JP3162095U - 擬竹 - Google Patents
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Abstract
【課題】エクステリアやインテリア用品として用いた時に、光らせても眩しくなく、趣向を凝らしたり、風情を醸し出すことができて、さらにその他の実用品にも用いることのできる擬竹を提供する。【解決手段】透光性の合成樹脂からなる筒体1の外側に複数の節部2を形成し、これら節部2を形成した近辺における筒体1の内部にLEDランプ3を配設したものとしている。そして、筒体1を半透明にして、内部に配設したLEDランプ3が消灯している状態で、このLEDランプ3を外から見えないようにしたものとしている。【選択図】図2
Description
この考案は、エクステリア用品及びインテリア用品の構成材などとして用いることのできる合成樹脂製の擬竹に関するものである。
従来から合成樹脂材の押出成形やその他の成形方法等によって得られる長尺又は短尺の擬竹が存在する。このような擬竹は、主に垣根や袖垣などのエクステリア用品の構成材として使われている。また、衝立、椅子や特に店舗などの室内装飾材としても「和」を演出するインテリア用品の構成材として使われている。
天然竹は、構成材として使用する場合、先ずは山野に入り自然に自生している竹を伐採し、油抜き、曲り取りなどの加工を施す必要が有り、思った以上に手間がかかるものである。また、竹職人へのなり手も少なく、竹材業者にとって大きな悩みになっている。
天然竹は、屋外で竹垣等に使用した場合、劣化して早く朽ちてしまうために短期間での取替が必要となる。天然竹は、屋内で使用する場合は、乾燥による割れの発生が起ることもある。
その点、前記した合成樹脂材の押出成形などによって得られる長尺又は短尺の擬竹は、外観や大きさを一定に揃えたものにすることができるため、各種造作が容易に行なえ、屋外で使用する場合でも、耐候性樹脂を表面にコーティングすれば長期間変色することがないので、天然竹に比べて非常に使い勝手の良い部材となりうる(特許文献1〜4)。
しかしながら、上記従来の擬竹は、例えばよく使われている垣根などのエクステリア用品の場合、夜間には照明を遮ってしまう結果、足元が見づらかったり、どうしても暗い場所ができるため、危険にさらされる可能性があった。
また、夜間、庭など木々や草花の植えられた場所は、庭園灯などのスポットライトでより明るく照らされているが、明かりが強すぎたり、照り返しが強すぎたりするために眩しかったり、白熱灯や蛍光灯で照らし出すだけでは趣向や風情を醸し出すのは困難であった。さらに、照明の熱で木々や草花が痛められることもある。
そこで、この考案は、エクステリアやインテリア用品として、これらの擬竹を用いた時に、これらの擬竹を際立たせるために光らせても眩しくなく、趣向を凝らしたり、風情を醸し出すことができて、さらにその他の実用品にも用いることのできる擬竹を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この考案の擬竹は、透光性の合成樹脂からなる筒体1の外側に複数の節部2を形成し、これら節部2を形成した近辺における前記筒体1の内部にLEDランプ3を配設したものとしている。
そして、この考案の擬竹は、前記筒体1を半透明にしたものとしている。
さらに、この考案の擬竹は、前記筒体1を半透明にして、内部に配設したLEDランプ3が消灯している状態で、このLEDランプ3を外から見えないようにしたものとしている。
また、この考案の擬竹は、前記筒体1を、顔料を用いて着色したものとしている。
さらに、この考案の擬竹は、前記筒体1にスリット孔6を設けたものとしている。
そして、この考案の擬竹は、前記節部2を、縦断面が略三角形状にした突条としたものとしている。
さらに、この考案の擬竹は、前記節部2を複数条形成したものとしている。
また、この考案の擬竹は、前記LEDランプ3を、10〜130°の指向角を有するものとしている。
さらに、この考案の擬竹は、前記LEDランプ3を、前記筒体1の中心から片寄った位置に配設したものとしている。
また、この考案の擬竹は、前記LEDランプ3を、前記筒体1の先後端反対方向に向けて配設したものとしている。
この考案の擬竹は、以上に述べたように構成されているので、エクステリア用品及びインテリア用品の構成材として用いたときに、これらを際出たせるために光らせても眩しくなく、趣向を凝らしたり、風情を醸し出すことができ、さらにその他の実用品、例えば階段、廊下、天井、壁に取り付けて補助灯として使ったり、リビングや寝室等の室内において、落ち着きのある照明としても用いることができるものとなった。
以下、この考案の擬竹を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
この考案の擬竹は、透光性の合成樹脂からなる筒体1の外側に、適宜間隔をおいて複数の節部2を形成したものとし、この筒体1の内部にLEDランプ3を配設したものとしている。
