JP3161631B2 - 粉体検知装置 - Google Patents
粉体検知装置Info
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Description
等の粉体の有無を検知する粉体検知装置に関する。
の粉体は複写枚数の増加につれてその量が消費されるの
で、常に粉体の残量を検知して適当量に減った場合は新
たな粉体を供給する必要がある。このような目的で粉体
の有無又は残量を検知する粉体検知装置が用いられてい
る。
ロック図で、粉体センサとして2端子型圧電素子14を
用い、この圧電素子14を両端子14A,14Bを介し
て掃引発振回路21によって掃引したときの位相特性の
変化を利用して、位相検知回路22によって位相を検出
して粉体の有無を検知するようにしたものである。
によって圧電素子14の共振周波数を含む周波数範囲で
掃引すると、その圧電素子14に加わる圧力がほぼ一定
のときはこの位相特性は図5に示すように、共振点付近
をピークとするなだらかな位相変化を示す。図5で縦軸
は位相θ、横軸は周波数fを示している。このとき圧電
素子14はこの性質として掃引周波数範囲にわたって容
量性を示す。
ると、この位相特性は図6に示すように、共振点付近を
ピークとする急峻な位相変化を示す。このとき圧電素子
14はこの性質としてピーク付近では誘導性を示す。
無くなるかその残量が少なくなると、粉体センサとして
の2端子型圧電素子14に加わる圧力が減少して図6の
ように位相特性が変化するので、このピーク付近に誘導
性が表われることによって粉体無しを検知することがで
きる。一方、粉体有りの場合は圧力がほぼ一定なため図
5のように位相特性が変化して、掃引周波数範囲にわた
って容量性が表われるので粉体有りを検知することがで
きる。
ので、他方側に鍔部12が形成されたほぼ円筒状のケー
ス11の一方側の開口部には、黄銅,鉄ニッケル合金,
ステンレス等からなる金属振動板13に粉体センサとな
る圧電素子14が固定された粉体センサ素子15が、シ
リコンゴム等の接着剤19を介して取付けられている。
された例えば樹脂体からなり、圧電素子14の振動時は
接着剤19の存在により弾力的に圧電素子14を支持す
るようになっている。あるいは、ケース11はしんちゅ
うのような金属材料から構成されているものもある。
14A,14Bが設けられ、リード線15A,15Bを
介して端子16A,16Bに接続されている。17は掃
引発振回路等の粉体センサの動作に必要なチップ部品1
8が実装されるプリント基板である。
知装置では、2端子型圧電素子14の振動時、振動がケ
ース11に漏洩伝播してしまうおそれがあるので、誤検
知が生じ易いという問題がある。
き圧電素子14の振動がケース11に漏洩伝播すると、
このときの位相特性は粉体の有無に応じて図5または図
6に示したような明確な波形を示さなくなり、波形が歪
んで図7に示すような中間の波形を示す場合が生じる。
この波形は図5と図6のいずれかであるかの区別が困難
なので結果として誤検知を生ずるようになる。
れたもので、粉体の有無に応じて圧電素子の位相特性が
明確に区別できるようにして誤検知を防止するようにし
た粉体検知装置を提供することを目的とするものであ
る。
に本発明は、筒状のケースの一方側の開口部に金属振動
板を介して2端子型圧電素子が取付けられ、この圧電素
子を掃引発振したときの位相特性が容量性から誘導性に
変化することを利用して粉体の有無を検知する粉体検知
装置において、前記ケースが亜鉛ダイカスト部材から構
成されたことを特徴とするものである。
ンサとして2端子型圧電素子が金属振動板を介して取付
けられるケースとして、特に亜鉛ダイカスト部材を用い
ることにより、圧電素子の振動時、振動がケースへ漏洩
伝播されることを抑えることができる。
る。
す断面図で、1は他方側に鍔部2が形成されたほぼ円筒
状のケースで、この一方側の開口部には黄銅,鉄ニッケ
ル合金,ステンレス等からなる金属振動板3に粉体セン
サとなる2端子型圧電素子4が固定された粉体センサ素
子5が、シリコンゴム等の接着剤9を介して取付けられ
ている。
材が用いられている。この亜鉛ダイカスト部材は、亜鉛
を鋳造法(カスト法)によって形成する際、溶融亜鉛を
金型に圧力(例えば1kgf/cm2 以上)を加えて注
入することによって形成されたものである。
設けられた電極、5A,5Bは各電極4A,4Bから引
出されたリード線、6A,6Bはプリント基板7に植設
され各リード線5A,5Bが接続された端子である。プ
リント基板7上には圧電素子4を駆動する掃引発振回路
等が組込まれたチップ部品8が実装されている。
サ素子5を支持しているケース1として特に亜鉛ダイカ
スト部材を用いることにより、この亜鉛ダイカスト部材
は2端子型圧電素子4の振動時、振動の漏洩伝播を少な
く抑えるように作用する。このため圧電素子4を掃引発
振回路によって駆動したとき、特に粉体無しの場合は圧
電素子4の振動時この振動の漏洩伝播が少なく抑えられ
ることにより、図2に示すように共振点付近Pで立上り
の鋭い波形の位相特性が得られるようになる。従って、
粉体有りの場合の図5に示された波形が歪んだとして
も、これと明確に区別できるようになるので、誤検知が
生じるのを防止することができる。
ト部材は、コストが安く形成できると共に寸法精度を高
く成型でき、さらにしんちゅうのような材料に比べて音
速が圧電素子4に近似しているので振動のロスを抑える
ことができる。(圧電素子の音速3900m/s,亜鉛
ダイカストの音速4200m/s,しんちゅうの音速4
700m/s)。結果として従来のものに比べて高感度
の粉体検出が可能となるので、コストパフォーマンスに
優れた粉体検知装置を提供することができる。
センサとなる2端子型圧電素子が固定された金属振動板
からなる粉体センサ素子が取付けられるケースとして特
に亜鉛ダイカスト部材を用いるようにしたので、圧電振
動子の振動時、振動がケースへ漏洩伝播されるのを抑え
ることができるため、粉体の有無に応じて圧電素子の位
相特性を明確に区別できるようになり、誤検知を防止す
ることができる。
ある。
相特性図である。
を示すブロック図である。
性図である。
性図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状のケースの一方側の開口部に金属振
動板を介して2端子型圧電素子が取付けられ、この圧電
素子を掃引発振したときの位相特性が容量性から誘導性
に変化することを利用して粉体の有無を検知する粉体検
知装置において、前記ケースが亜鉛ダイカスト部材から
構成されたことを特徴とする粉体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20799992A JP3161631B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 粉体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20799992A JP3161631B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 粉体検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659049A JPH0659049A (ja) | 1994-03-04 |
JP3161631B2 true JP3161631B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=16549002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20799992A Expired - Lifetime JP3161631B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 粉体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161631B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4992943B2 (ja) * | 2009-07-21 | 2012-08-08 | Tdk株式会社 | 粉体センサ |
JP5585792B2 (ja) | 2011-10-26 | 2014-09-10 | Tdk株式会社 | 粉体センサ |
JP5472652B2 (ja) | 2011-12-19 | 2014-04-16 | Tdk株式会社 | 粉体センサ |
US9817335B2 (en) | 2015-10-21 | 2017-11-14 | Ricoh Company, Ltd. | Powder amount detector, powder supply device, and image forming apparatus incorporating same |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP20799992A patent/JP3161631B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0659049A (ja) | 1994-03-04 |
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