JP3160786U - 小寸法抗湾曲光ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】線経が小さい光ケーブル構造の全体引張り強さと曲げ強さを向上し、施工作業員が室内配線作業を行うのに便利な小寸法抗湾曲光ケーブルを提供する。【解決手段】小寸法抗湾曲光ケーブルは、光伝送ユニット100、被覆保護層200及び抗張体300を包含し、被覆保護層200は光伝送ユニット100と抗張体300を被覆し、抗張体300は光伝送ユニット100の周辺に配置される。光伝送ユニット100は、少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含する。【選択図】図3
Description
本考案は一種の小寸法抗湾曲光ケーブルに係り、特に、小寸法抗湾曲光ケーブルの被覆保護層中に光ケーブルの引張り強さと曲げ強さを増せる部材が配置され、これにより、光ファイバケーブルが特に屋内配線施工に適用されるものとなる、一種の小寸法抗湾曲光ケーブルに関する。
光ファイバは使用者側の光ファイバ通信ネットワークに到達し、使用者の末端箱に引き込まれるか、或いは建築物の水平管路内に配線されるが、現在使用されているこのような光ケーブルの全体強度は柔軟で、曲げ強さをもたない。
図1は周知の軟線型光ケーブルの断面図であり、それは、単心光ケーブル芯線1及び被覆層2を包含し、図示されるように、単心光ケーブル芯線1上にプラスチック材料が押し出されて被覆層2が形成されて、単心光ケーブル芯線1は一般にはすでに保護被覆がなされており、例えば紫外線硬化樹脂等で保護されている。被覆層2は単心光ケーブル芯線1に密着して、緊密な構造を形成している。また、図1は1本の単心光ケーブル芯線1を被覆層2が被覆して構成されているが、ただし、複数の単心光ケーブル芯線を並列に配置するか寄り合わせてから被覆したものもある。
図2は周知の技術の別の軟線型光ケーブルの断面図であり、それは、染色型光ファイバ芯線(或いは緊密被覆型光ファイバ芯線)10及び被覆層20を包含する。被覆層20はPVC、PE或いは低煙ゼロハロゲン(Low Smoke Zero Halogen,LSZH)等のプラスチック材料を採用し、そのうち該被覆層20内に環状の強化層30が設置され、該強化層30はアラミドヤーン(Aramid Yarn)を材料とし、そのうち、該強化層30は軟性の材質とされ、それは軟性型光ケーブル構造の強度を増すのに用いられる。
しかし、周知の技術の欠点は、軟線型光ケーブルは強化層を具備するものの、強化体の材質剛性が不足し、このため光ケーブル構造の曲げ強さが低く、よって張力が大きく且つ経常的に折り曲げが必要な屋内配線に使用されると、光ファイバケーブル中の光ファイバ芯線が損傷して切断されやすく、施工作業員が通信品質を試験するとき、往々にして大量の時間をかけて切断部分を検査することになり、修理に高い費用がかかる。このため、業界では、既存の小寸法光ケーブル構造の下で、より高い曲げ強さと引張り強さを有する光ファイバケーブル構造が求められている。
本考案の主要な目的は、一種の小寸法抗湾曲光ケーブルを提供することにあり、それは、小線径光ファイバケーブルの引張り強さと曲げ強さを改善し、そのうち、伝送に用いられる光ファイバ芯線を保護し、並びに施工作業員が狭い管路内で小線径の光ファイバケーブルの室内配線作業を行うのに便利で、光ファイバ芯線の折り曲げによる切断の確率を減らすとともに、同管レイアウト空間不足の状況を解決し、大幅に将来の検査修理時間を節約するものとする。
前述の主要な目的を達成するため、本考案の具体的内容は、一種の小寸法抗湾曲光ケーブルに係り、小寸法光ケーブルの曲げ強さと引張り強さを改善するのに用いられ、該小寸法抗湾曲光ケーブルは、室内管路専用とされ、それは、少なくとも一本の光ファイバ芯線を包含し、該光ファイバ芯線の外層に、アラミドヤーンの抗張体を増設可能であり、また、外部は被覆保護層で被覆される。該光ファイバ芯線は該被覆保護層の中心部分に設置される。本考案の特徴は、該被覆保護層中に、複数本の抗張体があり、これら抗張体は均一に該被覆保護層中に分布する。
本考案の別の目的は、一種の小寸法抗湾曲光ケーブルを提供することにあり、それは、光ケーブル取付け部を更に包含し、該光ケーブル取付け部は光ケーブルの固定使用に供され、光ケーブルを設置固定したいときに、該光ケーブル取付け部により固定でき、該光伝送ユニットの部分に対して固定するのではないため、光伝送ユニットの内部構造に損壊を生じてその構造強度を損うことがなく、これにより多種類の固定方式を使用でき、光ケーブルを各種の場所に取り付けるのに便利で、特に室内外の場所に取り付けるのに便利であるものとする。
本考案のさらに別の目的は、一種の小寸法抗湾曲光ケーブルを提供することにあり、そのうち、本考案はさらに中空管及び被覆保護層の構造を包含し、該中空管の外部は被覆保護層で被覆され、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、且つ該中空管の内部に光伝送ユニットが配置され、これにより光伝送ユニットを具備しない小寸法光ケーブルが予め形成され、小寸法光ケーブルが架設されるときに、光ファイバ芯線が取り付けられ、これにより大量に製造時間を短縮し、並びに光ファイバ芯線の品質を確保できるものとする。
請求項1の考案は、室内管路配線用に曲げ強さと引張り強さが強化され、少なくとも一つの光伝送ユニットを包含し、該光伝送ユニットの外部は被覆保護層で被覆され、該光伝送ユニットが該被覆保護層の中心に設置された小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、これら抗張体は均一に該光ファイバ芯線の周囲に分布することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項2の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項3の考案は、請求項2記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項4の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項5の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項6の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該光伝送ユニットと平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項7の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該光伝送ユニットの外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該光伝送ユニットとこれら抗張体の