JP3158476U - 風呂用保温シート - Google Patents
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Abstract
【課題】空気の断熱作用による保温効果と、熱反射作用による保温効果と、多積層構造による保温効果で優れた保温力を有する風呂用保温シートを提供する。【解決手段】気泡緩衝シート層群1の両面に熱反射層群2,2が形成された風呂用保温シートであり、気泡緩衝シート層群は、表面に多数個の空気セル11aを膨出形成させたセルシート11の両面に平面シート12,12を積層させた3積層構造に形成される。熱反射層群は、PETフィルム21と、このPETフィルムの内面に蒸着されたアルミ蒸着層22と、このアルミ蒸着層の表面に形成されたアンカーコート層23と、このアンカーコート層の表面に形成されたPEコート層24の4積層構造に形成され、全体として合計11積層構造に形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、浴槽内の湯面(水面)に敷設して使用する風呂用保温シートに関する。
従来、浴槽内の湯面に敷設することによりお湯を保温して冷めにくくさせ、又、風呂を沸かす際に浴槽内の水面に敷設することにより短時間で沸かすことができるようにした風呂用保温シートが知られている。(特許文献1参照)。
この従来の風呂用保温シートは、ポリエチレンやポリプロピレン等の発泡合成樹脂シートを浴槽の湯面(水面)に敷設して使用するもので、これによりお湯を保温して冷めにくくさせ、又、効率よくお湯を沸すことができるようにしたものであった。
しかしながら、この従来の風呂用保温シートは、ポリエチレンやポリプロピレン等の発泡合成樹脂シートの単体(1層構造)であって、空気の断熱を利用しただけの保温作用であるため、十分な保温効果を得ることができないという問題があった。
本考案は、空気の断熱作用による保温効果と、熱反射作用による保温効果と、多積層構造による保温効果で優れた保温力を有する風呂用保温シートを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本考案の請求項1に係る風呂用保温シートは、
気泡緩衝シート層群(1)の両面に熱反射層群(2),(2)が形成された風呂用保温シート(A)であって、
前記気泡緩衝シート層群(1)は、表面に多数個の空気セル(11a)を膨出形成させたセルシート(11)の両面に平面シート(12),(12)を積層させた3積層構造に形成され、
前記熱反射層群(2)は、PETフィルム(21)と、このPETフィルム(21)の内面に蒸着されたアルミ蒸着層(22)と、このアルミ蒸着層(22)の表面に形成されたアンカーコート層(23)と、このアンカーコート層(23)の表面に形成されたPEコート層(24)の4積層構造に形成され、
前記気泡緩衝シート層群(1)と、両面の熱反射層群(2),(2)とで合計11積層構造に形成されている構成とした。
気泡緩衝シート層群(1)の両面に熱反射層群(2),(2)が形成された風呂用保温シート(A)であって、
前記気泡緩衝シート層群(1)は、表面に多数個の空気セル(11a)を膨出形成させたセルシート(11)の両面に平面シート(12),(12)を積層させた3積層構造に形成され、
前記熱反射層群(2)は、PETフィルム(21)と、このPETフィルム(21)の内面に蒸着されたアルミ蒸着層(22)と、このアルミ蒸着層(22)の表面に形成されたアンカーコート層(23)と、このアンカーコート層(23)の表面に形成されたPEコート層(24)の4積層構造に形成され、
前記気泡緩衝シート層群(1)と、両面の熱反射層群(2),(2)とで合計11積層構造に形成されている構成とした。
本考案の風呂用保温シートは、両面の熱反射層群で気泡緩衝シート層群を挟んだサンドウイッチ構造に形成されている。
従って、その中央に配した気泡緩衝シート層群によって空気の断熱作用による保温効果と、両面に配した熱反射層群によって熱反射作用による保温効果を得ることができる。
従って、その中央に配した気泡緩衝シート層群によって空気の断熱作用による保温効果と、両面に配した熱反射層群によって熱反射作用による保温効果を得ることができる。
また、前記気泡緩衝シート層群が3積層構造に形成され、かつ前記両面の熱反射層群はそれぞれ4層構造に形成され、全体としては合計11積層構造に形成されているため、その多積層構造による保温効果を得ることができる。
このように、本考案の風呂用保温シートによれば、空気の断熱作用による保温効果と、熱反射作用による保温効果と、多積層構造による保温効果と、その相乗効果によって優れた保温力を得ることができる。
さらに、セルシートを主体とした気泡緩衝シート層群と、アルミ蒸着層を主体とした熱反射層群の積層構造であるため、軽く、薄く、持ち易く、作業性が良く、丈夫であり、腐らず、長持ちでき、耐久性に優れている等の効果を有する。
図1に示すように、本実施例の風呂用保温シートAは、気泡緩衝シート層群1の両面に熱反射層群2,2を接着させたサンドウイッチ構造に形成されている。
前記気泡緩衝シート層群1は、例えば、包装用緩衝材等として用いられている合成樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム)の積層体であって、表面に多数個の空気セル11aを膨出形成させた中央のセルシート11と、このセルシート11の両面に平面シート12,12を積層させた3積層構造に形成されている。
前記熱反射層群2は、透明のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム21と、このPETフィルム21の内面に蒸着された銀色のアルミ蒸着層22と、このアルミ蒸着層22の表面に塗布して形成されたPE(ポリエチレン)によるアンカーコート層23と、このアンカーコート層23の表面に塗布して形成された耐水性に優れたPEコート層24と、で4積層構造に形成されている。
