JP3158753U - ゴルフ用ボールマーカー - Google Patents
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Abstract
Description
従って、マーカーの長期間使用することによる連結部の緩みが発生しても、本体の起立姿勢を保持することが可能となり、強風等により簡単には折り畳まれることがない。
支持体は本体の表面側に設けられてもよいし、底面側に設けられてもよい。
ボールマーカーは所定の角度以上は回動しない回動角度規制手段を有しており、支持体は例えばヒンジの軸を中心として所定角度回動する仕組みになっている。該回動角度規制手段としてはどのような方法であってもよいが、例えば本体あるいは支持体のヒンジ近辺に凸部あるいは突出した角を形成して所定角度以上回動させると他方の物体に接触するストッパーを設ける方法が考えられる。
また、支持体の回動方向は本体の表面側に支持体を設けて表面側から裏面側に270度以上回転させて、支持体を地面に接地して本体を起立させても良いし、回転角度を90度以内の角度で留まるようにし、連結部を上方にして設置しても良い。また裏面側に支持体を設けて開き、90度以内の角度で留まるようにし、連結部を上方にして設置しても良い。
後者の使用方法の場合、支持体が90度までの所定角度回動する。これ以上の角度で回動してしまうと本体と支持体とで山型を形成するようにして起立させることができなくなるからである。本体と支持体が接触している状態から支持体を回動させる場合の側面視角度としては好ましくは約30度乃至60度の範囲で、最も好ましくは約40度である。
なお、いずれの場合にも支持体あるいは本体のいずれかには接地のためあるいは支持体と本体の分離のための直線部が設けられている。
マーカー本体及び支持体の形状としては角が生じないことから平面視円形が好ましいが、その他三角形や四角形、多角形、楕円形、星型等で形成してもよい。
本体(2)は図4、5に示すように、表面の円周近辺の厚さを薄くした切欠き部(11)が設けられている。これにより本体表面中央近辺には円柱状の凸部(5)が形成されることとなる。該凸部の円の直径とリング体の中空部の直径とは略等しく、かつ切欠き部はリング体の厚さ分(約1mm)だけ薄くなっているため、リング体は本体凸部に嵌合するようになっている。
なお、本考案に係るボールマーカーはこれらのサイズに限定されるものではなく、直径や厚さ等適宜変更してもよい。またリング体を本体よりも重くすることで、以下に述べるようにリング体を地面に接地させて用いる際に本体が安定してマーカー自体も倒れにくくなる。
そして本体突出部内部には左右に貫通した細い軸芯孔(8)が設けられている。また、リング体端部の内部にもそれぞれ切断面(16)に垂直となるように左右に貫通した細い軸芯孔(9)が設けられている。
リング体の切断部を本体突出部に嵌合させることで本体の軸芯孔(8)とリング体の軸芯孔(9)が直線上に並び、この孔に細長い鉄や鋼等の軸芯(10)を通すことでヒンジを構成し、本体とリング体とを連結することができるのである。
また、リング体を手前方向に側面視角度で約290度回動させたところでそれ以上リング体は回動しない仕組みになっている。これはリング体を回動させていった場合、リング体表面の端部近辺が、本体突出部下辺(7)と略平行を成す切欠き部端部(12)の辺の側面部分と接触することでそれ以上リング体が回動しないためである。
図8、図15の使用状態図に示すようにリング体を約290度回動させリング体の裏面を地面に接地させることにより、本体を地面に対する垂直方向よりも約20度後方側に傾斜した状態で起立させることができる。
磁石は具体的には永久磁石を使用するが、例えばアルニコ磁石、フェライト磁石、希土類磁石等を用いることができ、特にフェライト磁石が好ましい。
この状態では、本体表面側から背面側へと力が加わったとしても、上述したように本体切欠き部端部側面とリング体端部表面とが接着し、それ以上は回動しないようになっているため、本体が背面側へと倒れることはない。また、仮に長期使用によりヒンジがゆるくなってしまっていたとしても、同じ仕組みにより本体が背面側へと倒れることはない。
一方、本体背面側から本体表面側へと力が加わったとしても本体は背面側に約20度倒れており、本体の荷重は背面方向へとすでに加わっていることから、表面側へは非常に倒れにくい構造となっている。これはヒンジがゆるくなった場合に特に顕著に表れる利点である。仮にヒンジ部分になんら抵抗が発生しないとしても本体の荷重は背面方向にかかっていることから、背面方向から風(W)程度の力が加えられたくらいでは容易には本体が手前側に倒れない仕組みになっている。
しかしながらボールマーカーを何度も使用し続けることで軸芯と軸芯孔は磨耗し両者間の抵抗は次第になくなってくる。このような状態になったとしても、リング体を約290度回動させて土台とすることで、本体を背面側に約20度倒れた状態で起立状態を保持することが依然可能となる。
したがって本ボールマーカー(1)はヒンジがゆるくなったとしても本体を起立させて使い続けることができ、マーカーを視認性に優れた状態で長期間の使用が可能となるのである。
さらに、リング体を90度以内に開き、この本体の直線部を地面に接地し、本体とリング体を連結部を上方にして用いることも可能である。
なお、該ボールマーカー本体のサイズはこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
また、この切欠き面(25’)は、図11に示すように滑らかに湾曲している。
また、図12、図13に示すように、このリング体の角部には凹部の下辺と平行になるよう左右に貫通する形で軸芯孔(29)が設けられている。この軸芯孔の直径は本体凸部に設けられた軸芯孔(28)の直径と略等しい。
