JP3154891B2 - ペン入力装置 - Google Patents

ペン入力装置

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JP3154891B2
JP3154891B2 JP9213794A JP9213794A JP3154891B2 JP 3154891 B2 JP3154891 B2 JP 3154891B2 JP 9213794 A JP9213794 A JP 9213794A JP 9213794 A JP9213794 A JP 9213794A JP 3154891 B2 JP3154891 B2 JP 3154891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペン入力装置に関し、詳
しくは、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等
の入力手段として、表示装置の表示画面に設けたタブレ
ットに手書き文字や図形を入力するペン入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、手書き文字や図形をパーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサ等に入力する手段とし
て、例えば、液晶ディスプレイと静電誘導型タブレット
を表示装置の表示画面に積層して、使用者がペンで紙に
書く感覚で文字や図形を入力するタブレット装置が実用
化されている。しかしながら、このタブレット装置は、
電極のある部分とない部分とでは反射率や透過率が異な
るために表示画面上で格子状に電極が見え、液晶表示の
品位を低下させる原因となっていた。そこで、上記の問
題を解決するタブレットとして、液晶パネルの表示電極
と静電誘導型タブレットの位置検出電極を兼ね備えた表
示一体型タブレットが提案されている(特開平05−2
65650号公報、参照)。
【0003】図6は従来のペン入力装置の回路構成の一
例を示すブロック図である。また、図6は特開平05−
265650号公報に記載されている表示一体型タブレ
ットにおいて、検出モード信号を検出するための回路構
成を示すものである。21は液晶パネルであり、液晶と
その液晶を駆動する表示電極と静電誘導型タブレットの
位置検出電極を兼ね備えた電極から構成されている。2
2は検出ペンであり、液晶パネルの電極と静電的に結合
した先端電極を設け、液晶パネル21に近接した際に液
晶を駆動する信号(反転信号)の立ち上がり/立ち下が
り時に誘起する誘導電圧を検出する。23は検出ペン2
2の先端電極に誘起される誘導電圧を電圧/電流増幅す
る前置増幅器である。
【0004】24は液晶パネル21の液晶を駆動すると
ともに液晶に印加される電圧の印加方向反転時点を設定
するための反転信号を生成する反転信号生成回路であ
る。25は反転信号の立ち上がり/立ち下がりに同期し
た第1ゲート信号とその第1ゲート信号の時間以外から
なる第2ゲート信号を生成するゲート信号生成回路であ
る。26は電圧/電流増幅した誘導電圧を第1ゲート信
号によりサンプリングする第1アナログゲート回路であ
り、27は電圧/電流増幅した誘導電圧を第2ゲート信
号によりサンプリングする第2アナログゲート回路であ
る。
【0005】28は第1処理回路であり、第1ゲート信
号によりサンプリングした誘導電圧を全波整流する全波
整流回路28aと、整流した誘導電圧を直流電圧に変換
する積分回路28bから構成される。29は第2処理回
路であり、第2ゲート信号によりサンプリングした誘導
電圧を全波整流する全波整流回路29aと、整流した誘
導電圧を直流電圧に変換する積分回路29bから構成さ
れる。30は比較回路であり、第1処理回路28により
変換された直流電圧のレベルと第2処理回路29により
変換された直流電圧のレベルとを比較し、検出ペンの先
端が液晶パネル21の表示画面に近接したか否かを判定
し、“High”または“Low”の電圧レベルの検出
モード/非検出モード信号を出力する。
【0006】図7は従来の回路構成の一例を示す回路図
である。図7に示すように、アナログスイッチ(例え
ば、FET)からなる第1及び第2アナログゲート回路
26、27と、ダイオードブリッジ等からなる全波整流
回路28a、29a、オペアンプ等からなる積分回路2
8b、29b、比較回路30を示している。
【0007】図8は図6における回路構成の各信号波形
