JP3159782U - Seedling grafting tools - Google Patents
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Abstract
【課題】右手でも左手でも縦割れ目を開ける作業が良好に行え、接木の作業性が向上する苗接木具を提供する。【解決手段】合わせ接ぎ用の苗接木具1は、弾性樹脂製の縦長筒状の本体2と、本体2の外周に略等間隔で突出形成された三個の縦長の第一突片5,第二突片6,第三突片7とを備え、本体2には、内周2aの上下端にラッパ状に拡径した上下の挿入口3,4が形成され、上下の挿入口3,4を連通させる上下方向の縦溝が本体内周に形成されているとともに、本体2の外周から内周2aに達し本体2の上端から下端に至る縦割れ目8が形成されている。【選択図】図1[PROBLEMS] To provide a seedling grafting tool that can perform a work of opening a vertical crack with both the right hand and the left hand and improve the workability of grafting. A seedling grafting tool 1 for jointing and joining includes a vertically long cylindrical main body 2 made of elastic resin, and three vertically long first protrusions 5 formed on the outer periphery of the main body 2 at substantially equal intervals. The main body 2 is provided with upper and lower insertion ports 3 and 4 that are enlarged in a trumpet shape at the upper and lower ends of the inner periphery 2a. 4 is formed in the inner periphery of the main body, and vertical cracks 8 are formed from the outer periphery of the main body 2 to the inner periphery 2a and from the upper end to the lower end of the main body 2. [Selection] Figure 1
Description
本考案は、ナス,トマトなどの幼苗の接木具に関するものである。 The present invention relates to a grafting tool for seedlings such as eggplant and tomato.
従来、特許文献1に開示されているような幼苗の接木具が存在する。
Conventionally, there are seedling grafting tools as disclosed in
上記特許文献1に開示されている幼苗の接木具では、接木具の内周に下方側から台木になる苗を挿入しにくく、また、台木の切断面に一枚の葉を残した場合における台木への接木具の装着時の作業性が悪いという問題点があった。
In the seedling grafting tool disclosed in
本考案は、一枚の葉を残した台木への取り付け性が良好化し、台木と穂木の活着性が高まる苗接木具の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本考案の苗接木具は、弾性樹脂製の縦長筒状の本体と、該本体の外周に間隔をおいて突出形成された複数個の縦長の突片とを備え、前記本体には、内周上下端にラッパ状に拡径した上下の挿入口が形成され、該上下の挿入口を連通させる上下方向の縦溝が本体内周に形成されているとともに、該本体の外周から内周に達し該本体の上端から下端に至る縦割れ目が形成されていることを要旨とする。
In order to achieve at least a part of this purpose, the present invention aims to provide a seedling grafting tool that improves attachment to rootstocks with a single leaf and improves rooting and rootstock survival. The following measures were taken.
The seedling grafting tool of the present invention comprises a vertically long cylindrical main body made of elastic resin, and a plurality of vertically long projecting pieces that protrude from the outer periphery of the main body at intervals. Upper and lower insertion holes are formed in the upper and lower ends in a trumpet shape, and vertical grooves for communicating the upper and lower insertion holes are formed in the inner periphery of the main body, and reach the inner periphery from the outer periphery of the main body. The gist is that vertical cracks are formed from the upper end to the lower end of the main body.
本考案の苗接木具では、台木の上端に葉を一枚残した場合に、一対の突片を指で握って縦割れ目を大きく開き、横方向から台木に対し良好に苗接木具の本体を嵌め込んで、縦割れ目に一枚の葉を入れ込むことができ、しかも、複数個の突片のうち一対の突片を選んで右手でも左手でも縦割れ目を開く操作が行えるため、縦割れ目を開ける作業が良好に行え、作業性が良好なものとなる。
また、縦長筒状の本体の内周上下端にそれぞれラッパ状に拡径した挿入口が形成されているため、上下の挿入口からそれぞれ台木および穂木を良好に挿入して、台木と穂木を良好に接面させることができ、作業性が良好なものとなる。さらに、縦溝を介し上方の挿入口に溜まる水や余分な汁液を下方へ排出できるため、台木と穂木の活着性が高まる。
In the seedling grafting tool of the present invention, when one leaf is left on the upper end of the rootstock, the vertical cracks are widened by grasping the pair of protrusions with fingers, and the seedling grafting tool is satisfactorily applied to the rootstock from the lateral direction. The main body can be fitted and one leaf can be inserted into the vertical crack, and a pair of protrusions can be selected from the multiple protrusions to open the vertical crack with either the right hand or the left hand. The work of opening the crack can be performed satisfactorily, and the workability is good.
