JP3157698U - 接点出力変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】液面計の出力計では直接制御することができない警報装置等の制御対象機器を制御することができる接点出力変換器を提供する。【解決手段】入力端子5a,5b,8a,8b、増幅器11,12及び出力端子6a,6b,9a,9bを有し、入力端子に電流を通電することで、出力端子が導通するスイッチ素子7,10を備えた接点出力変換器1であって、入力端子にはバルク貯槽に設けられると共に貯留液体の液面が所定高さになった時にオンされる液面計3が接続されると共に、出力端子には制御対象機器4が接続され、貯留液体の液面が所定高さになった時に液面計がオンされて入力端子が通電し、その通電が増幅器で増幅した結果、スイッチ素子が作動して出力端子が導通し、制御対象機器が作動する。【選択図】図1
Description
本考案は、接点出力を変換する接点出力変換器に関し、更に詳しくは、バルク貯槽の液面計の接点出力を変換する接点出力変換器に関する。
従来より、貯槽内に貯蔵可能なLPガスその他の液体(以下、バルクと呼ぶ)を貯留するためにバルク貯槽が使用されている。このようなバルク貯槽では、バルク残液量を検知するために液面計が取り付けられている。
この液面計は、磁石を備えた液面に浮遊するフロートと、該フロートが所定の液位になるとオン・オフが切り換わる小型のリードスイッチと、を備えている。また、このリードスイッチはNCU等に接続されている。これにより、バルクの液面が所定高さまで下がるとフロートも下がってリードスイッチのオン・オフが切り換わり、それがNCU等により検出される(例えば、特許文献1を参照。)。
この液面計は、磁石を備えた液面に浮遊するフロートと、該フロートが所定の液位になるとオン・オフが切り換わる小型のリードスイッチと、を備えている。また、このリードスイッチはNCU等に接続されている。これにより、バルクの液面が所定高さまで下がるとフロートも下がってリードスイッチのオン・オフが切り換わり、それがNCU等により検出される(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、上述した液面計では、内蔵されるリードスイッチはフロートの磁石によりオン・オフされる微小な接点であるため、耐電圧及び耐電流が小さく、最大でもDC5V及び0.5mA程度しか耐えられない。このような小容量のスイッチであると、NCU程度しか作動させることができず、例えば大型の警報表示灯や通報装置等の商用電源等で動作する装置の電源を制御するようなことができない。このため、液面計の状態に応じてこのような装置を制御できる手段が望まれていた。
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、液面計の小容量の出力に基づいて、液面計の出力計では直接制御することができない警報装置等の大容量の装置を制御することができる接点出力変換器を提供することを目的とする。
本考案は、以下の通りである。
1.入力端子と、該入力端子からの電流を増幅させる増幅器と、該増幅器の出力により動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子により導通状態が変化する出力端子とを具備し、前記入力端子に電流を通電することで、スイッチ素子が前記出力端子を導通させるように動作する接点出力変換器であって、前記入力端子にはバルク貯槽に設けられると共に該バルク貯槽に貯留される貯留液体の液面が所定高さになったときにオン状態になる液面計が介して接続され、且つ前記出力端子には制御対象機器が接続され、前記貯留液体の液面が前記所定高さになって前記液面計がオン状態となるときに、前記スイッチ素子が作動して出力端子が導通し、前記制御対象機器が作動することを特徴とする接点出力変換器。
2.前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備える上記1.記載の接点出力変換器。
3.前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御する上記1.又は上記2.記載の接点出力変換器。
4.制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有する上記3.記載の接点出力変換器。
5.前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液である上記3.又は上記4.記載の接点出力変換器。
6.前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置である上記3.乃至上記5.のいずれかに記載の接点出力変換器。
7.前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備え、前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御し、制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有し、前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液であり、前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置であって、前記警報装置は回転灯、点滅灯又はブザーである上記1.記載の接点出力変換器。
