JP3161240U

JP3161240U - メタリックデコレーション

Info

Publication number: JP3161240U
Application number: JP2010000980U
Authority: JP
Inventors: 美奈子小倉
Original assignee: 美奈子小倉
Priority date: 2010-01-28
Filing date: 2010-01-28
Publication date: 2010-07-29
Anticipated expiration: 2020-01-28

Abstract

【課題】もともと針を使用して作品を作るメタリックヤーンと呼ばれる糸を用い、針を使わずに、その糸を台紙に両面テープを貼った上に置くことで作成する新しい組合せを提供する。【解決手段】従来の貼り絵は、台紙に紙や砂、布を糊で貼り付けたものであるが、本来は針を用いて手芸する糸を使用し、また両面テープを用いることで、周囲を汚すことなく綺麗に、また、途中で気に入らなければ、糸を張り替えることも可能な、高齢者に容易な技術となる。個人個人が独自のアートを楽しむことが出来、いろいろなタイプの作風のあるデコレーション技術が可能となった。また、この技術を生かし、身の周りのグッズなどに装飾を施すことで、実際の生活で活用出来る。【選択図】図１

Description

本発明は、高齢者施設等における手芸の新しい組合せである。

高齢者の手芸は、視力の低下や、脳梗塞の後遺症などの手の機能の衰えや震えなどから制限が加わり、針を使えないことで手芸の楽しみを失ってしまう方が多いという現状がある。これは、針をもてなくなった方もできる簡単で安全な手芸である。

もともと針を使用して作品を作る、メタリックヤーン（登録商標）と呼ばれる糸を用い、針を使わずに、その糸を台紙に両面テープを貼った上に置くことで作成する新しい組合せである。

従来の貼り絵は、台紙に紙や砂・布を糊で貼り付けたものであるが、本来は針を用いて手芸する糸を使用し、また両面テープを用いることで、周囲を汚すことなく綺麗に、また、途中で気に入らなければ、糸を張り替えることも可能な、高齢者に容易な技術となる。

台紙は、大きく分けて次の２種類が可能である。
１、写真に写したプリントアウトを使用できること。お気に入りの風景や花・ペットを写し、それをプリントアウトした用紙に、両面テープを貼り、上に糸を置くことで、原画とは一味違う形での作品を作ることができる。
２、オリジナルデザインを使用できること。自分の描いた模様に装飾ができる。また、気ままに糸を乗せて心の趣くままに動かしながら置くだけでできる作品も可能である。

上記を上質のアートに仕上げる工夫として、メタリックヤーンの糸を分解して使用する技術と、細かく裁断して使用する技術がある。
分解する方法は、糸を１０から１５センチくらいに切り、先を広げるようにして開き、束ねてある一本一本を引き出すと、３種類（細い糸・太い糸・金（銀））の糸に分けられる。
これらの糸を、細い糸は細かい部分表現に、太い糸は広げて余白を埋める部分や、風合いを出す部分に、また、金糸銀糸は輝きを際立たせたい部分に使用することで、より表現力のある作品に仕上げることができる。
細かく裁断する方法は、糸を粉のようにすることで、糸そのものでは表現することが難しい繊細な部分を異なる表現技術であらわすことができるようになった。また余白などを埋める技術としても適切である。

出来た台紙を額に入れて飾ったり、タペストリーにしたり、カレンダーにすることはもちろんのこと、台紙を使わず空き箱の蓋や、筆入れや携帯電話の表面に直接装飾したり、またこのようにして出来た作品を、デジタル処理することで、Ｔシャツや、名刺をつくることも出来る。ラミネート処理すれば、コースターや名札なども作成できる。

写真のデジタルプリントで作成した装飾心の趣くままに糸を乗せてゆく方法で作成した装飾下絵を描いて作成した装飾装飾活用できる身の回りのグッズ例小物入れの蓋の装飾デジタルカメラのデータの活用例プリントＴシャツラミネート処理したものの活用例名札

＜写真編＞〔図１〕
１）デジカメの写真のプリントアウトを用意。
全面に両面テープを貼る。
２）糸をそのまま、実線の上に乗せてゆく。
３）糸をほぐしたものの中から、金糸を使用し、点線の上に乗せる。
４）空の部分は、ほぐしたものの中の太い糸を広げて乗せる。
５）糸を短く切って乗せる。
６）糸を細かく切って乗せる。
＜模様編▲１▼＞〔図２〕
１）用紙に全面、両面テープを貼る。
２）糸を心の趣くままに上に乗せてゆく。
３）糸を細かく切ったものを乗せる。
４）糸をほぐしたものの中で、細い糸と金（銀）を適宜切り、乗せる。太い糸は、広げてふわりと乗せる。
＜模様編▲２▼＞〔図３〕
１）用紙にデザインを下絵する。
２）その上に、全面両面テープを貼る。
３）好みの色のメタリックヤーンを選び、乗せる。

Ｉ、装飾後に活用できる身に周りのグッズ例
・小物入れの蓋の装飾〔図４〕
・ノート、ファイルの装飾
・筆入れや携帯電話の装飾
・タペストリー・壁掛け
・ステンドグラス
・マグネット
ＩＩ、デジタルカメラのデータの活用例
・プリントＴシャツ〔図５〕
・便箋・はがき・カード名刺
・カレンダー
・パソコン壁紙
・トートバック・エコバック
ＩＩ、ラミネート処理したものを活用例
・名札〔図６〕
・コースター
・下敷き
・しおり

Claims

題材になる下絵やプリントアウトした写真に、全面両面テープを貼り、その上にメタリックヤーン（登録商標）の糸を、そのまま用いたり分解したり細かく刻んだりしたものを、それぞれの種類の性質の違いを利用して貼り付けることで、独特の組合せが出来る。これを身の回りのグッズに装飾して用いることが出来るメタリックデコレーション。