JP3155735B2 - マーブル調射出成形品の成形装置 - Google Patents

マーブル調射出成形品の成形装置

Info

Publication number
JP3155735B2
JP3155735B2 JP36756997A JP36756997A JP3155735B2 JP 3155735 B2 JP3155735 B2 JP 3155735B2 JP 36756997 A JP36756997 A JP 36756997A JP 36756997 A JP36756997 A JP 36756997A JP 3155735 B2 JP3155735 B2 JP 3155735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
cavity
runner
marble
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP36756997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11192640A (ja
Inventor
徳夫 林田
文次郎 刀根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd, Toppan Inc filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP36756997A priority Critical patent/JP3155735B2/ja
Publication of JPH11192640A publication Critical patent/JPH11192640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3155735B2 publication Critical patent/JP3155735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2725Manifolds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C2045/0086Runner trees, i.e. several articles connected by a runner

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2色、例えばベー
ス樹脂(ベースレジン;例えばポリプロピレン等)とマ
ーブル樹脂(コントロールレジン;例えば顔料によって
適宜に着色されたポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン等)或いはそれ以上の異なる色の熱可塑性樹脂の混ぜ
合わされた原料で形成されるマーブル調射出成形品の多
数個を一度に得るための成形装置、更に詳しくは、この
成形品を成形する成形用金型の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種多数個取りの射出成形用の金型で
は、各キャビティへの前記ベース樹脂とマーブル樹脂と
の比率をうまく保って均一に充填する必要がある。それ
は、この溶融原料樹脂の充填が均一化(時間的、量的共
に)されないと、ショートショットや、ひけを生じ、各
キャビティごとに製品の品質のバラツキが生じるからで
ある。そこで、溶融原料樹脂の流動性をゲートの寸法で
調整することが一般的に行われている。しかし、この手
段では、金型が出来上がってから、試作をしながらゲー
ト寸法を調整する(ゲートバランスを取る)必要があ
り、最終的な金型の仕上がりまでに大変な手間が掛か
り、また、ゲートバランスの調整にも限界があるため、
別途ランナーのバランスを考慮して対応している。
【0003】そこで、この種多数個取りの射出成形用の
金型におけるランナーのバランスを考慮した構造として
は、従来より、第1スプールに連なるランナーと、これ
に連なる各キャビティとの配置構成に種々の工夫を凝ら
した手段が採用されているが、一般には図5に示される
ようなH形ランナーが多用されていた。また、図6に示
されるように、サブランナーを設けてその径を変えて溶
融原料樹脂の流れの抵抗度合いを調整する手段も講じら
れていた。
【0004】しかし、以上のような従来のランナー形状
では、以下の如き問題があった。即ち、前記H形ランナ
ーは、金型の占有床面積の小型化には好ましい形状であ
るが、第1スプール01に連なる各ランナー02が要所
要所で直角に折れ曲がっているために、一般に粘性のあ
るコントロールレジンの流れに偏りが生じ、各キャビテ
ィ03への均一な充填、特に第1スプール01に近い側
のキャビティ03への充填を行いにくく、歩留りが良く
ない欠点がある。更に、前記サブランナー04を設けて
その径を変える手段は、ランナー02とサブランナー0
4との寸法取り(幅、深さ)が面倒で、図5に示される
H形ランナーと同様に、溶融原料樹脂の均一な充填が難
しい欠点があった。
【0005】また、一般的に言って、生産効率を向上さ
せるために、金型は可能な限り占有床面積を少なくする
