JP3155019U - 握力ポンプ付き塗布刷毛 - Google Patents

Abstract

【課題】手塗り刷毛の持ち手に握力チューブポンプを取り付け、連続給液塗布を可能とする塗布刷毛を提供する。【解決手段】刷毛１の根元の結束糊付け固定部に孔を穿け、吐出チューブ３を挿入し、市販の安価な石油ポンプと同等または同類の吐出逆止弁４、握力にて変形し、かつ復元性のあるチューブ状ポンプ５、吸入逆止弁６、等を手塗り刷毛の持ち手２に取付け、更に伸縮揺動が可能なるコイルチューブ８を取付けたうえ、手元塗液缶９に接続する。これ等にて構成された、チューブ状握力ポンプを手指で押すことにより塗布液が刷毛１に送入され、手指の力を抜くことにより次の塗布液が吸入される。【選択図】図１

Description

本考案は、手塗り刷毛の持ち手に握力チューブポンプを取り付け、連続給液塗布を可能とした塗布刷毛に関するものである。

塗装塗布作業は、一般には、ガン吹き、ローラー塗り、刷毛塗り、等にて行なわれているが、ガン吹きは高度な熟練を要し、ローラー塗り及び刷毛塗りは塗布液の補給量の調節にむづかしさがある。

刷毛塗りは、凹凸の多い物、小物品、等への塗布に対して最適ではあるが、広い面への塗布に対しては、塗布液の補給の点で不利とされがちであった。
簡便かつ安価な手動補給器を付加することにより、大巾な省力化に貢献できるのが本考案である。

本考案は、上記の目的を達成するために、以下の技術的手段を講じた。
すなわち、刷毛の根元の結束糊付け固定部に孔を穿け、給液チューブを挿入し、市販の安価な石油ポンプと同等または同類の吐出逆止弁、握力にて変形し、かつ復元性のあるチューブ状ポンプ、吸入逆止弁、等を手塗り刷毛の持ち手に取付け、更に伸縮揺動が可能なるコイルチューブを取付けたうえ、手元塗液缶に接続せしめる。
これ等にて構成された、チューブ状握力ポンプを手指で押すことにより塗布液が刷毛に送入され、手指の力を抜くことにより次の塗布液が吸入され、目的が達成される。

本考案の握力ポンプ付き塗布刷毛を使用することにより、肩から吊り下げまたは腰バンド等に保持される手元塗液缶内の塗布液が無くなるまで、手指押し式のチューブポンプを操作することにより、塗布液の量の調節が可能となり、また作業時間が大巾に短縮される等、抜群の効果を発揮するものである。

以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態を説明する。
図１に示すように、一般に広く使用されている刷毛１と持ち手２とにより構成される手塗り刷毛の、糊と結束により固化された根元部に孔を穿け、吐出チューブ３を挿入する。
そして、吐出チューブ３、吐出逆止弁４、手指の押し力によりつぶれ変形による塗液の送入、または手指の押し力を抜くと元の円形に復元しながら塗液の吸入を行なうチューブポンプ５、吸入逆止弁６、を手塗り刷毛の持ち手２、に取付け用具７、にて固定する。
次いで、吸入逆止弁６、に伸縮及び揺動変形が可能なる
コイルチューブ８、上面フタ開放形の手元塗液缶９、手元塗液缶の底部に接するよう取付具１０、にて保持される吸入チューブ１１、をコイルチューブ８に差し込み接続することにより、一連の握力ポンプ付き塗布刷毛が完成される。
家庭用の石油ポンプは、木と同等の低粘度液に使用されており粘度のやや高い壁用水性ペイント、鉄工所等で使用されている錆止め用または機器類用の油性ペイント等によるテストの結果、吐出逆止弁、チューブポンプ、吸入逆止弁の作動には殆んど悪影響が見られず、特に油性ペイントの粘度調整用のシンナーを少々減らしても、良好に作動することが確認された。

中央断面図

１ 刷毛
２ 塗布刷毛用持ち手
３ 吐出チューブ
４ 吐出逆止弁
５ チューブポンプ
６ 吸入逆止弁
７ 取付け用具
８ コイルチューブ
９ 手元塗液缶
１０ 取付具
１１ 吸入チューブ

Claims (1)

1. 一般の、ペンキ塗り、障子貼り、襖貼り、絵画き、等に、広く使用されている、手持ち塗布刷毛において、持ち手に、吐出逆止弁、手指の力により給液を可能としたチューブポンプ、吸入逆止弁、を付加せしめることにより、連続給液塗布を可能としたことを特徴とする、握力ポンプ付き塗布刷毛。

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