JP3160733U - 布袋などのスタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】布などの袋にものを入れ易くするために、袋の口を広げて一定の高さに保つことが出来るスタンドを提供する。【解決手段】底輪1の4カ所に、リベットで緩く連結された支柱2が、口輪3の4カ所とも緩く連結され、可撓性の材質のため弧を描いて曲がりながら底輪1の内側に収納される。この時、支柱2に通された固定具4は、スライドして口輪3のそばへ移動し、底輪1との固定から解放されて折りたたみが完成する。さらに立上げ時には、底輪1に連結された支柱2が4本とも垂直に屹立し、固定具4が下方に移動して底輪1の内側にある出っ張り5に密着するため、左右どちらにも倒れなくなる。支柱2の固定により、口輪3は底輪1と平行して支えられ、スタンドの立ち上げが完成する。布袋を口輪3の中に入れて、袋の底を地面に着けると、袋の口の部分が余るので、外側へ折り返すと、内容物の投入が可能な状態になる。【選択図】図2
Description
本考案は、固形容器と異なり、いわゆる「腰のない」布袋・紙袋・ポリ袋・ビニール袋・網袋などにものを入れる時に、通常は袋の口を広げて持つ人と、そこへものを入れる人の2人が必要な作業を、一人で行えるようにするためのものである。
軟らかい布袋などは、袋の口を広げるのも、持ち支えるのも人の手が要るのは自明であるが、両手を使ってその状態を作れば、当然その人がものを入れることはできない。
一例を挙げると、防災に使用される土のうは、麻や合繊を粗織りした布の袋で、土砂を入れ口を紐で締めて作るが、この土のうを作るときは、必ず1人が袋の口を広げて、地上3・40センチの高さに保持し、別の1人がシャベル等で土砂を投入してこれを作る。この作業にはどうしても2人の作業員が必要とされる。
また、農作業で収穫物を網袋や、収穫袋などに取り込むとき、或いは建設作業で出る建築ゴミの処理に布袋・紙袋等を用いるときも同様で、通常1人での充填は困難である。
一例を挙げると、防災に使用される土のうは、麻や合繊を粗織りした布の袋で、土砂を入れ口を紐で締めて作るが、この土のうを作るときは、必ず1人が袋の口を広げて、地上3・40センチの高さに保持し、別の1人がシャベル等で土砂を投入してこれを作る。この作業にはどうしても2人の作業員が必要とされる。
また、農作業で収穫物を網袋や、収穫袋などに取り込むとき、或いは建設作業で出る建築ゴミの処理に布袋・紙袋等を用いるときも同様で、通常1人での充填は困難である。
この作業を単独で行うには、布などの「腰のない」袋を、大きく口を広げて一定の高さに保持し、内容物を入れやすい状態にしなければならない。
人の手を用いることなくその状態を得るには、何らかの装置が必要とされる。
その目的のために考案した装置が、表記の「布袋などのスタンド」である。
人の手を用いることなくその状態を得るには、何らかの装置が必要とされる。
その目的のために考案した装置が、表記の「布袋などのスタンド」である。
本考案の「布袋などのスタンド(以下スタンドという)」は、保管時や、携行・移動時の便宜を考えて、その嵩(かさ)を小さくするために、折りたためるようになっている。
スタンドを使用するときには、1秒か2秒で組み立てが完了し、作業が終わって再び折りたたむときも数秒でそれをすることができる。
簡単な構造と頑丈な材質で構成され、故障の原因になりやすい複雑・繊細な部分がない。したがって製造は容易であり、かつその値は安価である。
スタンドの基本的な部品は、4点である。まず第1点は、鉄などの金属または丈夫な樹脂で作られた、帯状の板を立てた輪がその一つである。スタンドの一番下に位置するので「底輪」という。底輪の厚さ・幅・直径は用いる布袋などのサイズによって異なるが、前記土のうの場合は、厚さ約3ミリ・幅50ミリ・直径約40センチである。
次に2点目は、やはり底輪と同じ材質の輪で上部に位置する「口輪」である。口輪もやはり使用する布袋などのサイズで異なるが、土のうの場合は同じく厚さ3ミリ程度で幅は2センチ、直径は約28センチと底輪よりは直径が小さい輪である。これは土のう袋の開口部を通して折り返すため、土のう袋の口の大きさに合わせたものである。
3点目はこの2つの輪を上下に連結する複数本の支柱である。支柱の材質は、板バネあるいは可撓性の樹脂製で、両端に穴があり、底輪と口輪の円周を均等分する位置にリベット(鋲)でつながっている。
これらの支柱の穴は、リベットの太さよりも大きいので、この板バネ等の支柱は、底輪・口輪に固定されずに回転が可能である。これは、スタンドの立ち上げ・折りたたみの時に支柱が角度にして約90度変る事ができるようにするためである。
この支柱の材質が、板バネ或いは可撓性の樹脂製である理由は、スタンドを折りたたんだときに、円形の底輪の中に曲げて収納する必要があるからである。 支柱の材質が板バネまたは可撓性の樹脂材の場合、必要に応じてたわみ、無理なく曲線を作って収納することが可能になる。また、スタンドを立ち上げた時は、板バネ等の反発力が働き、直立した支柱となり、複数本で口輪を支える形になる。