1.入力端子と、該入力端子からの電流を増幅させる増幅器と、該増幅器の出力により動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子により導通状態が変化する出力端子とを具備し、前記入力端子に電流を通電することで、スイッチ素子が前記出力端子を導通させるように動作する接点出力変換器であって、前記入力端子にはバルク貯槽に設けられると共に該バルク貯槽に貯留される貯留液体の液面が所定高さになったときにオン状態になる液面計が介して接続され、且つ前記出力端子には制御対象機器が接続され、前記貯留液体の液面が前記所定高さになって前記液面計がオン状態となるときに、前記スイッチ素子が作動して出力端子が導通し、前記制御対象機器が作動することを特徴とする接点出力変換器。
2.前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備える上記1.記載の接点出力変換器。
3.前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御する上記1.又は上記2.記載の接点出力変換器。
4.制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有する上記3.記載の接点出力変換器。
5.前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液である上記3.又は上記4.記載の接点出力変換器。
6.前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置である上記3.乃至上記5.のいずれかに記載の接点出力変換器。
7.前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備え、前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御し、制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有し、前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液であり、前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置であって、前記警報装置は回転灯、点滅灯又はブザーである上記1.記載の接点出力変換器。
本考案の接点出力変換器によれば、貯留液体の液面が所定高さになって液面計のオン状態になるときに、入力端子から入力されるそのオン状態を増幅器により増幅してスイッチ素子を動作させることによって出力端子が導通し、警報装置等の制御対象機器が作動することができる。これにより、液面計の出力によって、液面計の容量不足のために直接制御することができない制御対象機器を制御することができるようになる。また、従来のように液面計の出力で直接NCUのみを制御し、他の装置が液面計の出力不足で制御できなかった場合に比べて、スイッチ素子の容量の範囲内でさまざまな制御対象機器の作動を制御することができる。特に、遠隔通知等の必要がない用途であっても、容易に液面計の通知等を行うことができる。
また、回路を複数系統備える場合は、液面高さの検出出力を複数備える液面計を接続し、複数の制御対象機器を制御することができる。例えば、2系統を備える本接点出力変換器の場合は、残液量が20%の液位と40%の液位とのそれぞれの検出出力を備える液面計の出力に応じて警報装置等の制御対象機器を作動させるようにできる。これにより、利便性を更に高めることができる。
更に、スイッチ素子が、制御対象機器の電源の通電を制御できる場合は、電源の通電のみで動作させるような回転灯やブザー等に例示することができる簡単な構造であって、容易に入手することができる機器を利用することができる。
また、制御盤に設けられているDINレール等のレールに取り付け可能なレール取付部を有する場合は、接点出力変換器を制御盤内に容易に設置することができるようになる。
更に、貯留液体がLPGである場合は、接点容量が少ない液面計が設けられることが多いLPG用バルク貯槽の残液量状態に応じて、簡単な構造であり且つ容易に入手することができる機器を作動させることができる。
また、制御対象機器が警報装置である場合は、バルク貯槽の残液量の状態に応じて、簡単な構造であり且つ容易に入手することができる機器を作動させて警報を発することができる。
更に、制御対象機器が回転灯等である場合は、容易に入手することができる機器を用いて効果的な警報を行うことができる。
更に、スイッチ素子が、制御対象機器の電源の通電を制御できる場合は、電源の通電のみで動作させるような回転灯やブザー等に例示することができる簡単な構造であって、容易に入手することができる機器を利用することができる。
また、制御盤に設けられているDINレール等のレールに取り付け可能なレール取付部を有する場合は、接点出力変換器を制御盤内に容易に設置することができるようになる。
