JP3154892U - 床面均し具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便な構造で、作業者が手元で柄に加えた操作により簡単に均し板と柄の取り付け角度を変えたり固定したりすることができる床面均し具を提供する。【解決手段】均し板10と、その上面付近に設けられた回転支軸20と、回転支軸の外径よりも少し大きい内径を持つ中空筒体にスリット状の隙間を持つ回転体30と、柄50と、柄に対する操作により回転体30の内径の大きさを調整する調整機構を備えている。調整機構は回転体30の隙間に延設されたネジ機構であり、柄50を回転させることによりネジ機構を緩急させて隙間の幅を変える仕組みとなっており、回転体30の内径が可変となる。回転体30の内周と回転支軸20の外周との摩擦力が小さくなれば両者が相対的に回転可能となり柄50と均し板10の取り付け角度が可変となる。逆動作で柄50と均し板10の取り付け角度が固定される。【選択図】図4
Description
本考案は、コンクリートやモルタル等による床面工事(土間工事ともいう)に携わる作業者が、コンクリートやモルタル等打設後の床面を均す作業において、握っている土間均し鏝の柄を左右に回動するだけで均し板を動かし、コンクリートやモルタル等の床面に対する均し板の適正傾斜角度(以下、均し角という)を形成し、床面をならすことができる床面均し具に関する。
従来工法において、床面形成のためにコンクリートやモルタル等打設し、未硬化状態のコンクリートやモルタル等の表面を平滑に均したりきれいに仕上げたり工程において床面均し具を用いていた。
建築現場の土間工事において広く使用されている従来の床面均し具は、縦長の柄と、この柄の先端に接続された横長の均し板とを、略T字状に組み合わせ、柄を持って前後に動かすことによってコンクリート類を均すものであった。
建築現場の土間工事において広く使用されている従来の床面均し具は、縦長の柄と、この柄の先端に接続された横長の均し板とを、略T字状に組み合わせ、柄を持って前後に動かすことによってコンクリート類を均すものであった。
均し作業では、均し板を前方に押し出す際には、均し板の後縁を接地させ前縁を浮かすようにして傾斜させる。反対に、後方に引く際には、均し板の前縁を接地させ後縁を浮かすようにして傾斜させる。このように従来の床面均し具では前進と後進のストロークごとに均し板の床面に対する角度をこまめに変化させる必要がある。
ここで、均し板と床面との間の角度は、作業場所の状態、作業員の身長、作業姿勢、床面均し具の持ち方などに応じて変わるため一定ではない。ところが従来の床面均し具では均し板と柄との間の角度が固定されたものであったので、仕方なく作業員が自らの手、膝、腰の作業姿勢を変えることによって調整していた。これが身体的負担や作業性の低下の原因となっていた。
上記問題に対して、従来技術では以下の床面均し具の技術が知られている。
特許文献1の床面均し具は、均し板と柄との間の角度を可変としたものである。この床面均し具は、図9に示すように、均し板の取り付け角度がネジにより可変となっているもので、作業者が均し板付け根のねじを緩めて使い易い角度に設定したのち、再びネジを締めて固定するものである。
特許文献1の床面均し具は、均し板と柄との間の角度を可変としたものである。この床面均し具は、図9に示すように、均し板の取り付け角度がネジにより可変となっているもので、作業者が均し板付け根のねじを緩めて使い易い角度に設定したのち、再びネジを締めて固定するものである。
特許文献2の床面均し具は、柄と均し板との間に角度調整部を備えたものであり、前後のストロークの際に柄の上下運動で均し板の角度を調整するのではなく、柄の回転運動で均し板の角度を調整するものである。図10に示すように角度調整部は、操作部の動きを、横長の均し板の長手方向と平行な軸を回動の中心として回動する回動運動に変換する運動変換部を備えたものとされ、操作部の動きに伴う運動変換部の動きによって、柄に対する均し板の傾斜角度を変更するものである。作業者が、均し具を前に押す時には、手元側で操作部を一方向に動かして均し板の前縁を後縁より高くなるように傾斜させて作業でき、反対に、均し具を後に引く時には、手元側で操作部を他方向に動かして均し板の後縁を前縁より高くなるように傾斜させて作業できるものである。よって、従来のように、作業者が手や膝の屈伸で柄を上げ下げせずとも、柄の手元側で操作部を操作するだけで、柄の高さを実質的に変更することなく、コンクリート類の均し作業を行うことができるものとなっている。