前記アンカーコート層23は下塗り層となるもので、このアンカーコート層23を形成させることによりアルミ蒸着層22とPEコート層24との接着性を向上させて、アルミ蒸着層22の剥離や消失を防止させ、かつ光沢を維持させることができる。
風呂用保温シートAは、図2に示すように、浴槽3の湯面(水面)30を覆うように浮かべて使用する。
このように風呂用保温シートAを使用することにより、気泡緩衝シート層群1による空気の断熱作用と、両面に配した熱反射層群2,2による熱反射作用と、全体として合計11積層構造の多積層構造と、その相乗効果によって、熱の放散を抑制させて優れた保温力を得ることができる。
このように風呂用保温シートAを使用することにより、気泡緩衝シート層群1による空気の断熱作用と、両面に配した熱反射層群2,2による熱反射作用と、全体として合計11積層構造の多積層構造と、その相乗効果によって、熱の放散を抑制させて優れた保温力を得ることができる。
従って、風呂のお湯を保温して冷めにくくさせ、又、効率よくお湯を沸すことができ、追い炊きの時間、当初の湯沸しの時間を短縮させることができるし、燃料を節減することができる。
なお、図3は夏季において風呂用保温シートの保温効果を実験したときの温度変化を示すグラフ図であり、pm6からpm12までの温度の下降は、測定線M及び測定線Nで示すように1度程度であり、この結果からも優れた保温力を有していることが認められる。
尚、テストは株式会社INAXのバスNO.♯1620タイプ(長さ1,600mm、幅800mm)の浴槽を用いて行なった。
尚、テストは株式会社INAXのバスNO.♯1620タイプ(長さ1,600mm、幅800mm)の浴槽を用いて行なった。
また、優れた保温力を有しながらも、軽く、薄く、持ち易く、作業性が良く、丈夫であり、腐らず、長持ちでき、耐久性に優れている等の効果を有する。
1 気泡緩衝シート層群
11 セルシート
11a 空気セル
12 平面シート
2 熱反射層群
21 PETフィルム
22 アルミ蒸着層
23 アンカーコート層
24 PEコート層
3 浴槽
30 湯面(水面)
A 風呂用保温シート
11 セルシート
11a 空気セル
12 平面シート
2 熱反射層群
21 PETフィルム
22 アルミ蒸着層
23 アンカーコート層
24 PEコート層
3 浴槽
30 湯面(水面)
A 風呂用保温シート
Claims (1)
- 気泡緩衝シート層群(1)の両面に熱反射層群(2),(2)が形成された風呂用保温シート(A)であって、
前記気泡緩衝シート層群(1)は、表面に多数個の空気セル(11a)を膨出形成させたセルシート(11)の両面に平面シート(12),(12)を積層させた3積層構造に形成され、
前記熱反射層群(2)は、PETフィルム(21)と、このPETフィルム(21)の内面に蒸着されたアルミ蒸着層(22)と、このアルミ蒸着層(22)の表面に形成されたアンカーコート層(23)と、このアンカーコート層(23)の表面に形成されたPEコート層(24)の4積層構造に形成され、
前記気泡緩衝シート層群(1)と、両面の熱反射層群(2),(2)とで合計11積層構造に形成されていることを特徴とする風呂用保温シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000274U JP3158476U (ja) | 2010-01-19 | 2010-01-19 | 風呂用保温シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010000274U JP3158476U (ja) | 2010-01-19 | 2010-01-19 | 風呂用保温シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158476U true JP3158476U (ja) | 2010-04-02 |
Family
ID=54862031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000274U Expired - Fee Related JP3158476U (ja) | 2010-01-19 | 2010-01-19 | 風呂用保温シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158476U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012224396A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-15 | Kaneka Corp | 輸送容器内収容体の上面を覆う断熱用積層薄膜体 |
JP2013075056A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toto Ltd | 風呂蓋 |
JP2013075058A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toto Ltd | 風呂蓋 |
-
2010
- 2010-01-19 JP JP2010000274U patent/JP3158476U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013075056A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toto Ltd | 風呂蓋 |
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