JP3154649U - ガス吸引補助具 - Google Patents

ガス吸引補助具 Download PDF

Info

Publication number
JP3154649U
JP3154649U JP2009005550U JP2009005550U JP3154649U JP 3154649 U JP3154649 U JP 3154649U JP 2009005550 U JP2009005550 U JP 2009005550U JP 2009005550 U JP2009005550 U JP 2009005550U JP 3154649 U JP3154649 U JP 3154649U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helmet
gas
gas suction
opening
suction assisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009005550U
Other languages
English (en)
Inventor
英明 土屋
英明 土屋
隆三 鳥居
隆三 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiga University of Medical Science NUC
Original Assignee
Shiga University of Medical Science NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiga University of Medical Science NUC filed Critical Shiga University of Medical Science NUC
Priority to JP2009005550U priority Critical patent/JP3154649U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154649U publication Critical patent/JP3154649U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

【課題】ガスの漏れを防止しつつ、施術対象にガスを吸引させることのできるガス吸引補助具を提供する。【解決手段】空気遮断性を有する素材により形成され、施術対象の頭部全体を覆う中空状のヘルメット部11と、空気遮断性および柔軟性を有する素材により形成され、施術対象の頭部が挿通可能な内径を有する円筒状のスリーブ部12とを備え、ヘルメット部11は、ヘルメット部内へガスを流入するための給気口111と、ヘルメット部内の気体を排出するための排気口112と、施術対象の頭部をヘルメット部内へ挿入させるために開口された挿入口110とを備え、スリーブ部は、一方開口端部と挿入口とが連結するようにしてヘルメット部に連結し、スリーブ部の他方開口端部には、当該他方開口部の内周面と施術対象の首部とを密着させるための密着手段を設けてガス吸引補助具を構成する。【選択図】図2