こと、つまりは金型の小型化も十分に考慮されなければ
ならない。大型であるがために、これを動かす1サイク
ルに時間がかかり過ぎるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、以上
のような従来の多数個取り金型のスプール形状の欠点に
を種々検討した結果、各キャビティへの溶融原料樹脂の
充填の均一化を理想的に達成する構造の必須条件として
は、第1に、第1スプールを中心にして夫々のランナー
が等間隔で放射状に連なることが望ましい。第2に、ラ
ンナーは可能な限り直線であることが望ましい。そして
第3に、第1スプールから各キャビティまでの距離が等
しい寸法に設定されること、つまり、各ランナーの長さ
が等しいこと、併せてランナーの断面形状が何処を取っ
ても同一であることを知見するに至った。
【0007】本発明は、この新知見に基づいて開発され
たもので、粘性の異なる複数の素材を含んだ溶融原料樹
脂を取り扱うマーブル調射出成形品の成形装置であるに
かかわらず、各キャビティへ射出成形機のノズルから押
し出される溶融原料樹脂を均一に充填でき、充填不足品
やひけの発生をうまく阻止でき、併せて各キャビティへ
ベースレジンとコントロールレジンとの比率をうまく保
って均一に充填できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係るマーブル調射出成形品の成形装置は、
それぞれが粘性を異にしたベース樹脂とマーブル樹脂或
いはそれ以上の異なる色の熱可塑性樹脂の混ぜ合わされ
た原料で形成されるマーブル調射出成形品の多数個を一
度に得るための成形装置であって、先端に夫々キャビテ
ィが直結された複数個のランナーの各入口が第1スプー
ルの周囲に等間隔で連結されているとともに、この第1
スプールと各キャビティとを繋ぐ前記各ランナーは等し
い長さに形成されたものである。
【0009】この手段によれば、各ランナーの入口が第
1スプールに対してその周囲に等間隔で連結され、か
つ、各キャビティはこの第1スプールから等距離の所に
配置されていて、各ランナーの長さが同じであるから、
粘性の異なる複数の素材を含んだ溶融原料樹脂を取り扱
うマーブル調射出成形品の成形装置であるにかかわら
ず、射出成形機のノズルから押し出される溶融原料樹脂
は、第1スプールから各ランナーへ均等に分散され、し
かも第1スプールから各キャビティに殆ど等しい時間で
到達させることができる。従って、各キャビティに充填
不足品(ショートショット)や、ひけを生じることな
く、充填の均一化を理想的に達成できる。
【0010】従って、本発明は次の効果を有する。各ラ
ンナーの入口が第1スプールに対してその周囲に等間隔
で連結され、かつ、この第1スプールと各キャビティと
を繋ぐ各ランナーは等しい長さに形成され、各キャビテ
ィはこの第1スプールから等間隔の所に配置されている
ことによって、粘性の異なる複数の素材を含んだ溶融原
料樹脂を取り扱うマーブル調射出成形品の成形装置であ
るにかかわらず、各キャビティへ射出成形機のノズルか
ら押し出される溶融原料樹脂を均一に充填でき、充填不
足品やひけの発生をうまく阻止でき、併せて各キャビテ
ィへベースレジンとコントロールレジンとの比率をうま
く保って均一に充填できるから、製品の品質を従来のH
形ランナーによる形式に比べて格段に向上できる。
【0011】更に、各ランナーの入口を第1スプールに
対してその周囲に等間隔で連結し、併せて各ランナーの
長さを同じにする構成が採用されることによって、図6
に示される従来のサブランナーを設ける構造に比べてラ
ンナーの製作を格段に容易に、しかも廉価に行える利点
がある。
【0012】この発明において、複数個のランナーの各
入口が第1スプールの周囲に等間隔で連結されていると
ともに、各ランナーに直結される各キャビティは、第1
スプールの中心線を中心にした同心円上に周方向等間隔
に配置され、前記第1スプールとキャビティとは等距離
の直線で放射状に配置された前記各ランナーで直結され
ている構成を採用するのが好ましい。
【0013】このように、スポーク型の形態を採用する
のは、第1スプールから各ランナーが周方向に等間隔を
保ち、かつ、等距離をもって放射状に設けられ、その先
端に各キャビティが設けられているので、各キャビティ
へベース樹脂とマーブル顔料との比率をうまく保って均
一に充填するのに大変優れているからである。併せて、
第1スプールの中心線を中心にした同心円上に周方向等
間隔で各キャビティが配置されているので、金型を小
型、かつ、容易に作製しやすいからである。
【0014】また、別の手段として、本発明は、第1ス
プールと各ランナーとの連なりを、第1スプールの周囲
に等間隔でこれらランナーの入口を連結させ、各キャビ
ティは、第1スプールの中心線を横断する仮想直線を中
心にして、左右振り分け状に配し、かつ、第1スプール
と各キャビティとを等しい長さで、しかも直線と曲線と
の組み合わせから構成された前記各ランナーで直結させ
た構成を採用するのがより好ましい。
【0015】このような構成を採用するのは、各キャビ
ティが第1スプールの中心線を横断する仮想直線を中心
にして、左右振り分け状に配されているので、前記スポ