とそのタイミングを示すタイムチャートである。図8に
おいて、(A)のasは反転信号生成回路24から発生
する反転信号であり、液晶パネルの液晶が電気分解によ
って劣化するのを防止するために、液晶に印加する電圧
の印加方向を周期的に反転させる。その際に、液晶パネ
ルの電極に印加されている駆動信号の電圧が一斉に変化
する。(B)のg1及び(C)のg2は、ゲート信号生
成回路25から生成される第1ゲート信号及び第2ゲー
ト信号であり、第1及び第2アナログゲート回路26、
27にそれぞれ送出される。また、第1ゲートと第2ゲ
ート信号のデューティ比(tg1:tg2)は設計時点で予め設
定されている。(D)のskは誘導電圧であり、検出ペ
ン22を液晶パネル21の表示画面に近づけると、反転
信号asにより液晶への電圧印加方向が反転する毎に、
検出ペン22の先端電極と液晶パネル21の電極との距
離に依存するスパイク状の誘導電圧sk(静電誘導電
圧)が誘起することにより得られる。
【0008】(E)のsp1は、第1アナログゲート回
路26が第1ゲート信号g1により誘導電圧skをサン
プリングし、全波整流回路28aで全波整流したサンプ
リング信号の波形である。(F)のsp2は、第2アナ
ログゲート回路27が第2ゲート信号g2により誘導電
圧skをサンプリングし、全波整流回路29aで全波整
流したサンプリング信号の波形である。(G)のdv1
は、全波整流したサンプリング信号sp1を積分回路2
8bで直流電圧に変換した波形である。(H)のdv2
は全波整流したサンプリング信号sp2を積分回路29
bで直流電圧に変換した波形である。(I)のpm1
は、比較回路30が直流電圧dv1のレベルとdv2の
レベルを比較した出力信号であり、直流電圧dv1のレ
ベルがdv2のレベルより大きいので検出モード信号と
して“H”の信号が出力される。このとき、検出ペン2
2が液晶パネル21に接近していると判定できる。
【0009】(J)のnsはノイズ信号(例えば、高周
波誘導電圧)であり、検出ペン22を液晶パネル21の
表示画面から遠ざけた場合に誘導される波形の一例であ
る。(K)のsp3は第1アナログゲート回路26が第
1ゲート信号g1によりノイズ信号nsをサンプリング
し、全波整流回路28aで全波整流したサンプリング信
号の波形である。(L)のsp4は第2アナログゲート
回路27が第2ゲート信号g2によりノイズ信号nsを
サンプリングし、全波整流回路29aで全波整流したサ
ンプリング信号の波形である。
【0010】(M)のdv3は全波整流したサンプリン
グ信号sp3を積分回路28bで直流電圧に変換した波
形である。(N)のdv4は全波整流したサンプリング
信号sp4を積分回路29bで直流電圧に変換した波形
である。(O)のpm2は、比較回路30が直流電圧d
v1のレベルとdv2のレベルを比較した出力信号であ
り、直流電圧dv1のレベルがdv2のレベルより低い
ので非検出モード信号として“L”の信号が出力され
る。このとき、検出ペン22は液晶パネル21から離れ
ていると判断できる。従って、検出ペン22は液晶パネ
ル21から離れて、ノイズ信号nsが誘導されても、こ
のノイズ信号nsを除去して検出モード信号pmを正し
く抽出することができる。
【0011】従って、検出モード信号pmを検出する際
に、検出ペン22が液晶パネル21に接近しているとき
には、スパイク状の誘導電圧skから検出モード信号n
sとして“H”の信号を出力し、逆に検出ペン22が液
晶パネル21から離れているときには、ノイズ信号ns
を誘導しても“H”の信号を出力しないように、ゲート
信号生成回路25から出力される第1ゲート信号g1と
第2ゲート信号g2のデューティ比(サンプリング時間
の配分)を予め設定している。即ち、検出ペン22が液
晶パネル21に接近していることを確実に検出するに
は、第1ゲート信号g1の時間間隔(tg1)をスパイク状
の誘導電圧skの放電時定数より3倍以上に設定するこ
とがS/N比がよくなる。
【0012】また、検出ペン22が液晶パネル21から
遠ざかっていることを確実に検出するには、第2ゲート
信号g2の時間間隔(tg2)を、第1ゲート信号g1の時間
間隔(tg1)に比較して大きく設定することがS/N比が
よくなる。従って、ゲート信号のデューティ比の設定
は、液晶パネルの電極と検出ペンの先端電極間の静電容
量(スパイク状の誘導電圧の検出波形)、前置増幅器2
3の増幅度、図7に示すような積分回路28b、29b
