JP3155668U - 菓子用印字具 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の印字パターンを得ることができ、台座体に容易に活字体を組み込むことができ、台座体の端部から活字体を嵌合することができる菓子用印字具を提供する。【解決手段】クッキー等の焼成菓子等の菓子生地に文字や図柄等を型押し可能な複数個の活字体1及び複数個の活字体を保持可能な台座体2からなり、台座体に複数個の活字体を台座体の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合可能な嵌合溝部Mを長手方向に亘って連続形成し、複数個の活字体に台座体の嵌合溝部に摺動自在に嵌合可能な摺動部Nを形成してなる。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば、クッキー等の焼成菓子等の菓子生地に文字や図柄等を型押しする際に用いられる菓子用印字具に関するものである。
従来、この種の菓子用印字具として、クッキー等の焼成菓子等の焼成前において、生地に文字や図柄等を型押し可能な複数個の活字体及び該複数個の活字体を保持可能な台座体からなる構造のものが知られている。
しかしながらこの従来構造の場合、複数個の活字体と台座体との嵌合構造として、ボス及び穴による嵌合構造や突起と弾性保持部の開口による嵌合構造が採用され、台座体に対する複数個の活字体の着脱交換が厄介となり易いことがあるという不都合を有している。
本考案はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本考案のうちで、請求項1記載の考案は、クッキー等の焼成菓子等の菓子生地に文字や図柄等を型押し可能な複数個の活字体及び該複数個の活字体を保持可能な台座体からなり、上記台座体に上記複数個の活字体を該台座体の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合可能な嵌合溝部を長手方向に亘って連続形成し、上記複数個の活字体に該台座体の該嵌合溝部に摺動自在に嵌合可能な摺動部を形成してなることを特徴とする菓子用印字具にある。
又、請求項2記載の考案は、上記嵌合溝部は平溝部及び該平溝部に連通する左右の保持凸部により形成された逃げ部からなる断面T状のT状溝部であり、上記摺動部は上記活字体の基部に形成され、上記T状溝部に嵌合して該左右の保持凸部により保持可能な平板部であることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の考案は、上記活字体及び上記台座体は合成樹脂製であることを特徴とするものである。
本考案は上述の如く、請求項1記載の考案にあっては、所望の印字パターンに応じ、複数個の活字体から適宜の活字体を選択し、選択した活字体を台座体に台座体の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合することにより所望の印字パターンを得ることができ、活字体に形成された摺動部と台座体に形成された嵌合溝部とにより活字体を台座体に摺動自在に保持することができ、それだけ、台座体に容易に活字体を組み込むことができ、台座体の端部から活字体を嵌合することができて活字体交換も容易に行うことができる。
又、請求項2記載の考案にあっては、上記嵌合溝部は平溝部及び平溝部に連通する左右の保持凸部により形成された逃げ部からなる断面T状のT状溝部となっており、上記摺動部は上記活字体の基部に形成され、上記T状溝部に嵌合して左右の保持凸部により保持可能な平板部に形成されているから、台座体に容易に活字体を組み込むことができると共に活字体を台座体に確実に保持することができ、活字体交換も容易に行うことができ、又、請求項3記載の考案にあっては、上記活字体及び上記台座体は合成樹脂製であるから、軽量であり、かつ、量産が容易となって、低価格で製作することができる。
図1乃至図6は本考案の実施の形態例を示し、1・・・は文字や図柄等を型押し可能な複数個の活字体であって、合成樹脂により製作され、この文字や図柄、記号としては、アルファベット、数字、絵文字、記号などが用いられ、活字体1にはこれら数字、絵文字、図柄記号などが凹凸形成されている。
2は台座体であって、合成樹脂により製作され、この台座体2は長尺物状に形成され、この台座体2に上記複数個の活字体1・・・を台座体2の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合可能な嵌合溝部Mを長手方向に亘って連続形成し、複数個の活字体1・・・に台座体2の嵌合溝部Mに摺動自在に嵌合可能な摺動部Nを形成している。
この場合、上記嵌合溝部Mは平溝部M1及び平溝部M1に連通する左右の保持凸部2a・2aにより形成された逃げ部M2からなる断面T状のT状溝部MAとなっており、上記摺動部Nは上記活字体1・・・の基部に形成され、上記T状溝部MAに嵌合して左右の保持凸部2a・2aにより保持可能な平板部1aに形成されている。