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項8の考案は、室内管路配線用に曲げ強さと引張り強さが強化され、中空管と、該中空管の外部を被覆する被覆保護層を包含し、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、且つ該中空管の内部に光伝送ユニットが配設されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項9の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項10の考案は、請求項9記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項11の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項12の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該中空管が熱可塑性エンジニアリングプラスチックで形成されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項13の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項14の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該中空管と平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項15の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該中空管の外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該中空管と該被覆保護層の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項16の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、そのうち、該中空管の内部には、さらに少なくとも1本の金属導線を配置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項2の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項3の考案は、請求項2記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項4の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項5の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項6の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該光伝送ユニットと平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項7の考案は、請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該光伝送ユニットの外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該光伝送ユニットとこれら抗張体の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項8の考案は、室内管路配線用に曲げ強さと引張り強さが強化され、中空管と、該中空管の外部を被覆する被覆保護層を包含し、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、且つ該中空管の内部に光伝送ユニットが配設されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項9の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項10の考案は、請求項9記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項11の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項12の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該中空管が熱可塑性エンジニアリングプラスチックで形成されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項13の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項14の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該中空管と平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項15の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該中空管の外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該中空管と該被覆保護層の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
請求項16の考案は、請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、そのうち、該中空管の内部には、さらに少なくとも1本の金属導線を配置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブルとしている。
これにより、本考案は周知の技術の欠点を解決し、大幅に線径が小さい光ケーブル構造の全体引張り強さと曲げ強さをアップし、施工作業員が室内配線作業を行うのに便利で、光ファイバネットワーク時代を早期実現させられる。
以下に図面と素子符号を組みあわせて本考案の実施方式に対して更に詳細に説明し、当業者が本明細書を読んで実施できるようにする。
FTTH(Fiber To The Home)は、電信会社が屋内建築中で一般に採用する一種の光ファイバ通信の伝送方法であり、すなわち、光ファイバケーブルを直接に使用者の屋内に引き込み、すなわち、光ファイバネットワークを使用者の光ファイバネットワークまで拡げる流れであり、本考案の提供する小寸法抗湾曲光ケーブルは、機械室(控制室)外の接続ポイントからユーザーの住まいのある建築物内の電信ボックスまでを主要な用途とする。