Description

本考案はガス吸引補助具に関し、より特定的には、ガスを施術対象に吸引させるためのガス吸引補助具に関する。
マウスや猿等の動物を施術対象として手術を行う際は、安全且つ正確に手術を実施するために、施術対象を鎮静状態に維持することが望ましい。そして、施術対象を鎮静状態に維持する手法として、施術中において施術対象に麻酔ガスを継続的に吸引させる手法がしばしば用いられる。施術対象にこのような麻酔を施す場合、一般的に、麻酔ガスを発生させる麻酔ガス発生装置、および当該ガスを施術対象の鼻や口に誘導し、吸引させる麻酔マスクなどが用いられる。
上記のような麻酔マスクの一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される動物用麻酔ガス吸入マウスは、円錐状に開口する円錐状開口部を施術対象の口に押し当てることにより、当該円錐状開口部の頂部より供給される麻酔ガスを施術対象に吸入させるものである。
特開2001−333982号公報
上記の通り、特許文献1等に開示される従来の麻酔マスクでは、施術中において、例えば、ゴムバンドなどにより当該麻酔マスクを施術対象の口に押し当て続ける必要がある。そのため、施術中に施術対象の口と麻酔マスクとの間にすき間が生じたり、施術対象の口から麻酔マスクが外れたりし易く、麻酔ガスが漏れてしまう可能性があった。そして、施術中に麻酔ガスが漏れてしまうと、施術者が当該麻酔ガスを吸引してしまい、正常な施術が困難となる可能性があった。
本考案は上記の課題を鑑みて成されたものであり、ガスの漏れを防止しつつ、施術対象にガスを吸引させることのできるガス吸引補助具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の考案は、所定のガスを施術対象に吸引させるためのガス吸引補助具であって、空気遮断性を有する素材により形成され、施術対象の頭部全体を覆う中空状のヘルメット部と、空気遮断性および柔軟性を有する素材により形成され、施術対象の頭部が挿通可能な内径を有する円筒状のスリーブ部とを備え、ヘルメット部は、ヘルメット部内へガスを流入するための給気口と、ヘルメット部内の気体を排出するための排気口と、施術対象の頭部をヘルメット部内へ挿入させるために開口された挿入口とを備え、スリーブ部は、一方開口端部と挿入口とが連結するようにしてヘルメット部に連結し、スリーブ部の他方開口端部には、当該他方開口部の内周面と施術対象の首部とを密着させるための密着手段が設けられる、ガス吸引補助具である。
第2の考案は、第1の考案において、ヘルメット部は、透明に形成されることを特徴とする。
第3の考案は、第1の考案において、ヘルメット部は、硬質性を有するよう形成されることを特徴とする。
第4の考案は、第3の考案において、ポリスチレン素材で形成されることを特徴とする。
第5の考案は、第1の考案において、略半球形状に形成されることを特徴とする。
第6の考案は、第4の考案において、略半卵型形状に形成されることを特徴とする。
第7の考案は、第1の考案において、密着手段は、他方開口端部の開口縁に沿って環状を成すよう形成されたパイピング部と、パイピング部の内部に挿通された紐部とを備え、密着手段は、使用者が紐部を引き絞ることにより他方開口部を巾着状に絞り閉じて、当該他方開口部の内周面と施術対象の首部とを密着させることを特徴とする。
第8の考案は、第7の考案において、紐部は弾性素材により形成されることを特徴とする。
第9の考案は、第1および第6の考案の何れか1つにおいて、ヘルメット部およびスリーブ部は、各々個別に形成され、スリーブ部は、一方開口端部の開口縁に沿って環状を成すよう形成されたパイピング部と、パイピング部の内部に挿通された紐部とを備え、ヘルメット部は、紐部をパイピング部越しに係止する係止部を挿入口の開口縁に沿ってさらに備え、スリーブ部は、一方開口端部が挿入口と連結するようにしてヘルメット部に連結されることを特徴とする。
第10の考案は、第1の考案において、ヘルメット部およびスリーブ部は、一方開口端部と挿入口とが連結するようにして、予め一体的に形成されることを特徴とする。
第11の考案は、第1の考案において、ガスは、麻酔ガスであることを特徴とする。
第1の考案によれば、ガスの漏れを防止しつつ、施術対象にガスを吸引させることができる。具体的には、施術対象の頭部全体がヘルメット部により覆われており、当該ヘルメット部が施術対象の頭部から外れ難いため、ガスが漏れにくい。また、スリーブ部が柔軟性素材により形成され、スリーブ部の開口部は施術対象の首の形状に合わせて密着するため、ヘルメット部等の位置が多少変化しても開口部からガスが漏れ難い。
第2の考案によれば、施術者はヘルメット部内を視認することができ、施術対象の状態を容易に確認することができる。
第3の考案によれば、施術中にヘルメット部が破損し難い。また、ヘルメット部が変形し難いため、ヘルメット部を施術対象に被せる作業が容易となる。
第4の考案によれば、ヘルメット部を汎用的な素材で、安価且つ容易に成型することができる。
第5の考案によれば、ヘルメット部が施術者の衣服や器具等に引っ掛かり難い形状であるため、ヘルメット部が施術対象から外れ難い。
第6の考案によれば、多様な動物の頭部形状を覆うことができる。
第7の考案によれば、使用者は簡単な操作でスリーブ部の開口部を閉じ、開口部の内周面と前記施術対象の首部とを密着させることができる。
第8の考案によれば、紐部の弾性力によりスリーブ部の開口部の内周面が前記施術対象の首部に緊締されるため、開口部の内周面と前記施術対象の首部との密着状態を維持し易く、より一層、ガスの漏れを防止し易くなる。
第9の考案によれば、スリーブ部とヘルメット部を簡単な作業で連結させることが可能である。また、スリーブ部の両端開口部を互いに同じ構成とすることができるため、どちらの開口部から施術対象の頭部を挿入しても、一方開口部をヘルメット部と連結し、且つ、他方開口部を施術対象の首部に密着させて、ガス吸引補助具を施術対象に適切に装着させることができる。また、スリーブ部の両端開口部を互いに同じ構成であるため、スリーブ部の製造が容易となり、製造コストを抑制することができる。また、スリーブ部とヘルメット部が分離可能であるため、使用後の洗浄が容易となり、清潔に繰り返し使用することができる。