更に、貯留液体がLPGである場合は、接点容量が少ない液面計が設けられることが多いLPG用バルク貯槽の残液量状態に応じて、簡単な構造であり且つ容易に入手することができる機器を作動させることができる。
また、制御対象機器が警報装置である場合は、バルク貯槽の残液量の状態に応じて、簡単な構造であり且つ容易に入手することができる機器を作動させて警報を発することができる。
更に、制御対象機器が回転灯等である場合は、容易に入手することができる機器を用いて効果的な警報を行うことができる。
以下、本発明の接点出力変換器を詳しく説明する。
本考案に係る接点出力変換器は、バルク貯槽に設けられる液面計の出力に応じて制御対象機器を作動させるものであり、入力端子と、該入力端子からの電流を増幅させる増幅器と、該増幅器の出力により動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子により導通状態が変化する出力端子と、を備えたものである。
本考案に係る接点出力変換器は、バルク貯槽に設けられる液面計の出力に応じて制御対象機器を作動させるものであり、入力端子と、該入力端子からの電流を増幅させる増幅器と、該増幅器の出力により動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子により導通状態が変化する出力端子と、を備えたものである。
上記「バルク貯槽」は、任意の液体を貯留することができる槽であり、例えばLPG、灯油、軽油及び重油等の燃料、潤滑油及び薬液を貯留液体として貯留することができる。
上記「液面計」は、バルク貯槽の貯留液体の液面が所定高さになったときにオン状態になる、その形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。液面計としては、磁石を備えたフロートと、該フロートが所定の液位になるとオンされるリードスイッチと、を備えたものを例示することができる。また、オン状態時に任意の起電力を出力できる電極等を挙げることができる。また、所定の液位としては、残液量が20%の時の液位や40%の時の液位とできる。
上記「制御対象機器」は、液面計の出力ではその電圧・電流が不足するために制御することができない機器である。このような制御対象機器は任意に選択することができ、残液量の不足を警告する警報装置及びバルク貯槽からのバルクの供給を停止等させる弁装置等を挙げることができる。また、警報装置としては、例えば、回転灯、点滅灯、ブザー、あるいはNCUとすることができる。更に、制御対象機器の制御は、その機器の電源の通電状態をオン・オフさせてもよいし、作動させるための入力信号をオン・オフさせてもよい。
上記「液面計」は、バルク貯槽の貯留液体の液面が所定高さになったときにオン状態になる、その形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。液面計としては、磁石を備えたフロートと、該フロートが所定の液位になるとオンされるリードスイッチと、を備えたものを例示することができる。また、オン状態時に任意の起電力を出力できる電極等を挙げることができる。また、所定の液位としては、残液量が20%の時の液位や40%の時の液位とできる。
上記「制御対象機器」は、液面計の出力ではその電圧・電流が不足するために制御することができない機器である。このような制御対象機器は任意に選択することができ、残液量の不足を警告する警報装置及びバルク貯槽からのバルクの供給を停止等させる弁装置等を挙げることができる。また、警報装置としては、例えば、回転灯、点滅灯、ブザー、あるいはNCUとすることができる。更に、制御対象機器の制御は、その機器の電源の通電状態をオン・オフさせてもよいし、作動させるための入力信号をオン・オフさせてもよい。
上記「入力端子」は、バルク貯槽に設けられた液面計が増幅器を介して接続される限り、その形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。
上記「増幅器」は、入力端子とスイッチ素子と介在し液面計のオン状態時の出力をスイッチ素子が駆動可能な出力に増幅できるものであればよく、任意の電気回路を選択することができる。このスイッチ素子を駆動するときの入力として例えば、DC1〜5V、0.1〜0.5mA程度の電流をとすることを挙げることができる。
上記「スイッチ素子」は、前記増幅器の出力に応じて、出力端子の導通状態を変化することができる素子であれば良く、その種類、構造及び数量等は特に問わない。このようなスイッチ素子として、電磁リレー及び半導体スイッチ等の任意のスイッチ素子を用いることができる。また、スイッチ素子の数量としては、単数とすることや、2個以上の複数とすることもできる。このようなスイッチ素子の容量は任意に選択することができ、制御対象機器の電源に接続してその機器の通電を制御可能な容量(例えば商用電源の制御が可能な容量を挙げることができる。)であってもよいし、制御対象機器の作動状態を切り替える入力信号端子を導通状態にすることができる程度の容量であっても良い。
上記「出力端子」は、大電力の制御対象機器が接続される限り、その形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。また、1つのスイッチ素子に対して、出力端子を一対、あるいは二対以上設けることができる。