In addition, since the insertion holes that are enlarged in the trumpet shape are formed at the upper and lower ends of the inner periphery of the vertically long cylindrical body, the rootstock and the hogi are inserted well from the upper and lower insertion openings, respectively. Hogi can be satisfactorily touched, and workability is good. Furthermore, since the water accumulated in the upper insertion port and the excess juice can be discharged downward through the longitudinal groove, the survival of rootstock and hogi is enhanced.
また、本考案の苗接木具において、前記縦溝は、本体の内周に間隔をおいて複数形成されているものとすることもできる。
こうすれば、複数の縦溝で、より良好に、挿入口に溜まる水や余分な汁液を下方から外部へ排出できるため、台木と穂木の活着性が高まるものとなる。
Moreover, in the seedling grafting tool of the present invention, a plurality of the longitudinal grooves may be formed at intervals on the inner periphery of the main body.
In this way, the water accumulated in the insertion port and the excess sap can be discharged from the lower side to the outside with a plurality of longitudinal grooves, so that the survival of rootstock and hogi can be improved.
次に、本考案を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は苗接木具の斜視構成図であり、図2は苗接木具の平面拡大構成図である。
苗接木具1は、透明あるいは半透明のポリエチレン系樹脂素材で全体が形成されている。この苗接木具1は、縦長筒状の弾性を有する本体2と、本体2の外周に略等間隔で突出形成された三個の縦長の突片5,6,7を備えており、本体2内には、例えば10.54mm程度の高さ寸法を有する内周2aが上下方向に形成されており、この内周2aの内径は2mm程度に設定されている。また、本体2の外径寸法は例えば4mm程度に設定されており、本体2の全体高さ寸法は14mm程度に設定されている。
Next, the form for implementing this invention is demonstrated using an Example.
FIG. 1 is a perspective configuration diagram of a seedling grafting tool, and FIG. 2 is a plan enlarged configuration diagram of the seedling grafting tool.
The
この縦長筒状の本体2の上下端側には、ラッパ状に拡径した上挿入口3と下挿入口4が内周2aと同軸連通状にそれぞれ形成されており、上挿入口3および下挿入口4の端側の外径寸法は例えば7mm程度に設定され、上挿入口3および下挿入口4の端側の内径寸法は4mm程度に設定されており、上挿入口3および下挿入口4は、それぞれ60°の角度をなして内周2aからラッパ状に端側へ拡径した形状に形成されている。この上下の挿入口3と4を連通させる上下方向の縦溝9a,9b,9cが本体の内周2aに間隔をおいて三個形成されている。
なお、上下方向の縦溝9a,9b,9cは、図5に示すように、本体2の内周2aの縦割れ目8と反対側に集中させて三個形成させておくこともでき、また、図6に示すように、本体2の内周2aの縦割れ目8と反対側に一個形成させておくこともでき、内周2aの上下方向の縦溝9の数は四個でも五個でもそれ以上でも良い。
An
In addition, as shown in FIG. 5, the
この本体2の外周には、三個の第一突片5,第二突片6,第三突片7が、それぞれ平面視120°の角度をなして略等間隔に外側へ一体状に突出形成されている。この三個の第一突片5,第二突片6,第三突片7は、それぞれ本体2の上端から下端に至る上下寸法に設定されている。
また、本体2には、本体2の上端から下端に至り、外周から内周2aまで達する上下方向の縦割れ目8が形成されている。
On the outer periphery of the
The
このような形状の苗接木具1は、野菜類の連作障害を回避して野菜が病気にかかりにくくするためや、高品質および収穫量の増加を図る目的で野菜類の幼苗を接木する際に用いられる。
苗接木具1は、上下端側にそれぞれ上挿入口3と下挿入口4がラッパ状に拡径して形成されているため、下側から下挿入口4に沿わせて台木10の苗を内周2a内に挿入しやすいものであり、また、上方側から上挿入口3に沿わせて穂木11の苗をスムーズに内周2a内に挿入させてゆくことができ、台木10および穂木11の切断面を傷めることなく、上下どちら側からでもスムーズに差し込みできるように構成されたものである。また、苗接木具1は上下方向を気にすることなく反転させて使用することができる。
The
The
なお、台木10の苗に切断面10aを形成する際に、切断面10aの位置にある葉10bの一枚を残さないと生育が悪く活着が低下するものがあるが、このような場合には、一枚の葉10bが残った台木10を苗接木具1の本体2の下側から内周2a内に挿入することができないため、そのような場合には、図3に示すように、一対の第一突片5,第二突片6の外側に指を当てて、指で第一突片5と第二突片6を近接する方向に押圧すると、弾性により縦割れ目8が大きく開けられることとなり、縦割れ目8を大きく開いて、図4に示すように、台木10の上端に形成される略30°の切断面10aの上端に残った一枚の葉10bを縦割れ目8内に配置するようにして、台木10の茎の外周に本体2を横方向から嵌め付けることができる。この時に、第二突片6をガイドにして、台木10を大きく開いた縦割れ目8内を通し、本体の内周2aに入れ込むことができ、右突片6が位置決め且つガイドの役目をなすため、作業性が良好化するものである。
