定期的に清掃メンテナンスする必要があ
った。ところが本願発明では、中間転写体と位置検出器
とを一体構成にして中間転写体ユニットを構成し、中間
転写体ユニットを交換するときにそれら全てを新品と交
換する構成であるために、そのような清掃の手間が省け
メンテナンスのいらない装置にできる。
【0033】さらに同様に、廃トナー溜め内の廃トナー
満杯検出器も正確な検出精度を保持しようとすると定期
的に清掃する必要がある。ところが本願発明では、中間
転写体と廃トナー満杯検出器とを一体構成にして、中間
転写体ユニットを交換するときにそれら全てを新品と交
換する構成であるので、そのような清掃の手間が省けメ
ンテナンスのいらない装置にできる。
【0034】以下本発明の一実施例のカラー電子写真装
置の動作について、図1、2、5を参照しながら説明す
る。
【0035】図1のプリンタは、像形成状態にある。像
形成ユニット13Bkの動作を図5を用いて説明する。
感光体11を帯電ローラ21で、−500Vに帯電させ
た。この感光体11にレーザ信号光18を照射し静電潜
像を形成した。このとき感光体の露光電位は−100V
であった。この感光体11表面上に、2成分現像剤26
Bkを現像剤ホッパ23内で磁力により付着させた。次
に感光体11表面を回収電極ローラ27の前を通過させ
た。感光体11の未帯電域の通過時には、電極ローラ2
7には交流高圧電源30により、+100Vの直流電圧
を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5
kV)の交流電圧(周波数3kHzの矩型波)を印加し
た。その後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た感光体11表面の通過時には、電極ローラ27には交
流高圧電源30により、−300Vの直流電圧を重畳し
た750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の
交流電圧(周波数3kHzの矩型波)を印加した。する
と、感光体11上の現像剤と非画像部分に付着したトナ
ーは電極ローラ27に回収され、感光体11上には画像
部にのみネガポジ反転したトナー像が残った。矢印方向
に回転する電極ローラ27に付着した現像剤とトナー
は、スクレーパ29によってかきとり、再び現像剤ホッ
パ23内に戻し次の像形成に用いた。こうして感光体1
1上には黒色のトナー像が得られた。黒色以外の他の現
像器13C、13M、13Yについても同様の動作を行
う。
【0036】次に再び図1に戻り、装置のカラー像形成
時の動作を説明する。像形成ユニット群14は図1に示
す位置にあり、黒の像形成ユニット13Bkが図示のよ
うに像形成位置17にある。このとき感光体11は中間
転写体3を介して第1転写ローラ4に対向接触してい
る。先に説明した像形成ユニットの像形成工程により、
レーザ露光装置32により黒の信号光が像形成ユニット
13Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行われ
る。この時像形成ユニット13Bkの像形成の速度(感
光体の周速に等しい60mm/s)と中間転写体3の移
動速度は同一になるように設定されており、像形成と同
時に第1転写ローラ4の作用で、黒トナー像が中間転写
体3に転写される。このとき第1転写ローラ4には+1
kVの直流電圧を印加した。黒のトナー像がすべて転写
し終わった直後に、像形成ユニット13Bk、13C、
13M、13Yは像形成ユニット群14として全体が移
動モータ15に駆動されて図1の矢印Q方向に回転移動
し、ちょうど90度回転して像形成ユニット13Cが像
形成位置17に達した位置で止まる。この間、像形成ユ
ニットの感光体以外の現像剤ホッパ23やクリーナ31
の部分は感光体11先端の点線で示す回転円弧より内側
に位置しているので、中間転写体3が像形成ユニットに
接触することはない。
【0037】像形成ユニット13Cが像形成位置17に
到着後、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装
置32が像形成ユニット13Cに信号光を入力しシアン
のトナー像の形成と転写が行われる。このときまでに中
間転写体3は一回転し、前に転写された黒のトナー像に
次のシアンのトナー像が位置的に合致するように、図4
に示す位置検出器10からの信号に基づいてシアンの信