のコンデンサC1、C2、抵抗R1、R2の時定数等の
条件と上記のS/N比の関係から適性な数値となるよう
回路設計時点に決められている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
信号のデューティ比の設定は、回路設計時点に部品精度
のバラツキを考慮して行うものであるが、生産台数が多
くなることにより、ロット毎に予期できない部品精度の
バラツキが発生し、上記検出モード/非検出モード信号
の検出においてS/N比が悪くなり正常に動作しない可
能性が考えられる。また、部品精度のバラツキを抑える
ため、精度の高い部品を採用することによるコストアッ
プ、補償部品の点数の増加が考えられる。
【0014】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、検出モード信号を検出する設定条件として、二つ
のサンプリング時間を決定するゲート信号のデューティ
比を制御する手段を設けることにより、部品精度のバラ
ツキを吸収し個々の製品に最適なデューティ比を決定し
て安定した検出モード/非検出モード信号の検出を可能
にするとともにデューティ比を自動設定できる機能をも
兼ね備えたペン入力装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段とその作用】上記の目的を
達成するために、本発明が講じた技術的手段は、次の通
りである。図1は本発明の基本構成を示すブロック図で
ある。図1において、本発明は、液晶とその液晶を駆動
するための電極からなる液晶パネル101と、前記液晶
パネル101の電極と静電的に結合し液晶を駆動する信
号の立ち上がり/立ち下がり時に誘起する誘導電圧を検
出する先端電極を有する検出ペン102と、前記液晶パ
ネル101の液晶を駆動するとともに液晶に印加する電
圧の印加方向を反転する反転信号を生成する反転信号生
成手段103と、前記反転信号の立ち上がり/立ち下が
りに同期した第1ゲート信号とその第1ゲート信号の時
間以外からなる第2ゲート信号を生成するゲート信号生
成手段104と、前記反転信号の立ち上がり/立ち下が
りの変化時に前記検出ペン102の先端電極に誘起され
る誘導電圧を第1ゲート信号によりサンプリングして直
流電圧に変換する第1サンプリング処理手段105と、
第1サンプリング処理手段105のサンプリング後に誘
起する誘導電圧を第2ゲート信号によりサンプリングし
て直流電圧に変換する第2サンプリング処理手段106
と、前記第1サンプリング処理手段105により変換さ
れた直流電圧のレベルと前記第2サンプリング処理手段
106により変換された直流電圧のレベルとの比較に基
づいて前記検出ペン102の先端が前記液晶パネル10
1の表示画面に近接したか否かを判定してその判定結果
を検出モード/非検出モード信号として出力する判定手
段107と、前記ゲート信号生成手段104が生成する
第1ゲート信号と第2ゲート信号のデューティ比を制御
するデューティ比制御手段108とを備え、前記デュー
ティ比制御手段108は、設定されたデューティ比に基
づき第1及び第2サンプリング処理手段105、106
に供給するゲート信号のサンプリング時間を制御し、第
1サンプリング処理手段105で変換された直流電圧の
レベルと第2サンプリング処理手段106で変換された
直流電圧のレベルを調整することにより判定手段107
が検出モード/非検出モード信号を安定して判定するよ
う構成したことを特徴とするペン入力装置である。
【0016】上記構成によれば、液晶に印加する電圧の
印加方向を周期的に反転させる反転信号を供給すること
により液晶を駆動する電圧が一斉に変化し、検出ペンを
液晶パネル101の表面に近づけていると、検出ペン1
02の先端電極と液晶パネル101の電極との距離に依
存するスパイク状の誘導電圧が誘起される。検出ペン1
02の先端電極に誘起される誘導電圧を、第1ゲート信
号によりサンプリングする時間と、第2ゲート信号によ
りサンプリングする時間のデューティ比を設定変更でき
るので、部品精度にバラツキのある個々の製品に対して
も、検出ペン102の先端が液晶パネル101に接近し
ているときと接近していないときとを正確に判定し、安
定した検出モード/非検出モード信号の検出が可能にな
る。
【0017】前記デューティ比制御手段108には、前
記デューティ比を数値データで設定する設定キー109
aなどで構成されるデューティ比設定手段109を備え
ることが好ましい従って、外部に設けられた設定キー1
