JP3158748B2 - デジタル画像信号の記録装置、再生装置及び記録再生装置 - Google Patents
デジタル画像信号の記録装置、再生装置及び記録再生装置Info
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
して記録再生する場合等に用いられるデジタル画像信号
の記録装置、再生装置及び記録再生装置に関するもので
ある。
て、衛星やケーブルで送出する衛星放送やケーブルTV
が既に実用化している。放送事業者と契約していない者
は、この放送を受信できてもスクランブルのために見た
り聞いたりすることができない。契約者に貸与されるデ
スクランブラーをチューナーの前に設置することで初め
て映像や音声を楽しむことが出来る。ただし完全に映像
や音声を認識できなくしてしまうとTVの故障と間違え
られる恐れがあることと、少しぐらい認識できた方が視
聴者に興味を抱かすことができ新規の契約者も見込める
ので、映像信号や音声信号をある程度認識できるように
して送出している。たとえば1H毎にラインを上下入れ
換えたり、左右半分づつ入れ換えたり、これを数H毎に
行ったり、数フレーム毎に処理を変えたりと様々な工夫
をしている。
るデスクランブラー、通称ケーブルボックスの構成を示
す。図4で41なる入力端子は、ケーブルの家庭への引
き込み線で、スクランブルのかかったRF信号である。
これをケーブルボックスの操作キー47の入力またはリ
モコン42でケーブルTVのチャンネルを指示し、チュ
ーナー43で受信する。ベースバンド信号となったチュ
ーナー43出力は、デスクランブラー回路44に供給さ
れる。デスクランブルされた信号は、45の変調回路で
たとえばVHF3chに変調され、ケーブルボックスか
ら出力される。これをアンテナ入力としてTV、VTR
内のチューナー46に供給し、画、音声として再生され
る。
スクランブラーの構成を示す。図5でBS/CSアンテ
ナ51からのRF信号は、BS/CSチューナー、また
はVTR、TV内のBS/CSチューナー52に供給さ
れる。選局は、操作キー58からの入力またはリモコン
57で行う。チューナー52の検波出力信号53は、デ
スクランブラー54に供給される。デスクランブルされ
たビデオ信号55、オーディオ信号56は、例えば2系
統出力され、一方はVTRのライン入力、もう一方は、
TVのライン入力につながれる。
収について説明する。スクランブルの解除すなわちデス
クランブルは、ケーブルボックスやデスクランブラー装
置自体が持っている固有のID番号とそれに対応した放
送信号の中に組み込まれたキーにより行われる。契約受
信者が料金を支払っている間は、放送業者はキーをおく
り続ける。キーとID番号は、暗号方式になっている。
いく傾向にあるが、それに従いユーザーもA社用、B社
用と契約放送数に応じてデスクランブラーも増えて行っ
てしまう。そこで主に欧州では、どのデスクランブラー
機器にも共通で使えるスマートカードと呼ばれるICテ
レフォンカード状のものも登場している。これによりユ
ーザーは、一台のデスクランブラーで何社の有料放送も
受信できる。
ケーブルを使って送るデジタル放送やTV会議システム
など、また例えば回転ヘッドにより磁気テープに記録す
るデジタルVTR等が知られている。映像信号をデジタ
ル化すると膨大な情報量となるので、可能な限り圧縮す
るため高能率符号化が採用される事が多い。種々の高能
率符号化の中でも、離散コサイン変換(Discrete Cosin
e Transform :DCT)の実用化が進んでいる。
×8)のブロック構造にまとめ、このブロックに直交変
換の一種であるコサイン変換を行い、その後でデータの
重み付け処理、再量子化等を施すものである。この処理
により(8×8)ブロック内のエネルギー成分をあるエ
リアに集中させる事ができ、それ以外のエリアのデータ
は、“0”またはそれに近い無視できる値にできる。そ
こでこのデータを削除すれば、ある程度のデータ量の圧
縮を行うことができる。
は過大である。そこでさらにこれらの係数データに対し
て、信号の発生確率に応じてビット長の異なるデータに
変換するハフマン符号化や、“0”に着目したランレン
グス符号化のような可変長符号化を行う。これによりよ
うやく、例えば民生用デジタルVTRで記録再生可能な