第10の考案によれば、施術者は、ガス吸引補助具を施術対象に装着させる際に、ヘルメット部およびスリーブ部を連結させる作業を行う必要がなく、素早く施術を開始することができる。
第11の考案によれば、容易に施術対象を鎮静状態に維持することができる。
本考案の実施形態に係るガス吸引補助具1の側面図 本考案の実施形態に係るガス吸引補助具1の分解側面図 本考案の実施形態に係るヘルメット部11を図2のα方向から見た正面図 本考案の実施形態に係るヘルメット部11を図2のβ方向から見た平面図 本考案の実施形態に係るスリーブ部12の斜視図 本考案の実施形態に係るガス吸引補助具1の使用例を示す図
以下、本考案の実施形態に係るガス吸引補助具1について説明する。図1は、ガス吸引補助具1の側面図である。図1に示すように、ガス吸引補助具1は、大別してヘルメット部11およびスリーブ部12によって構成される。ガス吸引補助具1をヘルメット部11およびスリーブ部12に分解した様子を、図2に示す。なお、図2は、ガス吸引補助具1の分解側面図である。
先ず、ヘルメット部11について説明する。ヘルメット部11は、施術対象の頭部全体を覆う中空状の部材である。図2、図3、および図4に示すように、ヘルメット部11は、一部を開口した略半卵型形状を成す部材である。なお、図3は、ヘルメット部11を図2のα方向から見た正面図である。また、図4は、ヘルメット部11を図2のβ方向から見た平面図である。多くの動物の頭部が略半卵型形状であることから、ヘルメット部11を略半卵型形状とすることにより、多様な動物の頭部形状をヘルメット部11によって覆うことができる。
ヘルメット部11は、透明に形成される。ヘルメット部11を透明に形成することにより、施術者はヘルメット部11の内部を視認することができ、施術中において施術対象の状態を容易に確認することができる。例えば、ヘルメット部11は、着色していないポリスチレン樹脂などの素材により形成すると良い。なお、上記に示したヘルメット部11の素材は一例であり、透明性、および硬質性を有する素材であれば、従来周知の任意の素材を用いても構わない。
また、ヘルメット部11は、硬質性を有する素材により形成される。ヘルメット部11を硬質性素材で形成することにより、施術中にヘルメット部11が破損し難い。また、ヘルメット部11が変形し難いため、ガス吸引補助具1を施術対象に装着する際に、ヘルメット部11を施術対象の頭部に被せる作業が容易となる。また、ヘルメット部11が硬質性を有する場合、形状が略半卵型形状に維持され、ヘルメット部が施術者の衣服や器具等に引っ掛かり難く、ヘルメット部11が施術対象から外れることを防止する効果を得ることができる。
また、ヘルメット部11は、挿入口110、給気口111、排気口112、および係止部113を備える。
挿入口110は、施術対象の頭部を挿入するために形成された前述の開口部である。挿入口110の大きさおよび形状は、施術対象の頭部の大きさおよび形状に応じて設計することが好ましい。
給気口111は、ヘルメット部11の内部へ麻酔ガス等の所定のガスを流入するためにヘルメット部11の内面から外面へ貫通して形成された孔である。給気口111は、例えば、ヘルメット部11の長軸線が通る位置に形成される。給気口111は、所定のガスを送出する給気管(図示せず)と接続され、ヘルメット部11の内部へ当該ガスを導入する。給気口111から導入するガスとしては、例えば、所定濃度に調整した気化イソフルランなどの任意のガスを用いて良い。なお、上記のような給気管との接続を容易とするため、給気口111は、ヘルメット部11の外側方向へ略円筒状に突出した筒状部の貫通孔として形成することが好ましい。以下では、ヘルメット部11の内部へ麻酔ガスが導入される例について説明する。
排気口112は、ヘルメット部11内の気体を排出するためにヘルメット部11の内面から外面へ貫通して形成された孔である。排気口112は、例えば、ヘルメット部11の短軸線が通る位置に形成される。排気口112は、気体を吸引する排気管(図示せず)と接続され、ヘルメット部11の内部の気体を排気する。このように、ヘルメット部11の内部の気体を適宜排気することにより、ヘルメット部11内に過剰な圧がかかることがないため、ガス吸引補助具1からの麻酔ガスの漏れを防ぐことができる。なお、上記のような排気管との接続を容易とするため、排気口112は、ヘルメット部11の外側方向へ略円筒状に突出した筒状部の貫通孔として形成することが好ましい。
係止部113は、挿入口110の開口縁に沿って形成された凸条の部位である。詳細は後述するが、係止部113は、ヘルメット部11とスリーブ部12とを連結する際に用いられる。
次いで、スリーブ部12について説明する。図2および図5に示すように、スリーブ部12は、施術対象の頭部が挿通可能な内径を有する円筒状の部材である。なお、図5はスリーブ部12の斜視図である。スリーブ部12は、例えば、ビニールやナイロンなどの素材で、柔軟性を有するよう形成される。
以下では、ヘルメット部11の挿入口110と連結されるスリーブ部12の一方開口端部を開口部120Aとする。また、施術対象の首部に密着するよう閉塞される他方開口端部を開口部120Bとする。スリーブ部12は、パイピング部121A、パイピング部121B、紐122A、および紐122Bを備える。
パイピング部121Aおよびパイピング部121Bは、各々、開口部120Aおよび開口部120Bの開口縁に沿って環状を成すよう形成される。パイピング部121Aおよびパイピング部121Bは、外周面側の何処かにおいて部分的に開口し、パイピング部121Aおよびパイピング部121Bの内部を貫通するように紐122Aおよび紐122Bが各々挿入される。