09aから第1、第2ゲート信号のデューティ比を数値
データで設定変更できるので、個々の製品に適した検出
モード/非検出モード信号が安定して検出できる。
【0018】前記デューティ比設定手段109は前記デ
ューティ比の自動設定機能を指示する自動設定機能キー
109bをさらに備え、前記自動設定機能キー109b
により自動設定機能が指示され前記検出ペン102が前
記液晶パネル101の表示画面の所定領域に近接した際
に、前記デューティ比制御手段108は、前記ゲート信
号のデューティ比を所定の数値データから順次変更する
よう前記ゲート信号生成手段104を制御するとともに
判定手段107が検出モード信号を出力した際のゲート
信号のデューティ比を検出しそのデューティ比の数値デ
ータを初期設定して前記ゲート信号を制御するよう構成
することが好ましい。従って、自動設定機能キー109
bにより自動設定機能を指示し検出ペン102を液晶パ
ネル101の表示画面の所定領域に近接するだけで、自
動的に検出モード信号を検出して精度の高いデューティ
比が設定される。
【0019】前記デューティ比を数値データで記憶する
記憶手段110をさらに備えた構成にすることが好まし
い。従って、外部に設けられた設定キー109aから設
定されたデューティ比を記憶することにより前記デュー
ティ比設定手段109はデューティ比の設定変更が容易
に行える。
【0020】前記ゲート信号生成手段104が生成する
第1ゲート信号の時間間隔は、前記反転信号の立ち上が
り/立ち下がりの変化時点を含み且つ前記反転信号の半
周期より短い間隔であり、前記ゲート信号生成手段10
4が生成する第2ゲート信号の時間間隔は、第1ゲート
信号の生成が終了した後に開始してから反転信号の変化
するまでに終了する間隔に構成することができる。従っ
て、液晶に印加する電圧の印加方向の反転に起因する誘
導電圧を第1ゲート信号でサンプリングし、ノイズに起
因する誘導電圧を第2ゲート信号でサンプリングするこ
とができるので、検出ペンの先端が液晶パネルの表示画
面に近接しているか否かを正しく判定できる。
【0021】前記反転信号および前記ゲート信号は、液
晶を駆動する信号を形成するクロック信号からなり、前
記クロック信号の整数倍で形成されることが好ましい。
従って、デューティ比の数値データとクロック信号の数
とを対応させて制御することができる。
【0022】前記検出ペン102の先端電極に誘起され
る誘導電圧を電圧/電流増幅する前置増幅器111をさ
らに備えた構成にすることが好ましい。従って、前置増
幅器111は、検出ペン102の先端電極に誘起される
誘導電圧を電圧/電流増幅するので、第1及び第2サン
プリング処理手段105、106は誘導電圧を安定して
サンプリングすることができる。
【0023】前記第1および第2サンプリング処理手段
105、106は、前記誘導電圧を第1及び第2ゲート
信号によりサンプリングするアナログゲート回路105
a、106aと、サンプリングした誘導電圧を全波整流
する全波整流回路105b、106bと、全波整流した
誘導電圧を直流電圧に変換する積分回路105c、10
6cからそれぞれ構成することができる。従って、アナ
ログゲート回路105a、106aが第1及び第2ゲー
ト信号により誘導電圧をそれぞれサンプリングすると、
全波整流回路105b、106bはサンプリングした誘
導電圧を全波整流し、積分回路105c、106cで直
流電圧に変換される。
【0024】なお、本発明において、液晶パネル101
としては、液晶パネルの表示電極と静電誘導型タブレッ
トの位置検出電極を兼ね備えている。検出ペン102と
しては、液晶パネルの電極と静電的に結合し液晶を駆動
する信号の立ち上がり/立ち下がり時に誘起する誘導電
圧を検出する先端電極を有する。反転信号生成手段10
3、ゲート信号生成手段104、デューティ比制御手段
108、記憶手段110としては、CPU、ROM、R
AM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータが用
いられる。特に、記憶手段110としては、この中のR
OM(E2PROM)が用いられる。
【0025】第1サンプリング処理手段105、第2サ
ンプリング処理手段106としては、アナログゲート回
路105a、106a、全波整流回路105b、106
b、積分回路105c、106cからそれぞれ構成して
いる。判定手段107としては、オペアンプからなる比
較回路が用いられる。設定手段109の設定キー109