図3は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの構造断面図である。本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルは、線径が6mm以下であり、光伝送ユニット100、被覆保護層200及び複数の抗張体300を包含する。該光伝送ユニット100は光信号を伝送するための媒体とされ、そのうち、該光伝送ユニット100は少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含し、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、緊密被覆型光ファイバ或いはその他の適当な光ファイバ芯線とされ、該被覆保護層200は該光伝送ユニット100を被覆し、該光伝送ユニット100は該被覆保護層200の中心部分或いはその他の適当な位置に設置される。
該被覆保護層200の外形は実心管体状とされ、すなわち該被覆保護層200の断面は円形、楕円形或いはその他の適当な形状とされ、円形或いは楕円形の被覆保護層200を利用すると内部の光伝送ユニット100を有効に保護し及び内部に配線するのに便利である。方形或いはその他の形状の管体が力を受けて変形するとき、各点で光ファイバ芯線にかかる圧力は一致しないために、光ファイバ芯線が切断しやすい状況が発生する。ゆえに、本考案は基本的には円形の管体を使用し、光ファイバ芯線の各点が受ける圧力が同様であることから、光ファイバ芯線が全面的に保護される。
これら抗張体300は管状体を呈し、それは該被覆保護層200内部に設置され、並びにこれら抗張体300と該光伝送ユニット100は相互に平行関係を呈し、これら抗張体300の断面は、円形、楕円形或いはその他の適当な形状とされる。図1では、これら抗張体300の数量は2個とされている。注意されたいことは、上述のこれら抗張体300の配置数量及び配置位置は実際の必要により決定され、図示された実施例は説明のために提示されたものにすぎず、本考案の範囲を制限するものではなく、また使用者が配線部分の張力程度により、配置数量と配置位置を決定することができる。
これら抗張体300はガラス繊維強化プラスチック(GFRP,Glass Fiber Reinforced Plastics)とされ、強化プラスチックは使用される繊維の違いにより、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ケプラ繊維強化プラスチック(KFRP)があるが、本考案ではガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いは鋼線が使用される。
図4は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの第1実施例の表示図である。図示されるように、本考案はまた、四つの光ファイバ芯線を包含した光伝送ユニット100及び三つの抗張体300を包含し、これにより、本光ケーブル構造が実際の配線の必要に応じて、異なる配置とされることで、光ケーブルの曲げ強さと引張り強さを強化することを強調している。特に、本考案の提供する構造を室内管路施工に用いるとき、光ケーブルの配線時に経常的に折り曲げられるため、本考案の円柱型抗張体300及び被覆保護層200の配置方式を利用することで、有効に配線施工時の光ケーブルの湾曲、ねじれ現象を改善できる。本考案の構造は大幅に小寸法抗湾曲光ケーブルの引張り強さを増加し、光ケーブルの曲げ強さを増し、光ファイバ芯線の切断の確率を減らす。
図5は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの第2実施例の表示図である。本考案はさらに光ケーブル取付け部50を包含し、該光伝送ユニット100と該光ケーブル取付け部50との間に連結部12があり、並びに該光伝送ユニット100は該光ケーブル取付け部50に平行に設置され、該光ケーブル取付け部50の内層は支持部501とされ、該支持部501は光ケーブル取付け部50の構造強度を増し、該支持部501の材質はガラス繊維強化プラスチック、スチール線或いはその他の適当な材料とされる。該光ケーブル取付け部50の外層は保護層503とされ、該光ケーブル取付け部50は光ケーブルの固定に用いられ、光ケーブルを取り付け固定したい時、ただ光ケーブル取付け部50の保護層503を固定すればよく、光伝送ユニット100の取り付け時の損傷の確率を大幅に減らすことができ、且つ該光伝送ユニット100の部分を固定するのではないため、多種類の固定方式を使用でき、光ケーブルを各種の場所に取り付けるのに便利であり、特に屋内への取り付けに適用される。
図6は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの第3実施例の表示図である。本考案はさらに該光伝送ユニット100の外環にアラミドヤーン層500を設置してもよく、該アラミドヤーン層500は該光伝送ユニット100とこれら抗張体300の間に位置し、該アラミドヤーン層500は複数のアラミドヤーンで構成され、これにより小寸法光ケーブルの引張り強さを増す。
図7は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの第4実施例の表示図であり、図8は本考案の小寸法抗湾曲光ケーブルの第5実施例の表示図である。小寸法抗湾曲光ケーブルは中空管400と被覆保護層200を包含し得る。この小寸法抗湾曲光ケーブルの線径は6mm以下とされ、該中空管400の外部は被覆保護層200で被覆されている。該被覆保護層200中には複数の抗張体300があり、該中空管400の内部には光伝送ユニット100が配置されている。該光伝送ユニット100は少なくとも一つの光ファイバ芯線を包含し、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、緊密被覆型光ファイバ或いはその他の適当な光ファイバ芯線とされ、本考案で使用するこれら抗張体300はガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線とされ、該光伝送ユニット100は光ケーブルに架設の前に、該中空管400中に取付けられ、これにより、予め光伝送ユニット100を包含しない小寸法光ケーブルを製造でき、すなわち、光伝送ユニット100を設けていない中空管400を製造し、小寸法光ケーブルを架設する必要がある時に、光ファイバ芯線を取り付ければよく、こうして、大幅に小寸法光ケーブルの製造時間を短縮し並びに光ファイバ芯線の品質を確保できる。そのうち、該中空管400は熱可塑性エンジニアリングプラスチックで製造され、該中空管400の好ましい材料は、優れた靱性、衝撃による変形防止、曲げ強さを有する熱可塑性ポリエステル弾性体とされるのがよい。そのうち、該中空管400の内部には、さらに少なくとも1本の金属導線(未図示)が配置され、該金属導線は電源信号の伝送に用いられる。