In addition, when forming the
このように縦割れ目8を大きく開けて本体2を台木10の外周に嵌め込み、指を離すと弾性により本体2の内周2aが台木10の外周に良好に弾着されることとなる。
この状態で、穂木11の下端に下傾状に略30°の切断面11aを形成させておき、この切断面11aを本体2の上方の上挿入口3から下方へ押し込んで、穂木11を本体2の内周2a内に押し込み、穂木11の切断面11aを台木10の上端の切断面10aに接面させて、良好に接木を行うことができ、この切断面10aと切断面11aの接合状態は、本体2が透明または半透明であるため外側から良好に確認することができ、確実に両者を接面させて、確実に活着させることができるものである。
In this way, when the
In this state, an approximately 30 °
なお、縦溝9a,9b,9cを介し上方の挿入口3に溜まる水や余分な汁液を下方へ排出できるため、台木10と穂木11の活着性が高まるものである。
なお、三個の第一突片5,第二突片6,第三突片7のうち一対の突片を選んで右手でも左手でも縦割れ目8を開く操作が行えるため、縦割れ目8を開ける際の作業性が良好なものとなる。
In addition, since the water accumulated in the
In addition, since the operation of opening the
なお、台木10としてはカボチャや夕顔などが挙げられ、また、穂木11としてはトマト,ナス,ピーマン,キュウリ,メロン,スイカなどが挙げられ、これらの野菜類の連作障害を回避して収穫量の増加を接木により図ることができるものである。
The
なお、台木10の上端に葉10bを残さなくて良い場合には、縦割れ目8を少し開けるか、或いはそのままの状態にして、本体2に対し、下方側の下挿入口4から台木10の上端の切断面10aを内周2a内に押し込んで良好に挿入することができ、また、本体2に対し、上挿入口3から穂木11の切断面11aを下方側へ押し込んで本体の内周2a内に挿入することができ、穂木11の切断面11aを内周2a内で台木10の切断面10aに押し付けて接面させることができ、作業が容易なものとなり、接面状態を外側から良好に確認して接木作業を完了できるものである。
このように本体2の上下にラッパ状の挿入口3および4が形成されているため、内周2a側への苗の挿入が容易で、しかも切断面を傷めることがない。
In addition, when it is not necessary to leave the
Since the trumpet-
なお、台木10の切断面10aと穂木11の切断面11aの接合部分の外周は、本体2の弾性により良好に把持された状態となり、縦割れ目8から葉が外側に良好に出た状態で把持されるものである。さらに、縦溝9a,9b,9cを介し上方の挿入口3に溜まる水や余分な汁液を外部へ排出できるため、台木10と穂木11の活着性が高まることとなる。
In addition, the outer periphery of the junction part of the
なお、苗が成長し茎が太くなるにつれ、本体2の縦割れ目8も次第に弾性により広がってゆき、ついには、苗接木具1は苗から外れて地面に落ちるため、苗の生育を阻害することがなく、活着後に苗接木具1を外す手間も不要なものとなる。
As the seedling grows and the stem becomes thicker, the
1 苗接木具
2 本体
2a 内周
3 上挿入口
4 下挿入口
5 第一突片
6 第二突片
7 第三突片
8 縦割れ目
9a,9b,9c 縦溝
10 台木
10a,11a 切断面
10b 葉
11 穂木
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記本体には、内周上下端にラッパ状に拡径した上下の挿入口が形成され、該上下の挿入口を連通させる上下方向の縦溝が本体内周に形成されているとともに、該本体の外周から内周に達し該本体の上端から下端に至る縦割れ目が形成されている
ことを特徴とする苗接木具。 A vertically long cylindrical main body made of elastic resin, and a plurality of vertically long projecting pieces that protrude from the outer periphery of the main body at intervals.
In the main body, upper and lower insertion holes having a trumpet diameter are formed at the upper and lower ends of the inner periphery, and vertical grooves in the vertical direction for communicating the upper and lower insertion holes are formed in the inner periphery of the main body. A seedling grafting tool characterized in that a vertical crack is formed from the outer periphery to the inner periphery and from the upper end to the lower end of the main body.
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JP2012205547A (en) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Iseki & Co Ltd | Grafting clip |
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