JP3158917U - 調理用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて安全性に優れ、しかも取り付け、取り外し作業が至って簡単で、構造も至極容易である調理用容器を提供する。
【解決手段】内壁、外壁間を真空とした真空二重の容器4と、容器4の口元周りを覆うリング状の肩部材5と、肩部材5に着脱自在に装着する蓋体7と、容器4内にあって肩部材5に着脱自在に装着し、かつ容器内の液体を濾し分ける網目状の中子6とを備えてなる。容器4の内壁には、口元上端に広口とした内壁段部を設ける一方、内壁口元を覆う肩部材5の肩部材内壁内側周りには、適宜の間隔を隔てて上下に通り抜ける縦溝11、11と、この各縦溝11と連なる係止溝12とを設けると共に、中子6の外周に肩部材5の各縦溝11に沿い、各係止溝12内に係合する係合爪17を複数設けた。
【選択図】図3
【解決手段】内壁、外壁間を真空とした真空二重の容器4と、容器4の口元周りを覆うリング状の肩部材5と、肩部材5に着脱自在に装着する蓋体7と、容器4内にあって肩部材5に着脱自在に装着し、かつ容器内の液体を濾し分ける網目状の中子6とを備えてなる。容器4の内壁には、口元上端に広口とした内壁段部を設ける一方、内壁口元を覆う肩部材5の肩部材内壁内側周りには、適宜の間隔を隔てて上下に通り抜ける縦溝11、11と、この各縦溝11と連なる係止溝12とを設けると共に、中子6の外周に肩部材5の各縦溝11に沿い、各係止溝12内に係合する係合爪17を複数設けた。
【選択図】図3
Description
本考案は、ラーメン、スパゲッテイやおかゆ等を作る調理用容器に関するものである。
従来、有底筒状の真空二重の断熱容器を設け、この断熱容器の口元に円板型網目状の中子(セパレータとも称す)を配置し、断熱容器の口元周りにリング状の肩部材を被せて、肩部材の上端に蓋体を装着し、この断熱容器内に熱湯と麺類等を入れて蓋体をし、所定の時間放置した後、蓋体を取り外し中子を押さえつつ、断熱容器内の湯を排出すれば、麺類等の調整が可能となる構造のものが実用新案登録第3112967号公報として存在する。
ところが、この種の調理用容器では、断熱容器内に装填される中子は、上端が断熱容器の口元上端に被さるようにして載置され、その上端に肩部材を被せていたために、断熱容器内の湯を排出する際には、中子及び肩部材を常に押さえた状態で断熱容器を傾けなければならず、やけどの恐れが生じるという問題点があった。又、断熱容器に対して肩部材、中子、蓋体の取り付け、取り外し作業が煩わしく、構造も複雑となっていたという問題点があった。
本考案は、内壁2、外壁3間を真空とした真空二重の容器4と、容器4の口元周りを覆うリング状の肩部材5と、肩部材5に着脱自在に装着する蓋体7と、容器4内にあって肩部材5に着脱自在に装着し、かつ容器内の液体を濾し分ける網目状の中子6とを備えてなる調理用容器1に於いて、上記容器4の内壁2には、口元上端に広口とした内壁段部2aを設ける一方、内壁口元を覆う肩部材5の肩部材内壁5a内側周りには、適宜の間隔を隔てて上下に通り抜ける縦溝11、11と、この各縦溝11と連なる係止溝12とを設けると共に、中子6の外周に肩部材5の各縦溝11に沿い、各係止溝12内に係合する係合爪17を複数設けた構成としている。
本考案は、従来の問題点を解決したものであって、極めて安全性に優れ、しかも取り付け、取り外し作業が至って簡単で、構造も至極容易となる調理用容器を提供するにある。
調理用容器1は、内壁2、外壁3間を真空とした真空二重の容器4と、この容器4の口元周りを覆うリング状の肩部材5と、容器4内にあって肩部材5に着脱自在に装着すると共に容器4内の液体を濾し分ける網目状の中子6と、中子6の上方で肩部材5の上端を覆い肩部材5に着脱自在に装着する蓋体7とから構成されている。
容器4は、ステンレス等の金属材料にて有底筒状に形成された内壁2と、内壁2と同一材料にて内壁2の周りを適宜の間隔を隔てて囲んだ外壁3とからなり、内、外壁2、3の口元上端を互いに接合した後に底部より真空引きして内、外壁2、3間を真空としている。
8は、外壁3の底を覆った合成樹脂材料からなる底板である。
8は、外壁3の底を覆った合成樹脂材料からなる底板である。