データ量に圧縮することができる。伝送時には、再生側
でのデータ処理を容易にするため、符号化出力であるコ
ード信号を一定長のシンクブロック内のデータエリアに
挿入し、データ保護のためのパリテイ、同期信号、ID
信号等を付加して、シンクブロックを構成するフレーム
化がなされる。
一般的によく使われているものに、2次元ハフマン符号
化ある。これは、アンプリチュード・ランレングス符号
化とも呼ばれ、値が“0”でない係数に出会う度にその
値に対して一つの事象を定義して行くものである。例え
ば(8×8)のブロックを2次元ハフマン化していく
と、ある所以降データが全て“0”になっている場合が
多い。これでは値が“0”でない係数に出会う事はもう
ないので、ブロックの終わりを示すコードEOB(End
of Block)を挿入する。
ィスク状記憶媒体を使用するディスク記録再生装置で
は、1または複数のフィールドあるいはフレームのビデ
オデータが複数個のトラックに記録されるのが普通であ
る。この場合各フィールドまたはフレーム毎に異なった
トラック数では、サーボ等で不都合が生じるので一定の
トラック数が選ばれる事が多い。圧縮処理を施さない方
式では自ずからデータ量は一定となるが、上述のDCT
のような圧縮をすると画に依存してデータ量が変化し、
さらに可変長符号化をしているのでこれらの所定期間の
データ量は常に変動する。これを一定のトラック数に記
録するためには、所定期間のデータ量を目標値以下にす
るための、バッファリング処理が必要とされる。
ームより短い所定期間(バッファリング単位と称する)
のデータ量を制御し、1フィールドあるいは1フレーム
期間の全体でも、結果的にデータ量を目標値以下とする
バッファリング処理が提案されている。バッファリング
処理は、DCTで発生した交流分の係数データを適切な
量子化ステップで再量子化して、伝送データ量を目標値
以下に抑える処理である。伝送データ内には、量子化ス
テップあるいはこれを示す量子化番号のコードが符号化
データとともに挿入される。
ータのシンクブロックの一例を示す。この例では1バッ
ファリング単位を5シンクブロックにフレーム化したも
のである。シンクブロックの先頭にブロック同期信号S
YNCが位置し、その後にそのシンクブロックのID信
号、そのバッファリング単位で選ばれた量子化番号QN
O及び付加情報AUXが続く。データエリアにはDCT
係数等が配置され、その後にはシンクブロックのデータ
毎に付加されたエラー訂正符号のパリティがある。この
例では、エラー訂正符号として一般的によく使われるリ
ードソロモン符号を想定しており、可変長化されたデー
タは例えば8ビットに整理されて(これをパッキングと
称する)データエリアに記録される。普通、QNOは1
バッファリング単位で1つの値を持つので、各シンクブ
ロック内のQNOは全て同じ値である。
ば(8×8)の場合、図7Aのように8画素×8ライン
のサンプルデータが、DCT(離散コサイン変換)その
ものの処理を行うと、図7Bに示すように直流分DC、
交流分AC1〜AC63の係数データに変換される。図
7B中の矢印は、一般的に行われているジグザグスキャ
ンの様子を示している。直流分DCは、DCTの定義よ
り全ブロックの平均輝度値を表す直流成分であり、64
個のピクセルの絶対値平均の2倍の大きさを持つことが
知られている。このように直流分DCは、そのブロック
の最大のエネルギーを持つので、データ伝送時には最重
要語として扱われる。
のワードが何ビット構成なのかは、入力データを順々に
切り出して行くしかない。従って一箇所でもエラーがあ
るとそのワードの切れ目が分からなくなり、それ以降の
データは切り出せなくなって伝播エラーとなる。つまり
可変長符号化は、データの圧縮効率は稼げるが、反面エ
ラーには非常に弱くなってしまう。そこで直流分DC
は、可変長符号化せず固定長、例えば9ビットとし、交
流分AC1〜AC63についてのみ可変長符号化するの
が普通である。
Mとして1ビット、アクティビティ(画の精細度)AT
として2ビットを最重要語として規則的に配置し、その
後にそのDCTブロックの可変長化した交流成分をAC
1〜AC63の方向に順に詰めていく。この例では、Y
で12バイト、Cで6バイトの固定AC−Lエリアがあ
り上述のように詰めて行くが、この時、固定AC−Lエ