紐122Aおよび紐122Bは、各々、柔軟性を有する紐状の部材である。紐122Aおよび紐122Bは、柔軟性を有していれば、任意の素材で形成されて良い。例えば、ポリエステル糸等を編み込んで成る組み紐を紐122Aおよび紐122Bとして用いて良い。なお、紐122Aおよび紐122Bは、各々、パイピング部121Aおよびパイピング部121Bの開口部から所定の長さだけ余り出る長さとする。また、紐122Aおよび紐122Bは、各々、輪状に形成されていても良い。
上記のような構成から、施術者は、紐122Aを引き絞ることによって開口部120Aを、紐122Bを引き絞ることによって開口部120Bを、各々、簡単な操作で閉塞可能である。
施術者は、紐122Aをパイピング部121A越しにヘルメット部11の係止部113に回しかけ、紐122Aを引き絞ることによって、開口部120Aと挿入口110が連結するようにしてヘルメット部11とスリーブ部12とを連結することができる(図1参照)。このように、スリーブ部とヘルメット部とは、使用時においてのみ連結可能であり、すなわち使用後は分離可能である。故に、ガス吸引補助具1は、使用後において洗浄が容易であり、清潔に繰り返し使用することができる。
次いで、ガス吸引補助具1を施術対象に装着させる方法について説明する。先ず、施術者は、スリーブ部12に施術対象の頭部を通し、スリーブ部12を施術対象の首部近傍に配置する。この際、スリーブ部12の両端開口部が同じ構成であるため、開口部120Aおよび開口部120Bのどちらから施術対象の頭部を挿入しても、一方開口部をヘルメット部11と連結し、且つ、他方開口部を施術対象の首部に密着させて、ガス吸引補助具を施術対象に適切に装着させることができる。次いで、施術者は、ヘルメット部11を施術対象の頭部に覆い被せ、前述の通りに紐122Aを引き絞ってヘルメット部11とスリーブ部12とを連結する。そして、施術者は、紐122Bを引き絞り、施術対象の首部と開口部120Bとが密着するように開口部120Bを閉塞する。この際、使用者は簡単な操作で開口部120Bを閉じ、開口部120Bの内周面と前記施術対象の首部とを密着させることができる。なお、引き絞った紐122Aおよび紐122Bは、各々、ヘルメット部11および施術対象の首部との密着状態が緩まないように結び止めておくことが好ましい。
上記の操作によって、施術者は、図6のように施術対象にガス吸引補助具1を装着させることができる。図6は、ガス吸引補助具1の使用例を示す図である。上記のようにして施術対象に装着されたガス吸引補助具1の内部は密閉状態となり、給気口111から導入される麻酔ガスが外部に漏れることがない。
なお、施術者は、予めヘルメット部11とスリーブ部12とを連結させておいて、施術対象の頭部を、スリーブ部12を通してヘルメット部11へ挿入しても構わない。
以上より、本考案に係るガス吸引補助具1によれば、麻酔ガスの漏れを防止しつつ、施術対象にガスを吸引させることができる。したがって、施術者が漏れたガスを吸引する可能性を抑制し、安全な施術が可能となる。
なお、上記実施形態では、ヘルメット部11が略半卵型形状を成す例について説明したが、施術対象の頭部を覆うことが可能であれば、ヘルメット部11の形状は上記に限らず、任意の形状に形成しても構わない。例えば、ヘルメット部11が略半球形状を成していれば、ヘルメット部が施術者の衣服や器具等に引っ掛かり難く、上記のように略卵型形状で形成された場合と同様にヘルメット部が施術対象から外れ難いという効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、ヘルメット部11が透明に形成される例について説明したが、上記に限らず、ヘルメット部11は、着色成型されても構わない。
また、上記実施形態では、ヘルメット部11が硬質性素材で形成される例について説明したが、ヘルメット部11は、軟質性素材で形成されても構わない。
また、上記実施形態に示した給気口111、および排気口112の形成位置は一例に過ぎず、給気口111、および排気口112をヘルメット部11の任意の位置に形成しても構わない。また、ヘルメット部11に形成する給気口111、および排気口112の数は各々1つに限る必要はなく、複数の給気口111、および排気口112をヘルメット部11に形成しても構わない。
また、上記実施形態では、紐122Bとして組み紐を用いる例を示したが、紐122Bを弾性素材により形成しても構わない。具体的には、紐122Bとしてゴム紐を用いても構わない。このように、紐122Bを弾性素材により形成した場合、紐の弾性力により開口部120Bの内周面が施術対象の首部に緊締されるため、開口部120Bの内周面と施術対象の首部との密着状態を維持し易く、より一層、ガスの漏れを防止し易くなる。なお、紐122Bとして用いるゴム紐は、環状の輪ゴムであっても良い。
また、上記実施形態では、紐122Bおよびパイピング部121Bによって開口部120Bを施術対象の首部に密着させる例について説明したが、開口部120Bを施術対象の首部に密着可能であれば、他の構成を用いても構わない。例えば、紐122Bおよびパイピング部121Bの代わりに、面ファスナーを開口部120B近傍に備える構成としても構わない。このような構成とする場合、施術者は、施術対象の首部をスリーブ部12内部に通し、開口部120Bが施術対象の首部に密着するようスリーブ部12を施術対象の首部に巻き付けた上で、開口部120Bの外周を面ファスナーにより固定する。
また、上記実施形態では、ヘルメット部11およびスリーブ部12を分離可能に構成する例について説明したが、ヘルメット部11およびスリーブ部12は一体的に形成しても構わない。このような構成とした場合、施術者は、ガス吸引補助具を施術対象に装着させる際に、ヘルメット部およびスリーブ部を連結させる作業を行う必要がなく、素早く施術を開始することができる。
本考案に係るガス吸引補助具は、施術対象にガスを吸引させることのできるガス吸引補助具などとして有用である。
1 ガス吸引補助具
11 ヘルメット部
12 スリーブ部
110 挿入口
111 給気口
112 排気口
113 係止部
120 開口部
121 パイピング部
122 紐