前記筒体1は、押出成形などによって、ABS樹脂、MBS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネー等の合成樹脂から作成されるものとしており、屋外で使用する場合は、前記合成樹脂を内層として、外層にASA樹脂等の耐候性樹脂を被覆したものとすることができる。前記筒体1の概略寸法は、直径を10〜100mm、厚さを1〜5mm、長さを0. 3〜4mにしているが、これらの寸法は、目的、用途によって変え得るものとする。前記筒体1は、透光性とするために、半透明又は透明にしているが、内部に配設したLEDランプ3が消灯している状態で、このLEDランプ3が外から見えない程度の半透明にするのが好ましい。このようにすることにより、LEDランプ3の点灯時以外は、このLEDランプ3が筒体1内に配設されているのがわからず、擬竹としての外観が維持できることとなる。
さらに、前記筒体1は、天然竹の色彩に合わせて、緑色、黄緑色、黄色などに着色したものとすることができる。前記筒体1を着色する場合には、顔料や染料を用いることができるが、顔料を用いると、筒体1の内部でLEDランプ3を点灯したときに、光が拡散、乱反射して、筒体1を柔らかい明かりで効果的に光らせることができ、好ましいものとなる。また、より一層、効果的な光り方をさせるためには、合成樹脂原料に光拡散材を添加してもよい。なお、前記筒体1の両端部は、外部での使用も考慮して、栓などにより密閉しておくことが、LEDランプ3の防水面からも好ましい。
前記節部2は、10〜50cmの間隔をおいて、縦断面が略三角形状にした突条としており、この突条を一条又は二条、場合によっては三条以上、形成したものとしている。節部2を二条、形成したものとした場合には、それぞれの間に0. 5 〜3mm幅程度の谷部を設けたものとしている。そして、前記節部2の三角形状は、一辺の長さが1〜2mmの略正三角形状にしたり、斜辺の長さが2〜3mmで高さが1〜2mmの略直角三角形状にすることができる。このような節部2にすると、天然竹に似せたものとすることができる。さらに、前記節部2には、合成樹脂や合成繊維で作成した擬葉4を設けたものとすれば、より一層、天然竹に似せたものとすることができる。
前記LEDランプ3は、筒体1の内面に沿わせるなどして配設した導線5に、筒体1の先端側に向けて、並列に接続されたものとしており、10〜130°の指向角を有するものとするのが好ましい。このようなLEDランプ3としては、丸形で単色タイプのものが市販されているが、丸形に限定されることなく角形や円筒形などとしてもよく、複色タイプのものとしてもよく、また発光色も、白、黄、黄緑、橙、赤、緑、青などとすることができる。なお、前記指向角は、10〜130°に限定されるものではなく、必要に応じて、この範囲の角度より小さいものや大きいものとしてもよい。
さらに、前記LEDランプ3の筒体1の内部への配設位置は、図2〜4に示したように、前記節部2の近辺、すなわち節部2と同じ高さの位置にするか、僅かにずれた位置にするのが好ましい。このような位置にLEDランプ3を配設することにより、点灯時に光が節部2の略三角形状により屈折、反射、拡散して、節部2がより際立って光るので、趣向に富んだものとなる。
前記LEDランプ3は、節部2の近辺においては、LEDランプ3直近の横方向への光だけを取り込むことで、節部2を際立って光らせることとなるが、節部2から離れて行くに従って、横方向への光は徐々に減衰することとなる。その結果、節間毎に光の強弱が繰り返されることになるので、竹の形と相まってより幻想的な照明空間が演出できることとなる。
すなわち、図4に示したように、前記LEDランプ3から発せられる光線のうち、光線aは直進し、筒体1の内面に当たらず抜けて行き、光線bは多少角度がついているので、節部2から離れた筒体1の内面に当たるが、光線aより弱いため筒体1は余り光らず、光線c、dは光線bより角度がついているので、節部2に近い筒体1の内面に当たり、光線bより弱いが節部2に近いため、この節部2の近辺を際立って光らせることになり、光線eは節部2の位置の筒体1の内面に直角に当たるので、光線c、dより弱いが、節部2により近いため、節部2をより際立って光らせることになる。なお、LEDランプ3の直進する光線aは、この考案においては重要な役割は果たさないが、擬竹の端末にレンズを取り付けることで、光線aを集光、拡散させれば、より演出効果が期待できることとなる。
さらに、前記LEDランプ3は、図2〜4に示したように、筒体1の中心ではなく、図5、6に示したように、筒体1の中心から片寄った位置に配設することができる。このようにすると、点灯時に、光が筒体1の片側により強く当たるので、その片側がより際立って光ったり、例えば蝋燭の炎のように見えたりして、趣向に富んだものとなる。
また、前記LEDランプ3は、図2〜4に示したように、筒体1の同方向ではなく、図7に示したように、筒体1の先後端反対方向に向けて配設することもできる。このようにすると、光が筒体1の特定の節2と節2の間により強く当たるので、その間がより際立って光るので、趣向に富んだものとなる。なお、この場合も、前記LEDランプ3は筒体1の中心ではなく、筒体1の中心から片寄った位置に配設することができる。
