JP3158227U - ガラス製真空骨つぼ - Google Patents

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【課題】常時内部が乾燥状態である個性的な骨つぼを提供する。【解決手段】上面を開放し、底を有する略円筒形のガラス製つぼであり、当該つぼの上面を水平面とし、当該上面のやや内方より下方に向けて斜状面とし、当該斜状面の下部には、同じく周縁を斜状とし、且つ空気弁を配設したガラス板を載置し、ガラス板の周縁と前記斜状面の間にはパッキン材を介在させる。ガラス製つぼには、同じくガラス製の蓋をパッキン材を介在せしめて嵌着する。【選択図】図1

Description

本考案は、故人の遺骨を納骨する骨つぼに関するものである。
従来より骨つぼ(納骨容器)は白の陶磁器製の蓋付容器が一般的であり、格別に個性的な形状のものはみかけない。
一方、骨つぼも従来の単なる陶磁器の骨つぼから、ガラス細工のような優美な骨つぼが求められるようになってきた。またそれと同時に骨つぼ内部に湿気、露滴等による水が溜まることのない骨つぼ構造が求められているのである。
ガラス細工といえば、例えば琉球ガラスで用いられている吹きガラス工法があげられる。吹きガラスとは、まず、珪砂、ソーダ灰、石灰等の原料をミキサーに入れてよく混合する。そして原料を溶けやすくするためカレット(空き瓶などを砕いたもの)を加える。調合した原料を、耐火粘土製の“るつぼ”或いは槽状のタンク窯に入れ、約1,400℃の高温で溶融する。主な溶融エネルギー源には重油・ガスがある。成型方法として一般に行われているガラス器の成形技法は“吹き”と“押し”による手づくりの方法があり、当該吹き工法によるグラス製作について簡単に述べれば、溶解炉に吹き竿と呼ばれる鉄パイプを挿入し、先端にガラスを巻き取る。次いでリンと呼ばれる鉄製の器に乗せて吹き竿を廻しながらガラスの表面を整える。次に吹き竿を吹いて先端のガラスを適宜の大きさに膨らませ、次いで台に座って吹き竿を廻しながら形を整えていく。形が整ったところで底部にボンテと呼ばれる鉄の棒にガラスをつけたもの溶着させる。ボンテ溶着後に、口元側を切り離す。次いで出来上がったグラスを除冷窯で8〜10時間かけて冷まして出来上がる。この吹き工法を用いれば、優美であり且つカラフルで独創的なガラス細工ができる。
他にガラスとしては、ヴェネツィアン・グラスが上げられる。ヴェネツィアン・グラスは鉛を含まないソーダ石灰を使用する事が特徴で、コバルトやマンガンなどの鉱物を混ぜることで様々な色合いを表現することが出来る。混ぜた鉱物により硬度が変化し、赤色のものが最も硬度が高い。高い装飾性も特徴である。基本的な製法はソーダガラスを使用した吹きガラスであるが、空中で吹くことにより極薄に吹き上げる技法や、グラスを細く引き伸ばしそこに竜や花や鳥などをモチーフにした複雑な装飾を施すことも出来る。
一方、従来の骨つぼは内部に湿気、露滴等による水が溜まることが問題になっており、この問題を解決するためには骨つぼ内を常時乾燥状態に保持することが望まれる。
解決しようとする問題点は、骨つぼを単なる陶磁器の骨つぼではなく、個性的な骨つぼとすることであり、更には常時骨つぼ内部を乾燥状態とすることである。
本考案は、骨つぼをガラス製として、骨つぼを単調な陶磁器の容器でなく、優美でカラフルな骨つぼとすること、骨つぼ内部を常時乾燥状態にすること、これらが課題を解決するための手段である。
骨つぼは従来は陶磁器の単なる白いつぼであったが、本考案は上面を開放し、底を有する略円筒形のガラス製つぼであり、当該つぼの上面を水平面とし、当該上面のやや内方より下方に向けて斜状面とし、当該斜状面の下部には、同じく周縁を斜状とし、且つ空気弁を配設したガラス板を載置し、ガラス板の周縁と前記斜状面の間にはパッキン材を介在せしめてガラス製骨つぼ内を真空状態にし得るべく構成すると共に、ガラス製つぼには、同じくガラス製の蓋を前記パッキン材を介在せしめて嵌着すべく構成してなるガラス製真空骨つぼであるから、ガラス特有のカラフルで且つ優美な独創的なガラス製骨つぼを得ることが出来る。更にはヴェネツィアン・グラスを用いればより効果的な模様を得ることが出来るものである。しかも骨つぼ内を簡単な装置で真空にすることで、骨つぼ内は常時乾燥した状態となり、遺骨が湿気、水分により犯されることはない。その上、斜状面とパッキン材を介在せしめてガラス板の周縁が斜状としていることにより、骨つぼ内の空気を抜けば斜状面とガラス板周縁はより密着するので真空効果も高い等、極めて実用的な効果を有するものである。