Claims (11)

  1. 所定のガスを施術対象に吸引させるためのガス吸引補助具であって、
    空気遮断性を有する素材により形成され、前記施術対象の頭部全体を覆う中空状のヘルメット部と、
    空気遮断性および柔軟性を有する素材により形成され、前記施術対象の頭部が挿通可能な内径を有する円筒状のスリーブ部とを備え、
    前記ヘルメット部は、
    前記ヘルメット部内へ前記ガスを流入するための給気口と、
    前記ヘルメット部内の気体を排出するための排気口と、
    前記施術対象の頭部を前記ヘルメット部内へ挿入させるために開口された挿入口とを備え、
    前記スリーブ部は、一方開口端部と前記挿入口とが連結するようにして前記ヘルメット部に連結し、
    前記スリーブ部の他方開口端部には、当該他方開口部の内周面と前記施術対象の首部とを密着させるための密着手段が設けられる、ガス吸引補助具。
  2. 前記ヘルメット部は、透明に形成される、請求項1に記載のガス吸引補助具。
  3. 前記ヘルメット部は、硬質性を有するよう形成される、請求項1に記載のガス吸引補助具。
  4. 前記ヘルメット部は、ポリスチレン素材で形成される、請求項3に記載のガス吸引補助具。
  5. 前記ヘルメット部は、略半球形状に形成される、請求項1に記載のガス吸引補助具。
  6. 前記ヘルメット部は、略半卵型形状に形成される、請求項4に記載のガス吸引補助具。
  7. 前記密着手段は、
    前記他方開口端部の開口縁に沿って環状を成すよう形成されたパイピング部と、
    前記パイピング部の内部に挿通された紐部とを備え、
    前記密着手段は、使用者が前記紐部を引き絞ることにより前記他方開口部を巾着状に絞り閉じて、当該他方開口部の内周面と前記施術対象の首部とを密着させる、請求項1に記載のガス吸引補助具。
  8. 前記紐部は弾性素材により形成される、請求項7に記載のガス吸引補助具。
  9. 前記ヘルメット部および前記スリーブ部は、各々個別に形成され、
    前記スリーブ部は、
    前記一方開口端部の開口縁に沿って環状を成すよう形成されたパイピング部と、
    前記パイピング部の内部に挿通された紐部とを備え、
    前記ヘルメット部は、前記紐部を前記パイピング部越しに係止する係止部を前記挿入口の開口縁に沿ってさらに備え、
    前記スリーブ部は、前記一方開口端部が前記挿入口と連結するようにして前記ヘルメット部に連結される、請求項1および6の何れか1つに記載のガス吸引補助具。
  10. 前記ヘルメット部および前記スリーブ部は、前記一方開口端部と前記挿入口とが連結するようにして、予め一体的に形成される、請求項1に記載のガス吸引補助具。
  11. 前記ガスは、麻酔ガスである、請求項1に記載のガス吸引補助具。
JP2009005550U 2009-08-05 2009-08-05 ガス吸引補助具 Expired - Lifetime JP3154649U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005550U JP3154649U (ja) 2009-08-05 2009-08-05 ガス吸引補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009005550U JP3154649U (ja) 2009-08-05 2009-08-05 ガス吸引補助具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3154649U true JP3154649U (ja) 2009-10-22