さらに、前記LEDランプ3は、図8、9に示したように、スリット6を設けた筒体1の内部に配設することができる。このスリット6は、図示したものでは、縦方向に設けたものとしているが、その本数は一本でも複数本でもよく、また連続的に設けても断続的に設けてもよい。また、前記スリット6は、斜め方向や水平方向に設けてもよく、その本数は一本でも複数本でもよく、また連続的に設けても断続的に設けてもよい。このようにすると、点灯時に光がスリット6から強く洩れ、その部分がより際立って光るので、趣向に富んだものとなる。なお、この場合も、前記LEDランプ3は、筒体1の中心、筒体1の中心から片寄った位置、筒体1の同方向、又は筒体1の先後端反対方向に向けて配設することができる。
以上のように構成されたこの考案の擬竹は、各種のエクステリア用品及びインテリア用品、その他の実用品の構成材として、例えば、次のようにして使用することができる。
擬竹や擬葉の付いた擬竹をあたかも天然竹のように植え付けて、昼間は観賞用の擬竹として、夜はほのかな光を発する庭園灯として利用することができる。
竹垣そのもとして、又は竹垣の一部にこの考案の擬竹を組み込むことで、昼間は単なる竹垣であるが、暗くなればLEDランプ3を点灯することで周囲を明るくすることができる。このようにすると、防犯上の効果も期待できる。
階段や廊下の補助灯として用いることができ、この場合には、複数本の筒体1 を接続して、階段や廊下のより足元に近い箇所に配設していけば、一本の線として光るので、進行方向が容易に確認できるため、安全な歩行が可能となる。
屋内(寝室、リビングルーム等)における間接照明として使用することができ、この場合は、竹の形とほのかな明かりで、落着いた癒しの空間が演出できる。
また、LEDランプ3は、消費電力が少ないので、経済的効果も大きく、環境にも優しく、発熱も少ないので、照明による室温の上昇も少なく、快適な住環境を築くことができる。
1 筒体
2 節部
3 LEDランプ
6 スリット
2 節部
3 LEDランプ
6 スリット
Claims (10)
- 透光性の合成樹脂からなる筒体(1)の外側に複数の節部(2)を形成し、これら節部(2)を形成した近辺における前記筒体(1)の内部にLEDランプ(3)を配設したことを特徴とする擬竹。
- 前記筒体(1)を半透明にしたことを特徴とする請求項1記載の擬竹。
- 前記筒体(1)を半透明にして、内部に配設したLEDランプ(3)が消灯している状態で、このLEDランプ(3)を外から見えないようにしたことを特徴とする請求項1記載の擬竹。
- 前記筒体(1)を、顔料を用いて着色したことを特徴とする請求項2又は3記載の擬竹。
- 前記筒体(1)にスリット孔(6)を設けたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の擬竹。
- 前記節部(2)を、縦断面が略三角形状にした突条としたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の擬竹。
- 前記節部(2)を複数条形成したことを特徴とする請求項6記載の擬竹。
- 前記LEDランプ(3)を、10〜130°の指向角を有するものとしたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の擬竹。
- 前記LEDランプ(3)を、前記筒体(1)の中心から片寄った位置に配設したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の擬竹。
- 前記LEDランプ(3)を、前記筒体(1)の先後端反対方向に向けて配設したことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の擬竹。
Priority Applications (1)
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JP2010003911U JP3162095U (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | 擬竹 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010003911U JP3162095U (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | 擬竹 |
Publications (1)
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JP3162095U true JP3162095U (ja) | 2010-08-19 |
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JP (1) | JP3162095U (ja) |
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2010
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