特許文献3の床面均し具は、均し具と柄の間に伝導機構が設けられており、作業者による柄の左右回動を伝動機構であるロッド等によって連結板と一体の均し板を可動させ、これにより均し角を形成するものとなっている。図11の例は作業者による柄の左右回動が伝動機構であるラックとピニオンによって連結板と一体の均し板を可動させるものとなっている。
上記従来の床面均し具は、均し作業を容易にするために一定の効果は期待できるが、下記に示す問題がある。
特許文献1の床面均し具は、図9に示すように、均し板の取り付け角度がネジにより可変となっているので、作業者が均し板の取り付け角度を変更するためには、一回一回腰をかがめて均し板の取り付け付け根のねじを緩めて角度を調整して使い易い角度に設定したのち、再びネジを締めて固定しなければならない。コンクリートやモルタルが硬化してしまう前に作業を行う必要があり、均し板の取り付け角度の変更のためにこのような作業を毎回行うことは大変煩わしいものであった。
特許文献1の床面均し具は、図9に示すように、均し板の取り付け角度がネジにより可変となっているので、作業者が均し板の取り付け角度を変更するためには、一回一回腰をかがめて均し板の取り付け付け根のねじを緩めて角度を調整して使い易い角度に設定したのち、再びネジを締めて固定しなければならない。コンクリートやモルタルが硬化してしまう前に作業を行う必要があり、均し板の取り付け角度の変更のためにこのような作業を毎回行うことは大変煩わしいものであった。
特許文献2の床面均し具は、図10に示すように、前後のストロークの際に操作部の柄に加えた回転運動により均し具の角度を変更するものであるが、均し具の取り付け角度を固定できるものではなく、前後のストロークのたびに柄に回転運動を加えてストロークのたびに均し具の取り付け角度を変えるものである。このような作業時の動きは通常の均し作業ではない動きであり、かえって違和感があり、作業能率が落ちる場合もある。また、均し板と床面との間の角度は、作業場所の状態、作業員の身長、作業姿勢、床面均し具の持ち方などに応じて変わるため、柄に加える回転運動も手で調整しなければならず、作業が難しくなってしまう。均し板と柄の取り付け角度を固定する方法が特に触れられておらず、均し板と柄の取り付け角度を固定するためには柄の回転機構を手で押さえて回転しないようにしなければならない。これはかえって作業効率を低下させてしまう。
特許文献3の床面均し具は、均し具と柄の間に伝導機構が設けられており、作業者による柄の左右回動を伝動機構であるロッド等によって伝導し、均し板と柄の取り付け角度を変えることができるが、均し板と柄の取り付け角度を固定する方法が特に触れられておらず、均し板と柄の取り付け角度を固定するためには柄が回転しないように柄を手で固定しなければならない。これはかえって作業効率を低下させてしまう。
本考案は、上記従来の問題点に鑑み案出されたものであって、簡便な構造で、作業者が手元で柄に加えた操作により簡単に均し板と柄の取り付け角度を変えたり固定したりすることができる床面均し具を提供することを目的とする。つまり、作業者が手元で柄に加えた操作により、簡単に均し板と柄の取り付け角度が可変状態となり角度を自由に調整でき、また、作業者が手元で柄に加えた操作により簡単に均し板と柄の取り付け角度を固定状態に戻すことができる。作業者が均し作業をする間、作業環境や作業姿勢などに応じて、均し板と柄の取り付け角度を調整し、その後簡単に固定することにより、理想的な均し板と柄の取り付け角度を得ることができる。
上記目的を達成するため、本考案の床面均し具は、硬化前の床面上に底面を接触させた状態で滑動させる均し板と、均し板の上面付近に設けられた回転支軸と、回転支軸の外径よりも少し大きい内径を持つ中空筒体にスリット状の隙間を持ち内径の大きさが可変である回転体と、柄に対する操作により回転体の内径の大きさを調整する調整機構と、調整機構を介して回転体につながった長軸の柄を備え、使用者が長軸に加えた操作により回転体と回転支軸との角度を自由に調整したり固定したりできるものである。
上記構成により、本考案の床面均し具は、作業者が通常の作業姿勢で柄を回動させることにより、簡単に均し板と柄の取り付け角度が可変状態としたり固定状態に戻したりすることができる。
例えば、調整機構が回転体の隙間を貫くネジ機構であり、柄を回転させることによりネジ機構を緩急させて隙間の幅を変える仕組みとする。具体的には、柄を回転させてネジ機構を緩めて回転体の内径を大きくすると回転体の内周と回転支軸の外周との摩擦力が小さくなり両者が相対的に回転可能となり両者間の角度が可変となり、柄を回転させてネジ機構を締めて回転体の内径を小さくすると回転体の内周と回転支軸の外周が強く接触して摩擦力が大きくなり両者が相対的に回転不能となり両者間の角度が固定される仕組みとする。