上記「増幅器」は、入力端子とスイッチ素子と介在し液面計のオン状態時の出力をスイッチ素子が駆動可能な出力に増幅できるものであればよく、任意の電気回路を選択することができる。このスイッチ素子を駆動するときの入力として例えば、DC1〜5V、0.1〜0.5mA程度の電流をとすることを挙げることができる。
上記「スイッチ素子」は、前記増幅器の出力に応じて、出力端子の導通状態を変化することができる素子であれば良く、その種類、構造及び数量等は特に問わない。このようなスイッチ素子として、電磁リレー及び半導体スイッチ等の任意のスイッチ素子を用いることができる。また、スイッチ素子の数量としては、単数とすることや、2個以上の複数とすることもできる。このようなスイッチ素子の容量は任意に選択することができ、制御対象機器の電源に接続してその機器の通電を制御可能な容量(例えば商用電源の制御が可能な容量を挙げることができる。)であってもよいし、制御対象機器の作動状態を切り替える入力信号端子を導通状態にすることができる程度の容量であっても良い。
上記「出力端子」は、大電力の制御対象機器が接続される限り、その形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。また、1つのスイッチ素子に対して、出力端子を一対、あるいは二対以上設けることができる。
また、入力端子、増幅器、スイッチ素子及び出力端子を具備する回路は、1系統のみでもよいし、2以上の任意の数の系統を備えていても良い。複数の系統を設けた場合は、異なる制御対象機器を接続して同時に別個の制御対象機器を作動させることができる。
また、接点出力変換器にはレール取付部を有するようにできる。バルク貯槽を利用する場所には、DINレール等のレールを備える制御盤が設置されていることが多く、接点出力変換器を容易に制御盤に配設することができる。このレール取付部の形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。
また、接点出力変換器にはレール取付部を有するようにできる。バルク貯槽を利用する場所には、DINレール等のレールを備える制御盤が設置されていることが多く、接点出力変換器を容易に制御盤に配設することができる。このレール取付部の形状、大きさ、材質、構造、数量等は特に問わない。
以下、図面を用いて実施例により本考案を具体的に説明する。
(1)接点出力変換器の構成
本実施例に係る接点出力変換器1は、図2及び図3に示すように、バルク貯槽2の液面計3と制御対象機器である警報装置4とに接続されている。接点出力変換器1は、図1に示すように、液面計3の一方の系統の出力18に接続される一対の入力端子5a,5bと、入力端子5aに接続される第1増幅器11と、第1増幅器11の出力に接続される第1リレー7と、第1リレー7の接点に接続される一対の出力端子6a,6bを有する。また、液面計3の他方の系統の出力19に接続される一対の入力端子8a,8bと、入力端子8aに接続される第2増幅器12と、第2増幅器12の出力に接続される第2リレー10と、第2リレー10の接点に接続される一対の出力端子9a,9bを有する。
(1)接点出力変換器の構成
本実施例に係る接点出力変換器1は、図2及び図3に示すように、バルク貯槽2の液面計3と制御対象機器である警報装置4とに接続されている。接点出力変換器1は、図1に示すように、液面計3の一方の系統の出力18に接続される一対の入力端子5a,5bと、入力端子5aに接続される第1増幅器11と、第1増幅器11の出力に接続される第1リレー7と、第1リレー7の接点に接続される一対の出力端子6a,6bを有する。また、液面計3の他方の系統の出力19に接続される一対の入力端子8a,8bと、入力端子8aに接続される第2増幅器12と、第2増幅器12の出力に接続される第2リレー10と、第2リレー10の接点に接続される一対の出力端子9a,9bを有する。
各リレー7,10は、入力端子5a,5b間、及び入力端子8a,8b間を導通させることにより、各増幅器11、12により対応する出力端子6a,6b間、及び出力端子9a,9b間が導通する。また、リレー7,10の出力端子6a,6b,9a,9bにおける耐電圧及び耐電流はAC250V、1A、あるいはDC30V、1Aとしている。
電源装置13は外部電源15からの通電により、接点出力変換器1の動作に必要な電力を供給する。
電源装置13は外部電源15からの通電により、接点出力変換器1の動作に必要な電力を供給する。
また、図3に示すように、接点出力変換器1のケーシング14には、レール取付部16が設けられている。このレール取付部16は、図2に示す制御盤17内に設けられたDINレール(図示せず)に取り付けることができる。
一方、液面計3は、磁石を備えたフロートと、該フロートが所定の液位になるとオンになる2つのリードスイッチ18,19と、を備えている。ここでは残液量が40%でオンする第1リードスイッチ18と、20%になったときにオンする第2リードスイッチ19とを設けている。また、警報装置4は回転灯20,21としている。