ーク形ランナーと同じく各キャビティの相互の隣合う間
隔を等しく保つようにして配置する構造を採用すること
によって、前記スポーク型の形式よりは金型の占有床面
積を約30%も少なくできるからである。このように、
前記スポーク型の形式に比べて金型の占有床面積を約3
0%も少なくして、金型のサイズを可及的に小寸法にで
きるから、金型の取扱いがすこぶる容易、かつ、軽快と
なり、よって金型を動かす1サイクルも短時間ですみ、
生産効率の良い、結果として廉価な製品を提供できる。
【0016】また、この手段では、各ランナーの入口が
第1スプールに対してその周囲に等間隔で連結されてい
ると共に、各ランナーは、直線と曲線との組み合わせで
構成されて、従来のH形ランナーによる形式のようなほ
ぼ90度の急激な折れ曲がりがなく、しかも各ランナー
の長さも同じであるから、粘性の異なる複数の素材を含
んだ溶融原料樹脂を取り扱うマーブル調射出成形品の成
形装置であるにかかわらず、射出成形機のノズルから押
し出される溶融原料樹脂は、第1スプールから各ランナ
ーへ均等に分散され、しかも第1スプールから各キャビ
ティに殆ど等しい時間で到達させることができ、従っ
て、各キャビティに充填不足品(ショートショット)
や、ひけを生じることなく、充填の均一化を理想的に達
成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の第1の実施の形態を図面を
参照して説明する。図2は、本発明に係るマーブル調射
出成形品の成形用金型を模式的に表した要部の縦断面図
で、金型はスリー・プレート型(3枚型構成の金型)を
例示していて、基本的には可動側型板1、固定側型板
2、そして固定側取付板3で形成されている。前記固定
側取付板3には射出成形機(図外)のノズル4と連通さ
れる第1スプール5とランナー6とが備わっている。ま
た、前記固定側型板2と可動側型板1とによつて、前記
キャビティ7が形成されている。8は前記ランナー6終
端からキャビティ7への連通路となるゲートである。
【0018】そして、図1並びに図2に記載された実施
の形態では、第1スプール5とランナー6、そしてキャ
ビティ7の形状並びに配置は次のように構成されてい
る。まず、第1スプール5と各ランナー6との連結構造
は、図示される通り、第1スプール5の周囲に各ランナ
ーの入口6A(図例では8つ)が周方向に等間隔で連結
されている。
【0019】前記各ランナー6は、図1並びに図2に示
されるように、第1スプール5に連なる入口6Aから夫
々対応する一つのキャビティ7夫々に直接的に連結され
ている。つまり、ランナー6とキャビティ7とは互いに
1対1の関係で構成されていて、図5或いは図6に示さ
れる従来のもののようにも、途中で分岐することなくス
トレートにキャビティ7に繋がっている構成が採用され
る。そして、8本の各ランナー6は全てが同一の断面形
状に構成され、併せて図示されるように、第1スプール
からキャビティ7迄の間を直線のみの放射状で、一直線
状に構成され、図5や図6に示されるような直角な折れ
曲がり部分を無くすように構成されている。
【0020】また、各キャビティ7は、図1に示される
ように、前記第1スプール5の中心線を中心にした仮想
同心円9上に、周方向に隣合うもの同志互いに等しい間
隔10を保って都合8つが配置されている。このように
して、前記各ランナー6は、第1スプール5から各キャ
ビティ7に至る長さが等しくなるように工夫されてい
る。
【0021】従って、射出成形機(図外)のノズル4か
ら第1スプール5に射出されるベースレジンとコントロ
ールレジンとからなる溶融原料樹脂は、この第1スプー
ル5に連なる各ランナー6から各キャビティ7へ充填さ
れる。この時、各キャビティ7に至るランナー6の長
さ、そして断面形状が夫々同一に形成されていて、しか
も各ランナー6はこの溶融原料樹脂の流れの抵抗となる
直角な折れ曲がり部分が全く存在しない直線のみで形成
されているから、溶融原料樹脂はベースレジンとコント
ロールレジンとの所期の配合量をうまく保ったままで、
第1スプール5から各キャビティ7へ時間的にも量的に
も均一に充填される。その結果、キャビティごとに製品
の品質のバラツキを生じる恐れがなくなるだけでなく、
ひけを生じたり、充填不足品(ショートショット)がで
きたりする恐れもなく、充填の均一化を理想的に達成で
きる。
【0022】このように、本発明第1の実施の形態によ
れば、従来の形式に比べて金型の占有床面積を格段に少
なくして、金型のサイズを可及的に小寸法にできるか
ら、金型の取扱いがすこぶる容易、かつ、軽快となり、
よって金型を動かす1サイクルも短時間ですみ、生産効
率の良い、結果として廉価な製品を提供できる。
【0023】しかも、各ランナー6の入口6Aを第1ス
プール5に対してその周囲に等間隔で連結し、併せて各
ランナー6を直線のみで構成し、しかも各ランナー6の
長さを同じにする構成が採用されることによって、図6
に示される従来のサブランナーを設ける構造に比べてラ
ンナーの製作を格段に容易に、しかも廉価に行える利点
がある。
【0024】また、図例のように、各キャビティ7を第
1スプール5の中心線を中心にしたて仮想同心円9上に