号光の書き込みタイミングが制御される。この間、第3
転写ローラ19とクリーナ7とは中間転写体3から少し
離れており、転写ベルト上のトナー像を乱さないように
構成されている。
【0038】以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い、中間転写体3上には4色のトナー像が位
置的に合致して重ね合わされカラー像が形成された。最
後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像はタイミ
ングを合わせて給紙カセットから送られる用紙(図示せ
ず)に、第3転写ローラ19の作用で一括転写された。
このとき第2転写ローラ5は接地し、第3転写ローラ1
9には+1.5kVの直流電圧を印加した。用紙に転写
されたトナー像は定着ローラ37a・37bにより定着
され、その後排紙トレイ41に排出された。中間転写体
3上に残った転写残りのトナーは、クリーナ7の作用で
清掃され中間転写体ユニット2内の廃トナー溜め8b内
に蓄えられた。
【0039】このようなプリント動作を約3万枚繰り返
したところ、廃トナー溜め8bが満杯となり、光センサ
で構成された廃トナー満杯検出器9が、満杯であるとい
う信号を出力した。このとき、中間転写体3は、さらに
1万枚程度のプリントに使用し得る状態であったが、こ
の廃トナー満杯検出器9の信号に基づき中間転写体ユニ
ット2の交換をユーザに促した。
【0040】次に、図2を用いこの装置の像形成ユニッ
ト13や中間転写体ユニット2の交換時のメンテナンス
に関する説明をする。
【0041】まず、移動モータ15の作用により像形成
ユニット群14を回転して、その色の像形成ユニット1
3(ここでは13M)を左側の左面板1Cの位置に移動
する。この状態は、同時に像形成ユニット13Bkの感
光体11が、中間転写体ユニット2の第1転写ローラ4
と対向しない非動作交換位置42にある状態である。そ
して装置本体左面に位置した左面板カバー1Cをあけ
て、そこから注目の像形成ユニット13Mを装置外に取
り出す。次に、あらかじめ画像濃度を調整した新しい像
形成ユニットを装着する。これにより、像形成ユニット
装着後はなんら調整する事なく像形成が開始できる。
【0042】廃トナーで廃トナー溜め8bが満杯になっ
た状態の中間転写体ユニット2は次のように交換され
る。移動モータ15の作用により像形成ユニット群14
を回転して、像形成ユニット13Bkの感光体11が、
中間転写体ユニット2の第1転写ローラ4と対向しない
非動作交換位置42に移動する。ユーザが装置本体前面
部に位置する前面板1Aをあけて、そこから中間転写体
ユニット2を矢印X方向に取り出す。次に、あらかじめ
用意した位置検出器や廃トナー満杯検出器等が調整済み
の新しい中間転写体ユニットを装着する。したがってユ
ニット装着後はなんら調整する事なく像形成が開始でき
る。この新しい中間転写体ユニットを本体に装着する際
に、像形成ユニット13Bkの感光体11は非動作交換
位置42に位置するため、第1転写ローラ4と衝突して
傷つくこともなく、また、解放された前面板1Aからの
外部光が直接感光体11に当たって感光体を劣化させる
こともない。
【0043】以上が実施例の構成と動作の説明である。
なお以上の実施例では、像形成ユニットの構造として特
定のものを用いたが、他に従来法の現像法や帯電方法を
用いた構造の像形成ユニットの場合でも、本発明の本質
と作用効果は変わることがない。
【0044】本発明の他の実施例のカラー電子写真装置
の動作について、図6と図7を参照しながら説明する。
【0045】図6のプリンタは、像形成状態にある。像
形成ユニット群43の構成は具体的実施例1とは異な
り、各像形成ユニット44が左からC・M・Y・Bkの
順に4台が水平方向に直線状に並んでいる。45は中間
転写体ユニットで、中間転写体46、クリーナ47、廃
トナー溜め48、廃トナー満杯検出器49、位置検出器
50とで構成されている。51はレーザ光学系、52は
像形成ユニット群43を移動させる移動モータ、53は
紙に転写されたトナー像を定着する定着機、54は排紙
トレイ、55は給紙カセットである。
【0046】図6の状態は黒の画像を形成する状態であ
り、黒の像形成ユニット44Bkが図示のように像形成
位置56にある。このとき感光体57は中間転写体46
を介して第1転写ローラ58に対向接触している。
【0047】この装置でプリント動作を約3万枚繰り返