例えば開き角度を40度以上にする場合は該角部(27)の角度を大きくするとよい。この場合、リング体をより回動させなければ角が本体切欠き部を形成する斜面に接触しなくなり、結果的に開き角度を広くすることが可能となる。
この磁石は底面に埋没させてもよいが、底面よりはリング体の厚さ分だけ突出することが好ましい。なぜなら磁石を突出させることにより、リング体を閉じた状態で磁石面とリング体の底面が略同一面となり、この状態で磁性体に接着させると磁性体と磁石との距離が縮まるためである。これにより、より強力に磁性体にマーカーを接着させることができる。
リング体の地面と接触する部分は図13に示すように直線状に形成されており、かつ、図14に示すように該直線部分にテーパーが設けられていることで形成される斜面(38)が地面と略平行となるよう接地するため、ボールマーカーはぐらつくことなく安定して起立することとなる。
2 本体
3 リング体
4 ヒンジ
5 凸部
6 中空部
7 突出部
8 軸芯孔
9 軸芯孔
10 軸芯
11 切欠き部
13 磁石
14 直線部
21 ボールマーカー
22 本体
23 リング体
24 ヒンジ
Claims (6)
- 平板状の本体と、
中空部を有する支持体とを備え、
該本体と該支持体の周囲の一部が連結手段により連結されており、
該支持体は連結部分を軸として該本体から所定角度内で回動する回動規制手段を備えていることを特徴とするゴルフ用ボールマーカー。 - 円盤状の本体と、
中空部を有するドーナツ状のリング体とを備え、
該本体と該リング体とは円周の一部がヒンジにより連結されており、
該リング体はヒンジを軸として該本体から所定角度内で回動する回動規制手段を備えていることを特徴とするゴルフ用ボールマーカー。 - 該本体表面に円柱状の凸部を形成し、
該凸部が該リング体の中空部に嵌合可能としたことを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用ボールマーカー。 - 該凸部を該リング体の中空部に嵌合させた状態から該リング体がヒンジの軸芯を回動軸として270度〜320度の所定角度まで回動し、それ以上は回動しない回動規制手段を設けることを特徴とする請求項3に記載のゴルフ用ボールマーカー。
- 該本体に軸芯を通すための軸芯孔を有する突出部を設け、
該リング体の一部を切断しリング体に両端部を形成し、該リング体の両端部に軸芯を通すための軸心孔をそれぞれ設け、
該リング体の両端部を該突出部に嵌合させ、該突出部の軸芯孔と該リング体両端部の軸芯孔とを連通するよう配置し、これらの軸芯孔に軸芯を挿入することでヒンジを形成することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のゴルフ用ボールマーカー。 - 該リング体のヒンジ側ではない先端部が直線部を有し、
該リング体と本体とが角度を有して開かない状態から、該リング体がヒンジの軸心を回動軸として90度までの所定角度回動し、それ以上は回動しない回動規制手段を設けることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用ボールマーカー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010000694U JP3158753U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | ゴルフ用ボールマーカー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP3158753U true JP3158753U (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=54862281
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2010000694U Expired - Lifetime JP3158753U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | ゴルフ用ボールマーカー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3158753U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077244A1 (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-14 | 株式会社ワークスピリッツ | ゴルフボール用マーカー |
JP2015039388A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 株式会社小林メタルパーツ | ゴルフボールマーカー及びゴルフマーカーセット |
WO2015141882A1 (ko) * | 2014-03-17 | 2015-09-24 | 주식회사 케이원정보통신 | 골프 볼 마커 |
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2010
- 2010-02-05 JP JP2010000694U patent/JP3158753U/ja not_active Expired - Lifetime
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CN102917759A (zh) * | 2010-12-10 | 2013-02-06 | 株式会社沃克斯比瑞特 | 高尔夫球用位标 |
CN102917759B (zh) * | 2010-12-10 | 2015-11-25 | 株式会社沃克斯比瑞特 | 高尔夫球用位标 |
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