ここで、接点出力変換器1と各種外部装置との接続は、入力端子5a,5b(外部端子IN1と外部端子COM)に残液量40%でオンする第1リードスイッチ18、入力端子8a,8b(外部端子IN2と外部端子COM)に残液量20%でオンする第2リードスイッチ19、出力端子6a,6b(外部端子01Aと外部端子01C)に黄色回転灯20と電源22、出力端子9a,9b(外部端子02Aと外部端子02C)に赤色回転灯21と電源23、外部端子Lと外部端子Nに外部電源15、外部端子Eをアース24、とする。
一方、液面計3は、磁石を備えたフロートと、該フロートが所定の液位になるとオンになる2つのリードスイッチ18,19と、を備えている。ここでは残液量が40%でオンする第1リードスイッチ18と、20%になったときにオンする第2リードスイッチ19とを設けている。また、警報装置4は回転灯20,21としている。
ここで、接点出力変換器1と各種外部装置との接続は、入力端子5a,5b(外部端子IN1と外部端子COM)に残液量40%でオンする第1リードスイッチ18、入力端子8a,8b(外部端子IN2と外部端子COM)に残液量20%でオンする第2リードスイッチ19、出力端子6a,6b(外部端子01Aと外部端子01C)に黄色回転灯20と電源22、出力端子9a,9b(外部端子02Aと外部端子02C)に赤色回転灯21と電源23、外部端子Lと外部端子Nに外部電源15、外部端子Eをアース24、とする。
(2)接点出力変換器の作用
次に、上記構成の接点出力変換器1の作用について説明する。
バルク貯槽2の残液量が40%を超えているとき、液面計3のリードスイッチ18,19はいずれもオフであるので接点出力変換器1は作動しない。
バルク貯槽2の残液量が40%まで下がったとき、第1リードスイッチ18がオンになる。これにより、入力端子5a,5bが導通し、第1増幅器11を経て第1リレー7がオンにされる。そして、第1リレー7の出力端子6a,6bが導通するので、黄色回転灯20が発光する。
更に、バルク貯槽2の残液量が20%まで下がったとき、第2リードスイッチ19がオンになる。これにより、入力端子8a,8bが導通し、第2増幅器12を経て第2リレー10がオンにされる。そして、第2リレー10の出力端子9a,9bが導通するので、赤色回転灯21が発光する。
これにより、制御対象機器である警報装置4の近傍にいる作業者に残液量の減り具合を知らせることができる。
次に、上記構成の接点出力変換器1の作用について説明する。
バルク貯槽2の残液量が40%を超えているとき、液面計3のリードスイッチ18,19はいずれもオフであるので接点出力変換器1は作動しない。
バルク貯槽2の残液量が40%まで下がったとき、第1リードスイッチ18がオンになる。これにより、入力端子5a,5bが導通し、第1増幅器11を経て第1リレー7がオンにされる。そして、第1リレー7の出力端子6a,6bが導通するので、黄色回転灯20が発光する。
更に、バルク貯槽2の残液量が20%まで下がったとき、第2リードスイッチ19がオンになる。これにより、入力端子8a,8bが導通し、第2増幅器12を経て第2リレー10がオンにされる。そして、第2リレー10の出力端子9a,9bが導通するので、赤色回転灯21が発光する。
これにより、制御対象機器である警報装置4の近傍にいる作業者に残液量の減り具合を知らせることができる。
(3)実施例の効果
本実施例の接点出力変換器1によると、貯留液体が40%又は20%になったときに液面計3のリードスイッチ18,19がオンされ、各増幅器11,12により対応するスイッチ素子であるリレー7,10が作動して出力端子6a,6b,9a,9bが導通し、対応する警報装置4が作動するので、耐電圧及び耐電流の小さい液面計3のリードスイッチ18,19のオンにより大電力の制御対象機器である警報装置4を作動させることができるようになる。即ち、リードスイッチ18,19の耐電圧及び耐電流はDC5V、0.5mA程度であるが、リレー7,10の出力端子6a,6b,9a,9bにおける耐電圧及び耐電流はAC250V、1A、あるいはDC30V、1Aであるので、著しく接点容量を高めることができる。このため、液面計3のオン・オフだけではできなかった回転灯20,21の通電制御を接点出力変換器1の利用により実現することができるようになる。
また、液面計3から警報装置4までの回路が2系統設けられているので、残液量が20%の液位と40%の液位とのそれぞれで警報装置4を作動させるようにできる。これにより、利便性を更に高めることができる。しかも、その警報装置4は、残液量が減って最初に作動するときは黄色回転灯20が発光し、残液量が更に減って作動するときは赤色回転灯21が発光するので、作業者は視覚的に黄信号や赤信号を想起し、警報の効果を高めることができる。
また、ケーシング14にレール取付部16を有するので、制御盤17内に設置したDINレールに対して接点出力変換器1を容易に取り付けることができるようになる。
本実施例の接点出力変換器1によると、貯留液体が40%又は20%になったときに液面計3のリードスイッチ18,19がオンされ、各増幅器11,12により対応するスイッチ素子であるリレー7,10が作動して出力端子6a,6b,9a,9bが導通し、対応する警報装置4が作動するので、耐電圧及び耐電流の小さい液面計3のリードスイッチ18,19のオンにより大電力の制御対象機器である警報装置4を作動させることができるようになる。即ち、リードスイッチ18,19の耐電圧及び耐電流はDC5V、0.5mA程度であるが、リレー7,10の出力端子6a,6b,9a,9bにおける耐電圧及び耐電流はAC250V、1A、あるいはDC30V、1Aであるので、著しく接点容量を高めることができる。このため、液面計3のオン・オフだけではできなかった回転灯20,21の通電制御を接点出力変換器1の利用により実現することができるようになる。