本考案は、上面を開放し、底を有する略円筒形のガラス製つぼであり、当該つぼの上面を水平面とし、当該上面のやや内方より下方に向けて斜状面とし、当該斜状面の下部には、同じく周縁を斜状とし、且つ空気弁を配設したガラス板を載置し、ガラス板の周縁と前記斜状面の間にはパッキン材を介在せしめてガラス製骨つぼ内を真空状態にし得るべく構成すると共に、ガラス製つぼには、同じくガラス製の蓋を前記パッキン材を介在せしめて嵌着すべく構成してなるガラス製真空骨つぼを呈せんとするものである。
骨つぼ1はガラスで形成されており、上面2を開放し底を有する略円筒形に形成されており、当該骨つぼ1の上面2は水平とし、上面2の適宜内方より、下方に向けて斜状面3を形成している。4はガラス板で、当該ガラス板の周縁5は前記骨つぼ1の斜状面3に対応した斜面に形成されており、また空気弁6を配設している。当該ガラス板4は、前記骨つぼ1の斜状面3にパッキン材7を介在せしめて載置すべく構成しており、空気弁6を介して骨つぼ1内の空気を抜くことにより、骨つぼ1内を真空状態とすべく構成している。8は骨つぼ1の上部に嵌着する蓋で、当該蓋8の下面は周縁9を前記骨つぼ1の斜状面3に対応した斜面とした凸部10を形成しており、同じくパッキン材7を介在せしめて斜状面3に嵌着すべく構成している。
ガラス製骨つぼ1の製法については何ら限定を受けるものではなく、通常、この種の物品を形成する方法でよい。また、骨つぼ1の形状についても図1の形状に限定を受けるものではない。
骨つぼは従来は陶磁器の単なる白いつぼであったが、本考案は上面2を開放し、底を有する略円筒形のガラス製つぼ1であり、当該つぼ1の上面2を水平面とし、当該上面2のやや内方より下方に向けて斜状面3とし、当該斜状面3の下部には、同じく周縁5を斜状とし、且つ空気弁6を配設したガラス板4を載置し、ガラス板4の周縁5と前記斜状面3の間にはパッキン材7を介在せしめてガラス製骨つぼ1内を真空状態にし得るべく構成すると共に、ガラス製つぼ1には、同じくガラス製の蓋8を前記パッキン材7を介在せしめて嵌着すべく構成してなるガラス製真空骨つぼ1であるから、ガラス特有のカラフルで且つ優美な独創的なガラス製骨つぼを得ることが出来る。更にはヴェネツィアン・グラスを用いればより効果的な模様を得ることが出来るものである。しかも骨つ1内を簡単な装置で真空にすることで、骨つぼ1内は常時乾燥した状態となり、遺骨が湿気、水分により犯されることはない。その上、斜状面3とパッキン材7を介在せしめて接触するガラス板4の周縁5を斜状としていることにより、骨つぼ1内の空気を抜けば斜状面3とガラス板周縁5はより密着するので真空効果も高い等、極めて実用的な効果を有し、またガラス工芸業者においても、骨つぼ製作という新たなる業種が生れる等、産業上での利用可能性は極めて大きいものがある。
骨つぼの一部断面した正面図
1 骨つぼ
2 上面
3 斜状面
4 ガラス板
5 ガラス板周縁
6 空気弁
7 パッキン材
8 蓋
9 蓋の斜状面
10 蓋下面の凸部

Claims (1)

  1. 上面を開放し、底を有する略円筒形のガラス製つぼであり、当該つぼの上面を水平面とし、当該上面のやや内方より下方に向けて斜状面とし、当該斜状面の下部には、同じく周縁を斜状とし、且つ空気弁を配設したガラス板を載置し、ガラス板の周縁と前記斜状面の間にはパッキン材を介在せしめてガラス製骨つぼ内を真空状態にし得るべく構成すると共に、ガラス製つぼには、同じくガラス製の蓋を前記パッキン材を介在せしめて嵌着すべく構成してなるガラス製真空骨つぼ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101439409B1 (ko) 2013-06-10 2014-09-11 염종두 유골함 및 이의 제조 방법

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