支柱の材質・幅・厚さ・また長さは、使用する布袋などのサイズで異なるが、土のうの場合、長さは約30センチである。
4点目は、スタンドを立ち上げた時に、支柱を底輪に固定するための金属製の固定具である。この固定具は支柱の板バネ等に通してあって、支柱に沿って円滑に軽くスライドする構造になっている。
スタンドを立ち上げるには、まず地上に置き、両手で口輪を持って持ち上げる。
底輪はその重みで地上に残るが、口輪に連結した支柱がついて上がり、角度を横から縦へと変えながら、底輪を持ち上げる。底輪は複数本の支柱にぶら下がった状態で、回転しながら口輪と平行になる。この時支柱は横から縦に変化し、垂直状態になるが、支柱に通された固定具がそれ自体の重みで下方へスライドし、底輪の内側に設けられた突起に寄り添う形で嵌りこむのである。
この固定具の嵌りこみにより、全ての支柱の下部が同時に底輪と一体化して固定されるので、支柱は左右どちらにも倒れなくなってスタンドの立ち上げが完成する。
直径が大きい底輪が、複数本の板バネ等の支柱で直径の小さい口輪を支えるため、下部が広く上部が狭い台形になるので、スタンドが横倒しに倒れることはない。
布袋などをスタンドにセットするには、立ち上げたスタンドを地面に置き、布袋などの底に手を入れて口輪の中に差し込み、手が地面に付くまで入れると、袋の口の部分が余るので、余った部分を口輪の外に折り返すだけでよい。
スタンドが、布袋などの口をいっぱいに広げて地上約35センチの位置に保持する形になるのである。
内容物を投入しても、袋の底が地面に付いているため、その重量はスタンドには掛からず、地面が支えるのである。口輪に掛かる重さは、袋の重さだけである。内容物の投入時に若干重量が掛かったとしても、折り返してある袋の口付近の布が、すこし内部に滑りこむ程度である。
必要量の内容物が投入されたら、袋の折り返しをもどし、口輪を持ってスタンドを上へ持ち上げて抜き取ると、あとには内容物が詰まった布袋などが地面に立っている、と言う形になる。
作業が終わって、スタンドを片付ける時は、スタンドを逆さにするだけでよい。
底輪を持ち上げ、口輪を下にすると、立ち上げ時と反対に底輪と噛み合っていた固定具が、それ自身の重みで支柱に沿って下方にスライドし、複数個同時に結合が解かれるので支柱が自由に廻るようになる。口輪を地面に着け、底輪を立ち上げ時の逆方向に回転させると、支柱と口輪が底輪の中に収まり、折りたたみが完成する。
スタンドを使用するときには、1秒か2秒で組み立てが完了し、作業が終わって再び折りたたむときも数秒でそれをすることができる。
簡単な構造と頑丈な材質で構成され、故障の原因になりやすい複雑・繊細な部分がない。したがって製造は容易であり、かつその値は安価である。
スタンドの基本的な部品は、4点である。まず第1点は、鉄などの金属または丈夫な樹脂で作られた、帯状の板を立てた輪がその一つである。スタンドの一番下に位置するので「底輪」という。底輪の厚さ・幅・直径は用いる布袋などのサイズによって異なるが、前記土のうの場合は、厚さ約3ミリ・幅50ミリ・直径約40センチである。
次に2点目は、やはり底輪と同じ材質の輪で上部に位置する「口輪」である。口輪もやはり使用する布袋などのサイズで異なるが、土のうの場合は同じく厚さ3ミリ程度で幅は2センチ、直径は約28センチと底輪よりは直径が小さい輪である。これは土のう袋の開口部を通して折り返すため、土のう袋の口の大きさに合わせたものである。
3点目はこの2つの輪を上下に連結する複数本の支柱である。支柱の材質は、板バネあるいは可撓性の樹脂製で、両端に穴があり、底輪と口輪の円周を均等分する位置にリベット(鋲)でつながっている。
これらの支柱の穴は、リベットの太さよりも大きいので、この板バネ等の支柱は、底輪・口輪に固定されずに回転が可能である。これは、スタンドの立ち上げ・折りたたみの時に支柱が角度にして約90度変る事ができるようにするためである。
この支柱の材質が、板バネ或いは可撓性の樹脂製である理由は、スタンドを折りたたんだときに、円形の底輪の中に曲げて収納する必要があるからである。 支柱の材質が板バネまたは可撓性の樹脂材の場合、必要に応じてたわみ、無理なく曲線を作って収納することが可能になる。また、スタンドを立ち上げた時は、板バネ等の反発力が働き、直立した支柱となり、複数本で口輪を支える形になる。
支柱の材質・幅・厚さ・また長さは、使用する布袋などのサイズで異なるが、土のうの場合、長さは約30センチである。
4点目は、スタンドを立ち上げた時に、支柱を底輪に固定するための金属製の固定具である。この固定具は支柱の板バネ等に通してあって、支柱に沿って円滑に軽くスライドする構造になっている。
スタンドを立ち上げるには、まず地上に置き、両手で口輪を持って持ち上げる。
底輪はその重みで地上に残るが、口輪に連結した支柱がついて上がり、角度を横から縦へと変えながら、底輪を持ち上げる。底輪は複数本の支柱にぶら下がった状態で、回転しながら口輪と平行になる。この時支柱は横から縦に変化し、垂直状態になるが、支柱に通された固定具がそれ自体の重みで下方へスライドし、底輪の内側に設けられた突起に寄り添う形で嵌りこむのである。