なお、回転体を回転支軸の周りに固定状態とする際に強く固定されるように、回転体の内周面と回転支軸の外周面のいずれか一方または両方を疎面化して摩擦係数を大きくしておくことが好ましい。
また、作業者の使用勝手を考え、長軸の柄が伸縮可能な構造を備え、その長さを調整して固定することができる仕組みであることが好ましい。
また、作業者が作業しやすいよう、全体がアルミニウムボディの軽量かつ強度の大きいものであることが好ましい。
また、作業者が作業しやすいよう、全体がアルミニウムボディの軽量かつ強度の大きいものであることが好ましい。
本考案の床面均し具は、作業者が通常の作業姿勢で柄を回動させることにより、簡単に均し板と柄の取り付け角度が可変状態としたり固定状態に戻したりすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本考案の床面均し具の実施形態を説明する。ただし、本考案の技術的範囲は以下の実施形態に示した具体的な用途や形状・寸法などには限定されない。
実施例1として本考案の床面均し具100の構成例を示す。
図1および図2は本考案の床面均し具の構成例を示す図である。図1は正面図、図2(a)は側面図、図2(b)は平面図で示したA―A断面をとった断面図を模式的に示した図である。図3(a)は均し板10、回転支軸20を抜粋した拡大図、図3(b)は回転体30、調整機構40を抜粋した拡大図、図3(c)は調整機構40による回転体30の内径の調整を説明する図となっている。
図1に示すように、床面均し具100は、均し板10、回転支軸20、回転体30、調整機構40、柄50を備えた構造となっている。
図1および図2は本考案の床面均し具の構成例を示す図である。図1は正面図、図2(a)は側面図、図2(b)は平面図で示したA―A断面をとった断面図を模式的に示した図である。図3(a)は均し板10、回転支軸20を抜粋した拡大図、図3(b)は回転体30、調整機構40を抜粋した拡大図、図3(c)は調整機構40による回転体30の内径の調整を説明する図となっている。
図1に示すように、床面均し具100は、均し板10、回転支軸20、回転体30、調整機構40、柄50を備えた構造となっている。
均し板10は、硬化前の床面上に底面を接触させた状態で滑動させるものであり、例えば方形の板材である。少なくとも底面は平らな形状をしており、底面でコンクリートやモルタルの床面を均すものである。その大きさや厚さは使用用途に応じて多様なものがありえる。素材は特に限定されないが、作業員の作業性を考慮してアルミニウムなどの軽量かつ強度の大きいものであることが好ましい。
回転支軸20は、例えば、この構成例では、均し板10に立設された柱材21の間に渡された円柱体であり、均し板10の上面付近に設けられている。回転支軸20の外径は特に限定されないが、後述するように回転体30の内径との関係において決まり、回転体30の内径よりやや小さいものとなっている。素材は特に限定されないが、均し板10と同様、作業員の作業性を考慮してアルミニウムなどの軽量かつ強度の大きいものであることが好ましい。
なお、後述するように、回転支軸20の外周面と回転体30の内周面との間の摩擦力を調整することにより両者の相対的回転を制止するため、この構成例では、図3(a)に示すように、回転支軸20の外周面は疎面化されたものとなっている。ここで疎面化とは表面にいわゆる“ギザギザ”状の細かい突起や溝が多数設けたものとすることであり、摩擦係数を増加させることを意味している。
回転体30は、例えば、この構成例では、回転支軸20の周囲に設けられた円筒体であり、その一部にはスリット状の隙間31が設けられており、後述する調整機構40の作用により回転体30の内径の大きさが可変となっている。回転体30の幅は、両側に立設されている柱材21の間隔よりも短いものとなっている。その内径は、回転支軸20の外径との関係において決まり、回転支軸20の外径よりもやや大きいものとなっている。素材は特に限定されないが、均し板10と同様、作業員の作業性を考慮してアルミニウムなどの軽量かつ強度の大きいものであることが好ましい。
なお、後述するように、回転支軸20の外周面と回転体30の内周面との間の摩擦力を調整することにより両者の相対的回転を制止するため、この構成例では、回転支軸20の外周面同様、回転体の内周面も疎面化されたものとすることができる。
調整機構40は、回転体30の内径の大きさを調整する機構であり、この構成例では柄50に対する回転力を伝達し、回転体30の隙間31の伸縮作用を生じせしめるものである。