a、自動設定機能キー109bとしては、キーボードが
用いられる。前置増幅器111としては、オペアンプが
用いられる。
【0026】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本発明を説
明する。なお、これによって、本発明は限定されるもの
でない。また、本発明は、主として、手書き文字や図形
をパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の表示
装置の表示画面に設けたタブレットに入力する入力装置
として用いて好適であり、各構成要素は本発明の「検出
モード信号を検出する設定条件を変更可能にしたペン入
力装置」を達成する以外に、外部のノイズに影響されな
い検出モード信号(ペン入力信号)を得るペン入力装置
の構成を示す。
【0027】図2は本発明のペン入力装置の一実施例を
示すブロック図である。図2において、1は液晶パネル
であり、液晶とその液晶を駆動する表示電極と静電誘導
型タブレットの位置検出電極を兼ね備えた電極から構成
されている。2は検出ペンであり、液晶パネルの電極と
静電的に結合した先端電極を設け、液晶パネル1に近接
した際に液晶を駆動する信号の立ち上がり/立ち下がり
時に誘起する誘導電圧を検出する。3は検出ペン2の先
端電極に誘起される誘導電圧を電圧/電流増幅する前置
増幅器である。4は液晶パネル1の液晶を駆動するとと
もに液晶に印加される電圧の印加方向反転時点を設定す
るための反転信号を生成する反転信号生成回路である。
5は反転信号の立ち上がり/立ち下がりに同期した第1
ゲート信号とその第1ゲート信号の時間以外からなる第
2ゲート信号を生成するゲート信号生成回路である。
【0028】6は電圧/電流増幅した誘導電圧を第1ゲ
ート信号によりサンプリングする第1アナログゲート回
路であり、7は電圧/電流増幅した誘導電圧を第2ゲー
ト信号によりサンプリングする第2アナログゲート回路
である。第1及び第2アナログゲート回路6、7はアナ
ログスイッチ(FET)から構成される。8は第1処理
回路であり、第1ゲート信号によりサンプリングした誘
導電圧を全波整流する全波整流回路8aと、整流した誘
導電圧を直流電圧に変換する積分回路8bから構成され
る。9は第2処理回路であり、第2ゲート信号によりサ
ンプリングした誘導電圧を全波整流する全波整流回路9
aと、整流した誘導電圧を直流電圧に変換する積分回路
9bから構成される。また、全波整流回路8a、9aは
ダイオードブリッジ等から構成される。積分回路8b、
9bはオペアンプから構成される。
【0029】10は比較回路であり、第1処理回路8に
より変換された直流電圧のレベルと第2処理回路9によ
り変換された直流電圧のレベルとの比較し、検出ペン2
の先端が液晶パネル1の表示画面に近接したか否かを判
定し、“High”または“Low”の電圧レベルの検
出モード/非検出モード信号pmを出力する。比較回路
10はオペアンプから構成されるが、A/D変換回路と
マイクロコンピュータで構成してもよい。11はデュー
ティ比を設定する設定回路、12はデューティ比を制御
するデューティ比制御回路、13は設定されたデューテ
ィ比を記憶する記憶回路である。反転信号生成回路4、
ゲート信号生成回路5、設定回路11、デューティ比制
御回路12、記憶回路13としては、CPU、ROM、
RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータで
構成することができる。また、記憶回路13としては、
書き換え可能で、且つ不揮発性のE2PROM等のRO
Mを設けることにより、そのデューティ比を外部から書
き換え初期設定することが可能となる。14はキーキー
ボードであり、設定キー14a、自動設定機能キー14
bが含まれる。
【0030】図3は図2における回路構成の各信号波形
とそのタイミングを示すタイムチャートである。図3に
おいて、(1)のasは反転信号生成回路4から発生す
る反転信号であり、液晶パネルの液晶が電気分解によっ
て劣化するのを防止するために、液晶に印加する電圧の
印加方向を周期的に反転させる。その際に、液晶パネル
の電極に印加されている駆動信号の電圧が一斉に変化す
る。(2)のg1及び(3)のg2は、ゲート信号生成
回路5から生成される第1ゲート信号及び第2ゲート信
号であり、第1及び第2アナログゲート回路6、7にそ
れぞれ送出される。また、第1ゲート信号と第2ゲート