配置する構造を採用することによって、金型の製作が容
易、かつ、廉価に行える。
【0025】次に図3,4に示される第2の実施の形態
では、第1スプール5とランナー6、そしてキャビティ
7の形状並びに配置は次のように構成されている。ま
ず、第1の実施の形態と同様に、第1スプール5と各ラ
ンナー6との連結構造は、図示される通り、第1スプー
ル5の周囲に各ランナーの入口6A(図例では8つ)が
周方向に等間隔で連結されている。
【0026】前記各ランナー6は、図3並びに図4に示
されるように、第1スプール5に連なる入口6Aから夫
々対応する一つのキャビティ7夫々に直接的に連結され
ている。つまり、ランナー6とキャビティ7とは互いに
1対1の関係で構成されていて、図5或いは図6に示さ
れる従来のもののようにも、途中で分岐することなくス
トレートにキャビティ7に繋がっている構成が採用され
る。そして、8本の各ランナー6は全てが同一の断面形
状に構成され、併せて図示されるように、第1スプール
からキャビティ7迄の間を直線と曲線のみの組み合わせ
で構成され、図5や図6に示されるような直角な折れ曲
がり部分を無くすように構成されている。
【0027】また、各キャビティ7は、図4に示される
ように、前記第1スプール5の中心線を横断する仮想直
線11を中心に、左右に振り分け状にして(図例では左
右対称位置に配して)都合8つがこの仮想直線11と平
行で一直線上に設けられている。図例では、各キャビテ
ィ7は、その縦方向の相互の間隔12と横方向の相互の
間隔13とが一定に設定されて配置されている。
【0028】そして、前記各ランナー6は、第1スプー
ル5から各キャビティ7に至る長さが等しくなるように
工夫されている。必然的に前記第1スプール5に近いキ
ャビティほどこの第1スプール5からの直線的な距離は
短くなるので、これを互いに直線のランナー6で連結す
ると(図3,図4中想像線参照)、図上縦方向両側のキ
ャビティ7と連なるランナー6とはその絶対的な長さが
短くなり、溶融原料樹脂の各キャビティ7への充填に時
間むらが生じる。そこで、この第1スプール5に近いキ
ャビティ7と更にこれより遠いキャビティ7とを繋ぐ各
ランナー6とが全て同一長さを備えるように、第1スプ
ール5に近いキャビティ7に連なるランナー6は、途中
にU字状部分6Bが設けられてそのランナー長さが夫々
最長のランナー長さと等しい長さになるように寸法設定
されている。従って、前記各ランナー6は、第1スプー
ル5から各キャビティ7に至る長さが等しくなるように
工夫されている。
【0029】以上のように構成された第2の実施の形態
によるマーブル調射出成形品の成形装置によれば、射出
成形機(図外)のノズル4から第1スプール5に射出さ
れるベースレジンとコントロールレジンとからなる溶融
原料樹脂は、この第1スプール5に連なる各ランナー6
から各キャビティ7へ充填される。この時、各キャビテ
ィ7に至るランナー6の長さ、そして径が夫々同一に形
成されていて、しかも各ランナー6はこの溶融原料樹脂
の流れの抵抗となる直角な折れ曲がり部分が全く存在し
ない直線と曲線のみで形成されているから、溶融原料樹
脂はベースレジンとコントロールレジンとの所期の配合
量をうまく保ったままで、第1スプール5から各キャビ
ティ7へ時間的にも量的にも均一に充填される。その結
果、キャビティごとに製品の品質のバラツキを生じる恐
れがなくなるだけでなく、ひけを生じたり、充填不足品
(ショートショット)ができたりする恐れもなく、充填
の均一化を理想的に達成できる。
【0030】このように、本発明第2の実施の形態によ
れば、各キャビティを第1スプールの中心を通る仮想線
分11を中心にして、左右振り分け状に配し、これら第
1スプール5と各キャビティ7とを前記の如き特異形状
のランナー6で直接に連結させることによって、第1の
実施の形態で示された前記スポーク形ランナーによる形
式に比べて金型の占有床面積を更に約30%も少なくし
て、金型のサイズを可及的に小寸法にできるから、金型
の取扱いがすこぶる容易、かつ、軽快となり、よって金
型を動かす1サイクルも短時間ですみ、生産効率の良
い、結果として廉価な製品を提供できる。
【0031】また、各ランナー6の入口6Aを第1スプ
ール5に対してその周囲に等間隔で連結し、併せて各ラ
ンナー6を直線と曲線との組み合わせで構成し、しかも
各ランナー6の長さを同じにすることによって、粘性の
異なる複数の素材を含んだ溶融原料樹脂を取り扱うマー
ブル調射出成形品の成形装置であるにかかわらず、各キ
ャビティ7へ射出成形機のノズルから押し出される溶融
原料樹脂を均一に充填でき、充填不足品やひけの発生を
うまく阻止でき、併せて各キャビティへベースレジンと
コントロールレジンとの比率をうまく保って均一に充填
できるから、製品の品質を従来のH形ランナーによる形
式に比べて各段に向上できる。
【0032】しかも、各ランナー6の入口6Aを第1ス
プール5に対してその周囲に等間隔で連結し、併せて各
ランナー6を直線と曲線との組み合わせで構成し、しか
も各ランナー6の長さを同じにする構成が採用されるこ
とによって、図6に示される従来のサブランナーを設け
る構造に比べてランナーの製作を格段に容易に、しかも