Family

ID=54858769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009005550U Expired - Lifetime JP3154649U (ja) 2009-08-05 2009-08-05 ガス吸引補助具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154649U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2686050C2 (ru) * 2013-06-13 2019-04-23 Те Борд Оф Трастиз Оф Ти Юниверсити Оф Иллинойс Шлем для анестезии
JP2020078468A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 有限会社湘南化成 動物用ガスマスク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2686050C2 (ru) * 2013-06-13 2019-04-23 Те Борд Оф Трастиз Оф Ти Юниверсити Оф Иллинойс Шлем для анестезии
JP2020078468A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 有限会社湘南化成 動物用ガスマスク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205323044U (zh) 气味抑制面罩
KR101840108B1 (ko) 미세먼지제거용 마스크
KR102204635B1 (ko) 다수의 튜브 캐비티 후두 마스크
GB2465455A (en) Connector for respiratory gas tubing
JP2011019922A (ja) マスクおよびそのための通気アセンブリ
US8534285B2 (en) Respiratory mask
KR101695780B1 (ko) 치과용 석션팁의 커버 및 이를 포함하는 석션팁
JP3154649U (ja) ガス吸引補助具
US20140069423A1 (en) Tracheal tube for secretion removal
ATE509671T1 (de) Atemmaske, insbesondere für sportausübung
KR200474520Y1 (ko) 내시경용 페이셜 마스크
JP6080079B2 (ja) 気管切開チューブ
CN210542787U (zh) 一种可快速拆装呼吸接入管的面罩
WO2020020282A1 (zh) 医疗器械的保护套及其安装方法与喉罩及其组装方法
KR200442422Y1 (ko) 홀딩부재 및 패딩부재를 갖는 기관 삽관용 튜브 고정구
KR101931417B1 (ko) 휴대용 산소 캔
WO2011127660A1 (zh) 內窥镜面罩
KR20110103573A (ko) 치과용 핸드피스 감염방지구
CN215025459U (zh) 保护性呼吸过滤器
CN215386302U (zh) 一种防止唾沫飞溅的吸痰面罩
CN204395163U (zh) 一种带有容痰腔的人工鼻
JP3183049U (ja) 鼻孔通気器具
CN210963465U (zh) 一种有气管镜通道的麻醉机和呼吸机用呼吸管路
CN209270564U (zh) 一种用于呼吸机接口的防菌结构
US20050109342A1 (en) Mask with elastic headband

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3154649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150930

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term