容器4の内壁2は、図4及び図5に示すように、口元の上端を一旦広口とした内壁段部2aを設け、この内壁段部2aの先端に上方に延びた内壁接合部2bを設けている。
この内壁段部2aは、図5に示すように、傾斜面であってもよい。
この内壁段部2aは、図5に示すように、傾斜面であってもよい。
容器4の外壁3は、図4及び図5に示すように、外壁側壁部3aの上端を一旦狭めた外壁第1段部3bを設け、この外壁第1段部3bの先端に上方に延びた外壁垂直部3cを設け、更にこの外壁垂直部3cの先端にわずかに狭めて上方に延びた外壁接合部3dを設けている。
外壁3の外壁第1段部3bは、後述の肩部材5の肩部材外壁5cの厚みに相当する幅を備えており、外壁垂直部3cには、外側に延びた環状の突起9を設けている。
外壁3の外壁接合部3dは、内壁2の内壁接合部2bと接触し、密に結合している。
外壁3の外壁接合部3dは、内壁2の内壁接合部2bと接触し、密に結合している。
肩部材5は、図5に示すように、内壁2の内壁段部2a内側より内壁接合部2bに向けて覆う肩部材内壁5aと、内壁接合部2b及び外壁接合部3dの上側より覆う肩部材上壁5bと、外壁3の外壁第1段部3b及び外壁垂直部3c、外壁接合部3dを外側より覆う肩部材外壁5cとを備え、縦断面逆U字型のリング状に一体的に形成されている。
10は、シールパッキンである。
10は、シールパッキンである。
肩部材内壁5aの内側周りには、図3に示すように、適宜の間隔を隔てて上下に挿通する縦溝11が、複数穿設されており、この各縦溝11の下部より縦溝に沿って横壁に延びた係止溝12が設けられている。
肩部材内壁5aの下端は、内壁段部2aの下端にまで延びているが、この内壁段部2aの下端を通り越すことはない。
肩部材内壁5aの下端は、内壁段部2aの下端にまで延びているが、この内壁段部2aの下端を通り越すことはない。
13は、肩部材5に装着した後述の蓋体7を保持するための蓋体保持片である。
肩部材内壁5aの各係止溝12には、各縦溝11に連なる横壁と係止溝12の底面となる底壁とが切り欠けられている。この横壁が無いことで縦溝11を通ってきた後述の中子6の係合爪17がスムーズに係止溝12内に挿通され、又係止溝12の底壁が無いことで内壁2の内壁段部2aの下部との間に大きな隙間を得ることができるために、上述の係合爪17がスムーズかつ確実に係止溝12内に固定保持されると共に肩部材5の金型成形に際して構造を簡単にすることができ、コストを大幅に削減できる。
肩部材内壁5aの各係止溝12には、各縦溝11に連なる横壁と係止溝12の底面となる底壁とが切り欠けられている。この横壁が無いことで縦溝11を通ってきた後述の中子6の係合爪17がスムーズに係止溝12内に挿通され、又係止溝12の底壁が無いことで内壁2の内壁段部2aの下部との間に大きな隙間を得ることができるために、上述の係合爪17がスムーズかつ確実に係止溝12内に固定保持されると共に肩部材5の金型成形に際して構造を簡単にすることができ、コストを大幅に削減できる。
肩部材外壁5cの下端は、外壁第1段部3bの下端にまで及んでおり、この外壁第1段部3bを通り越して外壁側壁部3aにまで及ぶことはない。
肩部材外壁5cは、内側に外壁3の突起9に嵌合する凹部を設けている。
肩部材外壁5cは、内側に外壁3の突起9に嵌合する凹部を設けている。
中子6は、図2、図3に示すように、合成樹脂材料にて円板状に形成されており、周面に上方に延びた周壁6aを設けている。
この中子6は、中央に取手14を突出しており、上部に大きな空間15を穿設し、取手14の周りに麺類やお米等を通さない小さな透孔16を複数穿設している。
この中子6は、中央に取手14を突出しており、上部に大きな空間15を穿設し、取手14の周りに麺類やお米等を通さない小さな透孔16を複数穿設している。
17は、図3に示すように、中子6の周壁6aの一部を切り欠いて設けた係合爪であって、周壁6aの周りに適宜の間隔を隔てて複数設けている。
この係合爪17は、図3では4個設けているが、特にこの個数に限定されるものではなく、肩部材5の係止溝12に相当する複数設けてもよい。
この係合爪17は、図3では4個設けているが、特にこの個数に限定されるものではなく、肩部材5の係止溝12に相当する複数設けてもよい。