廉価に行える利点がある。
【0033】また、図例のように、各キャビティ7を第
1スプール5の中心を通る仮想直線11を中心にして左
右対称位置に配置する構造を採用することによって、ラ
ンナー6も左右対称の構造に採用できるから、金型の製
作が更に容易となり、より廉価に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマーブル調射出成形品の成形装置
のランナーとキャビティとの配置構造の第1の実施の形
態を示す説明図である。
【図2】本発明に係るマーブル調射出成形品の成形装置
の金型の説明断面図である。
【図3】本発明に係るマーブル調射出成形品の成形装置
のランナーの第2の実施の形態を示す説明図である。
【図4】図3に示された第2の実施の形態に示されるラ
ンナーに対するキャビティの配置構造の説明図である。
【図5】従来のマーブル調射出成形品の成形装置に採用
される金型の説明図である。
【図6】従来のマーブル調射出成形品の成形装置に採用
される別の金型の説明図である。
【符号の説明】
4…ノズル、5…第1スプール、6…ランナー、6A…
ランナーの入口、7…キャビティ、9…仮想同心円、1
0…間隔、11…仮想直線、12…縦方向の間隔、13
…横方向の間隔。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−155927(JP,A) 特開 平8−169029(JP,A) 実開 昭58−118736(JP,U) 特公 昭47−9387(JP,B1) 特公 平7−98344(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが粘性を異にしたベース樹脂と
    マーブル樹脂或いはそれ以上の異なる色の熱可塑性樹脂
    の混ぜ合わされた原料で形成されるマーブル調射出成形
    品の多数個を一度に得るための成形装置であって、先端
    に夫々キャビティが直結された複数個のランナーの各入
    口が第1スプールの周囲に等間隔で連結されているとと
    もに、この第1スプールと各キャビティとを繋ぐ前記各
    ランナーは等しい長さに形成されていることを特長とす
    るマーブル調射出成形品の成形装置。
  2. 【請求項2】 それぞれが粘性を異にしたベース樹脂と
    マーブル樹脂或いはそれ以上の異なる色の熱可塑性樹脂
    の混ぜ合わされた原料で形成されるマーブル調射出成形
    品の多数個を一度に得るための成形装置であって、複数
    個のランナーの各入口が第1スプールの周囲に等間隔で
    連結されているとともに、各ランナーに直結される各キ
    ャビティは、第1スプールの中心線を中心にした同心円
    上に周方向等間隔に配置され、前記第1スプールとキャ
    ビティとは等距離の直線で放射状に配置された前記各ラ
    ンナーで直結されていることを特長とするマーブル調射
    出成形品の成形装置。
  3. 【請求項3】 それぞれが粘性を異にしたベース樹脂と
    マーブル樹脂或いはそれ以上の異なる色の熱可塑性樹脂
    の混ぜ合わされた原料で形成されるマーブル調射出成形
    品の多数個を一度に得るための成形装置であって、複数
    個のランナーの各入口が第1スプールの周囲に等間隔で
    連結されて構成され、各ランナーの先端に直結される各
    キャビティは、第1スプールの中心線を横断する仮想直
    線を中心にして、左右振り分け状に配され、かつ、第1
    スプールと各キャビティとが、等しい長さで、しかも直
    線と曲線との組み合わせから構成された前記各ランナー
    で直結されていることを特徴とするマーブル調射出成形
    品の成形装置
JP36756997A 1997-12-27 1997-12-27 マーブル調射出成形品の成形装置 Expired - Lifetime JP3155735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36756997A JP3155735B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 マーブル調射出成形品の成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36756997A JP3155735B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 マーブル調射出成形品の成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11192640A JPH11192640A (ja) 1999-07-21