この構成では、図3(b)に示すように、調整機構40は、回転体30の隙間31から延設された対向板41、対向板41を貫く雌ネジ孔、柄50の先端に設けられた雄ネジの各パーツを備えたものとなっている。対向板41の雌ネジ孔42に対して柄50の先端の雄ネジ43を螺合して組み合わせ、雄ネジ43の螺合が進行すると、柄50のエッジ51が対向板41に当接するが、さらに雄ネジ43の螺合が進行すると雌ネジ孔42同士の間隔が縮まり、対向板41の間隔が狭められる。対向板41の間隔が狭められると対向板41に延設されている回転体30のスリット状の隙間31の間隔が狭められ、その結果、図3(c)に示すように、回転体30の内径が小さくなる。回転体30の内径が小さくなると回転体30の内周面と回転支軸20の外周面が強く噛み合って大きな摩擦力が生じ、回転支軸20と回転体30との相対的回転が生じずに両者が固定されることとなる。
逆に、回転支軸20と回転体30の両者が固定されている状態から、柄50を反時計周りに回転させて雄ネジ43と雌ネジ孔42の螺合を緩めると、上記とは逆の作用が生じて、雌ネジ孔42同士の間隔が広がり、対向板41の間隔が広がり、回転体30のスリット状の隙間31が大きくなり、回転体30の内径が広がり、回転支軸20と回転体30との相対的回転が可能となる。つまり、回転支軸20と回転体30の角度を任意の大きさに変更可能となる。
図4から図5は、柄50を反時計回りに回し、回転体30と回転支軸20との角度を自由に調整し、柄50と均し板10との角度を任意の角度に変える様子を示す図である。図4に示すように、柄50を反時計回りに回すと、雄ネジ43と雌ネジ孔42の螺合が緩み、回転体30の内径が広がり、回転支軸20と回転体30との相対的回転が可能となる。この状態で図5に示すように柄50の持ち手の高さを上げ下げすることにより、回転体30と回転支軸20との角度を自由に調整することが可能となる。
つまり、本考案の床面均し具100は、作業者が手元の柄50を反時計回りに回すだけで、回転体30と回転支軸20との角度を自由に調整することが可能となり、自分の作業姿勢や作業位置などの作業環境に応じて柄50と均し板10との角度を自由に変えることが可能となる。従来の床面均し具のようにいちいち作業者が腰をかがめて均し板と柄の角度を変えたりする必要がなくなり、きわめて簡単にかつ楽に柄50と均し板10との角度を調整することができる。
作業者は、自分の作業姿勢や作業位置などの作業環境に応じて柄50と均し板10との角度に合わせた後、持ち手の柄50を時計回りに回転させるだけで簡単に柄50と均し板10との角度を固定することができる。
作業者は、自分の作業姿勢や作業位置などの作業環境に応じて柄50と均し板10との角度に合わせた後、持ち手の柄50を時計回りに回転させるだけで簡単に柄50と均し板10との角度を固定することができる。
図6から図7は、柄50を時計回りに回し、回転体30と回転支軸20との角度を固定し、柄50と均し板10との角度を固定する様子を示す図である。図6に示すように、柄50を時計回りに回すと、雄ネジ43と雌ネジ孔42の螺合が進み、対向板41の間隔が狭まり、回転体30の内径が小さくなり、回転支軸20と回転体30との摩擦力が増大するために両者の相対的回転ができなくなって固定される。この状態では、図7に示すように、図5で調整した作業者の好みの角度において、柄50と均し板10との角度が固定される。
なお、長軸の柄が伸縮可能な構造とすることができる。柄50の長さを調整して固定することができれば、作業の立ち位置が離れた場所の床面の均し作業の際には柄50を長くし、作業の立ち位置に近い足元の床面の均し作業の際には柄を短くしておけば作業が楽になる。図8は柄50が伸縮し、任意の長さで固定することができる様子を示す図である。詳しい機構の図示は省略するが、柄50は、例えば、内柄51、外柄52、スライドストッパー53を備えた構造となっており、外柄52は中空となっており、内柄51が外柄52の内部にスライドして挿入され得るものであり、スライドストッパー53により内柄51と外柄52のスライドを可能としたりスライドしないように止めたりする作用をする。スライドストッパー53を緩めると柄50全体の長さの調整が可能であり、スライドストッパー53を締めるとその状態で柄50の長さが固定される。
以上、本考案の床面均し具は、作業者が通常の作業姿勢で柄を回動させることにより、簡単に均し板と柄の取り付け角度が可変状態としたり固定状態に戻したりすることができる。また、柄50の長さを自由に調整でき、より一層作業者の作業姿勢に応じた状態に調整することが可能となっている。