この係合爪17は、図3又は図5に示すように、周壁6aに相当する係合爪側壁17aの上端に外側に延びた係合爪突部17bを設けており、この係合爪突部17bが、図5に示すように、肩部材5に設けた縦溝11を上方より滑り降り、係止溝12内へと導通され、固定保持される。この係合爪17は、内壁2の内壁段部2aに支えられるために、中子6が容器4内へ落ち込むことはない。
蓋体7は、図4に示すように、内部中空で下端開放の上蓋7aと、上蓋7aの下端開放を閉鎖する下蓋7bと、上蓋7aと下蓋7bとの間の空間に装填する断熱材7cとからなっている。
蓋体7の上蓋7aと下蓋7bとは、合成樹脂材料にて形成されており、断熱材7cは、発泡性樹脂材料にて形成されている。
蓋体7の上蓋7aと下蓋7bとは、合成樹脂材料にて形成されており、断熱材7cは、発泡性樹脂材料にて形成されている。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしもこれら実施例構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、本考案にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
1…調理用容器
2…内壁
2a…内壁段部
2b…内壁接合部
3…外壁
3a…外壁段部
3b…外壁第1段部
3c…外壁垂直部
3d…外壁接合部
4…容器
5…肩部材
5a…肩部材内壁
5b…肩部材上壁
5c…肩部材外壁
6…中子
6a…周壁
7…蓋体
7a…上蓋
7b…下蓋
7c…断熱材
8…底板
9…突起
10…シールパッキン
11、11…縦溝
12、12…係止溝
13…蓋体保持片
14…取手
15…空間
16、16…透孔
17、17…係合爪
17a…係合爪側壁
17b…係合爪突部
2…内壁
2a…内壁段部
2b…内壁接合部
3…外壁
3a…外壁段部
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5a…肩部材内壁
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11、11…縦溝
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16、16…透孔
17、17…係合爪
17a…係合爪側壁
17b…係合爪突部
Claims (1)
- 内壁(2)、外壁(3)間を真空とした真空二重の容器(4)と、容器(4)の口元周りを覆うリング状の肩部材(5)と、肩部材(5)に着脱自在に装着する蓋体(7)と、容器(4)内にあって肩部材(5)に着脱自在に装着し、かつ容器内の液体を濾し分ける網目状の中子(6)とを備えてなる調理用容器(1)に於いて、上記容器(4)の内壁(2)には、口元上端に広口とした内壁段部(2a)を設ける一方、内壁口元を覆う肩部材(5)の肩部材内壁(5a)内側周りには、適宜の間隔を隔てて上下に通り抜ける縦溝(11)、(11)と、この各縦溝(11)と連なる係止溝(12)とを設けると共に、中子(6)の外周に肩部材(5)の各縦溝(11)に沿い、各係止溝(12)内に係合する係合爪(17)を複数設けていることを特徴とした調理用容器。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158917U true JP3158917U (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109645811A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-19 | 哈尔滨权清科技服务有限责任公司 | 一种淘洗、蒸煮一体式电饭煲 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109645811A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-19 | 哈尔滨权清科技服务有限责任公司 | 一种淘洗、蒸煮一体式电饭煲 |
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