JP3155735B2 true JP3155735B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=18489639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36756997A Expired - Lifetime JP3155735B2 (ja) 1997-12-27 1997-12-27 マーブル調射出成形品の成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3155735B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289996A (ja) * 2000-06-29 2006-10-26 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 筒状芯体付成形品の成形型
JP2010111014A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Suzuki Motor Corp 成形用金型及び成形品の製造方法
JP4936490B1 (ja) * 2010-11-04 2012-05-23 サンテクノス株式会社 射出成形用金型
JP2012166331A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Sekisui Plastics Co Ltd 成形部材用の切断ユニット
CN103317690A (zh) * 2013-06-27 2013-09-25 开平市盈光机电科技有限公司 一种具有均衡冷却水道的精密塑料模具
WO2016037640A1 (en) * 2014-09-09 2016-03-17 Qpharma Ab An insertable mould assembly, a substrate and an injection moulding tool for the insertable mould assembly, method of using the insertable mould assembly and the injection moulding tool, objects obtained using same, and uses of the objects
CN107756742A (zh) * 2017-11-15 2018-03-06 广东瑞捷光电股份有限公司 闪光灯镜片生产装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11192640A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2199144A (en) Method of injecting thermoplastic material into a mold
US2465656A (en) Method of forming die castings on mountings or carrier members
JP3155735B2 (ja) マーブル調射出成形品の成形装置
JPH0560656B2 (ja)
US2878517A (en) Mold for annular plastic articles
US3543338A (en) Molding apparatus
US2456141A (en) Apparatus for extrusion molding of plastic articles
US6776600B1 (en) Injection molding machine for producing injection-molded articles
JP2005007885A (ja) 溶融体均質化要素を有する積み重ね金型
JP2014532574A5 (ja)
JP2003039495A (ja) 射出成形用金型
DE4408707A1 (de) Formkern zur Formkörperherstellung und Verfahren zu seiner Herstellung
KR200406449Y1 (ko) 이중압출성형장치의 제2합성수지 피복금형
EP0765728A3 (de) Düsenkörper für eine Spritzgiessdüse
JPS6420801A (en) Prodution of injection molded shoes composed of plural shoe molding materials
US5840228A (en) Method of creating indicia on a molded article
JP3054879B2 (ja) 複合カラーメガネフレーム部品の成形方法
CN213227337U (zh) 一种能够冷却微小型产品的注塑模具
CN210190432U (zh) 一种平衡型模具注塑流道系统
CN210705947U (zh) 一种挤出机单模芯
CN205871074U (zh) 快速成型的汽车注塑模具
CN219381394U (zh) 一种具有w形流道的三角式注塑模具
JP2731058B2 (ja) 射出成形による合成樹脂被覆装置
JP2001047467A (ja) 木目調成形品、木目調成形品の製造方法及び木目調成形品の製造装置
JPH04251720A (ja) 高分子材料の射出成形金型

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term