また、液面計3から警報装置4までの回路が2系統設けられているので、残液量が20%の液位と40%の液位とのそれぞれで警報装置4を作動させるようにできる。これにより、利便性を更に高めることができる。しかも、その警報装置4は、残液量が減って最初に作動するときは黄色回転灯20が発光し、残液量が更に減って作動するときは赤色回転灯21が発光するので、作業者は視覚的に黄信号や赤信号を想起し、警報の効果を高めることができる。
また、ケーシング14にレール取付部16を有するので、制御盤17内に設置したDINレールに対して接点出力変換器1を容易に取り付けることができるようになる。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、リレー7,10を2つ設けて貯留液体が40%又は20%になったときに警報装置4を作動させたが、これに限定されず、スイッチ素子であるリレーを1つのみとしてもよい。この場合、回路や設備を簡易化することができる。
また、上記実施例では、警報装置4として回転灯20,21を使用したが、これに限定されず、点滅灯及びブザー等としてもよい。あるいは、上記実施例では、リレー7,10の出力端子6a,6b及び出力端子9a,9bを一対としているが、これに限定されず、例えば二対にして別個の警報装置4を接続してもよい。
また、上記実施例では、液面が所定高さより下がることに対して警報を発するように設定したが、これに限定されず、例えば廃液貯留時のように所定高さより上がることに対して警報を発するようにしてもよい。
また、上記実施例では、警報装置4として回転灯20,21を使用したが、これに限定されず、点滅灯及びブザー等としてもよい。あるいは、上記実施例では、リレー7,10の出力端子6a,6b及び出力端子9a,9bを一対としているが、これに限定されず、例えば二対にして別個の警報装置4を接続してもよい。
また、上記実施例では、液面が所定高さより下がることに対して警報を発するように設定したが、これに限定されず、例えば廃液貯留時のように所定高さより上がることに対して警報を発するようにしてもよい。
バルク貯槽の残液量が所定量になったときに警報等を行う制御装置を駆動する技術として利用される。特に、制御対象機器として大電力を使用する装置を使用可能な技術として好適に利用される。
1;接点出力変換器、2;バルク貯槽、3;液面計、4;警報装置、5a,5b;入力端子、6a,6b;出力端子、7;第1リレー、8a,8b;入力端子、9a,9b;出力端子、10;第2リレー、11;第1増幅器、12;第2増幅器、16;DINレール取付部、18;第1リードスイッチ、19;第2リードスイッチ、20;黄色回転灯、21;赤色回転灯。
Claims (7)
- 入力端子と、該入力端子からの電流を増幅させる増幅器と、該増幅器の出力により動作するスイッチ素子と、該スイッチ素子により導通状態が変化する出力端子とを具備し、前記入力端子に電流を通電することで、スイッチ素子が前記出力端子を導通させるように動作する接点出力変換器であって、
前記入力端子にはバルク貯槽に設けられると共に該バルク貯槽に貯留される貯留液体の液面が所定高さになったときにオン状態になる液面計が介して接続され、且つ前記出力端子には制御対象機器が接続され、
前記貯留液体の液面が前記所定高さになって前記液面計がオン状態となるときに、前記スイッチ素子が作動して出力端子が導通し、前記制御対象機器が作動することを特徴とする接点出力変換器。 - 前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備える請求項1記載の接点出力変換器。
- 前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御する請求項1又は2記載の接点出力変換器。
- 制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有する請求項3記載の接点出力変換器。
- 前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液である請求項3又は4記載の接点出力変換器。
- 前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置である請求項3乃至5のいずれか1項に記載の接点出力変換器。
- 前記入力端子、前記増幅器、前記スイッチ素子及び前記出力端子を具備する回路を複数系統備え、
前記スイッチ素子は、前記制御対象機器の電源の通電を制御し、
制御盤に設けられている固定レールに取り付け可能なレール取付部を有し、
前記貯留液体はLPG、灯油、軽油若しくは重油、潤滑油又は薬液であり、
前記制御対象機器は、導通時に警報を行う警報装置であって、
前記警報装置は回転灯、点滅灯又はブザーである請求項1記載の接点出力変換器。
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