リア内でそのDCTブロックのEOBまで格納された場
合は、その固定AC−Lエリアの残りのビットを新たに
可変AC−Hエリアとして定義する。そしてこの可変A
C−Hエリアと固定AC−Hエリアを結合して新AC−
Hエリアとし、固定AC−Lエリアからはみでた成分を
順に詰めていく。データエリアへの詰め込み方には上述
のような規則的フレーミングのほかに、データ全てを順
々に詰め込んでいく前詰めフレーミング等が知られてい
る。
ブラーを実現するためには、アナログ信号をデジタル化
するA/D変換器、それを記憶させる一つまたは複数の
フレームまたはフィールドメモリおよびラインメモリ、
デジタル信号をアナログ信号に戻すD/A変換器、フィ
ルター類、およびそれらをコントロールするコントロー
ル回路等、多岐に渡る回路が必要となる。
業務用でしかも基本的にTV信号送出側に1つあればよ
いので、さほどその回路規模やコストについては問題と
ならないが、受信契約者が持つデスクランブラーにも規
模の差はあれ同様の回路が必要となりコスト面での問題
がある。
ジタルTV放送におけるデスクランブラーを考えてみる
と、上述の現行アナログ方式のA/D変換器、D/A変
換器等は不用となるし、さらにデスクランブラー内のほ
とんどのデジタル回路がデジタルチューナーと共用でき
るようになる。つまり、 アンテナ→チューナー→デスクランブラー→TV の現在の方式が アンテナ→デジタルチューナー→TV の方式となり、デジタルチューナー内にデスクランブル
機能を持たせることになると予想される。図5でチュー
ナー52とデスクランブラー54が一体化して、デジタ
ルチューナーに置き変わるのである。この時スクランブ
ル解除のためのキーは、放送事業者が用意するICカー
ド、磁気カード等のカード類や直接キー入力等、さらに
は放送電波等から供給されることになる。
コンシューマー用デジタルVTRにおけるソフトテープ
について考えてみる。レンタルビデオの場合、従来の一
日当りいくらの課金方法だけでなく、何回再生したらい
くらという方法もデジタルなら可能になってくる。たと
えばテープ上やカセットテープに付属したメモリIC、
カセットテープの外側に張り付けたテープやICカー
ド、磁気カード等のカード類に再生回数を記録してお
き、再生回数が過ぎたらスクランブルをかけてしまえば
よい。当然、再生可能回数が書いてなければ、スクラン
ブルがかかり再生できない。販売ソフトテープの場合
は、スクランブル解除をしてテープを作ればよい。
れることが確実なデジタルTV放送、コンシューマー用
デジタルVTR等におけるデスクランブラー回路を、現
状のアナログ方式におけるデスクランブラー回路よりも
はるかに簡単でコストのかからない方式を提供すること
にある。
は、入力デジタル画像信号をDCT圧縮符号化し、上記
符号化されたデジタル画像信号を記録するデジタル画像
信号の記録装置において、アナログおよびデジタルの時
空間領域のデータを操作するのではなく、DCT圧縮符
号化した周波数領域のデータを操作する手段と、スクラ
ンブルをかけるか解除するかを判断する手段を有し、こ
れらの手段により上記スクランブルを画面全体または一
部にかけ、これを1または数フレームあるいはフィール
ド、若しくは任意の時間間隔で実行することを特徴とす
るデジタル画像信号の記録装置である。
号化されたデジタル画像信号の記録信号を再生するデジ
タル画像信号の再生装置において、アナログおよびデジ
タルの時空間領域のデータを操作するのではなく、DC
T圧縮符号化した周波数領域のデータを操作する手段
と、スクランブルをかけるか解除するかを判断する手段
を有し、これらの手段により画面全体または一部にかけ
られた上記スクランブルを、1または数フレームあるい
はフィールド、若しくは任意の時間間隔で解除すること
を特徴とするデジタル画像信号の再生装置である。
画像信号をDCT圧縮符号化し、上記符号化されたデジ
タル画像信号を記録し、再生するデジタル画像信号の記
録再生装置において、アナログおよびデジタルの時空間
領域のデータを操作するのではなく、DCT圧縮符号化
した周波数領域のデータを操作する手段と、スクランブ
ルをかけるか解除するかを判断する手段を有し、これら
の手段により上記スクランブルを画面全体または一部に