この固定具の嵌りこみにより、全ての支柱の下部が同時に底輪と一体化して固定されるので、支柱は左右どちらにも倒れなくなってスタンドの立ち上げが完成する。
直径が大きい底輪が、複数本の板バネ等の支柱で直径の小さい口輪を支えるため、下部が広く上部が狭い台形になるので、スタンドが横倒しに倒れることはない。
布袋などをスタンドにセットするには、立ち上げたスタンドを地面に置き、布袋などの底に手を入れて口輪の中に差し込み、手が地面に付くまで入れると、袋の口の部分が余るので、余った部分を口輪の外に折り返すだけでよい。
スタンドが、布袋などの口をいっぱいに広げて地上約35センチの位置に保持する形になるのである。
内容物を投入しても、袋の底が地面に付いているため、その重量はスタンドには掛からず、地面が支えるのである。口輪に掛かる重さは、袋の重さだけである。内容物の投入時に若干重量が掛かったとしても、折り返してある袋の口付近の布が、すこし内部に滑りこむ程度である。
必要量の内容物が投入されたら、袋の折り返しをもどし、口輪を持ってスタンドを上へ持ち上げて抜き取ると、あとには内容物が詰まった布袋などが地面に立っている、と言う形になる。
作業が終わって、スタンドを片付ける時は、スタンドを逆さにするだけでよい。
底輪を持ち上げ、口輪を下にすると、立ち上げ時と反対に底輪と噛み合っていた固定具が、それ自身の重みで支柱に沿って下方にスライドし、複数個同時に結合が解かれるので支柱が自由に廻るようになる。口輪を地面に着け、底輪を立ち上げ時の逆方向に回転させると、支柱と口輪が底輪の中に収まり、折りたたみが完成する。
本考案のスタンドは保管時・移送時には折りたたんで体積を小さくできる。底輪の中に全てが収納されるために、円盤状の体積になり、布袋などの1枚の中に入れて保管することができる。必要なときには使用される布袋などと一緒に持ち出すことは容易である。
一人では難しい布袋などへの充填作業が可能になるだけでなく、おなじ動作を手を休めることなく連続してできるので、作業の効率が極めて良くなるのである。
一人では難しい布袋などへの充填作業が可能になるだけでなく、おなじ動作を手を休めることなく連続してできるので、作業の効率が極めて良くなるのである。
Claims (1)
- 布などの軟らかく「腰のない」袋に、ものを入れやすくするための器具で、金属または樹脂製の底輪・口輪の2つの輪を上下平行に保持し、この2つの輪それぞれに緩やかなリベット留めで連結した、複数本の金属または樹脂製の支柱を持ち、この支柱に通した固定具が支柱に沿って上下に移動して、底輪の一部にはめ込まれる事により、支柱と底輪とが固定して立ち上げが完了したり、固定具が外れる事により,上記支柱がたわんで曲がり、無理なく口輪とともに底輪の中へ折りたたまれて、嵩を低くすることができる、折りたたみ式の布袋などのスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000913U JP3160733U (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | 布袋などのスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010000913U JP3160733U (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | 布袋などのスタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3160733U true JP3160733U (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=54863878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010000913U Expired - Fee Related JP3160733U (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | 布袋などのスタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3160733U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110921026A (zh) * | 2019-12-26 | 2020-03-27 | 贵州电网有限责任公司 | 一种便携编织袋支架 |
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2010
- 2010-01-26 JP JP2010000913U patent/JP3160733U/ja not_active Expired - Fee Related
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