したところ、廃トナー溜め48が満杯となり、光センサ
で構成された廃トナー満杯検出器49が、満杯であると
いう信号を出力した。このとき、中間転写体46は、ま
ださらに1万枚程度のプリントには使用でき得る状態で
あったが、この廃トナー満杯検出器49の信号に基づ
き、中間転写体ユニット45の交換をユーザに知らしめ
た。
【0048】次に、図7を用いこの装置の像形成ユニッ
ト44や中間転写体ユニット45の交換時のメンテナン
スに関する説明をする。
【0049】特定の色の現像剤が消費され像形成ユニッ
ト44を交換する場合、或いは中間転写体ユニット45
を交換する場合などのメンテナンスをする場合には、ま
ず、移動モータ52の作用により像形成ユニット群43
を移動して、図7に示すような、それぞれの像形成ユニ
ットの感光体が中間転写体ユニット45の第1転写ロー
ラ58に接触しない非動作交換位置59に移動する。そ
して装置本体から図7の図面手前側に位置したカバー
(図示せず)をあけて、そこから中間転写体ユニット4
5を装置外に取り出す。次に、あらかじめ調整した新し
い中間転写体ユニットを装着する。これにより、中間転
写体ユニット装着後はなんら調整や清掃をする事なく像
形成が開始できる。この新しい中間転写体ユニットを本
体に装着する際に、像形成ユニットの感光体は非動作交
換位置59に位置するため、第1転写ローラ58と衝突
して傷つくこともなく、また、解放されたカバーからの
外部光が直接感光体に当たって感光体を劣化させること
もなかった。
【0050】本発明の他の実施例のカラー電子写真装置
の動作について、図8と図9を参照しながら説明する。
【0051】図8のプリンタは、像形成状態にある。像
形成ユニット群60の構成は実施例1と同様に、各像形
成ユニット61が回転軸62を中心にC・M・Y・Bk
の順に4台が扇型に並んでいる。63は中間転写体ユニ
ットで、中間転写体64、クリーナ65、廃トナー溜め
66、廃トナー満杯検出器67、位置検出器68とで構
成されている。69はレーザ光学系、70は像形成ユニ
ット群60を移動させる移動モータ、71は紙に転写さ
れたトナー像を定着する定着機、72は排紙トレイ、7
3は給紙部である。
【0052】図8の状態は黒の画像を形成する状態であ
り、黒の像形成ユニット61Bkが図示のように像形成
位置74にある。このとき感光体75は紙(図示せず)
と中間転写体64を介してコロナ転写器76に対向接触
している。
【0053】この装置でプリント動作を約1万枚繰り返
したところ、廃トナー溜め66が満杯となり、光センサ
で構成された廃トナー満杯検出器67が、満杯であると
いう信号を出力した。このとき、中間転写体64は、ま
ださらに千枚程度のプリントに使用でき得る状態であっ
たが、この廃トナー満杯検出器67の信号に基づき、中
間転写体ユニットの交換をユーザに促した。
【0054】次に、図9を用いこの装置の像形成ユニッ
トや中間転写体ユニットの交換時のメンテナンスに関す
る説明をする。
【0055】特定の色の現像剤が消費され像形成ユニッ
トを交換する場合、或いは中間転写体ユニットを交換す
る場合などのメンテナンスをする場合には、まず、移動
モータ70の作用により像形成ユニット群60を移動し
て、図9に示すような、それぞれの像形成ユニットの感
光体が中間転写体ユニット63に接触しない非動作交換
位置77に移動する。そして装置本体から図9の図面手
前側に位置したカバー(図示せず)をあけて、そこから
中間転写体ユニット63を装置外に取り出す。次に、あ
らかじめ調整した新しい中間転写体ユニットを装着す
る。これにより、ユニット装着後はなんら調整や清掃を
する事なく像形成が開始できる。
【0056】この新しい中間転写体ユニットを本体に装
着する際に、像形成ユニットの感光体は非動作交換位置
77に位置するため、感光体と中間転写体64とが衝突
して傷つくこともなく、また、解放されたカバーからの
外部光が直接感光体に当たって感光体を劣化させること
もなかった。
【0057】なお、ここで用いる中間転写体ユニット
は、説明したような誘電体フィルムを円筒状にして表面
に紙を巻き付ける形状のものだけでなく、金属性のドラ
ム上に例えばカーボンを分散したゴムなどの導電性の弾
性層を設け、さらにその上に紙を静電的に吸着するため
の誘電層を設けた構成のバイアス転写ドラムなどであっ