かけ、または解除し、これを1または数フレームあるい
はフィールド、若しくは任意の時間間隔で実行すること
を特徴とするデジタル画像信号の記録再生装置である。
係数を操作することにより、最小限の回路付加で、スク
ランブル効果を実現でき、それも画面全体や画面の特定
またはランダムな一部など、自在な表示が可能となる。
照して説明する。なお以下の説明は、デジタル記録再生
装置(VTR)の再生側に設けられるビデオデータの処
理回路について行うが、この他のデジタル画像信号の記
録装置、再生装置についても構成は同様である。
られるビデオデータの処理回路である。図2において、
1で示す入力端子には、図6に示すような配列のデジタ
ル化されたビデオデータが供給される。このビデオデー
タがエラー検出、訂正回路のECC回路2に供給され
る。ECC回路2でビデオデータ中のエラーを検出し、
訂正できるデータについてはエラー訂正を行う。その結
果得られたデータと取りきれなかったエラーが、次のデ
フレーミング回路4に供給される。デフレーミング回路
4は、図6の構成を元に戻す操作をするが、上述のよう
にDCT係数の内のAC成分については可変長符号化さ
れており、一箇所でもエラーがあるとそのワードの切れ
目が分からなくなり、それ以降のデータは切り出せなく
なって伝播エラーとなる。デフレーミング回路4の出力
は、元の系列に戻されたデータと伝播エラーを含んだエ
ラーとなり、逆量子化回路5に供給される。
エラーが存在するDCTブロックを最終的に画として再
生するのかどうかを決める。つまり最重要語であるDC
成分やDCに近いACの低域成分にエラーがあると、も
うそのブロックは再現できないのでそれ以前のフィール
ドやフレーム等のデータで置き換える処理(これをコン
シールメントと称する)を行う。逆量子化回路5は、そ
の指示をデブロッキング回路8へコンシールメント情報
として送る。また逆量子化回路5は、記録側で行った再
量子化と逆の処理を行い、そのデータをDCTの逆変
換、IDCT(Inverse DCT)回路に供給する。
4個のデータ列を図7Aのような時空間のデータに戻
す。この逆DCT変換されたデータは、デシャッフリン
グ回路7に供給される。デシャッフリングは、シャッフ
リングの逆処理である。シャッフリングは、1バッファ
リング単位のデータを画の様々な部分から集めて来る処
理である。これは、テープの長手方向の傷、ヘッドのク
ロッグ等のためにエラーが集中し、修正が不可能となる
事を防ぐと共に、集めたデータの総ビット数が平均化さ
れ、結果的に画質が向上する効果がある。デシャッフリ
ングは、このように集めてきたデータを元の位置に戻す
働きをする。
ッキング回路8に供給される。デブロッキング回路8
は、図7Aのような(8画素×8ライン)のデータを水
平、垂直からなる2次元の画データに再構成する回路で
ある。ここには上述のコンシールメント情報も入力さ
れ、再現不可能なブロックについてはコンシールして出
力端子9から出力する。
長符号化されたAC成分を元の固定長符号に戻す回路の
一例である。図3には、パッキングの逆処理、アンパッ
キング回路を含んだVLD(Variable Length Decodin
g)およびRAM周辺の回路を示す。通常8ビットの受
信または再生データは、8ビットのDフリップフロップ
60a〜60dにラッチされる。このラッチされたデー
タ32ビットは、スイッチャー61により可変長符号化
の最大ビット数、例えば19ビット分選ばれる。この選
ばれたデータは、VLD ROM63のアドレスに供給
される。VLDROM63は、このアドレス入力からワ
ードとそのワード長(LENGTH)を切り出し、出力
する。この時、同時にEOB検出を行い、それをRAM
の読出し/書き込みコントローラ66に供給して、RA
M65のアドレスを更新させる。ワードデータはRAM
65に供給され、RAMの読出し/書き込みコントロー
ラ66により、RAM65のアドレス等をコントロール
されて書き込まれる。LENGTHはVLDコントロー
ラ62に供給される。VLDコントローラ62は、この
LENGTHデータをもとに、8ビットのDフリップフ
ロップ60a〜60dのどれに次のデータをラッチする
かを決め、60a〜60dのClock Enable(CE)をコ
ントロールすると同時に、スイッチャー61で32ビッ