信号のデューティ比(tg1:tg2)は誘導電圧の時定数によ
り設定し直すことができる。(4)のskは誘導電圧で
あり、検出ペン2を液晶パネル1の表示画面に近づける
と、反転信号asにより液晶への電圧印加方向が反転す
る毎に、検出ペン2の先端電極と液晶パネル1の電極と
の距離に依存するスパイク状の誘導電圧(静電誘導電
圧)が誘起することにより得られる。
【0031】(5)のsp1は、第1アナログゲート回
路6が第1ゲート信号g1により誘導電圧skをサンプ
リングし、全波整流回路8aで全波整流したサンプリン
グ信号の波形である。(6)のsp2は、第2アナログ
ゲート回路7が第2ゲート信号g2により誘導電圧sk
をサンプリングし、全波整流回路9aで全波整流したサ
ンプリング信号の波形である。(7)のdv1は、全波
整流したサンプリング信号sp1を積分回路8bで直流
電圧に変換した波形である。(8)のdv2は全波整流
したサンプリング信号sp2を積分回路9bで直流電圧
に変換した波形である。
【0032】(9)のpm1は、比較回路10が直流電
圧dv1のレベルとdv2のレベルを比較した出力信号
であり、直流電圧dv1のレベルがdv2のレベルより
大きいので検出モード信号として“H”の信号が出力さ
れる。このとき、検出ペン2が液晶パネル1に接近して
いると判定できる。(10)のnsはノイズ信号(例え
ば、高周波誘導電圧)であり、検出ペン2を液晶パネル
1の表示画面から遠ざけた場合に誘導される波形の一例
である。(11)のsp3は第1アナログゲート回路6
が第1ゲート信号g1によりノイズ信号nsをサンプリ
ングし、全波整流回路8aで全波整流したサンプリング
信号の波形である。(12)のsp4は第2アナログゲ
ート回路7が第2ゲート信号g2によりノイズ信号ns
をサンプリングし、全波整流回路9aで全波整流したサ
ンプリング信号の波形である。
【0033】(13)のdv3は全波整流したサンプリ
ング信号sp3を積分回路8bで直流電圧に変換した波
形である。(14)のdv4は全波整流したサンプリン
グ信号sp4を積分回路9bで直流電圧に変換した波形
である。(15)のpm2は、比較回路10が直流電圧
dv1のレベルとdv2のレベルを比較した出力信号で
あり、直流電圧dv1のレベルがdv2のレベルより低
いので非検出モード信号として“L”の信号が出力され
る。このとき、検出ペン2は液晶パネル1から離れてい
ると判断できる。従って、検出ペン2は液晶パネル1か
ら離れて、ノイズ信号nsが誘導されても、このノイズ
信号nsを除去して検出モード/非検出モード信号pm
を正しく抽出することができる。
【0034】上記のように液晶への電圧印加方向が反転
する際に検出ペン2を液晶パネル1の表面に近づけてい
ると、検出ペン2の先端電極と液晶パネルの電極との距
離に依存するスパイク状の電圧skが誘起される。この
スパイク状の誘導電圧skを利用して検出ペン2が液晶
パネル1に接近しているか否かを判定する。まず、検出
ペン1の先端電極に誘導されたスパイク状の誘導電圧s
kを、ゲート信号生成回路5にて生成された第1及び第
2ゲート信号g1、g2と第1及び第2アナログゲート
回路6、7によりそれぞれサンプリングを行う。次に、
サンプリングされた信号を、第1処理回路8、第2処理
回路9においてスパイク状の誘導電圧skを全波整流回
路8a、9aで全波整流し、その結果を積分回路8b、
9bにより直流電圧dv1,dv2に変換する。この直
流電圧を比較回路10で比較することにより、ゲート信
号g1によりサンプリングされた信号の電圧dv1の方
が高い場合に検出モード信号pmが“H”となり、検出
ペン2が液晶パネル1に十分に接近していることが判定
できる。
【0035】また、検出ペン2の先端電極が液晶パネル
1より離れており、ノイズns(高周波誘導電圧のノイ
ズ)が誘導されている場合は、第2ゲート信号g2によ
ってサンプリングされた信号の電圧dv2の方が高くな
り、検出モード信号pmは“H”にならないで“L”に
なる。従って、検出モード信号pmが“H”の場合に
は、引き続き検出ペン2から座標信号を検出することを
有効と見なし、非検出モード信号が“L”の場合には座
標信号を検出することを停止することにより、正しい座
標のみを検出することができる。
【0036】図4はデューティ比の手動設定処理を示す
フローチャートである。図4は、検出ペン2を表示画面
上の指定ポイント、例えば画面中央をポイント入力した
状態で検出モード信号pmが“H”となる第1,第2ゲ