以上、本考案の床面均し具における好ましい実施例を図示して説明してきたが、本考案の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
本考案はコンクリートやモルタルの床面仕上げ作業に用いる床面均し具に対して広く適用することができる。
10 均し板
20 回転支軸
21 柱材
30 回転体
31 隙間
40 調整機構
41 対向板
42 雌ネジ孔
43 雄ネジ
50 柄
51 内柄
52 外柄
53 スライドストッパー
100 床面均し具
20 回転支軸
21 柱材
30 回転体
31 隙間
40 調整機構
41 対向板
42 雌ネジ孔
43 雄ネジ
50 柄
51 内柄
52 外柄
53 スライドストッパー
100 床面均し具
Claims (5)
- 硬化前の床面上に底面を接触させた状態で滑動させる均し板と、
前記均し板と接続され、前記均し板の上面付近に設けられた回転支軸と、
前記回転支軸の外径よりも少し大きい内径を持つ中空筒体にスリット状の隙間を持ち内径の大きさが可変である回転体と、
柄に対する操作により前記回転体の隙間の幅を変えることにより前記回転体の内径の大きさを調整する調整機構と、
前記調整機構を介して前記回転体につながった長軸の柄を備え、
使用者が前記柄に加えた操作により前記回転体と前記回転支軸との角度を自由に調整したり固定したりできる床面均し具。 - 前記調整機構が前記回転体の隙間に延設されたネジ機構であり、前記柄を回転させることにより前記ネジ機構を緩急させて前記隙間の幅を変える仕組みであり、
前記柄を回転させ前記ネジ機構を緩めて前記回転体の内径を大きくすると、前記回転体の内周と前記回転支軸の外周の摩擦力が小さくなり両者が相対的に回転可能となり、前記柄と前記均し板の角度が可変となり、
前記柄を回転させ前記ネジ機構を締めて前記回転体の内径を小さくすると、前記回転体の内周と前記回転支軸の外周が強く接触して摩擦力が大きくなり両者が相対的に回転不能となり、前記柄と前記均し板の角度が固定される仕組みである請求項1に記載の床面均し具。 - 前記回転体の内周面と前記回転支軸の外周面のいずれか一方または両方を疎面化して摩擦係数を大きくした請求項2に記載の床面均し具。
- 前記長軸の柄が伸縮可能な構造を備え、その長さを調整して固定することができる仕組みである請求項1から3のいずれか1項に記載の床面均し具。
- アルミニウムボディの軽量かつ強度の大きい素材で形成した請求項1から4のいずれか1項に記載の床面均し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009005834U JP3154892U (ja) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | 床面均し具 |
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JP3154892U true JP3154892U (ja) | 2009-10-29 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108868087A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-23 | 福建六建集团有限公司 | 一种提高建筑地坪拉毛观感的工具 |
JP2020122325A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 有限会社上成工業 | 床面施工具及び床面施工法 |
-
2009
- 2009-08-18 JP JP2009005834U patent/JP3154892U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108868087A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-11-23 | 福建六建集团有限公司 | 一种提高建筑地坪拉毛观感的工具 |
CN108868087B (zh) * | 2018-07-02 | 2023-09-22 | 福建六建集团有限公司 | 一种提高建筑地坪拉毛观感的工具 |
JP2020122325A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 有限会社上成工業 | 床面施工具及び床面施工法 |
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