トデータのどの19ビットを選ぶかを決める。
エラー信号は、VLDコントローラ62に供給される。
データを可変長符号化した場合、その一つのワードが何
ビット構成なのかは、入力データを順々に切り出して行
くしかない。従って一箇所でもエラーがあるとそのワー
ドの切れ目が分からなくなり、それ以降のデータは切り
出せなくなって伝播エラーとなる。この場合、次のバッ
ファリング単位までエラーが続くので、RAMの読出し
/書き込みコントローラ66によるRAM65への書き
込みを止めておく。
フラグ格納部に分かれる。そしてデータを読んだら、必
ずエラーフラグを立てておく。データ書き込み時に書き
込むアドレスに相当するエラーフラグを落としておけ
ば、エラーフラグの立っている所がエラーで書き込まれ
なかったアドレスとなる。これによりRAMデータを読
出す時には、上述の伝播エラーが反映されることにな
る。
示す。入力端子70に、図2のECC回路2の出力が供
給される。供給されたデータは、後の処理のしやすさか
ら一旦メモリ71に貯えられる。メモリ71の出力は、
スイッチ72に与えられDC成分とAC成分に分けられ
る。AC成分については、図3で説明した回路等で処理
されるので、ここではDC成分の処理について述べる。
そのタイミングを見計らって、8ビットのDフリップフ
ロップ73a、73bのClock Enable(CE)をコント
ロールしてラッチされる。ラッチされたデータは、D
C、M、ATにそれぞれ分類され、エラーフラグと共に
RAMの読出し/書き込みコントローラ76により、R
AM75のアドレス等をコントロールされて書き込まれ
る。エラーフラグの扱いについては、図3のAC係数の
場合と同様である。
ータとACデータを編集して、図2の逆量子化回路5に
送る。M、ATは、そのまま逆量子化回路5に送るが、
エラーフラグについては、DCとACのエラーフラグを
論理和回路79により合成して逆量子化回路5に送る。
このとき、DCのエラーは最重要語なので当然伝播エラ
ーとなり、ACのエラーフラグとの兼ね合いを論理和回
路79で取ることになる。
送信号からきた場合の動作に付いて述べる。これは実に
簡単な方法で実現できる。例えば図6のような形式で入
力されるデータのDC成分の位置を、切り出し時に故意
にずらしてやる。〔0014〕で説明したように、直流
分DCは、DCTの定義より全ブロックの平均輝度値を
表す直流成分であり、64個のピクセルの絶対値平均の
2倍の大きさを持つことが知られている。このように直
流分DCは、そのブロックの最大のエネルギーを持つの
で、このデータが再現されないとそのDCTブロックは
画として成り立たない。モザイク状になるかすらも分か
らない。
にスクランブル指令情報を入力し、それに従ってDCの
切り出し位置を故意にずらしてやる。DC成分だけでな
く、ACの低域成分もDC成分同様にエネルギーが大き
いので、これを故意にいじってやってもよい。
数バッファリング単位、さらには数フレーム毎に正規の
位置、故意にずらした位置と変えれば、〔0002〕で
述べたような従来技術と同様の効果を得られる。これに
より近い将来のデジタル放送での有料放送にも対応でき
る。
の再生側を示したが、デジタル放送受信機の回路も基本
的に変わりはないことを付け加えておく。
ンタルシステム等で特に有用である。業務用では、専用
のVTRとそれだけでしか再生できないテープとの組合
せのセットで営業されるものがある。例えば航空機登載
用のビデオシステム。機内サービスで映画を放映してい
るが、そのテープが他の機械で再生できないように、わ
ざわざビデオヘッドのアジマスをA、B逆にするなど苦
労して実現している。
とそれ専用のテープ上のIDとが一致しなければ、単に
DCの切り出し位置をずらしスクランブルをかけられ
る。上述のような特殊なシステムをわざわざ作らなくて
も済み、その上コストアップ分は、0である。
のIDを1つ決めておけば、著作権のからんだ業務用テ
ープを再生することはできなくなるので、民生用、業務
用を問わず共通の基本メカ、共通の基本電気回路で設計
できる。このメリットは、非常に大きい。
る。VTRとテープのセットレンタルの場合は、上記と
同じ方法でよい。テープのみのレンタルでは、テープの
ID番号を客に教えてVTRのキー入力で打ち込んで貰