ートのデューティ比の設定値をキーボード14などから
直接数値入力する方法を示す。 ステップS401:検出ペン2を液晶パネルの表示画面
上の指定ポイント、例えば、画面中央にポイント入力す
る。 ステップS402:設定キー14aから第1、第2ゲー
ト信号のデューティ比を数値データで入力する。 ステップS403:検出モード信号pmが“H”になる
か否かチェックする。ペン入力信号が“H”となるまで
デューティ比の設定を変更していく。 ステップS404:検出モード信号pmが“H”になれ
ば、デューティ比が設定を完了し、その数値データが記
憶回路13に自動的に記憶される。
【0037】図5はデューティ比の自動設定処理を示す
フローチャートである。図5は、検出ペン2を表示画面
上の指定ポイント、例えば画面中央をポイント入力した
状態で検出モード信号pmが“H”となる第1,第2ゲ
ートのデューティ比の設定値を自動検索し、記憶する方
法である。 ステップS501:検出ペン2を液晶パネルの表示画面
上の指定ポイントにポイント入力し、自動設定機能キー
14bを入力する。 ステップS502:第1ゲート信号g1のサンプリング
時間(tg1)を最小に設定する。 ステップS503:検出モード信号pmが“H”になる
か否かチェックする。 ステップS504:第1ゲート信号g1のサンプリング
時間を大きくしていき、検出モード信号pmが“H”に
なるまでデューティ比を変更する。 ステップS505:検出モード信号が“H”になれば、
第1ゲート信号g1のサンプリング時間を固定し、デュ
ーティ比(tg1:tg2)を決定する。その数値データを記憶
回路13に記憶し自動設定が完了する。
【0038】従って、デューティ比制御回路12は設定
されたデューティ比に基づきゲート信号生成回路5を制
御することにより、第1及び第2アナログゲート回路
6、7に供給するゲート信号g1、g2のサンプリング
時間を調整し、第1処理回路8、第2処理回路9から出
力される直流電圧dv1、dv2のレベルをコントロー
ルできる。部品精度にバラツキのある個々の製品に対し
ても、検出ペン2の先端が液晶パネル1に接近している
ときと接近していないときとを正確に判定し、安定した
検出モード信号を得ることが可能になる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述した構成よりなるから、
次の効果を奏し得るのである。 (1)液晶に印加する電圧の印加方向を周期的に反転さ
せる反転信号を供給することにより液晶を駆動する電圧
が一斉に変化し、検出ペンを液晶パネルの表面に近づけ
ていると、検出ペンの先端電極と液晶パネルの電極との
距離に依存するスパイク状の誘導電圧が誘起される。検
出ペンの先端電極に誘起される誘導電圧を、第1ゲート
信号によりサンプリングする時間と、第2ゲート信号に
よりサンプリングする時間のデューティ比を変更制御で
きるので、部品精度にバラツキのある個々の製品に対し
ても、検出ペンの先端が液晶パネルに接近しているとき
と接近していないときとを正確に判定し、安定した検出
モード/非検出モード信号の検出が可能になる。 (2)外部に設けられた設定キーから第1、第2ゲート
信号のデューティ比を数値データで設定変更するように
すれば、個々の製品に適した検出モード/非検出モード
信号が安定して検出できる。 (3)自動設定機能キーを設けることにより、自動設定
機能を指示し検出ペンを液晶パネルの表示画面の所定領
域に近接するだけで、自動的に検出モード信号を検出し
て精度の高いデューティ比が設定される。 (4)外部に設けられた設定キーから設定されたデュー
ティ比を記憶するようにすれば、よりデューティ比の設
定変更が容易に行える。 (5)液晶に印加する電圧の印加方向の反転に起因する
誘導電圧を第1ゲート信号でサンプリングし、ノイズに
起因する誘導電圧を第2ゲート信号でサンプリングする
構成により、検出ペンの先端が液晶パネルの表示画面に
近接しているか否かを正しく判定できる。 (6)デューティ比の数値データとクロック信号の数と
を対応させて制御する構成により、精度の高いデューテ
ィ比が設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のペン入力装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2における回路構成の各信号波形とそのタイ
ミングを示すタイムチャートである。