この実施の形態例は上記構成であるから、例えば、クッキー等の焼成菓子等の菓子生地Wに印字すべき印字パターンFに応じて複数個の活字体1・・・から所定の活字体1を選択し、例えば、図6の如く、「Y」、「.」、「H」、「A」、「N」、「A」、「K」、「O」の文字が形成された八個の活字体1・・・を取捨選択し、選択した活字体1・・・を嵌合溝部Mと摺動部Nとの嵌合により台座体2の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合し、これにより、「Y.HANAKO」の印字パターンFを形成し、この台座体1を持って並列状の複数個の活字体1・・・を菓子生地Wに押して型付けすることにより印字パターンFが菓子生地Wに印字され、印字後に、菓子生地Wをオーブンなどにより焼成することにより印字された焼成菓子を得ることができ、印字パターンFを結婚式用や誕生日用、お中元用、記念品用など用途に応じて定めることができ、家庭においても、心のこもった手作りの菓子を得ることができる。
したがって、所望の印字パターンFに応じ、複数個の活字体1・・・から適宜の活字体1・・を選択し、選択した活字体1を台座体2に台座体2の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合することにより所望の印字パターンFを得ることができ、活字体1に形成された摺動部Nと台座体2に形成された嵌合溝部Mとにより活字体1を台座体2に摺動自在に保持することができ、それだけ、台座体2に容易に活字体1・・・を組み込むことができ、台座体2の端部から活字体1を嵌合することができて活字体1・・・交換も容易に行うことができる。
この場合、上記嵌合溝部Mは平溝部M1及び平溝部M1に連通する左右の保持凸部2a・2aにより形成された逃げ部M2からなる断面T状のT状溝部MAとなっており、上記摺動部Nは上記活字体1・・・の基部に形成され、上記T状溝部MAに嵌合して左右の保持凸部2a・2aにより保持可能な平板部1aに形成されているから、台座体2に容易に活字体1・・・を組み込むことができると共に活字体1・・・を台座体1に確実に保持することができ、活字体1・・・交換も容易に行うことができ、又、この場合、上記活字体1・・・及び上記台座体2は合成樹脂製であるから、軽量であり、かつ、量産が容易となって、低価格で製作することができる。
尚、本考案は上記の形態例に限られるものではなく、活字体1、台座体2の大きさや形態、嵌合溝部Mと摺動部Nの構造、活字体1に形成される文字、図柄、記号等は適宜変更して設計されるものである。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
M 嵌合溝部
N 摺動部
M1 平溝部
M2 逃げ部
MA T状溝部
W 菓子生地
1 活字体
1a 平板部
2 台座体
2a 保持凸部
N 摺動部
M1 平溝部
M2 逃げ部
MA T状溝部
W 菓子生地
1 活字体
1a 平板部
2 台座体
2a 保持凸部
Claims (3)
- クッキー等の焼成菓子等の菓子生地に文字や図柄等を型押し可能な複数個の活字体及び該複数個の活字体を保持可能な台座体からなり、上記台座体に上記複数個の活字体を該台座体の端部から並列状にして順次摺動自在に嵌合可能な嵌合溝部を長手方向に亘って連続形成し、上記複数個の活字体に該台座体の該嵌合溝部に摺動自在に嵌合可能な摺動部を形成してなることを特徴とする菓子用印字具。
- 上記嵌合溝部は平溝部及び該平溝部に連通する左右の保持凸部により形成された逃げ部からなる断面T状のT状溝部であり、上記摺動部は上記活字体の基部に形成され、上記T状溝部に嵌合して該左右の保持凸部により保持可能な平板部であることを特徴とする請求項1記載の菓子用印字具。
- 上記活字体及び上記台座体は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1又は2記載の菓子用印字具。
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JP2009006565U JP3155668U (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | 菓子用印字具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009006565U JP3155668U (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | 菓子用印字具 |
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