うか、〔0020〕で述べたような、たとえばテープ上
やカセットテープに付属したメモリIC、カセットテー
プの外側に張り付けたテープやICカード、磁気カード
等のカード類に再生回数と共にIDを書き込んでから、
貸し出せばよい。
て、例えば図6のDCの配置位置を暗号化してもよい。
の状態のまま特定の係数を操作することにより、コスト
アップ実質0でスクランブル、デスクランブルを実現で
きるものである。
シューマー用デジタルVTR等の入力デジタル画像信号
を圧縮符号化して、記録または伝送するシステムにおけ
る再生装置すべてに適用できる。また民生用、業務用を
問わず、共通の基本メカ、共通の基本電気回路で設計で
きるので、共通設計によるコストダウン効果が大きい。
さらに著作権がからむテープレンタルの問題に対して
も、安価に対応できる。
まま特定の係数を操作することにより、コストアップ実
質0でスクランブル、デスクランブルを実現できるよう
になった。
ーミング回路全体の一例のブロック図である。
る。
たAC成分を元の固定長符号に戻す回路の一例のブロッ
ク図である。
ルTVに使われているデスクランブラーシステムの略線
図である。
送TVに使われているデスクランブラーシステムの略線
図である。
ント信号伝送データのシンクブロックの一例の略線図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力デジタル画像信号をDCT圧縮符号
化し、上記符号化されたデジタル画像信号を記録するデ
ジタル画像信号の記録装置において、 アナログおよびデジタルの時空間領域のデータを操作す
るのではなく、DCT圧縮符号化した周波数領域のデー
タを操作する手段と、 スクランブルをかけるか解除するかを判断する手段を有
し、 これらの手段により上記スクランブルを画面全体または
一部にかけ、これを1または数フレームあるいはフィー
ルド、若しくは任意の時間間隔で実行することを特徴と
するデジタル画像信号の記録装置。 - 【請求項2】 DCT圧縮符号化されたデジタル画像信
号の記録信号を再生するデジタル画像信号の再生装置に
おいて、 アナログおよびデジタルの時空間領域のデータを操作す
るのではなく、DCT圧縮符号化した周波数領域のデー
タを操作する手段と、 スクランブルをかけるか解除するかを判断する手段を有
し、 これらの手段により画面全体または一部にかけられた上
記スクランブルを、1または数フレームあるいはフィー
ルド、若しくは任意の時間間隔で解除することを特徴と
するデジタル画像信号の再生装置。 - 【請求項3】 入力デジタル画像信号をDCT圧縮符号
化し、上記符号化されたデジタル画像信号を記録し、再
生するデジタル画像信号の記録再生装置において、 アナログおよびデジタルの時空間領域のデータを操作す
るのではなく、DCT圧縮符号化した周波数領域のデー
タを操作する手段と、 スクランブルをかけるか解除するかを判断する手段を有
し、 これらの手段により上記スクランブルを画面全体または
一部にかけ、または解除し、これを1または数フレーム
あるいはフィールド、若しくは任意の時間間隔で実行す
ることを特徴とするデジタル画像信号の記録再生装置。
Priority Applications (5)
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Family
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JP34245092A Expired - Lifetime JP3158748B2 (ja) | 1992-12-17 | 1992-12-22 | デジタル画像信号の記録装置、再生装置及び記録再生装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7277279B2 (ja) | 2019-06-20 | 2023-05-18 | ファナック株式会社 | 劣化検出用プリント配線基板 |
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JPH06189262A (ja) | 1994-07-08 |
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