【図4】デューティ比の手動設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】デューティ比の自動設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】従来のペン入力装置の回路構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図7】従来の回路構成の一例を示す回路図である。
【図8】図6における回路構成の各信号波形とそのタイ
ミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 検出ペン 3 前置増幅器 4 反転信号生成回路 5 ゲート信号生成回路 6 第1アナログゲート回路 7 第2アナログゲート回路 8 第1処理回路 8a 全波整流回路 8b 積分回路 9 第2処理回路 9a 全波整流回路 9b 積分回路 10 記憶回路 11 設定回路 12 デューティ比制御回路 13 記憶回路 14 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 - 3/037 G06F 3/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶とその液晶を駆動するための電極か
    らなる液晶パネルと、 前記液晶パネルの電極と静電的に結合し液晶を駆動する
    信号の立ち上がり/立ち下がり時に誘起する誘導電圧を
    検出する先端電極を有するペンと、 前記液晶パネルの液晶を駆動するとともに液晶に印加す
    る電圧の印加方向を反転する反転信号を生成する反転信
    号生成手段と、 前記反転信号の立ち上がり/立ち下がりに同期した第1
    ゲート信号とその第1ゲート信号の時間以外からなる第
    2ゲート信号を生成するゲート信号生成手段と、 前記反転信号の立ち上がり/立ち下がりの変化時に前記
    検出ペンの先端電極に誘起される誘導電圧を第1ゲート
    信号によりサンプリングして直流電圧に変換する第1サ
    ンプリング処理手段と、 第1サンプリング処理手段のサンプリング後に誘起した
    誘導電圧を第2ゲート信号によりサンプリングして直流
    電圧に変換する第2サンプリング処理手段と、 前記第1サンプリング処理手段により変換された直流電
    圧のレベルと前記第2サンプリング処理手段により変換
    された直流電圧のレベルとの比較に基づいて前記検出ペ
    ンの先端が前記液晶パネルの表示画面に近接したか否か
    を判定してその判定結果を検出モード/非検出モード信
    号として出力する判定手段と、 前記ゲート信号生成手段が生成する第1ゲート信号と第
    2ゲート信号とのデューティ比を制御するデューティ比
    制御手段とを備え、 前記デューティ比制御手段は、第1ゲート信号と第2ゲ
    ート信号とのデューティ比を制御することにより第1及
    び第2サンプリング処理手段に供給するゲート信号のサ
    ンプリング時間を制御し、第1サンプリング処理手段で
    変換された直流電圧のレベルと第2サンプリング処理手
    段で変換された直流電圧のレベルを調整して判定手段が
    検出モード/非検出モード信号を安定して判定するよう
    構成したことを特徴とするペン入力装置。
  2. 【請求項2】 デューティ比制御手段には前記デューテ
    ィ比を数値データで設定するデューティ比設定手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載のペン入力装置。
  3. 【請求項3】 前記デューティ比の自動設定機能を指示
    する自動設定機能キーをさらに備え、前記自動設定機能
    キーにより自動設定機能が指示され前記検出ペンが前記
    液晶パネルの表示画面の所定領域に近接した際に、前記
    デューティ比制御手段は、前記ゲート信号のデューティ
    比を所定の数値データから順次変更するよう前記ゲート
    信号生成手段を制御するとともに判定手段が検出モード
    信号を出力した際のゲート信号のデューティ比を検出し
    そのデューティ比の数値データを初期設定として前記ゲ
    ート信号を制御することを特徴とする請求項1または2
    記載のペン入力装置。
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