ても良いことは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、中間転
写部の構成が小型シンプルでメンテナンス性の良いカラ
ー画像記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写体ユニットを用いたカラー電
子写真装置の像形成時の位置関係を示す構成図
【図2】本発明の中間転写体ユニットを用いたカラー電
子写真装置の非動作交換位置を示す構成図
【図3】本発明の中間転写体ユニットの構成図
【図4】本発明の中間転写体ユニットの位置検出器の構
成を示す構成図
【図5】本発明の第1の実施例のカラー電子写真装置に
用いられる像形成ユニットを示す構成図
【図6】本発明の第2の実施例の中間転写体ユニットを
用いたカラー電子写真装置の像形成時の位置関係を示す
構成図
【図7】本発明の第2の実施例の中間転写体ユニットを
用いたカラー電子写真装置の非動作交換位置を示す構成
【図8】本発明の第3の実施例の中間転写体ユニットを
用いたカラー電子写真装置の像形成時の位置関係を示す
構成図
【図9】本発明の第3の実施例の中間転写体ユニットを
用いたカラー電子写真装置の非動作交換位置を示す構成
【図10】従来のカラー画像形成装置の構成図
【符号の説明】
2、45、63 中間転写体ユニット 3、46、64 中間転写体 4 第1転写ローラ 5 第2転写ローラ 6 テンションローラ 7、47、65 クリーナ 8、48、66 廃トナー溜め 9、49、67 廃トナー満杯検出器 10、50、68 位置検出器 11、57、75 感光体 19 第3転写ローラ 13、44、61 像形成ユニット 14、43、60 像形成ユニット群 17、56、74 像形成位置 42、59、77 非動作交換位置 18 レーザ信号光 32 レーザ露光装置 35 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−174559(JP,A) 特開 昭61−259282(JP,A) 特開 平4−110871(JP,A) 特開 平3−191368(JP,A) 特開 昭62−204281(JP,A) 特開 昭60−260968(JP,A) 特開 平5−241420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/16 G03G 15/08 - 15/095

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にカラートナーを収容する複数の個
    別ユニットを着脱可能な状態で略円柱状に集合配置して
    なる回転体を有し、感光体上に露光・現像された画像
    を、中間転写ユニットに収納された中間転写体を介し
    て、記録紙に転写するカラー画像記録装置において、 前記回転体の停止位置は、前記個別ユニットの一つが像
    形成位置に配置され像形成に用いられる像形成配置と、
    全ての前記個別ユニットが像形成位置に位置しない退避
    配置、との二つの位置に回転移動可能に制御され、 前記中間転写ユニットは、前記回転体が前記退避配置に
    あるときにのみ、前記回転体の回転軸垂直方向から着脱
    可能に構成されるとともに、 前記個別ユニットは、前記回転体が前記退避配置にある
    ときにのみ、前記回転体の回転軸垂直方向から着脱可能
    に構成された、ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 回転体が退避配置にあるときに着脱され
    る個別ユニットは、像形成位置に近接配置されている個
    別ユニットとは異なる位置にある個別ユニットである、
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のカラー画像
    記録装置にのみ使用され、回転体が退避配置にあるとき
    にのみ、回転体の回転軸垂直方向から着脱可能に構成さ
    れたことを特徴とする中間転写ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のカラー画像
    記録装置にのみ使用され、回転体が退避配置にあるとき
    にのみ、回転体の回転軸垂直方向から着脱可能に構成さ
    れたことを特徴とする個別ユニット。
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