図8に示されるように、該小寸法抗湾曲光ケーブルはさらに中空管400の外環にアラミドヤーン層500を有し、該アラミドヤーン層500は中空管400と被覆保護層200の間に位置し、該アラミドヤーン層500は複数のアラミドヤーンで構成される。光ケーブルが力を受ける時、中空管400とアラミドヤーン層500は対応する引張り抵抗を発生し、これにより中空管400内に光伝送ユニット100が配置されている時、抗張体300とアラミドヤーン層500がともに発生する引張り抵抗が十分に、光ケーブルが正常な状況で耐えられる力として働き、これにより光伝送ユニット100を保護する光ファイバの目的を達成する。注意すべきは、前述の構造は、前述の実施方式と同様に、光ケーブル取付け部50を設置することが可能で、それにより異なる配線要求に対応することができ、該光ケーブル取付け部50の設置は該中空管400と平行とされ、その詳細な実施方式は前述の説明を参照されたい。
以上は本考案の好ましい実施例の説明であって、本考案に対して形式上の制限を加えることを意図するものではなく、ゆえに、同じ創作精神下で本考案に関してなし得る修飾或いは変更は、いずれも本考案の保護を意図する範囲に属する。
1 単心光ケーブル芯線
10 染色型光ファイバ芯線
12 連結部
2、20 被覆層
30 強化層
100 光伝送ユニット
200 被覆保護層
300 抗張体
400 中空管
500 アラミドヤーン層
50 光ケーブル取付け部
501 支持部
503 保護層
10 染色型光ファイバ芯線
12 連結部
2、20 被覆層
30 強化層
100 光伝送ユニット
200 被覆保護層
300 抗張体
400 中空管
500 アラミドヤーン層
50 光ケーブル取付け部
501 支持部
503 保護層
Claims (16)
- 室内管路配線用に曲げ強さと引張り強さが強化され、少なくとも一つの光伝送ユニットを包含し、該光伝送ユニットの外部は被覆保護層で被覆され、該光伝送ユニットが該被覆保護層の中心に設置された小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、これら抗張体は均一に該光ファイバ芯線の周囲に分布することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項2記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該光伝送ユニットと平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項1記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該光伝送ユニットの外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該光伝送ユニットとこれら抗張体の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 室内管路配線用に曲げ強さと引張り強さが強化され、中空管と、該中空管の外部を被覆する被覆保護層を包含し、該被覆保護層中に複数の抗張体が設けられ、且つ該中空管の内部に光伝送ユニットが配設されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光伝送ユニットは少なくとも1本の光ファイバ芯線を包含することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項9記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該光ファイバ芯線は染色型光ファイバ、帯状光ファイバ、或いは緊密被覆型光ファイバのいずれかであることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該小寸法抗湾曲光ケーブルの線径が6mm以下であることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、該中空管が熱可塑性エンジニアリングプラスチックで形成されたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、これら抗張体がガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、或いはスチール線のいずれかとされたことを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、光ケーブル固定用の光ケーブル取付け部を更に包含し、該小寸法抗湾曲光ケーブルと該光ケーブル取付け部の間に連結部が設けられ、並びに該光ケーブル取付け部は該中空管と平行に設置され、該光ケーブル取付け部の内層は支持部とされ、該支持部がガラス繊維強化プラスチック或いはスチール線で形成され、該光ケーブル取付け部の外層は保護層とされることを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、アラミドヤーン層を更に包含し、該中空管の外側に環状に該アラミドヤーン層が設けられ、該アラミドヤーン層は該中空管と該被覆保護層の間に位置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
- 請求項8記載の小寸法抗湾曲光ケーブルにおいて、そのうち、該中空管の内部には、さらに少なくとも1本の金属導線を配置することを特徴とする、小寸法抗湾曲光ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002737U JP3160786U (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 小寸法抗湾曲光ケーブル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002737U JP3160786U (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 小寸法抗湾曲光ケーブル |
Publications (1)
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CN115220164A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-10-21 | 河南省信息咨询设计研究有限公司 | 一种可用于fttr和polan抗宏弯蝶形光缆 |
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CN115220164A (zh) * | 2022-06-23 | 2022-10-21 | 河南省信息咨询设计研究有限公司 | 一种可用于fttr和polan抗宏弯蝶形光缆 |
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